人狼議事


56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――

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視点:




[其の狼は、咆哮する―――…]



[ ――その身は一匹の『狼』 ]


[その両足は疾風になる四肢。
 草原を駆け抜け、鹿を追い詰める風の様に。

 その両腕は鋭利に光る犬歯。
 鹿を屠り、害敵の肉を噛み切る牙の様に]

[それが『狼』の戦い方。
 騎士達全てが一匹の『狼』として獲物を引き裂く、赤騎士団の猛威]


[……僕は『騎士』には成れない。
 何故なら、僕は『狼』だから。

 だから微かに心の底で感じる。
 『狼』の不思議な縁、或いは運命かも知れない。
 でも、まだ今は僕の心は覚悟を決めていない。
 決めれていない。

 『狼』が咆える時は、それでも直ぐ其処まで来ているのに**]


[風がどんな想いを運ぼうとも、
狼の名を背負い、剣を交えれば、
どくりと高鳴る心臓は抑えられない。

血が身体全体に行き渡り、
瞳の奥が熱くなるのを感じた。]


…―――ッ!

[振り翳す剣は、狼の牙。]


【人】 修道士 ムパムピス

―少し前 廊下―

[公女殿下に体調を問えば、曖昧な反応がある。>>4
 続く言葉に耳を傾けて思うのは、
 戦争を回避すべく外交努力をして来たのが、
 外ならぬ彼女だということ。
 無力感にうちひしがれる事もあるのかも知れないと、
 勝手に想像していた]

 そうですね……戦争は辛いことです。
 でも、あまりお気を落とさないで下さい。

 今は試練が訪れているかも知れませんが、
 道が閉ざされたわけではないのですから。
 思い悩む事があるのでしたら、――え?

[微かな呟きが聞こえた気がしたのだが、
 公女殿下は何事もなかったように微笑み、
 いくばくか労いの言葉を賜ると優雅な所作で去って行った]

(12) 2011/06/29(Wed) 17時半頃

【人】 修道士 ムパムピス


 ……聞き違いでしょうか?

[間違いでなければ、会いたい、という風に聞こえた。
 一礼して公女殿下の背中を見送ると、首をひねった]

(13) 2011/06/29(Wed) 17時半頃

 ……公女さまにお目通りしたのは初めてですけど、
 お美しい方でしたねぇ。
 ご公務にも真面目でいらっしゃるし、
 ヤニクさんが尊敬するのも分かる気がします。

[のほほんと胸中に述べた。
 こうして遠くから声が聞こえるのを知ったのは、
 いつの事だったか。

 面と向かって会った時と違って、
 こちらの姿が見えない分気が楽だ、と彼は言うので、
 成程そういうものかと思い、今では便利に使っていた]



[鳴り響く咆哮に呼応する様に、其の雌の狼があげた咆哮は
 
                何処か悲しみに満ちたような咆哮で。]
 



[其の狼は、何処にその悲しみに満ちた牙を向けて良いのかわからずに。
ただ、悲しみの声をあげる。**]
    


修道士 ムパムピスは、メモを貼った。

2011/06/29(Wed) 19時半頃


【人】 修道士 ムパムピス


 ……ああ、ヴェスパタイン副長。
 いえ、私は何も。

[ぼけっと突っ立っている所を見られて、>>18
 恥ずかしげに頬を掻いて苦笑した]

 先程まで、公女殿下のお話を少し伺っておりました。
 副長はどちらに?

(21) 2011/06/29(Wed) 19時半頃

【人】 修道士 ムパムピス

 そうでしたか。
 ……これからは補給線も肝要になるでしょうからね。

[副長直々に、ということは、恐らくは戦に備えての
 視察だったのだろう、と思った。>>22

 公女殿下の名前を出した途端、気難しげな面差しが、
 本当に難しい事になったようにも見えたが]

 ええ、構いませんよ。
 赤騎士団長の不在を気にかけておいでのご様子でしたね。
 次期団長に相応しい者は誰だと思うか、と聞かれました。

 ……戦が近い事にお心を痛めている風でもありましたね。
 それを押して前線の砦にいらしているのは、
 何かお考えがおありなのでしょうか。

[小さな呟きの事は、
 聞き違いかもと思って口にしなかった]

(23) 2011/06/29(Wed) 20時頃


[  其の狼の、全てを受け止めるため。]
 



