301 十一月うさぎのないしょ話
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ー緑川書店ー
お疲れ様でした。
[蕪のポタージュのカップの底を見たあの日から今日でさて数えて何日か。
流石におかわりはできなかったけれど、バランスブロックに頼り切りだった胃に久しぶりに入ってきた食品にありがたみを感じると共に、緑茶と紅茶の合いの子のようなアイスセイロンを不思議な気持ちで飲み終えた学生はカウンターの中の住人たちに向けて一度、それから会計を済ませる時にもう1度頭を下げて店をでた。 半ば夢見心地だったのか、預けた上着を忘れて外に出てしまい、真っ赤な顔で上着をとりに戻る羽目になった未成年を扉の兎たちはあの日どんな顔して見送ってくれたことか。
気温はますます下がるばかり。 クローズを終えて店の外に出れば驚くほど寒くなった。 少し前々では秋物で頑張っていたがもうこれではコートを引っ張り出すしかない]
(160) 2019/11/26(Tue) 23時頃
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(あったかいものが飲みたい)
[じんわりと痺れる指先をポケットの中で持て余しながら慣れた道を歩く。 あまり遅くに帰ると親に怒られるのをついこの間初体験したばかりなので、遅くなると言わなかった今日はさすがに兎の店を覗きにはいけない。 スープの滋養のあたたかさと共に思い出す、柔らかな明かりと店の空気に一度しか行ったことがないのに郷愁なんて感じてしまって]
(161) 2019/11/26(Tue) 23時頃
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…。 へんなの。
[呟くと、息が白く濁った。 今度行くときには、もう少ししっかりしたものを食べられるだろうか。 あの日、カウンターの大人たちは随分と楽しそうだった。 突然あんなふうに開眼とはならなくても、少しずつバランスブロックとの距離をおけるようになるだろうか。
そんなことを考えながら、三つ編みを揺らして足は駅へと向かっていく**]
(162) 2019/11/26(Tue) 23時頃
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