人狼議事


298 終わらない僕らの夏休み!

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視点:


サミュエル! 今日がお前の命日だ!


[そのくせ、あたしは思っている。

そっけなく断られるかもしれなくても
お祭りに誘ってみればよかった。
なつやすみがおわるまえにと
おもってたのに……

まるで『秋山先輩が死んでいない』前提で。]


― 八月の回想(3) ―

[病院から帰ることになった。帰りは気持ちが悪くなっていて、後部座席で横になって頭を亀みたいにまるめて吐き気を我慢していた。車が揺れていた。頭がいたかった。

橋のはじまり、段差があって揺れたはず。だから、それかなとあたしはおもった。
頭が揺れている。痛かった。

『死んだらどうしよう』なんて思いは、死んでみれば間抜けなだけだった。

あたしの死に悪役なんかいない。病気ですら違う。
恥ずかしいあたしの、恥ずかしい死というだけだ。

願い川を車が横切った。]


[そっけなく断られるかもしれなくても
秋山先輩を誘ってみればよかった。
なつやすみがおわるまえにとおもってたのに……

あたしは友達と交わしたメッセージのことを考えていた。

夏休みが半分すぎていた。あとはどこか遊びにいくとして、たとえば映画、たとえば買い物でも、なんでもいい。
『――そういえば、今年の夏休みの最後は神社の祭がやってるよ』と教えてもらっていた。

いつまでたっても想いを伝えられないあたしは、みんなに「今年の夏休みはがんばろ」と応援してもらっていた。


こんなに突然だと、思わない。
あたしだって、みんなだって。**]


─ ループ2回目・夜 ─

嗚呼……あれを見ちゃったのは偶然だったんだよ
本当に、本当に、わざとじゃなかったの───

[赤く揺らめく炎が近付いて来る。
夜の闇の中でぐつぐつと煮えたぎるように泡立ち、弾けては溶け落ちる体液とも火炎とも付かないそれを滴らせながら、焼け爛れた貌を晒した女は根岸のほんの数歩前へと歩みを進めた。

帰途へと付いた彼が通りかかった、太い幹線道路から続く道の端。
チカチカと瞬く電灯のほんの手前。
黒く焼け爛れた肉の間から燻る炎を揺らめかせているのが辛うじて丸い灯りに照らされていたが、そんなものに頼らずとも絶え間なく灼かれ続ける女はその身に纏った焔で煌々と浮かび上がっている。]


[───もし彼が従兄に誘われるままに皆と興じたのであれば、色とりどりの火花を散らしていた手持ち花火を持つその指先が感じた幾倍もの熱が噴きつけて来るのを感じただろう。
例えその経験が無くとも、炙られる熱に肌がチリチリと灼ける痛みが徐々に全身を覆って行く事に違いはない]

君は、死んでいない、って
大切な人が、あの子にそれを教えてくれたんだ、って お話しているのを、

[ごぼりと女の唇から赤く溶け出した何かが零れた、かと思えば火花のように飛び散る。
身の内も外も、ただひたすらに焼かれ続けているのだ。

一度もこちらをまともに見た事がない彼が、もし、焼き付けて憶えてくれるとしたらこんな醜い姿なのだとこみあげる感情が笑みを浮かばせる
煮え立つような、沸き立つような酷く耳障りな笑みを漏らしながら、女はひたりともう一歩、踏み出した]


嗚呼……、───おやすみなさい、

[くつりくつりと溢れ出る笑みに混じって漏れた溜息は酷く哀し気だった。
女の爛れて崩れ落ちそうな眼窩からはぼとりとどす黒い何かが零れ落ちたが、それは血のようにも涙のようにも見えた。
女は燻るように笑って、女は両の腕を広げた。

『根岸くん』

彼の名は、会話の中から何とか把握した。
せめても最後に呼びたかった。はなむけになど、なりようもないのに。

ゴウ、と足元から沸き上がる焔が根岸の体を包んで行く。
ぐつぐつと煮え立つ音がする。 意識は光に焼けて、そして空白が残った  **]


─ ??─

[ぐらりぐらりと揺れる足取りで町中を歩いている。

太い車道に背を向けてしまえば、所々に置かれた街灯の他に目立つ灯りもない。
盛んに鳴きかわす蛙達の合唱が響く星空に黒々とした夏呼山の稜線が斜めに遮っているのがくっきりと見える程だ。

炎に包まれた根岸がどんな存在になったのか。
自分や『あれ』と同じものになったのか、ただ意志を奪っただけなのか、
この町から排除したと言う事になるのか、正直な所自分にはわからなかった。
翌朝になれば秋山と同じように根岸はいつもと同じような顔で現れるのかもしれない。
繰り返しの記憶のない、9月1日をただ同じように生きる存在として。

そしてそれを確認するのは、きっと彼と親しい者達なのだろう。]


[そんな資格はない筈なのに込み上げる嗚咽を堪えられなかった。

灼かれ続ける痛みに酔うたかのように、燻り続ける熱に煽られるように喜悦と嘲笑に淀んでいた意識は、胸に芽生えた望みを自覚してからこっち、本来の気弱で拠り所を求めるそれに立ち戻りつつある。

どうしようもなく歪み切っている癖に、正気でしかいられないのだ。
我欲を燃やすばかりの化物でしかないのに。重い足を引きずるようにして、歩く。

ぽたり。ぽたり。

炎の雫がその歩みに沿って零れて行く。

───げこ、げこと町の名を呼ぶような鳴き声達に見送られながら *]


― ?? ―

[蛙が鳴いている。
姿は見えないが、鳴き声が鳴き声を呼ぶようにしている。
一瞬、昼の暑さを忘れた涼しい9月の風が道端の雑草を撫でていった。

あたしは、公園にもいない。家にもいない。
学校にもいない。神社にもいない。

あたしは、むこうの道に点々とこぼれている
橙色のひかりのつぶをながめていた。
本物の火ではないそれは、
地面を焦がすこともなければ燃え広がることもない。
暗い夜にてんてんと続く火の先で
燻って揺れている泣き声をきいていた。]


 蠕梧t縺励※繧九?

