297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2019/07/04(Thu) 01時頃
もう、来たらあかんよって。
言ったやんか。
[幼子の、泥に濡れたすべらかな頬を、そうと指先で撫でる。
桃色に染めて輝いていたそれは、白く冷たく濡れている。
危ないから、あかんよって。
そもそもそん花は、お見舞いには向かんよ、って。
言うたのに。
あと少し、年が行っていたならば。
幼子にはその花が見えなかったろう。
あと少し、幼かったなら、こちらの声が聞こえたろう。
あと少し……
口惜しさは何の代わりにもならぬ。
私は、泥に足を取られて滑り落ちる子どもに、何もしてあげられなかった。]
あぁ、泣かんで、泣かんで。
[空が泣き出すような雨を降らせる。
これは、誰の涙だろうか。
この子のものか、家族のものか。
この子の家族は、誰やろう。
お見舞いと言っていたのだから、きっと病に臥せった家族がおるんやろう。]
泣かんで…な?
今、綺麗にしたるからな?
[幼子の亡骸に掌をかざす。
白銀の光に包まれて、物言わぬ子供は姿を消した。
代わりにその場に遺るのは、月明かりを写した銀竜草のような、仄かな輝きを帯びた紫陽花一株。]
そうら、綺麗やろ?
あなたが、綺麗て喜んだ、お花や……
あぁなんで。
なんで、まだ泣くん?
[開いたばかりの紫陽花に、ぽつりぽつりと雫が落ちる。
それはまるで、花そのものが泣いているようで。]
あぁ、あぁ、そうやんな。
ひとりぼっちは、さみしいな。
おねぇちゃんにも、分かるから。
[ひとりでに花束のようになる、花手毬を両手に包み、口付ける。
それはまるで、むずかって中々眠らない子供を寝かしつけるような仕草で。]
可哀想やな、可愛いな。
せやな、ちゃぁんと、帰してあげるからな。
[ぽつ、ぽつと、村への道を辿るように、紫陽花の花びらが、姿を見せる。
例えばそれは、紫陽花の花束を抱えた子供が、いち早く家へ帰ろうと、走り抜け様花を散らしていったような。
それを見守り、“わたし”は微笑う。]
ふふ、元気やな、可愛いな。
**もあの位ん頃は、
よう走っとったっけ…
[“わたし”は、遠い記憶に想いを馳せる。
誰からも、“わたし”自身からも、忘れ去られた記憶に。
『どうして、どうして…おねぇちゃん!』
誰かの泣き顔が記憶にひらめいた瞬間、私は────、**]
|
―山道―
たえちゃぁん
[自分では張っているつもりとはいえ、 些か頼りない声で呼びかける。 こだまも微か、鳥も驚かない。]
……もしかしたらもう戻っとるかもしれんけど…
[探すに粘り強さが足りないのは、己の体力のなさなどに慣れ切って諦めが良すぎるせいもあるか。昼行燈で誤魔化してはいるが、白子は長く生きられない、と言われたのを忘れられるほど楽観的でもない。
>>2 ふと。 より強く大きな声が小気味よく響くのを聞いた。]
(12) 2019/07/04(Thu) 10時半頃
|
|
[がさがさ、と草を踏んで音を立てながら声のした─気がする─方に歩んでいって。]
おおい
[少し離れた位置から白い手を振り、 定吉へと呼びかけた声もやはり些か細いものだ*]
(13) 2019/07/04(Thu) 11時頃
|
[ 昔に食べた、 ――― 食べようとした紫陽花は、どんな色をしていたっけ。]
[ 小さい頃から山が大好きだった。色んな所に行く前に、山の知識を教えてもらって、でもそれでも、こっそりと色んな所へ行った。
一度足を滑らせたこともあったが、持ち前の丈夫さでなんとかなった。 その時の光景や見たものは、思い出せないけれど。
運が良かった。
あたしはきっと、運が良かったのだ。]
[ 見た事がないはずの透明な紫陽花。
どうしても目が行ってしまう。あれは、…あれは。なんだっけ。]
…たえちゃん?
