92 【バトルRP】歴史英雄譚
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国とか知らねぇっ! けど! 世界の敵の! 敵だっ!!!
[名乗りは聴こえておらず、聞かれた問いに簡潔に答える。 切っ先を向けられても顔色一つ変えず、視線は土くれの兵士の方へと向ける。]
おじさん!あんた英雄!? あんたも剣持ってるなら手伝って!!
[鞘を握り締めて叫ぶ。]
(91) 2012/05/24(Thu) 01時頃
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あーイトだ!サンキュー! …さっきなんで迷子になってんの、っさ!
[はぐれたのは少年の方なのだが。 見たことのある姿があることに少し安堵し、声を掛けながら1体、鞘を突き刺して薙ぎ払う。]
(92) 2012/05/24(Thu) 01時頃
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…私の中のあいつが叫ぶんだ。
どうせ消えてしまうなら、この世界も道連れだ、と。
私はお前のように、崇高な思想は持ち合わせていない。
青髭にも劣る外道だと言われたよ。
救世などと口に出来る人間ではないが…まあ、利害は、一致した。
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でぇいっ!
[力任せに鞘を振るい、最期の一体の動きを止める。
時代、国は違えど英傑三人。 数の差をものともせず、あっという間に大広間の泥人形を倒してしまった。]
ふう! 助かったよ、ありがとう! …で。えーとおじさんたちは?
[そういえば女性の名前も聞いていた途中で、まだ詳しく聞いていなかったことを思い出す。きっと彼女とも自己紹介などのやりとりがあっただろう。]
(100) 2012/05/24(Thu) 01時半頃
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セーヨー?何それ? ダイニッポンテイコクリクグンタイショウノギマレスケ? それ名前? イトと似てるけど、名前長すぎない…?
[覚えきれる自信がなかった。]
(105) 2012/05/24(Thu) 02時頃
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ノギ! うん、覚えやすい!オレはローラン。
[よろしく、と握手を求めた。 特に深く考えない少年の中で、"世界の敵"はあの人ならざる土人形ではないだろうかと、そう思いつつあった。 手伝ってくれた彼らは大丈夫だろう、と。]
(108) 2012/05/24(Thu) 02時頃
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オレはローランだ!
[木箱に座りどこか偉そうな、伊東や乃木に似た顔立ち、衣装の男性に腰に手をあて誇らしげに名乗る。]
おじさんは?
[首を傾げつつ問いかける。]
(110) 2012/05/24(Thu) 02時頃
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オダ。覚えた!
[横で名乗るのを聞いていて、短くていい。>>114 なんて考えていれば、ちりっと首筋が疼き、ばっと後ろを振り返る。 今しがた入ってきたばかりの人物。>>113]
…おじさんは、誰?
[今まで気軽に掛けてきた声をわずかに潜めるのは、首の後ろがちりちりとざわついたままだったから。 その表情には警戒の色を浮かべ、腰に下げた鞘へと手を掛ける。]
(117) 2012/05/24(Thu) 02時半頃
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だろう?
