人狼議事


298 終わらない僕らの夏休み!

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視点:


 

『遘句■蜈郁シ■縺」縺ヲ縺顔・ュ縺ョ■・縺ゅ■縺ヲ縺セ縺吶°?』
 


― 9月1日2回目の回想 ―

[セミが鳴いている。
この日差しのなか、木々や建物のどこにいるんだろう。
7日で死ぬとかいう虫はとてつもなく喧しい。
どうせ早死にすると決まっている命なら、あんな風に図々しくなれたんだろうか。

颯成は「しんじゃうからかな」と言っていた。

あたしに未来が見えるわけじゃない。
あたしはただ、しんだだけの誰かだ。
知っているとしたらきっと、いるとすれば神様とか、漫画みたいに死神とかそういうものだろうと思った。

死ぬのが不安なら、とあたしはあたしの人生にしたがって、おみくじを引きに行く颯成に言った。]


 夏休み、終わらなければいいのにね。


[体にそなわった仕組みにしたがって、羽とおなかをふるわせて鳴くセミと、あたしの声に違いなんてあるのだろうか?**]


[足の向くままに街を歩いた。
茫、とした頭の奥で何かが煮え立つ音がする。
私の頭蓋を炙り、その奥の芯の方まで焼き尽くす炎の熱にうかされたように、己が命を落としたその場所に導かれていた。

嗚呼、と溜息を洩らそうとして開いた唇から火の粉が舞い散る。
ゴウ、と音を立てて喉の奥で炎が翻るようだ。

ズタボロの、黒こげの、みっともない私の目の前で、ホテルから飛び出して来た制服姿の女子高生が道路に飛び出す。……嗚呼、泣いている。この世の全てに絶望した昏い目で。
ミルクティみたいな甘い色の髪が舞う。

耳をつんざくようなブレーキ音と、誰かの怒号。
鈍い衝突音の後に運転を誤ったトラックが横転する。

あの日の幻を俯瞰するみたいに見つめる焼け爛れた眼から一粒、涙みたいな炎が零れた]


[本当に可笑しくてしょうがない、何故私はこんなにどうしようもなくなってからこんな風に───

喉の奥が昏い焔に焼かれている。
クツクツと嗤う音がする。**]


― 9月1日2回目の回想 ―


[神社を去り、9月1日が2回目なことを話題に、明日はきっと大丈夫ですよね、なんて当たり障りのないことから、あたしはメッセージアプリで先輩に話しかけた。

先輩からの返事は暫くなくて、「誰?」と聞かれたから、あたしは随分ぎくりとした。

嫌われたのか、何かおかしいのか。あたしには何がおかしいのかわからなくて、「澪です」と返事をしたんだけど、先輩からの返事がそれきりなくて、あたしは悲しくて]


[あたしは悲しくて、悲しかったから覚悟を固めた千早ちゃんの顔が思い浮かんで「もういちど会えませんか」と送った。先輩からの返事はない。

あたしは辺りの景色が変わっていることに気付いた。どこの道だろう。うちの近くではない。けれどはたとする。ああ、これは願い川の近くだ。叶い橋が見えている。
まだ夜ではなくて、昨日みた色と同じ夕焼け空の色だった。

あたしは秋山先輩の姿をみつけた。声をかけた。

ああ、もう、耳が聞こえない。秋山先輩、と声をかけた。先輩は振り向いて、あたしの顔を見ていた。ああ、あたしはどんな顔をしていたろう。

秋山先輩は何かに驚いているようだった。転んでしまった。あたしは驚いて秋山先輩を助け起こそうとしたのだけど振り払われた。怒っているんだろうか。ごめんなさいと謝った。

秋山先輩が何か言っているけれど、あたしは耳がうまく聞こえないから……いやだ、と言われたのだとおもう。あたしは悲しくて……秋山先輩に何か滴っている。黒い……なんだろう?]


 




『譏■■取律縺ッ縺阪▲縺ィ螟ァ荳亥、ォ■■縺吶h縺ュ』

『貔■ェ縺ァ■縺』

『繧■ゅ≧荳?蠎ヲ莨壹∴縺セ縺帙■■』


「遘句アア蜈郁シゥ」


「縺斐a繧薙↑縺輔>」



[秋山先輩は慌てて這って起き上がった。あんなに取り乱した彼をあたしは見たことがない。秋山先輩は足元を見ていなかった。

だから、願い川に落ちてしまった。あたしは助けにいこうと川に一緒に入ろうとした。

川の水ってこんなにも黒かっただろうか?秋山先輩が沈んでいく。秋山先輩の姿が見えなくなった。]


 




[今度はもうすこし上手にやりたいな。
明日がきたら学校で……
ああ、そうだ。それは出来ないんだった。
だってあたしが死んでいることが分かられてしまうもの。

時計の針の音が耳につく。
今日のやり直しが出来ればいいのにな。

あたしはどこかから、焦げ臭いにおいがしていたような気がした。
あの死んだ誰かにもあたしのように未練はあるのだろうか。]


【人】 綿津見教会 マナ

― 2度目の9月1日:自室・夜 ―

[今日は、部活の話をしようか。
なんでその話を選んだかって?さあ?
今日本来なら行くはずじゃなかった神社で、後輩の顔を見たからじゃない。
もしくは、なんとなく]

[競泳を始めたのは中学に入ってからだ。
それより以前は、家庭状況の方でいっぱいいっぱいでそれどころじゃなかった、なんてことは知ってるか。
始めた理由は友人に誘われて見学に行って、そのままずるずると。
正直なところ、何でもよかった。
もっと先に触れるものがあったなら、そちらを選んでいたことだろう]