[ そう語りかけるのは頭の中でだけだ。
そう、それは、その透明な紫陽花に向かって。
泣き声が聞こえる。良く知っている気がする。だけど確信には至らなくて、声には…言葉には、できなかった。]*
|
─山道─ [声のする方に手を振ってから、>>31 たえと思って空振りさせ、 ややこしいことするな、と怒られる可能性に思い当たって振っていた手が止まり、ええと、と言い訳を考えるような曖昧な笑みが浮かぶ。]
定吉、……あは、 今日はちょお頑張って探してんねん
[身構えが綺麗に空振りする気持ちの良い声に、ちょっと虚をつかれたような表情を浮かべた後、笑う]
来たんはひとり、途中で朧に会うたよ。 ……叱られたけどなぁ。 たえちゃん、まだ見つかれへんし……
[困ったような笑みになった。]
(39) 2019/07/04(Thu) 21時半頃
|
|
─山道─ そうかあ、定吉の声なら たえちゃんもよう聞こえるんちゃうかな、頼もし。 朧も助かりそ。
[>>33水を勧められ、はたと瞬く]
ええの?あ、いや、うーん、…
ええわ、まだ、大丈夫。 たえちゃん見つけたら飲ませたげなあかんし? でもありがとうなあ。
[やんわりと手をかざしてから、小さく頭を下げた。 定吉は本当に気のいいひとなのだなあ、と眼を細める。 己の生白い様子にも、「そういうこともある」とあっけらかんとした受け止め方をしてくれるのは随分と救いであった。]
(44) 2019/07/04(Thu) 22時頃
|
|
─山道─
まあ、なあ。 心配やし、それに 僕ばっかりのんびりしとってもあかんでしょう。
[困ったような笑いはそのまま。]
うん。 眉間の皺なあ、また深くなっとった気いするわ。
[頑固者、というのだろうか。 芯が強い、というのだろうか。]
……あんま話しかけんほうがええんやろか。
[などと、ぽつっと、はこべの花を胸元から外して、くるくるり。]
(52) 2019/07/04(Thu) 23時半頃
|
|
─山道─ [>>45顔色を見られて、瞬きひとつ、ふたつ。 日に焼けた血色のいい顔はおひさまのようだ。]
大丈夫やよ。 定吉はええひとやなあ。 わかっとうよ。 流石に世話かけるわけにはいかんからなあ…。
[うん、と頷いて。 いまより小さいころはよく熱を出したり、 息切れして座り込んだりしたものだ。 後者は────今もか。 小さくため息を吐いた。]
……無理せん程度にもうちょいみたら、 一回戻ろうかなあ、…たえちゃん、もう帰ってきてたりせえへんかな?…なーんて…。
[こんなのだから昼行燈などと呼ばれるのかもしれないとは、分かっているのだが。]
(53) 2019/07/05(Fri) 00時頃
|
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2019/07/05(Fri) 00時頃
────とぉりゃんせ、とぉりゃんせ。
此処は何処の細道じゃ?
天神様の細道じゃ。
ちょぉっと通して、くだしゃんせ────
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2019/07/05(Fri) 00時頃
|
―山道で― [歩き出そうとしたころか、 ざあ、っと、風が吹いた。>>0:#8 背筋をふるりと震わすような奇妙に湿った風だった。]
──雨、降るんかなあ…、 …、あれ?
[強い風に乗ってか、 ころころ、と山道の下のほうに転がる白く、きらりと光るものをみつけて亀吉は降りていく。
(58) 2019/07/05(Fri) 00時半頃
|
|
―山道で― ……花?
[息を少し切らして拾い上げたは四片のはなびら。透けて、氷か、山奥で拾った水晶のかけらのようでもある。]
なんやろ、これ…。 紫陽花…にしては…なんか…。
[首を傾げる。白くて、透明で、なんとなく惹かれる。きれいだ。紫陽花にも白子ってあるのだろうかなどと馬鹿なことを考える。 なかまさがしでも、あるまいに。]
これ、何やろ?わかる?