俺たちに許されたのは、鳴くことだけだろ。
 


【人】 修道士 ムパムピス

[返答の後半、低い声に内心苦笑する。
 緑騎士団副長、という肩書きを持つ彼は、
 今回の公女殿下の視察で特に振り回された人物でもある]

 公国にとっての懸念……
 ああ、そういった向きもあったのかも知れませんね。

 どうも最近、空気がぴりぴりしているせいか、
 まさか団長不在で戦場に向かわれる事にならないかと、
 変に気掛かりになってしまって、私の方は。

(29) 2011/06/29(Wed) 21時頃

【人】 修道士 ムパムピス

 ……そう言えば、騎士団の中にも、先行きの不透明さに
 懸念を示す方がおいででした。

[先程のミッシェルが、珍しく取り乱したように
 問い掛ける様を思い出した。

 戦に出る事を不安に思うのは不自然な事ではない。
 しかし、普段は男勝りで謹厳な彼女がそうしていると、
 周囲への影響や、彼女自身が戦場で心を強く持てるか、
 ということが心配でもある]

 よろしければ、今後もなるべく皆さんのご様子を
 気に掛けて頂けますか?
 情けない事ですが、私ではどうにも力及ばず……

 副長に毅然とした態度を示して頂く方が、
 私に相談するより、安心する事もあるかも知れません。

(31) 2011/06/29(Wed) 21時頃

【人】 修道士 ムパムピス

 はい……

[団長不在での出撃が前代未聞なだけならいい。>>33
 問題は、優秀な指揮官が立っているかどうかが、
 士気に大きな影響を及ぼしてしまうだろう、ということ]

 私でお力になれる事でしたら、何なりと。
 皆で助け合って、事にあたりましょう。

[なるべくしっかりした態度を気掛けて、微笑に頷いた]

 ……日頃から人の上に立つ方としての姿勢を求められ、
 副長にも何かと気苦労があるかと思いますが、
 どうかよろしくお願いします。
 もし、私でよければお話を伺いますから。

(35) 2011/06/29(Wed) 21時半頃

【人】 修道士 ムパムピス

 私にとっては、団長や副長をはじめ騎士団の皆さんは、
 地位や職責によらず、支えるべき方々ですから。
 私に遠慮なさることはないですよ。

[逆に尋ねられて、目を瞬く。
 確かに、従軍神父は騎士団に付き従いながらも、
 非戦闘員と見なされ、独特な立場ではあった]

 気苦労という程のことはありません。
 私にできるのは、こうしてお話を伺ったり、
 心の助けになればと神様の教えを説くことくらいですから。
 それに、皆さんも親切にして下さいます。

[武術の心得などない自分。
 彼らを戦場に送り出すとなれば祈る事しかできない、
 無力さを感じることは、確かにあったのだけれど]

(40) 2011/06/29(Wed) 22時頃

【人】 修道士 ムパムピス

 意地、ですか……分かりました。
 もちろん、無理にお尋ねしたりはしません。

[矜持ということなのだろう。
 実直なヴェスパタインが言うのだから、
 余程深く心に根差しているものに思われた。

 それから、真顔で続けられた言葉に、
 しばしぽかんと耳を傾けていたが]

 ……そ、そうでしょうか。
 皆さんが、神様の教えを真摯に受け止めて下さる
 おかげなのでしょうけれど……

 そう仰って頂けると、私としても嬉しく思います。
 ありがとうございます、ヴェスパタイン副長。

[ぺこりと一礼して。
 他に用件がないか尋ねて、話が一段落するようなら、
 辞去して礼拝堂に戻ろうかと考えた]

(47) 2011/06/29(Wed) 23時頃

ムパムピスは、ヴェスパタインに「こちらこそ」と礼を返し、礼拝堂に戻った。

2011/06/29(Wed) 23時頃


【人】 修道士 ムパムピス

―礼拝堂―

[ステンドグラスと神像を順に見詰める。
 聖堂内は、簡素ながら手入れが行き届いていた。

 平時なら、ちらほらと人が訪れるのだが、今日は少ない。
 有事に備えて慌しく、礼拝どころではないのだろう]

 ……どうか、皆にご加護をお与え下さい。
 彼らが無事に帰り着きますように。

[ロザリオを手に祈っていた。

 俺の分まで頼む、と言われていた分も込めて、
 緑と赤、二つの騎士団の無事と武運を願う]

(66) 2011/06/30(Thu) 00時半頃

[食器を片付けていると、聞こえてきた声。]

 へぇ、お姫様に会ったのか。
 お元気そうだったか?