(47) 2019/09/04(Wed) 19時半頃

【人】 綿津見教会 マナ

[最初は、当然ながら小学生の頃からスクールに通っているような子たちとは大きな差があった。
そのうちに追い越して、ゲコ西やゲコ町のハロウエルアマガエル等という二つ名を拝命することになるのだけど、それは闘争心や対抗心によるものではない。
ただ、もくもくと何事かに打ち込むのが得意で、自頭も悪くはなかった。
それだけだろう。
調べる→噛み砕く→実際に試す→効果と問題点を検討する。
それを繰り返すことが苦にならなかっただけ。
記録が縮めばそれを身に染み込ませ、縮まなければ何が問題だったか絞り込む。
それを延々と延々と繰り返した。
しなやかな筋肉を身に着けて、流線型のストリームラインを作り、加速するのに最適なタイミングで上半身と下半身を動かす。
体格はそのうち良くなるだろうと思っていたが、あまり育たなかった。
それでも、ある程度の記録を残すことができたのだから、同じように同じだけやれば誰でもこのくらいにはなれるのだろう。
多少、個人差は出るだろうが]

(48) 2019/09/04(Wed) 19時半頃

【人】 綿津見教会 マナ

[団体競技ではない、ということも良かったのかもしれない。
もし、チームワークが重視される競技を選んでいたら、和を乱す存在などと言われていたかもしれない。
どのような対応をされたにせよ、よろしくは無い結末を迎えていたことだろう。
それでも、辞めるのが早いか遅いかの違いでしかないが]

[退部のきっかけは、ある朝居間に置かれていた親の手紙。
『部活は辞めて受験に集中しなさい』。
それだけが書かれていた。
どちらの文字だったか憶えていないのは、それがどちらでも構わないからだろう。
その手紙を見て、その日のうちに退部届を出した。
その頃はまだ勉強の負担になっているとは思っていなかったし、辞めてからの方が成績は伸び悩んだけれど。
なぜやめたのかと聞かれれば、結局のところ私には向いていなかったのだ]

(49) 2019/09/04(Wed) 19時半頃

【人】 綿津見教会 マナ

[そろそろ眠くなってきた?
睡眠不足は勉強の大敵だからね。
ゆっくりおやすみ]

[自分自身の事を自分自身に言い聞かせるようにして、客観や俯瞰へと落とし込む。
私の悪い癖だ]

(50) 2019/09/04(Wed) 19時半頃

【人】 綿津見教会 マナ

― 3度目の9月1日:自室・朝 ―

[シーツとパジャマを洗濯機に叩き込み、シャワーを浴びて制服を着る。
そこまでが、寝ぼけ眼で行うルーチンだ。
休みの日でもしてしまうことがあるのだから、異常事態とはいえ本来ならば平日なのだから仕方ない。
ようやく、スマートフォンに表示される日付を確認した]

[居間にあるテレビをつけて、新聞を回収する。
外に出たついでに神社の方の様子を確認する。
そのどれもが、嫌になるくらい今日が9月1日だと主張していた]

(51) 2019/09/04(Wed) 19時半頃

【人】 綿津見教会 マナ

[『今日は登校しますか?』
そんな短いメッセージ。
皆もやはり9月1日かの確認と、どこかに集合したりするのか。
二つの意味を込めたダブルミーニングというやつだ。
実にスマートなお手並み。
昨日の記憶を頼りに会堂くんとヒナコサンに、それと既に持っている連絡先から部活の後輩である澪ちゃんへと*送った*]

(52) 2019/09/04(Wed) 19時半頃

綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2019/09/04(Wed) 19時半頃


[太く貫く幹線道路とそこから枝分かれして複雑に町に張り巡らされた道路はまるで太い動静脈と、体の各所へ酸素を運ぶ細かい血管のようだ。

何処か熱に浮かされたような意識は夏のアスファルトから立ち上る陽炎のように揺らめくようで、一時また茫、と眺めている。
奇妙だ。昨日、なのか今日、なのか判然としないが──二度目の9月1日、あの不確かな繰り返しのはじまりよりもどこか町の輪郭が太くなったように思える。

幾度も繰り返される9月1日、終わらない夏を過ごす町。
その存在感がひとつ増したような奇妙な感覚がある。

昨夜、日付が巻き戻る頃、何処か耳の奥にあの社で聴いた音が小さく響いたような気がした]

………。

[あれは、何かを喰らったのだろうか。じわりと滲んで来る疑問に何処へともなく、視線を投げかけた。

燃え盛る女の目の前では、幾度も、幾度も、あの夜の事故の光景が繰り返されている──]


[そうしてレイ姉とは別行動をとったから、浮かんだ疑問は聞かないまま終わってしまった。
 いや、聞こうと思えば話が終わったあと行けばよかったんだから、本当は聞きたくなかったのかもしれない。

 セミの声。濃い影。ちりちりする日差し。
 そんな夏の景色の中、教えられたこと。
 焼け爛れた声のヒトは、死んでいるらしい。]


[死んだ人の声が聞こえる、っていうことのわけばかり考えて、昨日はそれきりだった。
 つまり、もうすぐ死ぬからじゃないかって。

 けど、未来のことより気にするべきことがあった。
 もう過ぎたことなのかもしれないけど、それでも。]


[教えてよ
 どうしてレイ姉の声まで聞こえるの]