[青年が入ってくる少し前>>113 オダの言葉が脳裏に響く。>>116 いい名前。名前。名前。大切な。
――――…そうだ、名前があった。
黄金の柄の、剣にも。反対側に提げている角笛にも。 それが、思い出せないのだと。 少年は、何が思い出せなかったのかを思い出した。 だけど思い出せる記憶はそこまでで。オダの問いには率直に答える。]
知らない。オレは世界を守りたいから。 オダが世界の敵なら、オレの敵だ。
[自身が英雄かどうかはともかくとして、覚悟はもう、決めている。 例えその答えによって、目の前の不遜な態度の人物と相争うことになったとしても。]
(121) 2012/05/24(Thu) 02時半頃
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オレはローランだよ。
おじさんも記憶がないの? オレもオレが誰だか思い出せなかったんだ。
[恐らく自分と同じ境遇だろう。 男の曖昧な返事を特に不思議だとは思わなかった。]
今は思い出せたけど。 でも、まだ全部はわかんなくって。
[少年は拙い言葉で己の状況を説明してゆく。 何か情報を聞かれれば、ジャンヌと会ったことも話すかもしれない。]
(125) 2012/05/24(Thu) 02時半頃
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[男が入ってくる少し前。 少年は元からなのか頭を何度か打ち付けているからなのか、馬鹿だった。 伊東の言うことが小難しく、半分も理解が出来なかった。>>126
動物的野生本能で、とりあえず敵でも味方でもないし闘えるならオダと闘いたいと、そう言っているような気がした。 微笑む心中は、読めない、とも。]
イトは、ガヌロンみたいだな…。
[どことなく雰囲気が似ていると感じて。 自分を、国を、裏切り陥れ、直接の死の原因を作った継父の名前を無意識に口にする。]
(130) 2012/05/24(Thu) 03時頃
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[少年は、当人からも自分と似通ったことを体験している事を聞き、頷いた。>>132]
ジャックか。 そうだな、どこにでもいそうだ。
[ダイニッポンテイコクリクグンタイショウノギマレスケよりは覚えやすい。少年は馬鹿故に今まで言葉が通じる事を特に疑問に思っていなかった。**]
(133) 2012/05/24(Thu) 03時半頃
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ノックスは、ウトの気配をなんとなく感じた。
2012/05/24(Thu) 09時頃
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ナイチンゲール!
[大広間の騒動も、ジャックの登場も落ち着いた頃、先ほど教えてもらった名前で女性を呼んだ。]
オレ、"あの声"の言ってた結界石ってやつを探しにいくよ。 君はどうする? 多分、ここにいた方が安全だとは思う。 これだけ人数がいるから 一人ぐらい敵が混ざってても大丈夫だと思うし。
[今、この大広間には、あの人ならざる土の兵士はいない。 集まっている数人の人間だけだ。 少年は"一人ぐらい敵が混ざってても"と言った。 言い換えれば"一人ぐらい敵が混ざっていそう"だと、意識の外でそう感じていたのだ。 首の後ろのちりちりとした、ノイズのような嫌な感触が、やまない。 他の人もちらりと見たが、特にオダは見たところ動く様子がなさそうだし、何か話しこんでいる。 見たところ武器を持っていなさそうな彼女が、共にくると言うなら一緒に大広間を出て行っただろう。他にも来るという人がいるなら止めはしない。]
(134) 2012/05/24(Thu) 09時頃
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ノックスは、ウェーズリーの方もちらっと見た。
2012/05/24(Thu) 09時頃
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―遺跡2F:廊下― [ナイチンゲールや、もしかしたら他の人も一緒に大広間をでたかもしれないが、気付けば少年一人になっていた。一人で探検していたか、また、はぐれたのだろう。]
あー…腹減ったなぁ。 さっきリンゴあったな、食べればよかった。 上はどっちだろ。
[階段は見当たらない。 天井を見上げ、いっそ壊してしまえば近道かと、壁に掴まれそうなところを探す。 出っ張った石を足場にしようかと手を伸ばせば]
(137) 2012/05/24(Thu) 12時半頃
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ガコンッ
[石が、へこんだ。途端にカラカラと音が辺りに響き出す。]
…わぁーなんだろ、これ。 デジャヴってやつ? すっげー嫌な予感が…。
[少し長い廊下の端、機械部屋で聴いたときのような天井が開くような音が聴こえ、そちらを見やれば]
(138) 2012/05/24(Thu) 12時半頃
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ゴロゴロゴロゴロ……
[己の身長の倍ほどある、巨大な石が転がってきた。]
だああもうっ!またかよっ!
[必死で逃れようと反対側へと走る。]
(139) 2012/05/24(Thu) 12時半頃
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何なんだよ、ここはあああああぁぁぁぁぁ……っっ!!!