[先程直接会った時とは違って、嬉しそうなどこか羨ましそうな声で話し掛ける。

初めてこの声が聞こえた時、しかも相手がムパムピスだと知った時は驚いたが、姿――主に服装を見なくて会話出来るのは、逃げ出しそうになる衝動がない分、気が楽だった。
彼自身を嫌っているわけではない為、話しやすくたまにこうやって話すのは楽しいとも思っていた。]


 うーん……元気そう、とは言えない雰囲気でした。
 ここのような、前線近くの環境には、
 慣れてらっしゃらないと思いますし……
 ご公務も重なって、お疲れなのかも知れないですね。

[羨ましげなヤニクの声に、自分が見聞きしたことを伝える。
 赤騎士団長の後継について心配されていた事や、
 戦争が近いことに心を痛めていた様子など]

 ヤニクさんは、まだ公女さまにはお会いしていませんか。
 砦の中を視察していらしたようですから、
 いずれお会いする事もあるかと思いますよ。

[彼女が言っていた(ような気がした)
 会いたい、という言葉のことは、
 自分でもどう受け止めたらいいか分からず、心にしまう]



 あぁ、その通りだ―――…。

[目の前の同胞の囁きに、上手く働いていない頭のままに、本能で頷いた。]
 


【人】 修道士 ムパムピス

 ……いけませんね、どうも。
 祈りを捧げているのに心を乱すようでは。

[伝え聞く不穏な情勢と、砦に吹き込む風が不安を漂わせる。
 立ち上がると、箒を手に礼拝堂を出て、
 墓所の様子を見に行くことにした]

(71) 2011/06/30(Thu) 00時半頃

修道士 ムパムピスは、メモを貼った。

2011/06/30(Thu) 00時半頃



 そうなのか?
 まぁ、もうすぐ戦が始まるのだろうから、仕方がないが。

[まだ直接公女の姿を見ていないため、ムパムピスの言葉に少し眉を顰める。]

 視察されている、か。
 直接お会いしたいが、話すのは無理だろうな……。

[普通に話していた様子の彼に、ぼそりと呟いた。

彼が伝えずにいることは、こうして話していても聞こえるはずはなく。
ただ、直接公女を見かけたときに、逃げ出さないようにしなければ、と考えていた。]


【人】 修道士 ムパムピス

―墓地―

[体を動かせば気も紛れるかと思って、
 持って来た箒で簡単に墓所の掃除を始めた。
 命を落とした騎士達と、まだ新しい赤騎士団長の墓標。
 彼を敬愛して訪れる者により、いつもきれいにされていた。
 墓前に立ち、短い祈りを捧げる]

 ……今の騎士団の様子をご覧になったら、
 ご心配で、来世にもなかなかゆかれないでしょうね。
 後に残された者達の一人として、申し訳ないことです。

[今、長を失って不安定な赤狼の旗印を、
 故ファーレンハイトがみればどう思うのだろう。
 そんなことを考えて、眉を下げた]

 いえ、きっと大丈夫ですよね……
 騎士団には心技とも優秀な方が多くいらっしゃいますから。

(86) 2011/06/30(Thu) 01時頃

 そうですよね……もうすぐ、というか、
 今日明日にでも、という気がして胸騒ぎがするんです。
 いえ、ただ、何となく。
 公女さまも、できれば安全な所に行かれた方が
 いいように思うんです。……気にしすぎでしょうか。

[話すのは無理か、と聞いて首を傾げたが、
 声だけなので仕種は伝わるわけなかった。
 頭の中だけの会話なのに体まで動くのは癖らしい]

 公女さまは、騎士団の皆さんにも、
 気さくにお声を掛けておいでのようでしたよ。

[暗に、ヤニクも言葉を交わす機会があるのでは、と伝える]


【人】 修道士 ムパムピス

 フィリップ君。ああ、うん……そうだよ。

[馴染みの声に呼ばれて振り向く。>>93
 地に眠る者の名を認めて、墓標が見えるよう一歩あけた]

 お墓に来るのは珍しいですね。何かありましたか?