[黒いぶよぶよの影のあたしは上手く喋れずにいた。*]


【人】 綿津見教会 マナ

― 3度目の9月1日:自室・夜 ―

[ええと、何の話だっけ。
色々ありすぎたから混乱してるなぁ。
そうそう、競泳が向いていなかったって話だ]

[最初の違和感は中学生、初めて大会の時だ。
その時はっきりと自覚したわけではない。
思ったように記録が出せずに泣いている子を見て、おや?と思った]

(27) 2019/09/06(Fri) 18時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[それから幾度も負け、というものを体験してきた。
上には上というものがいる。
一つ大会を勝ち抜いても、その次とかその先でどこかでつまずくことがある。
そのたびに、惜しかったとか頑張ったよとか励まされる。
それ自体はありがたいことだと思う。
勝ち抜くたび、またはそんな言葉を掛けられるたびに、私は悔し涙を流す子達と自分を比較する。
ひょっとしたら、私は泣くことができないのではないかと]

(28) 2019/09/06(Fri) 18時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[それに気づいてから、私は心と体の乖離に悩むこととなる。
流石に、努力が足りない子が泣いていたりしてももう少し頑張りましょうとしか思わない。
技術がまだ不足しているような子は、この悔しさをバネに頑張ってほしいなどと思う。
なんとなく、わかってしまうのだ。
私と同じようにただひたすらに積み重ねてきた人というものが。
レーン並んだ時、スタート台に立った時、水の中に飛び込んだ時に。
ああ、この人は泣ける人だと]

(29) 2019/09/06(Fri) 18時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[そんな風に気づいてしまったらもうダメだ。
勝ちを譲るだとか、手を抜くとかそういうことをしようというわけではない。
ただ、勝敗を分ける最後の最後。
一瞬だけ、体が裏切る。
その一瞬だけで十分なのだ。
うん、わかってる。
体が心に逆らっているんじゃない。
心の奥底は、そうなることを望んでいるんだって。
だから、やっぱり私は泣くことができない]

(30) 2019/09/06(Fri) 18時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[もう眠くなってきた?
ああ、今日もいろいろあって疲れたもんね。
それじゃあ、おやすみ]

(31) 2019/09/06(Fri) 18時頃

【人】 綿津見教会 マナ

― 4度目の9月1日:自室・朝 ―

[制服を着た状態で、居間に正座している。
今日もまた、だ。
本来ならば水曜日で平日なのだからしょうがない。
むしろ、元に戻れた時に曜日感覚がずれていないかが心配になってきた。
まず、事態が解決するまでに私の記憶が残り続けるかどうかを心配した方がよさそうな気もするが]

[スマートフォンは今日も9月1日であると主張してくる。
まだ2日になっていなくて良かったと、少し思ってしまった。
こんな時にそんな風に思うなんてとお叱りがあるのなら、甘んじて受ける所存。
でも、どうすることもできなかったことをどうにかできるチャンスが与えられたなら、その事を良かったと思ってもいいじゃない?]

(32) 2019/09/06(Fri) 18時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[グループチャットの方はすでに賑わいだしているようだ。

『おはようございます。
花火、幻想的に撮れていますね。ありがとうございます。会堂くんも準備ありがとうございました。
学校のプールなら夏休み最終日は慣例で部活もないから貸し切りみたいなものでしょうし、そちらにしましょうか。
会堂くんを泳げるようにしなくてはいけないわけですし、午前中からやりましょう』

少し間をおいて、

『私の今日の行動指針は、
1.秋山くんをなんとか無事なままで一日を終える
2.1をどうにかできた状態でこの事態を解決する、その方法を探る
です。
よろしくおねがいします』

そう宣言した]

(33) 2019/09/06(Fri) 18時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[そして、個別に届いたメッセージ(>>7)。
実体験としてはあまり聞かない事態に巻き込まれているのだから、実体験としてよく聞く【夢枕に立つ】なんて話が実際に起こってもおかしくはないのかもしれない。
しかし、【もう、そいつが死んでいる】……とは、どういうことだろうか。
それは秋山くん、の事なのだろうか。
でもリセットされたのなら……。

『連日、となるとやはりなにか大事なことを伝えてくれようとしてるのかもしれませんね。
詳しく、聞かせてもらってもいいですか?
そいつ、というのは前日に溺れた秋山くんの事でしょうか?』

昨日、図書館で触れた死者に纏わる話を思い越しながらそう、*返信した*]

(34) 2019/09/06(Fri) 18時頃

綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2019/09/06(Fri) 18時頃


[秋山の死を防ごうとする試みには特に異を唱える必要も無い。
彼が死のうと生きようと、町は二十四時と共に時を遡らせるのだ。
秋山翔と言う一つの個は既に町と言う全に絡め取られており、分離は不可能のように思えた。

少なくともあの濁った水音を立てる何かの領分だと思えば不都合にはアレが対処するのではとの酷く醒めた思いでいる。否、意識してそうであろうとした。

昨夜己の腕の中で燃やし尽くし、奪ったもの以上を抱え込むのはまだ難しい。
できない。

炎に炙られる青年の拒絶に満ちたまなざしの奥にいっぱいに映った醜く焼け爛れた己の顔が────]


[ぷつん、と切断するようにして思考を閉じた。
瞬きと共に我に返る。

こんな風に思い出して続けていれば飲まれるのは私の方だ。
いっそ飲まれてしまった方が何も思い悩まずにいられるのだろうけれど]


【人】 綿津見教会 マナ

[押し入れの奥に潜り込みながら、スマートフォンを確認する。
ちょうど、秋山くんを呼ぶような話(>>35)になっている。
なるほど、一緒に遊べば監視などする必要もない。
流石にプールで溺れることはあるまい。
良い提案である。

『会堂くんよろしくおねがいします』

そんなお願いをしておく]

[押入れの奥から水着を引っ張り出しながら、スマートフォンを確認する。
ちょうど、他のメンバーを呼ぶような話(>>36)になっている。
なるほど、みんなで遊べばそれだけ見守る目が増えることになるし現状の相談などもできる。
あと純粋に人が多いほうが賑やかでよかろう。
実に素晴らしい提案である。

『会堂くんよろしくおねがいします』

そんな*お願いをした*]

(37) 2019/09/06(Fri) 19時頃

綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2019/09/06(Fri) 19時頃


[水着や所持品、それとメモの為に筆記用具…と机を探せば、
良くわからないキャラクターの絵が描かれたノートやメモ帳などが未使用のままたくさんある。

使いきれずに無駄にしてしまっていたそれらを鼻を鳴らして笑った。自嘲しながら会堂が送って来る連絡の続きを流し読み、あの9月1日を破綻させるための同盟に集った学生たちの顔を思い浮かべる。

