191 忘却の箱
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―最上階・天窓の下―
[どれくらいの時、ぼんやりと日光に晒されていただろう。 別段、全身で浴びる必要は無い。 …そもそもにして、"これ"に日光が必要なのかさえ、定かではないのだが。]
さぁて。こんなものかな。
[天に向け真っ直ぐ伸ばしていた左腕、 その先にあるのものは ―――紫色の花、花、花。 左手は種々の花に覆われていて、既に元の形も見えないほど。]
今日咲いてくれた君は、アリウムだね。 …嗚呼、わかっているよ。君達の主張はいつだって正しいさ。
優しい子だ。 きっと君が失くしてくれた記憶は、………。
(7) 2014/09/02(Tue) 02時頃
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[――花が咲いた。 それは即ち、記憶を、思い出を一つ失ったことを意味する。 ただそれがどんなものだったか、当人が確と知ることはできないのだけれど。]
苦しい記憶は、悲しい色に。 優しい記憶は、暖かい色に。
みんなで色々研究したのにね。 …君達についてわかったことと言えば、それくらい。
[自分の生きた証を残そうとする患者の日記から、 彼らの記憶を取り戻そうと必死な縁者の会話から。 様々な"要素"から研究者達が割り出したのは、そんなこと。]
(9) 2014/09/02(Tue) 02時頃
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[しかしそれすらも、酷く曖昧な定義でしかなく。 その色がどういう意味を持つのか正確に知る人など、 当人を除いて――否、当人さえも。誰一人としていないのだ。
……だから。 花が咲いた時は、該当の記憶は花言葉に肖ろうと決めている。]
紫色の花は、もういいかなぁ。 次は、青がいい。手首から、この辺まで、さ。
[つぅ、と左腕をなぞって。 もちろんそんな我儘、聞き入れてもらえたことはないけれど。]
(10) 2014/09/02(Tue) 02時頃
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[ちらり、時計を見れば朝食も仕舞いの時間だろうか。 いただきますの挨拶もせず、近くのトレイを手繰り寄せては淡々と口に食事を運ぶ。
特に味わうでもなく、黙々と詰め込む。 その機械的な動作は、実験の合間を縫って栄養を補給する行為に似ていて。
――今はもう、殆ど記憶に残っていない研究所での日々。 けれど習慣だけは、抜けずに残っているようだった。]
(11) 2014/09/02(Tue) 02時頃
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[勿忘草病の患者は毎日、何かしらの記憶を失って生きている。 欠落する物事やタイミングは人それぞれだ。
――飛び石のような、記憶の欠片を辿って。
自分がこの病に対する熱心な研究者であったことは、手元に残る日記からも容易に知ることができる。 どうやらここへ来てそれなりに時間が経っているらしいことも。
確実に病は侵攻し、日々大切な何かを手放していることを実感もする。
……けれど。だけれども。それでも。 どうしても、本当に忘れたい記憶がまだ、まだ、まだ、]
(13) 2014/09/02(Tue) 02時半頃
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………。ふう。
[物思いから覚めるように、小さく首を振って。
大丈夫。きっとそのうち、忘れることができる。 何故ならそういう病なのだから。 このアリウムだって、きっと悲しい何かが具現化したものだろう。]
よし、栄養補給完了。 今日は誰に会って、何の実験をしようか…?
(14) 2014/09/02(Tue) 02時半頃
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[左腕をぶらりと下げて、足取り軽く階下へ向かう。]
…忘れるっていうのは、本当に素晴らしい。 毎日が新鮮だ。 全てが僕の探究心を擽るわけだからね。
[鳴り止んでしまった懐かしい曲>>6を引き継いで、 鼻唄混じりに白衣の裾をはためかせ。
丁重な礼と共に食器類を返却し、足の赴くはマーチェの元。 行く先で誰かと出会うこともあろうか。 声をかける者あれば、一緒にどうかと誘いをかけよう。]**
(15) 2014/09/02(Tue) 02時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/09/02(Tue) 03時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/09/03(Wed) 21時半頃
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―暫くのち、廊下―
[朝食後、訪ねたマーチェの部屋に人の気配は無く。 数度のノックの後、そっと扉を開いて中を確認する。]
留守、ですかね。 …マーチェ?
[ふわり。風に乗って鼻腔を擽るのは画材の匂い。 部屋の片隅に重なるキャンバスの山から一枚、仲間外れに目を留めて。 その中心、一番大切な部分の空白を認め>>0:53、小さく肩を竦める。]
(90) 2014/09/03(Wed) 22時頃
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[この白い箱の中、鍵のかかる個人のスペースなどそう多くはない。 各病室も然り。いつ、何を忘れるかわかったものではないのだから。
こうしてこっそり人の部屋を覗くのは悪い癖だと知りつつも、 どうせ忘れるのだからと、自分に甘い言い訳を。
プライベートを覗き見て、誰かに怒られたこともあったかもしれない。 けれど、そんなことはとうに忘れて。 罪悪感より探究心が勝るのは、まるで遠慮を知らぬ子どものよう。]
(91) 2014/09/03(Wed) 22時頃
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[マーチェが居ないのならば、後で出直そう。 イーゼルの端にメモを添えて、そっと部屋を後にした。]
『親愛なるマーチェ
ついに紫のブーケが完成したんだ。 記念に一枚、描いてくれないか?