(96) 2011/06/30(Thu) 01時半頃

【人】 修道士 ムパムピス

 ……お倒れになった時には手遅れだったと聞きました。
 誰もが驚くほどの急逝でしたから、
 伝えられなかったのか、お心が決まってなかったのか。
 私にも分かりません……

[彼の死に際に、短い間だが立ち会った。
 その時には既に言葉を交わせる状態でなく――
 見上げられ、沈痛げにフィリップを見返した>>99

 そうですか……ベネットさんは気の優しい所がありますからね。

(103) 2011/06/30(Thu) 02時頃



―――… 俺に、ついて来てくれるか?

  



 雰囲気的にはいつ始まってもおかしくないだろうな。
 ……お姫様の身が危なくなるってのは怖いが、そうならないように――守りたい。

[近くにいれば士気も高まる。しかし、危険もより近くになる。
そうならない内に戦が終われば良いが、と願う。

が、続いた言葉にピクリと固まる。
言葉を交わす機会があるかもしれないと暗に言われ、動揺した。]

 いや、ほら、なんだ。
 お前ももし神様とかに話し掛けられたら緊張するだろ。
 そんな感じだ。

[神様と比較するなどおかしいかもしれないが、上手い例えが出来なかった。]


【人】 修道士 ムパムピス

 うーん、騎士団の制度はそこまで詳しくないので、
 私はだめとは思いませんけど……
 今は騎士団長、副長、両方とも空席なのでしたよね?

[二人の良い評判は聞き及んでいたから、
 両者が協力しあって赤を支えていくという想像は、
 難局を乗り越える良い方法に思えた。

 つんと引かれた裾に、少しだけ屈んで視線を合わす。>>107
 ――昔と比べると、彼も随分大きくなったものだ]

 ええ、もちろんいいですよ。一緒にお祈りしましょう。

[寂しげな笑顔を、両手で肩を叩いて励ました**]

(113) 2011/06/30(Thu) 02時頃

[咳払いをひとつ、 その後]


…聞こえるか、ベネット。

お前が団長をやらないってんなら、俺がやる。
けど、俺一人じゃ駄目なんだ。


お前の力が、必要なんだ。


[お互いの、足りない部分を補い合えば―――]


副団長に、なって欲しい。


修道士 ムパムピスは、メモを貼った。

2011/06/30(Thu) 02時半頃



[目の前に佇む同胞の声には、しばらくの沈黙を。
墓地で言葉を交わしたもう一人の同胞が、何と返事をするのだろうかと。

息を殺す様に、耳をたてた。]
 


 やはり、そうなのですね。
 こう言ってしまうと重荷を載せてしまうようで、
 心苦しいのですが……

 頼りにしています。

[戦う力がないことは、時々恨めしかった。
 今更剣を取っても本当の足手纏いだろう、自分は。
 代わりに、騎士達が志を果たし、守るべきものを守れるよう、
 せめて祈りたいと思いを新たにする。

 一転、急に動揺する心の声にきょとりとして]

 神様にですか? それは確かに、そうかも……
 厳粛といいますか、畏まってしまう感じなんですねぇ。

[公女殿下を前に、カチコチに緊張するヤニクの姿を
 ついつい思い浮かべて、微笑ましかった**]



 重荷だなんて考えたことはないからな。
 守りたいと思うものがあるから騎士団に入ったんだ。
 それにお前はお前で、俺たちの分まで祈ってくれるんだろう?

[精神的に彼を頼っている者もいるだろう。
祈りは力になる。
それは彼から聞いたか、それともトラウマを埋め込んでくれた老神父が言っていたかは覚えてはいない。
しかし、それだけ伝えると。]

 ……笑っても良いが、誰にも言うなよ。

[少し拗ねたようにそう告げた。]



 何をやらないとダメなのか。
 そんな事位解ってるよ……。

[僕は、騎士団の人間だ。赤の狼だ。
 でも、僕はそれ以上に父さんの子で。
 それは、僕の様な適任はそう居ないと言う事]


[イアンに…。僕よりもずっと団長として適任に思えてしまう彼の存在に。
 甘えてしまっている]

 ……最低だ……僕……


[もし彼が今この騎士団に居なければ。
 僕以外に適任も居ない騎士団で、僕は言えなかったと思う。

 『泣き言』を]