『根岸』

会堂のIDが言葉を吐き出す中にその文字列を見付けてしまった。
ぞわりと背筋を掛けるおぞ気と共に思い浮かぶ熱と、そして肉の焼ける感触と、それから、
嗚呼……もう、あれから何度反芻したら気が済むのかと執拗に繰り返される暴虐の光景を振り払うように頭を振った。]


少し落とした視線の先、鞄に先程詰め込んだ小さなノートの一つに目が留まる。
ピンク色の少し丸っこいクマのキャラクターは、鹿崎に送り続けているスタンプのそれと同じで。

その愛らしいもこもこにほんの僅か胸が和らいだ。
会堂もああ言っている事だから、彼にも連絡を取っておかなければ───少し震える指で鹿崎のIDを表示して]

『けんちゃんおはよう!』
『今日皆でプールで遊ぶ事になったの』
『けんちゃんも一緒にどう?』

[そしてクマのスタンプを一つ。

すぐには反応は無いだろうと閉じかけたスマホが震えて着信を告げる
が、そのIDから帰って来た答えは]


『 は 誰だよ 』


え、………っ、

[息を呑んで、これまで見た事もないそのそっけない返信を見つめた]

『けんちゃん?』

[もう一度呼びかける。
雛子だよ、ともつれる指で書き込もうとしたが、それを送信する前に悪戯かもしくは何らかのスパムだとでも思われたのか、既にIDはブロックされていた]

っ……──え、え、……え、どうして、けんちゃん、だって、

[私何もしていない。昨夜、あのもう一つの何かが動いた気配も感じられなかった。
感じ取れなかっただけ、だろうか?
ただただ静かな夜だった。
ただただ静かに、一人の男の子の明日を奪った。
自分だけが、あんな残忍な行為に及んだ夜だった。]


やだ、やだよ、やだ……

[かたかたと震える手で縋るようにもう一度アプリを開く]

『雛子先輩怖くないっスよ!』
『めっちゃカワイイ』

[ブロックされた所為だろうか、確かに受け取った筈の言葉はどこにも無かった。
迸った悲鳴を噛み殺す。両掌の下で喉が焼き切れるようだ。]


[狼狽しきって意味の繋がらない言葉を打ち込んで、送ってしまった。
溢れ出る嗚咽に目が眩む。立っていられない。

怖い、哀しい、いやだ、ごめんなさい、

込み上げて来る言語化できない感情が吹き荒れるのをただただやり過ごすしかなかった **]


[部屋でしゃくり上げているときっと母親に気付かれてしまうだろう、と気付いたのはいくばくか時間が経った後だった。
息を殺して嗚咽を噛み殺す。

嗚呼、こんな化物になった癖に、こんな感情一つをどうにもできないなんて、何て間抜けなんだろう。
情けないんだろう。
呼び止められない内にリビングをすり抜けて、外へ出た。

大好きな母の顔が、その目尻に寄った小さな皺が見られない。
何度も言おうとしたのに、その小じわを指摘したら烈火のごとく怒るから───

お母さんかわいいよ、私もお母さんみたいになりたい。
そんなかわいい皺のあるおばちゃんに私もなりたい。]

[何度も言おうと思ったのに]

[そればっかりだ、そればっかりだ、私は]


[9月1日のあたしはせわしく指を動かしている。
そのくせあたしは無関心だ。
9月1日を繰り返すことを止めたい人にも、
反対に、続けたい人にも。

この街の仕組みが仕組みとして機能して、人を平らげ、9月1日を無限に繰り返すことを完璧なものにしたとしたら?

それでも、あたしは『無限』に興味をもたないだろう。

あたしの気持ちが秋山先輩に向いていて、秋山先輩がたとえこころよい返事をくれたとして。
この街がずっと9月1日を繰り返して、嬉しい返事をもらったとして、なにせ元にもどるのだから、先にはなんにも――なんにもない。

それでもあたしは『無限』に興味はなく、でも嫌がらない。
『達成できるまで何度でも試す』ことにあたしのすべては向っているのだ。]


【人】 綿津見教会 マナ

[荷物をまとめ、出発する準備を終える。
家を出る前にスマートフォンを確認しておく。
次々に表示されるグループチャットのメッセージ。
そして、個人からのメッセージ(>>42)。
それは、たった三文字で。
少し前までは強い意味を持たなかった文字。
だけれども今は]

(75) 2019/09/06(Fri) 21時半頃

【人】 綿津見教会 マナ

[『教えてくれてありがとうございます』

それだけ、*返信する事ができた*]

(76) 2019/09/06(Fri) 21時半頃

[きっとあたしは

・・・・
生きたいというシンプルなことすらわからない。

最早、そういうものではなくなっていた。]


綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2019/09/06(Fri) 21時半頃



[夕方に秋山先輩が死のうが生きようが、

何億回ためしたってかまわないなら
『夏休みまでに気持ちを伝えること』はできるかもしれないでしょう。]


【人】 綿津見教会 マナ

― 学校 ―

[職員室を覗き込む。
見つけた。
水泳部顧問の岬先生へと近づくと、珍しいモノを見るような顔をされた。
少し照れる。
『プールで泳ぎたいんです』と、告げると『そうか』と言って鍵を渡してくれた。
どうやら、私に対して思うところがあるようだ。
話が早くてありがたかった]

(80) 2019/09/06(Fri) 22時頃

【人】 綿津見教会 マナ

― 学校・プール ―

[プールサイドに制服姿のまま膝を抱えて座り込む。
誰かが来るまではこうしているつもりだ。
少しだけ、このままで。
見つめる先、揺れる水面は、夏の残滓を反射して*キラキラと輝いていた*]

(82) 2019/09/06(Fri) 22時頃

[なんで。
 なんで。
 なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで]

なんでだよ、なんで、せっかくさ、仲間だったのに、なんで、そうやって、俺は、ひとりはやだ、ひとりはやだ、いなくなったら減るんだ、減らない方がいい、なんでそうやって、みんな、忘れて

[そうやって、みんな、忘れてく]


[俺も?]