【人】 綿津見教会 マナ

[返事を待つ間、現状を整理しておこうとルーズリーフを一枚取り出す。
日を跨げば消えてしまうとしても、頭の整理には手を動かすことが有効だ]

(81) 2019/09/04(Wed) 22時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[・現状のまとめ(私見)
■いつ:夏休み最終日の9月1日。
9月1日が3度目なのだからこれは間違いないだろう。
■どこで:世界中で。ただし、いまのところ異常だと共有出来ているのは町内の学生の一部のみ。
夜にSNSをチェックしてみたが同じ異常を感じていそうなものは見当たらなかった。
世界中で同じように異常だと感じている人間が存在しているのなら、誰かしら発信を試していそうな気もする。
■だれが:不明。だれがという表現がふさわしい原因であるかも不明
■なにを:9月1日を繰り返す。
9月1日、という日付に意味があるのかそれともたまたまなのかは不明。
9月1日を繰り返したいのか、9月2を迎えたくないのかも不明。
私が長い夢を見続けているという仮定は、行動の指針になりえないので破棄。
■なぜ:なぜ繰り返しているのか、なぜ私たちなのか、いずれも不明。
■どのようにして:不明。ただし、常識的にあり得ない出来事であるので、認め難い事だが常識外の力が働いている可能性が高い]

[■やりたいこと
夏祭り:済
花火
BBQ
プール]

(83) 2019/09/04(Wed) 22時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[しかし、頻出する『不明』の文字にため息が出る。
これはほとんど何もわかっていないということに等しい。
やったことといえば、お祭りを満喫したぐらいだからしょうがないか。
それで何かわかる方がおかしい]

[そうこうしていると、スマートフォンが振動する。
予定通りに返事が帰ってきたようだ]

(84) 2019/09/04(Wed) 22時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[まずは澪ちゃんからのお返事(>>54)。
前日は話せなかったし、久しぶりの連絡だから驚かせてしまったかもしれない。
文面を眺める限り、やはり同じ状況でこれから何処かへと移動するようだ。
『今日は特に集まったりする動きが無いようなら、図書館で調べ物をしようと思います。
こんな異常事態に巻き込まれている時点で困っているかもしれませんが、困り事があれば微力ながら手を尽くしますのでご連絡ください。
なお、私は寝ぼけて制服を着てしまったので今日も制服で行動です』
こんなところか、とレスレス]

[次に、ヒナコサンから(>>63)。
んん?
そんなに日によって顔がぐにょんぐにょんモーフィングするのだろうか?
次の行を見れば、納得がいった。
どうやら前日に泣き出したことを気にしてるようだ。
さてさて、どうしたものか。
何故泣き出したのかを把握していないないのだ。
出口くんが関わっていることは確実だろうが。
どう返信するか数秒考えて、
『どんまい』
と、ひっくり返ったカエルのスタンプをつけて送った。
実際あまり気にしてないし。]

(85) 2019/09/04(Wed) 22時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[最後に、会堂くん(>>73)。
彼はデリカシーが欠如しているのだろうか。
それとも私はうら若き乙女のカテゴリーから外れているのだろうか。
女子高生らしく自撮りを嗜んでいるというのに。
『お腹はリセットされたようなので大丈夫です。
私は今日は図書館で調べ物をしようと思います、何かあったら連絡ください』
こんなところか]

[ついでに三人をグループに入れて、先程まとめた私見(>>83)を送ることにする。
ルーズリーフの横からにょきっと顔を出して、セルフィーをパシャリ。
画像をぺたり。
あ、やりたいことまで入っちった。
まあいいか]

(87) 2019/09/04(Wed) 22時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[さて、一通りの作業を終えたので出かけることにしよう。
今日も当然のように変わらず日差しは強そうだ。
連日外出してるのだから少しは慣れても良さそうだが、 *そこもリセットされるのだろうか? *]

(88) 2019/09/04(Wed) 22時頃

綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2019/09/04(Wed) 22時頃


[けんちゃんのお友達でしょう、
そう呼びかける声は高く、あどけなくさえある。
清潔にしているのか、決して汗臭くなどないしシャボンだか花だかの香りすら纏っている。

が、目の前の女が身じろぐ度、言葉を発する度に何処かで生木の燃えるような、溶けた鉄が沸き立つような、異様な熱と、何時かで聴いたぐつりと何かが溶け出すような響きが混じった]


【人】 綿津見教会 マナ

― 図書館前 ―

[やはり暑さには慣れない。
やたら高い湿度も悪いところあると思う。
夏期講習が午前なら午後に、夏期講習が午後ならば午前にといった感じで夏休みの前半はよく利用していたが、後半に入ってから訪れるのは久しぶりである。
首の付根から髪を髪をかきあげるようにして熱を逃がす。
首筋、うなじに触れた手のひらにじっとりとした汗が付着する。
ピッタリと肌に張り付くブラウスの感触。
冷房が恋しい、冷房はもうすぐ。
たとえ、設定温度が高くても*あるだけでマシなのだ*]

(110) 2019/09/04(Wed) 23時頃

綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2019/09/04(Wed) 23時頃


友達、だったら、どうだったの。

[ぱち、ばち。オネーサンが口を開くたび、焚き火が燃えて爆ぜる時みたいな音がする。
 オネーサンがなにか言う度、ごぼごぼと何かが沸騰するみたいな音がする。
 冷房が効いたコンビニが、暑い。熱い。
 その感覚に、反対に背筋は冷える一方だった。

 ゾクリとするものを必死に押さえ込みながら、勇気をだして聞いた。]