僕たちに許されたのは、鳴く事だけなのに。
 


[『「弱さ」とは「恐れ」のヴェールに包まれる』。
 赤騎士団の僕ですら何度も聞いた、セドリック副団長の言葉をこんな時に思い出す]

 ……言わなかったのは…。
 …父さんが何も言わなかったのは…。

 僕の、僕達の事。
 信頼してくれていたからだと思うのに。

[それは、『弱さ』が無ければ、『恐れ』も無いと言う事。
 ―『恐れ』があると言う事そのものが、『弱さ』の証明だと言う事]


 ――くそっ……!

[見張り台の欄干はギリリ、と軋む。
 まるで弱い狼の鳴き声みたいに、軋む音が虚空に融ける]

 最低だ…。

[もう解っている。だから僕はそれを認める。
 何て事ない。
 僕はただ、その重責を恐れて居るだけだ]


[ 守りたい――! ]

[彼方の平原に揺れる、大きく蠢く獣の姿を前に。
 この砦を、この騎士団を、この場所を守りたいと心も体も叫んでるのに。

 ただ最後に、『弱さ』だけが振り切れない]


[朝を重ねる程に重く響いてくる、父親の偉大さ。
 比例する様に高まる、期待と言う団長の重責]

 僕が弱いから…!

[そんな時に、父さんを超える程の剣の腕を持っていた『彼』が居て。
 いっそ彼に全て任せてしまいたい。重責を受け止めきる自信がない。
 だから今も僕は…]


[父さんから、団長から、重責から、恐れから、弱さから――]

 逃げてる。

[一粒に零れた涙だけは、同胞に響いてしまったか]


[やがて狼の咆哮が。同胞の覚悟が響く]

 僕が副団長に……?
 僕の力が、必要なの……?

[その返答を待っているのは、彼一人だけでは無い。
 狼としての同胞皆が、その意志を確かめる様に耳を立てている]


僕は―― 副団長になるよ。


[同胞の言葉に、彼が団長に成ると言う言葉に。
 受け入れる僕自信を、不甲斐無いと自嘲してしまう。]

…これが今の 僕に出来る精一杯なんだ。

[お互いの足りない部分を補えば。
 ただ一人だけの物では無い重責なら。
 ―やっぱり、僕はイアンに甘えている…]



[それでも、翠の瞳に宿った青年の意志は。

 漸く覚悟を決めた、狼としての咆哮となった**]
 


 はい。それは、もちろん。

[騎士達が戦に赴く時は、彼らの武運を祈るのが役目だ。
 命尽きる者を看取ることもだが、今は脇によけて。
 守るために騎士になった、と言うヤニクの毅然さは、
 憧れのような感覚で受け止められた]

 ……大丈夫ですよ。もちろん他言無用ですとも。

[ヤニクさんは公女殿下を敬愛する余り、
 思わず逃げ出したくなるほど緊張してしまうそうです。
 ――仮に人に言っても、そう悪し様には思われない、
 寧ろ神父個人の感覚では好ましく思われる気もしたが、
 本人の意向のことなので頷いた**]


[びり、と肌を緊張させる様な不穏な空気を震わせる同胞の咆哮。
その咆哮を聞いた狼は、す、と緋色の眼を開いた。]



 お前を、主と認めよう。

 


【人】 修道士 ムパムピス

―夕刻 墓地―

[フィリップに案内されて伝書鳥の墓を訪れる。
 盛り土の小さな塚に二人して祈りを捧げた]

 今、ひとつの魂があなたの御元に帰りました。
 どうか慈悲の腕に私の小さな友を抱き、
 再び飛び立つ日のために導いて下さい。

[彼の祈りが終わるのを待ってから、砦に戻ろうと促す。

 やがて日暮れの後、緑騎士団の休息命令を知った。>>120
 ――いよいよだ、と思った]

(143) 2011/06/30(Thu) 16時半頃

[一瞬、涙が混じった同胞の叫びが聞こえた。
しかし、その後に響いた咆哮は確かに   ]


お前の覚悟、受け取った。


[これで、
誰にも文句は言わせない。]




[緋色が再び開けば、誓いの言葉が耳に届く。]



お互い、腹は括れてるかな?

 



はは、 今更だな?
 