ひ……

[喉を詰める音。
 なんで、はいやだ、に変わって、けれど対処法も思いつかなくて、だけどじっとしていられなくて、ぐしゃぐしゃと頭を、首筋を、胸をかきむしる。
 そうなったら意味がないんだ、このまま、このまま繰り返さなきゃ、明日が来る、明日が]


綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2019/09/06(Fri) 22時頃


/*
中身で大変失礼します
折角確定黒をいただいたので、表ログで「襲撃・追放された人の魂的なものが町をさまよっている」などとぶち上げてもよろしいものでしょうか


/*
ここまで大変お世話になっております。
赤COで遊べるタイミングでしょうので、ヒナコ先輩の展開が面白くなるよう遊んでみてくれればいいなと思います!
処刑&襲撃についてのことかと思います。捏造には可能な限り対応していきたいと思いますよ!
(私のPCは魂の解釈については尊重しないおそれがありますが)


/*
あ、失礼しましたこちらでの用語は処刑でした
その辺は此方のPCの主観とさせていただきます 引き続きお世話になります


/*
私のほうに解釈の齟齬がないか確かめようとしての一言なので、こちらこそすみません…!主観ありがとうございます。
ここまでずっと赤ログ楽しませて頂いておりますので、今日も表が楽しみです!


マナは、千早に名を呼ばれてゆっくりと顔を上げた。

2019/09/06(Fri) 23時頃


【人】 綿津見教会 マナ

はい、安住先輩です。
こんにちは。

[名前を呼ばれ(>>94)、泳がせていた意識が戻る。
顔を上げれば、その自己紹介通りに校門で会った後輩の子。
一度立ち上がり、頭を下げる]

ええ、そうですね。
そのための方法を探る……前に、まず秋山くんに溺れることなく無事に過ごして貰う必要があるのですが。

[今度はプールに近づくようにして座り、足を水に浸してみた。
ひんやり]

(102) 2019/09/06(Fri) 23時頃

/*
よいしょ。
ただいまの前にまず先にお返事をー。
俺は赤COやそれによって出てくる情報の諸々は何でもオッケーだよ!
逆にC狂の手が必要なときは言ってねー。
スタンス的にあんまり役に立たないかもだけど。


/*
ありがとうございます、了解です!


【人】 綿津見教会 マナ

ええ、彼には是非元気なまま家に帰ってもらわなければいけません。

[当然のような顔で、今日も日差しは降り注ぐ。
軽く足を動かせば、ちゃぷちゃぷと波立ち、そして波紋はプールの全面へと広がっていく]

私達には窺い知る事ができない深い理由なのかもしれませんね。

[隣でプールに足を浸す後輩の言葉(>>111)。
どうして。
それは、この繰り返す9月1日の中で一番繰り返された問いかけかもしれない]

(124) 2019/09/06(Fri) 23時半頃

【人】 綿津見教会 マナ

それはですね。
去年引き止められつつも辞めた元水泳部員が、今更になってプールで泳ぎたいなどと言って来たから先生が気を使ってくれたんですよ。

[次の疑問にはとりあえず、*ありのままを告げた*]

(125) 2019/09/06(Fri) 23時半頃

綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2019/09/06(Fri) 23時半頃


― 八月の回想(4) ―

[車のなかであたしは眠った。
いや、意識を失ったっていったほうがいいのかな。
寝てると思ったお母さんは、
お父さんを呼んであたしを家のなかに運んでくれた。

結論からいうと、あたしはもう目覚めることはなかった。
叶い橋で願ったのが最後だった。

あたしはその夜、寝たまま吐いて、
吐いたものが喉につまった。
起きてすらいなかった。
あたしの痛む頭ももうだめだった。

あたしはあたしの吐いたものに
溺れるみたいにして死んだ。]


[お母さんがあたしを先に見つけた。
お父さんを大声でよんだ。

二人にもあたしが死んでることはすぐわかった。
吐いたものはもう半分乾いてた。

お父さんは怒った。なんでちゃんとみててやらないとか、やぶ医者だとか、おまえがちゃんとしてたらだとか、そういうことからまずは怒った。
癇癪もちだから、お母さんは黙りがちだ。

それでも、お父さんも気づかなかったわけだから
あたしは二人のなかで
『取返しのつかないミス』になってしまった。]


 



[根岸のところも親が大変ときいた。
あたしの我慢癖に真っ先に気付いた根岸。

ねえ根岸、根岸はえらいね。
『知らねえよ』とは、言えないよ。

あたしは二人に迷惑なんてかけたくなかったんだけど。
あたしは迷惑みたいだ。**]


 ・・・・・・
[未来があれば颯成も来年は一年生。

日付けの未来も、
颯成の未来もないとすれば?

きっとあの子はこの学校に通うことはない。

あたしはそのことを聞かされていない。
『もうじき死ぬかも』という未来をしらない。

もしもしったとして?]


[きっと未練を思うあたしは、仲間だったことも
ひとりがいやなことも、減っていくことも、


――まだ生きていたいということも

生きたいと思う誰かのことも

あたしにとってはもう、
つかみきれないものことなんだ。]


[1440分間待ち、試行を繰り返す。1440蛻間待ち、試行を郢ー繧願ソ斐☆。郢ー繧願ソ斐☆1440分間待ち、試行を郢ー繧願ソ斐☆郢ー繧願ソ斐☆。1440分間待ち、郢ー繧願ソ斐☆試行を繰り返す。1440分間待ち、試行を繰り返す。1440分髢灘セ?■縲∬ゥヲ陦を繰り返す。1440分間待ち、試行を繰り返す。1440分間待ち、試行を繰り返す。1440蛻間待ち、試行を繰り返す。1440分髢灘セ?■縲∬ゥヲ陦を繰り返す。蠕?■縲∬ゥヲ陦1440分間待ち、試1440蛻間待ち、試行を繰り返す。1440分髢灘セ?■。蠕?■縲∬ゥヲ陦1440分間待ち、試行を繰り返す。試行を郢ー繧願ソ斐☆郢ー繧願ソ斐☆。1440蛻間待ち、試行を郢ー繧願ソ斐☆。]


[たとえば、電気刺激で指は勝手に動く。**]


[少しでも覚えとこう、と思った。
 もちろん、ここに帰ってこられれば、夏呼西を受験するつもりではあるけど。
 なんとなく、予感、みたいなもので、帰っては来られないような気がしていた。

 ヒナコ先輩の声が聞こえることも、そうだ。
 死んだ人の声が聞こえる。みかんとソーダで、境界線を引いた。
 手に持ってるのは、ソーダだった。]


[生きていたいか、と聞かれれば、よくわからない、と答えると思う。
 生きるも死ぬもまだ実感がなさすぎる。
 ただ、ひとりになることも、ここを離れることも、いやだった。