んーん、どうもしないよ?
ただ、お友達のお友達なら私も仲良くなれるかなって思っただけ

[先程眼鏡を押し上げた指はこんなにどす黒かっただろうか。
人の好さげな目元の奥、チラリと炎が嗤っている。

でも、と思案げにしながらちらりと会堂の横顔と少年とを見比べる。
スマホに送られてきた内容を盗み見るに会堂はどうやらこの9月1日を繰り返す謎について思案しているようだ。]

すっごく仲良くても、あの子と私は全然違うものなの。
……哀しいよね。

[同意を求めているようではない。ただ肉の爆ぜる音に混じる煮えたぎるような音が笑っているように聴こえる]


綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2019/09/04(Wed) 23時半頃


【人】 綿津見教会 マナ

― 図書館前 ―

[入り口付近の椅子に座り、スマートフォンを確認する。
幾つか返信が溜まっているようだ。
まずは澪ちゃん(>>99)に、

『郷土史の類に何か引っかかるような伝承があるか探してみます。
あんまりにも量が多いときはお願いします』

と返信]

(125) 2019/09/04(Wed) 23時半頃

仲良く、なりたいの?
俺と?

[その答えは、だいぶ想定外だった。
 理由がわからない。
 こんな、燃えるように熱い、ううん、燃え上がって煮えたぎってる熱を持つ人が、どうして。
 燃えてるから誰かと仲良くしちゃいけない、ってわけじゃないけど。
 でも、オネーサンが言うように、その。]

し、んでる……から?

[全然違うもの。哀しい。
 ……そうかもしれない。手が届かない、戻れない世界。
 それは、寂しそうだった。]


【人】 綿津見教会 マナ

[続いて、グループチャットの方(>>107 >>108 >>111)。
うっかり乗せてしまったが、好評なようだ。
こんなときに不謹慎なと袋叩きに合う可能性や、最悪の場合は一人ですべてこなすことも考えなくもなかったが。

『やりたいです。
せっかくの機会なのでみんなで。
お願いできますか?』

そして、後半に書き込まれた不思議な……いや、今置かれている状況から考えるとそこまで不思議でもなくなってしまうかもしれないが。
そんな相談にも返信を。

『親しい人が夢枕に立つというのは。
何か大切なことを伝えようとしてくれているのかもしれませんね』

本に出てくる夢枕に立つ人というのは大抵がそんな感じだった気がする。

『あ、肝試しも良いかもしれません』

最後に*そんなメッセージを付け加えた*]

(126) 2019/09/05(Thu) 00時頃

綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2019/09/05(Thu) 00時頃


うん、そうだよ。
ソーセイくんと私。

[死んでいるから。彼がそう問うた瞬間に足元から吹き上がる熱風が狭いコンビニの店内をひと凪ぎした。
それは実際の世界には干渉しない異質な何か、なのであろうけれど

少なくとも彼の髪のほんの一筋程がチリ、と焼け付いた気がした。
焦げ付いたような黒い影が女の表情を半ば覆い隠している]

………

[何かを呟いたようだが、それはとても不明瞭だった
ただ、少し開かれた唇のその奥、喉を焼いて吹き荒れる炎がゴウ、と音を立てただろう]

明日が、

[来なければ、このままでいられる──そう続いたように聴こえた]
 


[瞬間、ごう、と熱気が吹き抜けた。気がする。
 多分、本物の熱じゃない。わかってる、けど、熱い。
 髪の焦げるようなにおいを感じる。
 聞こえないものが聞こえるみたいに、嗅げないものも嗅げるようになってしまったのか。

 なのに、肝心重要そうな言葉ばかり、ぐしゃぐしゃにくぐもって、聞こえない。]

俺は。
俺は友達でいいから。

明日も。
だから――

[怒らないで、と続けようとして、これは怒りなのだろうかと思いとどまった。
 ごうごうと吹く熱風と煮えたぎる感情は怒りのように思えるけれど、哀しい、といったそっちの方が、本当の本心のような気がした。

 ぽたり、溶けたアイスがひとしずく落ちた*]


[ゴウゴウと激しく吹き上がる焔はそれ以上何も伝えはしなかった。

ただずれ落ちた眼鏡を直しながら会堂とおどけている女は、一度少年を見つめて愛し気に笑った **]


【人】 綿津見教会 マナ

─ 図書館 ─

[一旦、お手洗いで汗の処理を済ませてから書架へと向かう。
奥の奥、あまり人の寄り付かない郷土史関係が置かれた棚から、目的のものが記述されていそうな本を見繕う。
数冊とはいえ、分厚くずっしりとした本を抱えて席の方へ。
奥から来たのだから、出るのは奥の席付近で、そこには見覚えのある姿(>>141)が一人。
ふむ]

(147) 2019/09/05(Thu) 01時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[一度本を置いて、メモ帳を取り出してページを一枚破る。

『今夜、花火をすることになりました。
気が乗らなければ不参加でも構いませんし、少し離れて見てるだけでも構いません。
詳細は生徒会長の会堂くんに聞いてみてください』

と、こんなもんか。
図書館だから声を掛けるわけにはいかない。
あの時、連絡先はあの時交換しなかったが男子同士でぐらいはしてるだろうと予測する。
二回折りたたんで、読んでる本の下辺りにそっと置く。
ふわりと、汗の匂いなど漂わなかっただろうか。
いいや大丈夫、きちんと処理をしたのだから漂ったとしてもフローラルな女子高生の香りだろう。
一仕事終えた気分になったが、実際の作業はこれからだ。
少し離れた空いている席に座り、一冊目のページを*捲り始めた*]