[ミーティングに参加する前。
彼がわざわざ言いふらす奴ではないと思ってはいたが、それでも口止めしたのは気恥ずかしさから。
他言無用と言っていたその返事に、安心したように息を吐いてその時はそのままその話題は続けなかったが。

そしてそのままミーティングに参加し、告げられた命令。]

 ……休眠命令が出た。
 明日にも本格的に戦が始まるだろうな。

 お前さんも休める内に休んでおけ。……始まったら、いつ休めるか分からないしな。

[自騎士団の参謀を探す前、ムパムピスにそう伝える。
彼が休めなくなる可能性、それは祈る以外のことで忙しくなってしまう可能性。
そんなことが無いようにと思いたいが、どうなるかはわからないのだ。]


【人】 修道士 ムパムピス

―礼拝堂―

[墓地で激励に叩かれた背を軽くさすりつつ、>>167
 礼拝堂に戻って来た。

 休息命令を受けてのことだろうか、幾人かの兵が
 ここにやって来て、祈り、心を静めて帰っていった。
 神父は彼らと言葉を交わし、励まして見送った]

 ……神様、どうか皆を無事に帰して下さい。

[名もなき鳥の死を悼む心優しい少年が、
 戦で命を落とすようなことになってしまったら、と思うと。
 胸が痛んで、勝利よりも先に無事を願わずにいられない]

(180) 2011/06/30(Thu) 23時頃

― 夜:赤騎士団執務室 ―

 …俺、偵察に行ってくる。

[普段は任務以外の時には団長の傍を離れずいるが、今日ばかりはイアンとベネットが団長と副団長に任命されたばかりとあって。
ここに居ると煩わしそうだと、そっと部屋を抜け出した。]


[……ムパムピスに休息命令の知らせをもたらしたのは、
 他でもないヤニクの心の声だった]

 休眠命令……

[繰り返し述べた声は、茫然として響いたかも知れない]

 わ、分かりました。知らせて下さってありがとうございます。
 ……いよいよなんですね。

[覚悟していたつもりだが、臆病な自分にはやはり怖いもの。
 俄か緊張に喉を鳴らして、頷いた]


修道士 ムパムピスは、メモを貼った。

2011/06/30(Thu) 23時頃


 ――あっ、オスカーさん。

[普段任務以外の時は、父親に……今はイアンの傍に着くオスカーだが、今晩ばかりはさすがに色々と煩わしそうだからか。
 偵察にと部屋を抜け出すオスカーを直前に呼び止めて]


 …気を付けて。

[特段理由も無かったが、その言葉だけ投げかけて]


[茫然としたような声の響きに、小さく息を吐く。
安心させるように、己自身に言い聞かせるように、呟いた。]

 お前の役割は、仲間の不安を少しでも和らげることなんだろ。
 不安がってたらダメだろうが。
 お前の不安は俺たちが、射落としてやる。

 その代わり、祈っていてくれ。俺たちの勝利を、さ。

[それは領主公女の願いとは逆のことだとは知らない。

ただ、純粋に勝利を望む。
それが、彼女たちを守ることだと信じているが為に。]


【人】 修道士 ムパムピス

[休息を得る前に、2、3やるべき事がある。
 医務室を訪れて、有事の医療や看護の体制を確認した。
 ペラジーは不在のようだった。既に休んだのかも知れない]

 はい、はい……分かりました。
 手伝いが必要な時など、何かあれば私もすぐに参ります。
 ええ、よろしくお願いします。

[人手が足りなくなれば、一人暢気に祈ってもいられない。
 彼らには及ぶべくもないが、応急処置程度なら心得ている。

 ごく簡単な打ち合わせを終えると、医務室を後にした]

(196) 2011/06/30(Thu) 23時半頃

[諭すような声に、はっとして]

 そ、そうですよね。私がふらふらしていたらいけません。
 ……ありがとうございます。

[揺るぎない声に接することは気を落ち着かせた。
 強張った肩を回して緊張を解く]

 ええ、分かっていますよ。
 ヤニクさんをはじめ、皆さんのご武運をお祈りします。

[言って、戦争を嘆いていた公女殿下の事を思い出した。
 とうとう今にも開戦という状況になり、
 彼女の心痛はいかばかりだろうかと]


[オスカーが席を立つのを見れば、何事かと目を向けるが
偵察に行くのだと分かれば]


…ちゃんと帰って来いよ。


[気をつけて、なんて言ってやらなかった。
彼女は自分の傍につくのが本来の役目であるはずだから、
それ以外の場所で何かあっては困る、とばかりに。]


 ……見方解る?