 だから明日は来てほしくない。
 このままずっと、知った顔の中で、終わらない夏休みで、少し背伸びして高校生の数人と一緒に、笑っていたい。]


[走ってきたせいか、校門で待っていた暑さのせいか、道中ほんの微かに顔色に青みがさしていた。

 本当に微かのことで、プールに辿り着く頃には、元の血色に戻っている**]


[隣に立つ会堂の横顔を見遣りながら、彼我の持つ色で線を引いた事を思い出す。

生命力に満ちた橙色と、
冴え冴えとした水色と。
──本当に象徴的だと思った。

あの時側に居てくれた少年。己と同じへ引き入れて彼の望みを肯定した。
醜く焼け爛れた手を握ってくれた。
絡んだ指先から伝わった熱い血潮の灯。]


[抱き込んだ会堂の腕から伝わるのと同じだった。命のぬくもりだった。
会堂と同じ色を持つべき存在だった。

それでも、彼が己の隣に並び立つ事を肯定した。認めた。
あの時交わした言葉を覆す事はしない。

忘れたくないのだ、と訴える声色、己を見つめる眼差し。

健気で切実な願いだった。
同じ望みに別の場所でも触れたような気がしてツキリと胸に棘が刺さる]


【人】 綿津見教会 マナ

― 学校・プール ―

落ち着いて、ですか。
たまたま今、そう見えているだけですよ。

[照れ隠しのように笑った岸さん(>>156)にそんな答えを返す。
私とは違い、いい笑顔をする子だ。
私と比較すると誰でもそうなってしまうが。
友人の間では、【離れてみればおとなしそうな子】、でも【近くで見ると超絶マイペースの変人】と好評を頂いている]

ええ、そうです。
これでも大会などでは他校の生徒に、ゲコ西のハロウェルアマガエルと呼ばれるほどでした。

[どうして私のコトだとわかったのだろうか。
もしや彼女はエスパーか。
もしかしたら、エスパーなんかも居てもおかしくはないこんな状況なのだ。
それはそれとして、平泳ぎのように空中を掻いてみせ、二つ名を名乗りあげる]

(172) 2019/09/07(Sat) 13時頃

【人】 綿津見教会 マナ

そうですね……私は泣くことができなかった、から。

[後輩からの質問に、気さくな先輩として小粋にそう答える。
しかし、これで意味が伝わるだろうか。
見下ろすプールの水面はゆっくりと揺らいでいる]

(173) 2019/09/07(Sat) 13時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[そこで一度スマートフォンに目を落とす。
光が入って読みにくいから、光量を上げて。
大須賀さんちの颯成くんが到着している(>>131)ようだが、澪ちゃんが連れて来てくれるようだからおまかせしよう。
そして、会堂くんは(>>171)。
そうか、会いに行ったんだ。
それなら、お言葉に甘えて先に泳いでいることにしよう]

(174) 2019/09/07(Sat) 13時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[ヒナコさんと会堂くん、二人あてにメッセージを送る。

『ヒナコさんと会堂くんが居なくて私、少し寂しいです。
ごゆっくり』

、と。
そうしてから、]

(175) 2019/09/07(Sat) 13時頃

【人】 綿津見教会 マナ

ちょっと失礼します。

[そう隣の岸さんに声かける。
返事は聞かずに、プールの中へと飛び込んだ。
制服姿のままで]

(176) 2019/09/07(Sat) 13時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[大きく上がる水しぶき。
制服が水を吸って、重くなる。
髪の毛はぶわっと広がって、黒く漂い、まるで海藻のようだなぁなどと思う。
右手には飛び込むときから天高く掲げたスマートフォン。
眩しいのを我慢してカメラを見上げ、左手のピースを顔に近づけてパシャリ。
そんな画像も二人へと送りつけてやった]

(177) 2019/09/07(Sat) 13時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[一度、スマートフォンをプールサイドにリリース。
そして、身に纏わる重みに任せるようにプールの底へと沈む。
仰向けに、寝そべる。
聞こえるのは水音と、泡が立ち上る音。
ぼやけた太陽の光は放射線を描く。
水面を通して見る空は*とても青かった*]

(178) 2019/09/07(Sat) 13時頃

綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2019/09/07(Sat) 13時頃


綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2019/09/07(Sat) 14時半頃


[9月1日のあたしは、颯成を二人に任せた。

9月1日のあたしも、死んだあたしも、
秋山先輩が9月1日で生きることを嫌がらない。

今日を秋山先輩が生きたとして、
あたしは1440分を待つ。]


【人】 綿津見教会 マナ

[ざぶん。
また水しぶきを上げて、水中から顔を出す]

驚かせてしまいましたか、すみません。
ほら、落ち着いていないでしょう?
暑かっただけに、気持ちいいですね。

[力を抜いて浮かび上がり足の推力で、同じように飛び込んでしまった岸さん(>>190)の方へと向かう]

先程の話ですが、負けたときに悔しく思うことができませんでした。
ずっとずっと続けてきたのに。
だから、向いていないと思った。
それだけの話しです。
ところで岸さん、替えの下着はお持ちですか?

[そのまま誰かが到着するまで浮いている。
ラッコのように*ぷかぷかと*]

(191) 2019/09/07(Sat) 15時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[聞き覚えのある、驚いたような呆れたような呆けたような短い声(>>193)。
今度はプールサイドの方へ近づこう。
すいすい、ぷかぷか]

見ての通り。
暑さに浮かされて、夏を満喫していたところです。
澪ちゃんも浮かれます?