(148) 2019/09/05(Thu) 01時頃

綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2019/09/05(Thu) 01時頃


[合わされる三本のアイス。
会堂の色はオレンジ、自分と少年の持つ色は水色。
補色に近い、正反対の色味に嗚呼……と喉が鳴った。]

こう言うのをさァ、象徴的、って言うんだろうね。

[会堂の持つ色を眩し気に見つめて呟いた。
自分達と彼との間に線を引くように、ただ違うね、と。

───本来ならば、少年の持つべき色はあちらだとは言ってやらない]


― 八月の回想(2) ―

[部屋で寝ていたけど、だんだん頭がいたくなってきている気がして、車をだしてもらって、とりあえず町の小さい病院につれていってもらった。

夜だった。黄色っぽい月が出ていて、雲がすこしかかっていたことを覚えている。
あたしの家から病院に行く時、叶い橋を通る。
願い川に月の光が反射してるのを窓から眺めていた。
後部座席に座っていた。
古いがたがたのアスファルトを走っているせいで、車は揺れていた。

病院について、薬のにおいの待合室で暫く待ったあと、昔から風邪をひいたら診てもらっていたおじいちゃん先生に診てもらった。
久しぶりだねと言われた。
あたしは頭痛を我慢しながら「はい」と言った。
頭痛の度合いやどこがどう痛いか質問されて、あたしはつい、少し我慢をした返事をしてしまった。

ここでは詳しい検査ができないから、心配なら大きい病院に行って診てもらうしかと言われて、あたしはまた「わかりました」と頷いた。
待合室のお母さんにそれを言うと、この時間から大きな病院に車で行くのは無理があるから、明日にしようと言われた。
あたしは病院から帰ることになった。**]


[スマートフォンの画面から目を上げ、強張った貌の会堂を見る。
表層的な意識としては半ば縋るように彼に助けを求めながら、然し何処か醒めたように腑に落ちるものがある。

二度目の9月1日の時点では共に居る二人や己と同様に繰り返しの異常さに気付いていたはずの彼から何故その意識が抜け落ちたのか。
三度目の今日を迎えたこの町の気配が僅かに変わった気がするのか。
嗚呼、そう云う事、そう云う事なのだ───つまりこの時を留めた世界を閉じてしまうには、昨夜あのもう一つの『何か』がそうしたように、異物を取り込んでこの場に縫い留めてやればいいのだ]


[灼熱に焼かれ続ける脳裏にじわりと愉悦が満ちる。

嗚呼そうすればこの夏は終わらないのだ、そして私は彼らに置き去りに等されない
……いっそ一つに溶け合ってしまえるのなら

胸の芯に空いた穴からひやりとした哀しみ染み入る。
沸き上がる熱の塊が急激に冷やされてまた新たな罅となり、燃え崩れそうな体が痛む。

あのごぼごぼと泡立つ不可解なノイズは秋山翔を飲み込んでしまった事を自覚しているのだろうか]

嗚呼、……やっぱり哀しい。

[ぽつりと溢れるように目の端から炎の粒が零れ落ちて肌を焼いて行く。
ある意味では秋山を、この町は、あの何かは永遠に手に入れたとも云えるのかもしれない。
それなのにどうしようもなく空しい。
嗚呼、あの『何か』にとってこれは良き終わりであったのだろうか。
終わりであったのか、すらもわからないけれど

それに確信もした。……放っておくばかりでは彼らはこの世界の殻を破ろうと藻掻くだろう]


[頭蓋の中を強く掻き回されているかのようだ。
嗚呼、ならば、今日摘み取るべきは?
選択をしなければいけないのだろうか、カードを選ぶように

昨夜のようにただ『あれ』に任せきりではいられるはずもなかった。
手に入れて、そして失う誰かを見定めなければ

………手に入れておきたいのは。
浮かんだ顔を打ち消した。あれは、駄目だ。駄目だ。駄目、駄目……絶対に駄目………

乱れた心のままに炎が荒れ狂う。炙られた肌にボコボコと水泡が粟立ち醜く爛れて行くようだ。
嗚呼、と両の手で顔を覆った。嗚呼、嗚呼……喜悦と哀しみが交互に襲い来る]

ッハ、ハハ………!ハハハハ、ハッ……!!!

[嘲りを含んだ高らかな笑い声は泣き叫ぶような響きをしていた **]


【人】 綿津見教会 マナ

[ページをめくり、ページをめくり、ぺーじをめくる。
さて、合間にスマートフォンを見れば更にメッセージが増えていた。
まずは、澪ちゃんから個別(>>167)に届いたもの。
どうやら、お手伝いしてくれるそうだ。

『今、本を選別したところでしたがかなり分厚かったので助かります。
お手伝いよろしくおねがいします』

と、返信する。
傍らに積み重なった本は、肘から手首ほどの高さになっている。
しかし、怖くなってきた、とは何かあったのだろうか。
場合によっては、迎えに言ったほうがいいかもしれないが]

(191) 2019/09/05(Thu) 20時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[ひとまず、グループチャットの方に目を通す。
ビキニカエルスタンプ(>>160)が目を引く。
誰得のスタンプなのであろうか。
現に、ここで使われているのだから需要はあるのだろう。
そして次に目を引くのは、

『秋山先輩、9月1日繰り返してること
忘れてるみたいです』

そんなメッセージだった]