[少年の絶叫が、遺跡中に響いた。]
(140) 2012/05/24(Thu) 12時半頃
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[途中何体かいた泥人形の横を駆け抜け、走りながら振り返り、彼らが巨石に潰されていく様を見てぞっとする。]
うっわ、わっ! 追いつかれたら、死ぬなこれぇっ!
[泥によって滑らかになったのか、巨石はスピードを増して――… 全力で走っていれば、見たことのある人影が空色の瞳に飛び込んでくる。]
(150) 2012/05/24(Thu) 15時半頃
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―――…っ!! ジャンヌっ!
[こっちへ!と声に誘導されるままに部屋へと飛び込んだ。 その直後、廊下をゴロゴロと音を立て巨石が通り抜けていく。]
はぁ…あっぶなー…間一髪… サンキュー、ジャンヌ。 命の恩人だ。
[命が危険にさらされていたとは思えないような笑みをへらっと浮かべ、あれだけ全力で走っていたにも関わらず息は乱さぬ様子で、心から少女に感謝を述べる。]
(151) 2012/05/24(Thu) 15時半頃
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えーと。 腹が減ったから上に行きたくて、天井を昇ろうとしたら、壁がへこんで… 岩が、転がってきた。
[しどろもどろに答える。 果たしてこの拙い説明で、ちゃんと伝わるのだろうかと少し不安になった。 くすりと笑われたことになぜか照れたような笑いを浮かべ、] とにかく、ここ、罠があちこちにあるみたいだから。 ジャンヌも気をつけた方がいい。
[至極真面目な顔で、少女へ忠告を向ける。 まさかその罠に掛かっているのが自分一人だけだとは気付いていない。]
(157) 2012/05/24(Thu) 16時半頃
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[ジャンヌの独り言のようなつぶやきは耳へと届き、思わず笑ってしまう。]
あはは! オレもジャンヌは敵じゃないと思ってるよ。 敵だったら、オレを助けたりしない。 だろ?
[これが正論だ、と言わんばかりににやりと笑ってみせる。 敵か、味方か。 先ほど大広間でそんなやり取りを数度繰り返したばかりだ。 皆"あの声"に戸惑い、相手の出方を窺っているのだろう。 大広間では絶えずちりちりとしていたあの嫌な感じが、この少女からは不思議としなかった。少年に対しての邪気を感じられないからかもしれない。 先ほどの助けてくれたという事実と、直感。 それだけで、今の少年にとっては充分だった。]
(158) 2012/05/24(Thu) 16時半頃
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ノックスは、サイモンの気配を感じたような気がした。
2012/05/24(Thu) 16時半頃
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[>>163賢明なる読者の諸君はご存知だろう。 左手での握手には、たくさんの意味がある。 相手への挑戦や別れ、相手を嫌っている、などのどちらかというと悪い意味が多い。 西欧諸国で左利きは少なく、握手の際は利き腕を差し出すことで武器を持っていないと示すことになり友好の証になる、など理由は諸説ある。キリスト教では儀式はほぼ右手で行われ、左利きの人間は魔女とされ迫害されたこともあった。イスラム教においても左手は不浄と言われている。 かつて少年が生きていた時代もそうであったかどうかは定かではないし、騎士であった少年は知っていたかもしれないが、少なくとも今の少年は、馬鹿だった。]
ああ、よろしく! 救おう、世界を!
[戦場下において花のように笑う少女へとにっこりと笑みを返し、何も考えずに差し出された少女の手を両手で握りぶんぶんと上下に振る。]
(167) 2012/05/24(Thu) 19時頃
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封印を!?
[少ししてから思い出したかのように語る少女の言葉に眼を丸くして驚いた。]
そっか、オレ一つも見つからなかったや。 変な箱がある部屋か、どんな部屋だろう?
[よもや自分が罠にかかった部屋だとは思っていない。]
ものすごいエネルギー、か。 うん、行きたい!案内してくれる?