[それから、鍵のことに対してお礼を言われたので]

ああ、岬先生に泳ぎたいと言ったらすぐに貸してくれましたよ。
珍獣を見るような顔で。

[まさか、制服で泳ぐとは*思わなかっただろうけど*]

(194) 2019/09/07(Sat) 15時半頃

【人】 綿津見教会 マナ

あ、こうして泳いでることは水泳部の皆には内緒ですよ。

[口元に指を一本当てる。
制服で泳いだこともそうだし、私が泳いだことも。
なお、制服は肌も透けているし下着ももちろん透けていた]

そうですか。
意外と楽しいですよ。
思うように泳げなくて。

[ぷかぷかすいすい、しつこく誘惑する。
浮かれ仲間を増やしたいと言うわけではない]

(197) 2019/09/07(Sat) 16時半頃

【人】 綿津見教会 マナ

二人は、図書館に寄ってから来るそうなので遅刻です。
根岸くん……。

[ふむ、と考えること二秒。
ひょっとしたら、これまでのことを忘れてしまったのかもしれない。
が、推測を口にして不安を増大させるわけにもいかない。

私も……。
わからない……。
です……。

[首を横に振る。
右に振れば、水に沈み。
左に振れば、水に沈み。
また右に振れば、当然のように*水に沈んだ*]

(198) 2019/09/07(Sat) 16時半頃

[己の正体を知る者。
おぞましい死者の本性を知りながらその手を取り、身内を害されたと知って尚、
少なくとも責める態度も見せず明加雛子個人として肩を並べる男の顔を見つめる。

じりじりと灼かれ続けている。
脳髄を焦がし、体の奥底まで崩してしまいそうな熱が全身を苛んでいる。
それと同時になんと心地好い───どこまでも正気ではあるけれど思考を時折蝕む炎が宿り続けている事には今も変わらない。

ぐずぐずと溶け崩れそうな意識の端に安住の顔が浮かぶ。
嗚呼……知ってしまったのだ、私のこの生なのか死なのかわからない何かにしがみ付き人を喰らい、この町の昏い一部に溶け落ちそうな卑しい身を。]


ならば消してしまわなければ 
ならば喰らってしまわなければ 私は


[輪郭がぐずりと沸き立つ。吹き上がるように激しく燃え上がる。

否、違う、違う……だめ、安住さん、安住さんだから、
安住さんが、あの日、本当に独りぼっちだった私に
次に、『明日』から続く未来に約束をくれた人、

学校がはじまったらまた顔を合わせる事もあるだろう
きっとその程度の約束がどれだけ己にとって救いであったか、あれは喰らってはいけない、

ちかちかと両目の奥が眩しい。痛い。心地好い……
───半ばを茫然としながら、彼女に正体を知られた事をどうにか飲み込もう*]


【人】 綿津見教会 マナ

ふふふ。
これで澪ちゃんも、浮かれ仲間ですね。
さあ、存分に浮くがいい。
ふふふふふ……。

[足でバシャバシャと水を掻き、後輩二人に飛沫がかかるように。
そして、足が浮いた分反対側の頭部が下がる。
水上に浮ける部分は限られているのだ。
*ごぼごぼ*]

(204) 2019/09/07(Sat) 17時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[ごぼごぼ。
そのままの状態で、更に足を掻く。
推力を得て、プールサイドへ
足を沈めて、ざぱり、顔を出す]

あら、ヒナコさん。
急がせててしまったでしょうか、すみません。
みんな夏の魔力に浮かされてしまった浮かれポンチばかりですよ。
さあ、ヒナコさんも飛び込んで浮いて、ポンチになりましょう。

[浮かれポンチのポンチが何なのかはわからないけど、フルーツポンチみたいななんかカワイイものののことだろう。
カワイイものなら、女子高生は好きだろう。
誘うようにプールサイドのヒナコさん(>>205)に手を差し出す。
手を上げたならその分、やはり、沈むのだ。
*ごぼごぼ*]

(209) 2019/09/07(Sat) 17時半頃

マナは、ヒナコに向けた手をわしゃわしゃと動かしている。

2019/09/07(Sat) 17時半頃


【人】 綿津見教会 マナ

[水中で待っていると、激しい泡が柱のように立ち上る。
泡の奔流が落ち着いたら、そこには待ち望んでいた姿(>>211)がある。
ああ、こんなふうな気持ちはいつぶりだろう。
私は、今、心から笑っている]

これでヒナコさんも仲間入りですね。
ふふふ、男子達がこの惨状を見たらどう思うでしょうか。

[抱きつかれたなら、そっと手を回して引き上げるようにして浮上する。
水面に広がったその髪を纏めるようにして、*軽く撫でた*]

(212) 2019/09/07(Sat) 18時頃

[ぐらり、ぐらり、と波に揺らされるように視界が揺れる。
水の底は少し異質だ。己の領分ではない。『アレ』の纏った湿った気配とも違う。
焦げ付いて、絶えず灼かれ続ける己の身を置くにはこの清涼な青の世界は澄み過ぎている。

嗚呼……喰らってしまいたい。取り込んでしまいたい。
繰り返されるただ一日のその先をくれた彼女と共に、先がある、先へ行けると言う約束された希望と共に閉じ込めてしまえたなら。

そんな思いでいるだなんて、彼女に知られたらやはり疎まれるだろうか、恐れられるだろうか。
掻き抱いた少女の体は水中にあってひんやりと冷えていたかもしれない。]


[それでも暖かかった。
命だ。
嗚呼、嫌だ、離したくない。
じくり、と彼女に触れた皮膚が泡立つように火脹れを起こし、黒く変色する。

駄目、駄目だ、駄目……奪わせないで欲しい。
あんなのはもう嫌だ

相反する思いに震えながら縋るように抱き締める。
こんな、どうしようもない事を考えてしまう私をどうか嫌わないで、厭わないで欲しい]


綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2019/09/07(Sat) 18時半頃


[花火の夜にあたしは焼け溶けたどろどろ燃え続ける誰かと会った。
今日は水をかぶったせいかしずかに燻っている。
何かをおびえているみたいだ。あたしはかわいそうだね、と声をかけようとしたと思う。9月1日のあたしと違いあたしには耳がよく聞こえない。]


 縺九o縺?◎縺?□縺ュ

[前回の9月1日は気づいたらかわりにあの人が一人をこの町にしっかりつなぎとめてくれた。
でも、大変だね。つらいんだね。
じゃあ、今度はあたしがやるね。]


[8月に死んだあたしは尋ねる。
耳は水が入ったようにぼんやりとして聞こえない。

縺昴?莠コ縺後>縺???、つぶやく。
その莠コ縺後の? つぶやく。
その人が縺後? つぶやく。

自分の言葉を確かめるように、言った先からさっき言った言葉を忘れてしまったように、壊れたおもちゃが録音された音声の一部分しか再生できなくなったように、さざなみの音のように少し話した。]


 その人がいい?