…僕が僕自身の本質を忘れないように、 可能なら左手だけでなく胸から上も、一緒にね。
君のファンの一人より』
[別段、約束をしていたわけではない。 ……いや、していたのだろうか? どちらにしろ、二人とも覚えてはいないけれど。
こうして適当に思い付いたことをでっち上げるのも常だから、きっと彼は気にしないだろう。]
(92) 2014/09/03(Wed) 22時頃
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[今日も今日とて、特にやることもない。 ない。…ないのだろうか?
ふと視線を落とした先、白衣の胸ポケットに小さな手帳を見つけて。 習慣的に持ち歩いているそれを開けば、今日の"タスク"が書いてある。]
……うーん。
[パラパラとページを捲れば、好奇心を刺激することが色々と書き連ねてあるものの。
サナトリウムに居る人、居た人達との会話の数々。 自身の記憶。研究の詳細。 花の栽培記録。最終的な剪定イメージのイラスト。
――この膨大な量を見返すには、廊下は適当な場所とは言い難い。 落ち着いて手帳を読める場所に移動しようと、書庫へ向かう。]
(93) 2014/09/03(Wed) 22時半頃
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―書庫―
[そこには既に、先客がいて。 扉を開ければ、柔らかな旋律が漏れ聞こえてくる。>>38
オクターブ下のハミングでそのメロディを追いながら、 書架の間から、ひょこりと顔を覗かせる。]
…やぁ、書棚の妖精さん? 本日のご機嫌はいかがかな。
[問いつつも、手元のノートに目を落とす。 目当てのページを探し出すと満足に頷き、会話を続ける。]
(94) 2014/09/03(Wed) 22時半頃
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ジリヤ。 今日は、どんな『物語』を読んでいるんだい?
[邪魔にならぬよう、されど遠く離れ過ぎず。 近くのソファに腰を下ろして。 さて、この子とはどんな話ができるだろう。
――…この子は、どんな子だっただろう?]**
(95) 2014/09/03(Wed) 22時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/09/03(Wed) 22時半頃
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―書庫・とある物語―
[少女と呼ぶには大人びた表情、 しかし女性というには幾分幼さの残る彼女は言う。 …先生、と。>>102
ぽつり、落とされた返答には柔らかく笑みを向けて頷く。 自分が白衣を好む理由は花の色が映えるからだけれど、 こういった勘違いを振りまくのが好きだというのも、否定はしない。]
へぇ、恋の物語かい? コスモス…良い花だ。うん。
[脳裏に過るは”乙女の真心”。 優しい桃色の似合う、笑顔の素敵な女性が振り向くよう。 …尤も、その顔は何処か霞がかっていて、表情など見えるはずもなかったのだけど。]
(139) 2014/09/04(Thu) 22時頃
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きっと、素敵な恋をした人のお話なんだね。
[少し傍に寄り、ジリヤの手にする物語を1頁、目に映して。
――会いたい、会いたい、早く、貴方に。 過去の人を想い、未来を願う、希望の言葉。>>104
嗚呼、こんな人もきっと、最期は冷たい花を咲かせるのだろう。 自身は記憶を失うのを憂いはしないが、こういう人には辛かろうと。
少し居たたまれなくなって、そっと文面から目を逸らす。]
(140) 2014/09/04(Thu) 22時頃
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[しかし伏せた瞳は、次の瞬間、意表を突かれて僅か開かれ。]
「先生、チョコレートコスモスってご存知です?」>>112
[指差された先、その最期の花の意味を。 咄嗟に思い浮かべてしまうのは自分くらいだろうか。]
ふふふ…チョコレートコスモス、か。 知ってるよ。その名の通り、チョコレートの香りのする花さ。 君の左手首の、その赤よりもう少し暗い色をしていてね、
……花言葉は、”恋の終わり”。
(141) 2014/09/04(Thu) 22時頃
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[少し。間を置いて、]
――或いは、”恋の想い出”。 ”移り変わらぬ気持ち”。
[花の色と失う記憶の関係性は、判明しつつあれど謎も多い。 だから自分は便宜上、花言葉を充ててきた。 複数の意味を持ち、解釈の幅も広い。 失った記憶に執着し、悲観的になることもなくなった。
この物語は… この事例は、”花言葉”の論をまるで後押しするようで、]
(142) 2014/09/04(Thu) 22時頃
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……ねぇ、ジリヤ。 君は、この物語を悲劇だと思うかい?
[彼との明るい未来を断たれた、愛を失った人の物語だろうか。 最期に咲いた花は、 彼女の恋の終わりを悲しく告げたものなのだろうか。]
(143) 2014/09/04(Thu) 22時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/09/04(Thu) 22時半頃
セシルは、ジリヤの淡い双眸を静かに見つめ、目顔で問う。**
2014/09/04(Thu) 22時半頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/09/05(Fri) 00時頃
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