(194) 2019/09/05(Thu) 20時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[先程の怖くなってきた、というメッセージが腑に落ちる。
なるほど、少し背筋がひんやりとしてきた。

『秋山くん、前日の、二回目は記憶ありましたよね?』

『もし、誰か、彼を見かける事があったら様子を窺って見てもらえますか?
私も見かけたら、そうします』

そんな文面をグループチャットに残しながら考える。
繰り返す9月1日の記憶を持つ者の中から、その記憶を失う者が出た。
つまり、次があってもまた記憶を引き継げるという保証がなくなってしまった。
記憶を持ち越して居るのが正しいと思っていたが、記憶を持ち越さない方が正しくて、正しい方へと修正されるのだろうか。
想像して、恐怖する。
修正されるのが怖いわけではない。
今の記憶が失われるのは惜しいが、失われた後の私はきっと何も感じないだろうから。
一人また一人と記憶を失っていき、最後に一人取り残される。
ただ一人だけ記憶を残して、同じ9月1日を繰り返す。
そうなる誰かが居るのかもしれない、と言うことが]

(196) 2019/09/05(Thu) 20時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[小さく首を振って息を吐く。
どうやら、これは早めに解決しなければいけないモノのようだ。
とはいえ、解決しようにも取っ掛かりがなさすぎる。
うず高く積まれた本に目をやる。
何か少しでもヒントになるようなものが見つかればいいけれど。

『あ、会堂くん。
前日校門にいた後輩の男子の丸めじゃない方の子に図書館で会ったので花火に誘ってみました。
連絡先知ってたら、詳細教えてあげてください』

最後にそう送って、スマートフォンをスリープにした]

(197) 2019/09/05(Thu) 20時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[めくり、めくり、めくる。
おや、何か違和感が。
視界のすみに、白い何かが。
先程、破ったメモに近ような。
手にとって、確認してみる。
なるほど、先程のメモだ。
一番下に一言が(>>173)、書き足されている。
これはわざわざご丁寧に。
一瞬だけ顔を上げて、奥の席を見た。
おや、澪ちゃんが到着したようだ。
何か話をしているようだが、そうか同学年か。
邪魔をする野暮はせず、話が終わるまで*調査を続けておこう*]

(198) 2019/09/05(Thu) 20時頃

綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2019/09/05(Thu) 20時頃


【人】 綿津見教会 マナ

[名前を呼ばれ(>>229)、顔を上げる。
おおきい、座っているからさらにおおきい。
何やら顔を見つめられている気がする。
久しぶりだからだろうか、それとも何か変だろうか。
一旦立ち上がり、その隣へと移動する。
一つ椅子を引いて、その上に膝立ちになり体を伸ばす]

澪ちゃん。
こんにちは。

[耳元で、そう囁いた]

(243) 2019/09/05(Thu) 22時頃

【人】 綿津見教会 マナ

早速ですが、お願いしますね。

[そう言ってから、椅子を戻し元の場所へ。
本の山から一番分厚いのを。
何事か話して居るのはわかっていた。
それも深刻な。
不安を紛らわすなら、本に集中するのが良いだろう。
私が今してあげられるのはそのぐらいのものだ。
だから、この本の重さは私の愛の重さなのだ]

(244) 2019/09/05(Thu) 22時頃

マナは、ワタルがなにか大変な目にあっているような予感がした。

2019/09/05(Thu) 22時頃


俺たちも、忘れちゃうのかな。

忘れたくなんて、ないんだけど。

[ワタル先輩が出て行ったとき、境界線という言葉の意味がわかった気がした。
 自動ドアで分けられた世界。
 向こう側に行ったら、この記憶は消えてしまいそうな気がする。
 それがいいことか悪いことか、わからないけど。]


[離れたくなかった。
 混乱したままの昨日なら、もしかしたら走ってでも逃げていたかもしれないけれど。

 哀しい。明日が来なければ。
 マグマみたいに燃え滾って怒るひとは、境界線をひいて線引きをしながら、叫ぶみたいに笑うひとだった。
 それを知ってしまったから、きっともう離れられない。]


【人】 綿津見教会 マナ

よろしくおねがいします。

[続いて移動して来た後輩(>>253)には少し顔を近づけて密やかに頭を下げるに留める。
シャイボーイ(予想)には刺激が強すぎるからね。
ドン引きで逃げられるかもしれないし]

[さて、これなら時間的に余裕ができそうだ。
そう思いつつ、文字の中へと没入するのだった]

(263) 2019/09/05(Thu) 22時半頃

ソーセイくんは、

[少年の呟きに表情を削げ落とした顔で呟いた。
ぐつりと煮えたような音はしなかった。
ゆらゆらと少し揺らめくようにして歩きながら、
『そうなるのは怖い?』

と問うた。]

──毎日朝起きて、新しい一日が始まった、って思って、新しい何かをして、新しい事を知って、新しく思い出を作って、
ねェ、私達の『今』と何の代わりがあると思う?
町の人も、私達も、皆『今日』を生きてるだけだよ。

[彼と、誰かに言い聞かせるように囁く声音で
───もしかしたら己自身に。

離れないでいてくれるつもりらしい彼を撫でようとしたのか、そっと手を差し伸べて、
少し躊躇った後に触れずにその手を下ろした。]


【人】 綿津見教会 マナ

[気になった部分をメモしながら、本を読み進めればいつの間にやら結構な時間が経過している。
小さく息を吐きだして、軽く首を回しながら一度席を離れる。
長時間同じ姿勢でいると、筋肉が凝り固まってしまうので軽いストレッチで体をほぐし、再び席へ]