[ヴェスパタインが部屋を辞した直後。
 唸りながら書類と戦っているイアンを見兼ねて、彼の元まで歩み寄って書類を覗き込む]

 ………つまり砦の配備には常に両騎士団から二つの隊が付いてる。
 後、この隊も予備兵力として砦に駐留。
 実質動かせるのは残りの隊、て意味だね。

[しかし図も文字の羅列も多少読み辛く記されて居て。
 他にも解らない所があれば、彼なりに丁寧に説明するか]


 俺は大丈夫だ。
 それよりもお前たちの方が頑張れだ。

[山積みになった書類をオスカーもまた、目にしていたから。]

 …頑張れベネット。

[果たして書類相手にイアンが戦力になるのかどうか、怪しいもんだと思いきり思っていた。]
 


【人】 修道士 ムパムピス

―廊下―

[医務室からの戻り途中、廊下に見えた人影。>>199

 ……バーナードさん。どうかしましたか?

[休息令が出た時分、仕事で出歩いているようにも見えず、
 後を追って声を掛けてみた]

(210) 2011/07/01(Fri) 00時頃

[ベネットから声をかけられれば
眉間に皺をこれでもかと寄せた顔でそちらを向く。
説明を受ければ、あーあーと相槌なのか奇声なのか
分からないような声を上げて]

分かった、分かった、つまり
こっちはどーんと構えてるから、
こいつらがざーーっと行けば問題ないって事だな。

[人差し指でどんどん、と紙をつつきながら
ベネットの言葉を一つずつ理解していく。]

くっそ、簡潔に一枚にまとめてくれよな…

[今彼にとって倒すべきは、
敵国じゃなく、この山積みの書類なのだった。]



[オスカーが出ていく際に、何故自分への声援は無かったのか
疑問に思っていたが、彼がその意味を理解することはなかっただろう。

それからしばらくすれば、唸り声が執務室に響き渡っていた。]


 …――― 俺にも後でその書類見せろ。

[風にのって届いてくる主の声を聞き、暫く沈黙…、いや、唖然として。
戦場においても、オスカーはイアンの傍につき従い伝令や偵察、場合によっては戦闘もこなさなくてはならない。

彼だけに任せておくのはあまりにも不安だった。]


【人】 修道士 ムパムピス

 こんばんは。

[ぺこり、一礼返し。>>214

 ご趣味……ああ、また絵を描いておいでだったのですね。
 食堂がまだ開いているんじゃないかと思いますよ。

[バーナードが礼拝堂にやって来て、
 隅の席で画材を広げていた事があったように思う。
 得心して頷いた]

 ……考え事というのは、絵のことでしょうか?

(219) 2011/07/01(Fri) 00時頃

[―― トントン、と顔を指を書類に突き入れる様に次第に僕も説明しだす]


 ……イアン! ここ三千六百って書いてる!
 あぁもうまだ半分以上あるんだよ!?

[…何故僕だけに声援を送られたのか
 イアンの唸り声を音楽に、その意味は嫌と言う程理解した。

 ―この戦が終わった後、どうなるんだろう、と]



 ああ、お前が祈るのなら神様もきっと勝利を与えてくれるだろうな。
 期待してる。

[彼が何を考えているのかまでは伝わってこないが、それでも空気を明るくする為にそう言って笑う。]

 俺たちが前線に行っている間、お姫様のことも気にかけてくれ。


[間違いを指摘されると、その顔を一層歪ませて]


…げっ。

無理無理無理、これ朝までとか死ぬ。
何だ、参謀室長殿は俺を決戦の前に殺す気なのか?

[へらへらと皮肉を言ってみるが、
そんなもので現実は変わらない。
しばらくは睨みあいをしていたが、痺れを切らせば]


…ちっと外、出てくる。
ベネット副団長、少しの間よろしくな!

[わざとらしく副団長なんて呼んでみたりして。
半ばベネットに押しつけるように、書類を渡すと
きっと彼の制止の声も聞かず、執務室を飛び出した。]


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