[声に出せたそれをあたしは気づかない。
颯成が来て言葉をとめた。]


[黒く淀んだ何かの奥で酷く耳障りな音がしている。
ごぼごぼとわき立つ音はこうして水の中へ身を浸して見てもやはり周囲のそれとは違って聴こえる。生々しく詰まって溢れて何処かで痞えたような異質なものが伝えて来る言葉を理解する事は難しい。

哀れまれたのだろうか。
感情と言うには淡く思える機微だけは察する事が出来た。
次いで何かの問いを受け取る。聞き取れない。
寄せるさざ波、繰り返し弾ける波頭。押しては返す水音。
幾度か試みられたそれをようやく受け取った。]

ハハ、何、優しィじゃん
…あァ、私の意見は考えなくて良ィよォ


[颯成の姿が目に入る。溢れるような『コレ』の声色が聴こえただろうか。
小さな笑みとも呻きともつかぬ音をぐつりと煮え立つように漏らした]

[己が選択をするのであればこれは駄目だあれは駄目だといくらでも除外は出来る。
脳裏に浮かぶいくつかの貌、照れた貌、笑った貌、驚いた貌、
然し『コレ』が動くのならば、その判断を否定も肯定もしたくはない。
何をするなともして欲しいとも求めるつもりはない。]

……でも訊いてくれてありがとう


[問いがどのようなプロセスで生み出されたのかはわからない。
然し選択を差し出されたのは確かだったのだから。

何時かの花火の夜。
もくもくと風に流れる煙越し、まき散らされる火花に見惚れるていた少年の傍らで『コレ』が淀んでいた姿が思い出される。『コレ』にとって彼がどのような意味を持って居たのかは解らないが
『コレ』が何らかの機微を抱いていたとしても己も『コレ』に己の選択について何を言われるつもりもない──あの夜の事は、この腕の中で燃え尽きた彼の最期は私だけもの、私だけが持っていたいものなのだから。
ぶすぶすと燻る喉が意味もなく小さく鳴った。*]


【人】 綿津見教会 マナ

[一瞬、肌に走る熱さ(>>213)。
それよりも、胸の奥のほうがずっと熱い。
前日、私が忘れても誰かが憶えていてくれればいい。
なんて、そんなふうに考えていた。
でも、今は違う。
忘れたくない。
この夏の、この暑さを、この熱さを。
忘れてなんかやるものか。
忘れたって、絶対に思い出してやる]

(232) 2019/09/07(Sat) 21時頃

【人】 綿津見教会 マナ

あら、大須賀さんちの颯成くん。
こんにちは。

[飛び込んだ颯成くん(>>224)の元へぷかぷかと漂いながら近づいて、挨拶を。
顎を突き出すようにして、首筋、胸元が水面に露出しているのだ。
流線型ボディに透けたブラウスが張り付いて、白い下着が透けて見えてしまっているかもしれない。
これはお恥ずかしいものをお見せしてしまって申し訳ない]

(234) 2019/09/07(Sat) 21時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[続いて、私の名前を呼びながらも心そこに非ずといった様子の会堂くん(>>230)の元へと漂う]

会堂くん、お早いおつきで。
急がせてしまったでしょうか。

[そう挨拶をした後、口元に手を当てて]

あらいやだ、水着ですってよ奥さん。
今年の渚のトレンドは制服ですのに。
これだから……。

[手を上げたのだから、やはりその分沈んでいくのだ。
*ぶくぶく*]

(235) 2019/09/07(Sat) 21時頃

綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2019/09/07(Sat) 21時頃


……その人? 意見?

何のこと?

[泳いでいる間。
 いくつか交わされる言葉を聞いていた。
 その声の主が、レイ姉とヒナコ先輩なことはもうわかっている。
 レイ姉と話す隙を縫うように、ちらちらと二人の方を見る。
 片方は水に口をつけて、それこそレイ姉の方から聞こえてくる声みたいな調子だった。

 もしも聞けていたら。
 誰かの"明日"を奪ってループを保っていることを、知っていたら。
 こんな呑気にしてはいられなかったと思う。]


【人】 綿津見教会 マナ

どうしました、会堂くん。
水の中にまで聞こえる叫び声を上げて。

[水の中でもうるさかった(>>241)。
すっと手を水の中に沈めれば、またちゃぷりと顔が出る]

ああ、泳ぎの練習をするんでしたね。
まずは水の中に潜るところから……そういえば、ヒナコさんが沈んだきり浮上してないような。
そう、たしか、あの辺り。

[人差し指で、先程までヒナコさんが居た辺りを指差す。
そうすると、もうおわかりですね。
*もがもが*]

(244) 2019/09/07(Sat) 21時半頃

[人に優しくするのはいいことだと教わってきた。
死んだ後のあたしにも、生前そうなら残っていることだ。
だから今哀れむように声をかけたのも、生きていたあたし由来のものだ。

実際優しいかどうかなんて、
判断するのは生きいても死んでいても難しい。

あたしにとって「代ろうか」と言うのはそう難しいことじゃなかった。
それで、声を聞いてくれた『あの人』は、わらっていた。

9月1日の宍井澪であるあたしとダブるみたいにして、死んだ宍井澪は少し体を揺らして、ゆるゆると頷いた肯定をした。

あたしの鈍った頭にもわかる。

だれでもいいことが。]


【人】 綿津見教会 マナ

[めっちゃ待ってと言われた(>>245)ので、暫し待つことにしたのだ。
会堂くんと挨拶やちょっとした指導をしたところで、ちょっと待つぐらいの時間は経過しただろう]

はい、ちょっと待ちました。

[ぷかぷかとまた姿を見せる。
そむけた顔の*真ん前へ*]

(251) 2019/09/07(Sat) 21時半頃

[何のこと? そう問う少年の声音は耳に届いていたが、
その答えを発する事を拒絶するように暫く水に沈んでいた。

レイ姉だよ、と引き合わされた日の事を思い出す。
社で寄り添っていたこの小さな灯と泡立つ水の気配を纏ったノイズと。

嗚呼、そう云う事だったかと思い至ればいっそ哀れに思える。
繰り返される今日の中で忘れる事をあんなにも恐れていた彼に近しいモノが彼が手放したくないと願うものを他者から奪って行く。

『コレ』と『己』が呪わしい簒奪者だと云う事を己の口から告げる事はしない*]


【人】 綿津見教会 マナ

お久しぶりです。
最後にお会いしたのは、近所のスーパでしたか。

[なんだかぎこちない様子(>>255)な気がする。
近所ですれ違えばお互いに会釈をするくらいの仲なのに。
何かあったかな、と思ったらヒナコさんが盛大にキレ散らかしていた(>>257)のでそちらのフォローをせねば]