[民話・伝承の類で目立つのものは二つあるように思える。
そのうち一つは、カエルの恩返し的なものだ。
カエルに情けを掛けた若者の元に、カエルが人に化けて嫁入りに来るとかそんな感じの。
カエルも嫁入りできるくらいなのだから、 ゲコ西のハロウエルアマガエルこと私も将来は安泰であろう。
カエル、カエル……9月1日にカエル。
うん、疲れてるなこれ]

(264) 2019/09/05(Thu) 22時半頃

【人】 綿津見教会 マナ

[そして、もう一つは根良伊川と奏生橋について。
願い川と叶い橋なんて呼ばれるだけあって、多彩な伝承が残されている。
共有することもあるかもしれないし、一旦ルーズリーフにまとめておくことにしよう。
ひょっとしたら、この状況は誰かが願いを掛けた結果なのかもしれないなどとと少しでも思ってしまったし]

(266) 2019/09/05(Thu) 22時半頃

……うん。
怖い、っていうか……やだ。
このまま同じ日をずっとやるんなら、忘れたくない。

[忘れてしまったら、なくなってしまう。
 今日アイスでカンパイしたことも、友達になったことも。
 きっとこれから花火をすることも、みんな。]


【人】 綿津見教会 マナ

[根良伊川と奏生橋について
■伝承
※図書館の郷土資料より
※以下のものは全て、多数ある伝承の中の一説である
1.身分違いの恋に悩んだ男女が来世で結ばれる事を願って飛び降り、それを不憫に思った者たちがその願いが叶うように、願い川と叶い橋と呼ぶようになった。
2.河川の氾濫が神の怒りだと信じられていたころ、人身御供として沈める前に舞を奏上していたことから転じて、奏生橋となった。
3.橋を架ける際に、人柱として沈められたこともあったらしい。
4.根良伊川で行われる流し雛や灯篭流し123やそれ以外の伝承に出るような死者の鎮魂の意味もあるらしい。
5.人型に切り取った紙を流すことで死者を慰撫する風習もあったらしい。また、その紙に願い事を書いて流すと、願いが叶うとも。人形に願い事を添えるパターンもあり]

(269) 2019/09/05(Thu) 22時半頃

【人】 綿津見教会 マナ

[■怪談
※ネット上のものより
1.飛び降りスポットとされており、夕方(逢魔が時)に橋の真ん中から川を見下ろすと、吸い込まれるような呼ばれているような気分になるらしい。たくさんの手がおいでおいでをしていたという話も。
2.願いを書いた紙を懐に入れて飛び込めば、命と引き換えに願いが叶う。
3.人型に切り取った紙に恨みがあるものの名前を書いて川に流すと、後日その人物が川に落ちる。
4.人型に切り取った紙に死者の名前を書いて流すと、死者と会うことができる。見た目はその死者だが、中身は別物となっているパターンも]

(270) 2019/09/05(Thu) 22時半頃

【人】 綿津見教会 マナ

[書き終えた後、澪ちゃんの方を一度見て、怪談の方は細かく折りたたむ。
普段ならありがちな作り話だと笑い飛ばせるような内容でも、常識外の状況に置かれている今ならどうだろうか。
いたずらに不安を煽ることもない。
こちらは共有することなく、処分することにしよう。
伝承(>>269)の方を後輩二人のほうにずずいっと差し出して、様子を窺ってみる。
時計へと目を向ければ、今から出れば*花火の集合時間には丁度良い時間か*]

(271) 2019/09/05(Thu) 22時半頃

……───、

[黙って目を細めて見つめてから、そう。憶えておくね、と呟いた *]


綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2019/09/05(Thu) 22時半頃


[呟きには、覚えておいて、と小さく返す。]

……俺ね。
『明日』になってほしくないんだ。

ずっとずっと、このままがいい。
何が違うとか、ムズカシイことはよくわかんないけど……
俺にとって、今日と明日はぜんぜん違う。

[伸びてきた手を、自分の手で追いかけてつなぐ。
 隣を歩きながら、少し空を見上げた。]


俺、明日になったらこの町を出るの。


[9月1日を繰り返す街と同じに、あたしの人生由来のあたしは、本当はあたしが経験していない9月1日を歩んでいる。
生まれて周囲の環境に左右されて育ったあたしが、あたしの人生の通りに9月1日を作っている。

セミがお腹をふるわせると、大きな音が出る。
それと何か違いがあるだろうか。

けど、あたしという8月に死んだ人もまた、どうせ生まれて周囲の環境に左右された鳴き声で活動するセミと同じことなのだろう。]


 
[剥離。そういう言葉がきっと似あう。]
 


[8月に死に9月1日を迎えられなかったあたしの人生由来の死は未練を齎している。

秋山先輩に想いを伝えようとしても秋山先輩は、受け取ってくれない。
その結果秋山先輩がこの町と永遠になるとして、あの結果が誰かの死だとして、秋山先輩がどう思っていたとして、9月1日の宍井澪がどう思っていたとして、あたしは、あたしは秋山先輩がすきで、あたしは、秋山先輩が好きだったから、三年生が卒業してしまう最後の夏休みだから、せめて、今年は、秋山先輩が好きで、あたしは、あたしは**]


[触れた指先は酷く熱を持って熱いだろう。
おまけに滑らかに見える指先は火脹れのようにボコボコとした感触で、焦げた肉の嫌な臭いが鼻をついた。

びくりと一度手を引きかけて、何かを堪えるように小さく呻いた女は少し遅れてまた歩き出した。
歩く内、焼けるかと思えた熱は少し収まったが少年の指先に嫌な感触が残るだろう]