[自分が一体何を守らなければならないのか、それがわからなければ守りようがないだろう。少女からの申し出に勢いよく頷いた。]
(168) 2012/05/24(Thu) 19時頃
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―→遺跡2F:機械部屋―
…え、ここ?
[少女に先導されて辿り付いた部屋には見覚えがあった。 この部屋は自分が調べ、何も無かったはずだと首を捻る。 それどころか、あったのは罠だったはず。]
あ!そのでっぱり、押しちゃダメだから!
[ジャンヌに注意しておこうと、自分が押したボタンを指差す。]
(171) 2012/05/24(Thu) 21時頃
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あああああああああああああっっ!!!!!
じ、ジャンヌ!だから、押しちゃダメって…!
[ガラガラガラガラ… ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
すでに聞き慣れた、地鳴りと何かが動く音。 床が、下がってゆく。 慌てて走り、機械に捕まる。 予測できる事態に、今度は捕まることができた。]
ジャンヌ!
[名前を呼び、彼女へと手を伸ばす。届いただろうか。 届いていれば、何とかそのままやり過ごそうとするだろうけど、耐え切れず少年も共に落ちたかもしれない。]
(174) 2012/05/24(Thu) 21時頃
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[伸ばした手は、届かなかった。 というよりも、ジャンヌは自ら選んで落ちていったように思えた。>>176
一瞬、共に落ちようか、とも思ったけれど間に合わず。 暗い穴が彼女を吸い込めば、床はまた動き出し元の通りに戻っていった。]
ジャンヌ…ごめん…。
[ひざを着き、彼女に謝る。 落ちた先が安全なのは自身で試し済みなのだが。 そんなことをしていれば、壁の穴からでてくる姿が見えた。>>189]
(190) 2012/05/24(Thu) 22時半頃
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ノックスは、嘘だった、見えなかった、残像だった。
2012/05/24(Thu) 22時半頃
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―遺跡2F:結界石のある部屋― [しばらく呆然としていたが、気を取り直したようにさっきジャンヌが教えてくれた大穴>>172から、壁の内側へと入る。 そこには横たえられ、既に事切れている一人の男。 イトやオダ、ノギに似ている顔立ち。 瞼は閉じられており、穏やかな顔をしているように見えた。>>182
その向こう、何かが布に包まれていた。 それは布越しでもわかるような、淡い、青い光を放っている。]
これが…?
[そっと布をずらす。無数のヒビが入っていたけれど、かろうじて形を保っている。 もう一度、傍らで横たえられた男の方をちらりと見る。 闘った、のだろうか。世界を、守る為に。]
(199) 2012/05/24(Thu) 23時頃
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[それを壊さないよう、そっと手を触れてみる。 感じるのは懐かしいような、温かな力の波動。
その内側を廻るのは確かに、ものすごいエネルギー、だろう。 だが、彼女は―――…
『近づくこともできなかった』
…――― そう、言っていた。>>164]
(201) 2012/05/24(Thu) 23時頃
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まさか…。
[ぽつり、口から洩れた言葉。 ふるふると頭を振り、浮かんだ考えはすぐにまた浅い思考の海へと沈めた。]
うん、そんなわけない。 だって、命の恩人だ。
[世界を救うと、そう言っていたのだから、と。]
(204) 2012/05/24(Thu) 23時半頃
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[それにしても、だ。]
これを守れって、どう守れっていうんだろ。
[もう一度石をまじまじと眺める。 すでにヒビが入っており、今にも壊れそうだ。 結界石はあと3つ、あると"あの声"は言っていた。]
…他のとこ守ったほうがよさそう、かな。
[布をまた元の通りへとずらし、それから、傍らの男の前で、僅かな時間眼を伏せ十字を切る。 きっと、彼も英雄だったのだろう。 父と子と精霊と、叔父上の御名に於いて、どうか安らかに、と。 祈りが終われば、静かにその部屋を後にした。**]
(205) 2012/05/24(Thu) 23時半頃
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