(258) 2019/09/07(Sat) 22時半頃

【人】 綿津見教会 マナ

今日という時間には限りがありますから。
荒療治が必要かと思いまして。

[ゆっくりと、会堂くんとヒナコさんの方へと近づきながら、会長呼びではなくなっているなと思う。
だからこその荒療治だったわけだが]

とはいえ、練習で溺れさせてしまっては意味がないですね。
すみませんでした。
初心者向けの講習をさせていただく方向で行きましょうか。

[すいすいと、二人の*周囲を回る*]

(259) 2019/09/07(Sat) 22時半頃

[ちいさく首を振る。
お礼を言われて死んだあたしは微笑んだ。
つもり。()

幽霊であるあたしの顔がどんな風にあの人に見えるのかはわからない。
家に置かれている膨らんだあたしなのか、それとも黒い水たまりなのか。はたまた生前のあたしなのか、9月1日のあたしなのか。

あたし自身にもわからない。水鏡にうつったとして、そこにいるのはプールの水面で歪んだ9月1日の宍井澪ばかりだ。

9月1日の宍井澪が気にしている、昨夜燃えて死んだ男の子のことも黒い水たまりのあたしは気にしていない。

彼はこれから決まった9月1日をなぞる。
その9月1日が、ほんとうの9月1日。

それに何も思わない。()
そも、あたしは8月に死んだのだ。とっくに。]


【人】 綿津見教会 マナ

さて、浮き輪を持ってきたのでもしやと思いましたが。
会堂くんの実力はいまのでわかりました。

[色々なことがわかりすぎるほどにわかった]

さて、今から付け焼き刃で教えても浮き輪でバタ足では川の流れに遮られ間に合わない。
浮き輪なしでは、辿り着く前に力尽きるか、抱きつかれて一緒に沈むかの二次災害です。
万が一の時のレスキューは泳げる私達に任せ、会堂くんは秋山くんを川に近づけない方に尽力したほうが良いかと。

[ここまでは、声を潜めて]

(267) 2019/09/07(Sat) 23時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[そしてここからは、プールサイドの方へと寄って秋山くんにも届く大きさの声で]

せっかく、着衣している状態なわけなのですから、服を来たまま水に入ってしまった時の話をしましょう。
急に水に入った時は、こう人はジタバタするわけですが。

[助けを呼ぶようにもがき手をあげれば、自然と体は沈んでいく。
もがもが]

慌てることなく、バンザイをするようにして力を抜きましょう。
そうすると、

[酸素がある上半身が浮かび上がってくる。
そんな感じで、ペットボトルや靴、服に空気を入れて浮き具にするとか、古式泳法などを実演して*みせるなどした*]

(269) 2019/09/07(Sat) 23時頃

[颯成からの質問であたしは口をひらいた]

 諢帶海先輩
 でも、違ってい縺んだっ縺ヲ

[耳は相変わらず水のなかにいるみたいにボヤけた]

 あたしが代わ繧、に
 そうじゃなくて いい縺ソ縺溘>

 だからあたし遘句アア先輩に
 今度こそ螟冗・ュ繧、なつ、な、螟冗・ュ繧に……
 
[みんなのどこか楽しそうな声のなかで、独り言みたいにごぼごぼ喋った。**]


マナは、ワタルの前で着衣のまますいすいと泳いで見せる。

2019/09/07(Sat) 23時頃


マナは、ヒナコの肩にそっとタオルを掛けた。

2019/09/07(Sat) 23時頃


[だからもう、誰かを決めてる。

昨日から決まっていて、変わっていない。
たまたまあの人が先に済ませたから、しなかっただけ。

あたしは町が9月1日を無限にするためでなく
あたしの願いをかなえるためのことをする。

結果は同じ。
一番、一番あたしがいなくなってほしいのは**]


[ごぼごぼと不明瞭な音。
もう余り明瞭に意味を聴き取る事はできない。

何かを『ソレ』が決めたのなら、己はただ其れを領分の違うものとして肯定するのみだった]


……み、先輩?
違って……いた?

代わりに……?

[レイ姉のような誰かがいう言葉を、泳ぎを止めて聞き取ろうと集中する。
 み先輩、は誰だろう。苗字がみで終わる人はいなかったはず。
 名前がみで終わるのは……いたっけ?
 女子っぽいけど、れい、ひなこ、ええっと岸姉は、ちはやだっけ?
 あとは安住さんか、名前なんだっけ。マナ、マナ……みをつけたら、まなみ?
 親がマナちゃん、って呼ぶのからの連想ゲーム。]

愛海先輩が、どうかしたの。
代わりって?


[語られない真実は推し量れようはずもない。
 どころか、ループの原因が何かもまだわかっていないのだ。
 そのくせ、ループするのをいいことに、呑気に遊びたいこのままが良いなんて言っている。
 その裏で何が起きているか、考えようともしてなかった。]


【人】 綿津見教会 マナ

……わかりました。

[近づいて小声で手短に伝えてきた会堂くん(>>275)に頷きを返す]

調べ物、まとめてくれたんですね。
ありがとうございます。

[台の上に置かれたレポート(>>278)に一度、目を向けてから頭を下げた。
講習を終えて、プールサイドに上がる。
髪に染み込んだ水をタオルに吸わせながら、忘れることなんてなく双方の確認をする]

……。

[膝を抱えて、プールを見つめる。
ちょうど、みんなが来る前に*そうしていたように*]

(284) 2019/09/07(Sat) 23時半頃

綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2019/09/07(Sat) 23時半頃


 あたしが代わ ろうと思っ縺。

 でも、あの人は 気にしなくてい縺って。

 縺?から、ぁな海先霈ゥは、やめたの。


[あたしの幽霊はゆっくり首をふる。
愛海先輩は、あたしのいましたいことに関係なかったから。
ただ代わってあげたほうがいいならと思っただけの理由だったから、もう彼女は関係ない。]


 

[あたしが見てるものは秋山先輩の『周り』だ。
今日、彼をここに誘ったのは、誰だったっけ?**]


[そうして、ゆっくりと話してくれる声を聞く。]

何を代わる、って?
あの人っていうのは、ヒナコ先輩のこと?

愛海先輩は、やめた……?

[ここまで聞けば、なんとなく察せる。
 本当になんとなくだし、何をしてるのか、まではわかってない、けど。]

……誰かに何か、してるの。


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