っ、………。
それは、

[時折ぐらりと沸き立つように女の輪郭が崩れる。
ぐつりと何かが溢れる。

さみしいね。 そんな音に似ていた]


[繋いだ手は熱かった。
 例えるなら真夏のアスファルトを触ったときみたいに、焼けるような熱さ。
 現実ではないとわかっていても、まるで現実のように手が焼けるような痛みに襲われる。
 手の皮膚もぼこぼことした感触で、今まさに焼けているみたいなにおい。
 どちらが焼けているんだろう。あちらの手か、こちらの手か。]

…………うん。

[それは、のあとの煮え立つような声ははっきりとは聞こえなかったけど、なんとなくニュアンスはわかった気がして、頷く。]


俺でも全然詳しいことはわかってないんだけどさ。
ビョーキが見つかったんだって。

難しい手術になるかもって、だから、俺、東京の病院に入院するんだって。
一旦入院して、しばらく薬とか飲んで。
身体が落ち着いたら、手術なんだってさ。

[軽く言えるのは、まだ実感がなさすぎるからだ。
 両親はすでに東京に仮家を借りていて、長期滞在を決め込んでいる。
 ひとりだけ病院の部屋に閉じ込められて、東京を楽しむこともできないまま、病人生活ってやつになる。]

『今日』が、俺の自由にできる最後の日なの。


【人】 綿津見教会 マナ

[スマートフォンの振動を感じ、確認する。
グループチャットに届いたメッセージ(>>278)に、りょと返し。
先程のメモを貼り付ける。
一緒にいる颯成少年とは大須賀さんちのお子さんの事だろうか。
なら、確か澪ちゃんと仲が良かったはずだ。

『ヒナコサンと颯成少年が図書館に来たみたいだけど、合流しようか?』

そんなふうに打ち込んだ画面を二人に見せた]

(286) 2019/09/05(Thu) 23時半頃

だけど、今日が続けば、このままいられる。
昨日と一昨日は、お祭りに行って。
今日は花火もするし、先輩とも知り合えた。
今日が続けば、何でもできる。友達のままでいられる。

だから俺は、ずっと今日がいいし、忘れたくない。

[忘れたら意味がない。友達も思い出も、みんなリセットだ。
 そんなの、続けてる意味がない。
 記憶を忘れた今日が来たら、ただ周りに気取られないように笑いながら、明日に怯えるだけの自分に戻ってしまう。

 今日が続くと知っているから、次の今日が楽しみでいられるって、思う。]


【人】 綿津見教会 マナ

[目の前で後輩の少年がこぼす言葉(>>282)に耳を傾け、部活の後輩が固くなる様子(>>288)を見る。
やはり、他の人もそう思うか。
古臭い昔話と、そう笑い飛ばすこともできない。
願い川と叶い橋が本当に願いを叶えてしまったのかもしれない。
そう思えてしまうのが、私達の現状だ。
そして、怪談の方は人目に触れさせないほうがいいだろう。
そっと細かく折りたたんだ紙を握りつぶした]

(294) 2019/09/05(Thu) 23時半頃

[少年の訴えに低く喉が鳴る。
黙ってその言葉を味わっているようにも見える。

病を癒した先にある明日ではなく、今この時を選ぶのかと彼の少しいびつで切実な願いに頷いた。肯定した。少なくとも、ただ今を閉じ込めていたいのは同じだ。

嗚呼、哀れだとも健気だとも思う。

わかるよ、と伝えるように煮え立つ指は彼がそうしない限り、離れていかないだろう **]




[そんな風になっていても。

あたしは今日は『お祭りに秋山先輩を誘えなかった』と思っている。千早ちゃんもそう言っている。あたしも明日は誘えるといいなと思う。どうして……どうして、勇気を出して、声をかけてみたのに螻翫°縺ェ縺?s縺?繧阪≧]


【人】 綿津見教会 マナ

― 根良伊川近くの公園 ―

[秋山くんが川で溺れた。
そんな会堂くんからの衝撃的なメッセージ(>>284)を受けたのとそのメッセージで衝撃を受けた澪ちゃんを慰撫するのに必死だったなどの影響で、公園にたどり着くまでの事はよく憶えていない。
それから、詳細を聞いて、流されるように花火を始めた。
せっかく、会堂くんが用意してくれたものだし。
それに、日を跨いでリセットされるのならなんとかできる可能性もあるのではないか……そう考えるくらいには、現状に染まってしまっていた。
運動が苦手な会堂くんに、明日泳ぎを教えてほしいと言われたのだから似たようなことを考えているのかもしれない。
もちろん快諾をしたが、約束を果たせるかどうかはその約束を忘れないでいられるかどうか、だ]

(300) 2019/09/06(Fri) 00時頃

【人】 綿津見教会 マナ

[手持ち花火に火を灯して、大きくくるりとまわす。
夕暮れ、やってくる闇に自分自身を溶け込ませて。
赤、黄、青、緑。
くるくると移り変わる光の輪を描く。
ゆるやかに、ながれるように、舞い踊るように。
指先から爪先まで神経を真っ直ぐ通すようにして、できる限り美しく見えるように。
たとえ、この日のこの集まりの事を私が忘れてしまったとしても。
*誰かが憶えていてくれるように*]

(301) 2019/09/06(Fri) 00時頃

綿津見教会 マナは、メモを貼った。

2019/09/06(Fri) 00時頃


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