[定吉のほうを振りあおいで問う。 農家で土に触れている彼なら知っているのではないかとそう思ってのことだったが、既に別の場所を探し始めていないとも限らない。]
(61) 2019/07/05(Fri) 00時半頃
|
|
―定吉との話―
定吉は忙しうしとるもんなあ
[つられて笑って、はこべをくるり。>>59]
そっか、おいしいか、摘んでいこか。
[食べれるんかあ、と、呟いた。 葉の先をちぎって齧る。青い香りがした。]
……なかま、
[>>60 口に出すと少しばかりからっぽの気配。]
どうやろうなあ
[薄く笑った。 多分、仲間とは思われていないのだろうな、という重ねてきたやり取りから考えていた。一線ひかれて、こちらとそちらは違う、と薄い膜の向こう側。]
(65) 2019/07/05(Fri) 00時半頃
|
|
―定吉との>>62―
力ありすぎちゃう?
[ふふ、と小さく笑った。 鍛えた足腰ならではといったところだろう。 健脚で羨ましいことだった。 村のあちこちで頼りにされているしっかり者。 体調を崩し座り込んで世話になったことも一度や二度ではない。]
なー、…ほんま。 雷門さんも心配してるやろし……
[そんな時だった。風が吹いてきたのは>>58]
(67) 2019/07/05(Fri) 01時頃
|
|
―山道を少し降りて―
[>>63 追いついてくれた定吉の顔がぬっと近づくのには少し驚いた様子で。透明な花びらのかけらの検分を見守って。]
……そうなんよなあ、 なんや、氷かな?って思うてんけど冷たないんよな
……へ?
[はた、と瞬く。]
……保津川下り
[あっけにとられて目を丸くして、 それから、]
……ほんまに?
[真面目に真面目を返してしまった。]
(70) 2019/07/05(Fri) 01時頃
|
|
や、酷かったとはきいとったけど、 ……そんなにか……。
そうか、…うん、 はこべみたいに気軽に齧らんようにするわ……
[いつになく真剣な様子に、素直にうなずくのであった。]
(72) 2019/07/05(Fri) 01時半頃
|
|
…せやなあ。 不思議や、…こんな細工あったら 誰も彼も夢中やろなあ…
[じい、と定吉が花びらを押すさまを見つめる。 透明な花びらの端が、ほんのりと光るようにも見えたのは目の錯覚か。]
……なんや、 この花も色を置いてきてしもたんかな…。
[ぽつん、と呟く。]
…む。
[自分の白い指先をじっと見る。]
……気ぃつける。
[体力があまりない状態で保津川下りは、命とりに違いない。]
(74) 2019/07/05(Fri) 02時頃
|
|
そうかあ、 はこべ、そないして食べたことなかった。
[こんなだから「坊ちゃん」と呼ばれるのかもしれない。 日向がもしかしたら食事に淹れてくれたこともあるかもしれないが──ちゃんと聞いたことはない]
…なんやろな? これ、ちゃんと咲いてるとこ見てみたいな。 きっと奇麗やで。
[透ける色合いに、 なんとはなしに白子の己を重ねて笑む。 はこべは一蹴されたが、朧とてこの花なら興味を持つのではなかろうか、とも思う。]
せやなあ、…… 一旦降りる、が、ええかも。 たえちゃん、帰ってきてるかの確認も兼ねてや。
(76) 2019/07/05(Fri) 02時半頃
|
|
食べるんは今度やってみる。 日向ちゃんなら知っとうかな……?
[>>73じつはそれと知らず食べているかも知れないが、こんなだからお坊っちゃんと呼ばれるのやもしれない]
……落ち着かん、かぁ 確かになんか、ひやっとしとるというか……、
……不思議な感じはする。
珍しな、そない言うの。 定吉はどんな花も好きやと思てた。
[好き、は愛でるではなく食べる方だが。 ふふ、と笑いを小さく添える。 また、湿った風が吹いた。ふる、と背を震わすのはなにが原因かわからないまま]
……せやなあ、一旦たえちゃん帰っとるかの確認も兼ねて、合羽とりにいこか。
[透明な花のかけらの茎を指先で摘んでくるりと回す]
(78) 2019/07/05(Fri) 08時頃
|
よかったねぇ、おたえちゃん。
無事、辿り着いたんやねぇ。
|
―山から戻りながら―
……青とかええなあ、空の色やん 白、……白かあ……花やったら綺麗やんな。 見つけたら……紫陽花やし、 食べるとか言わんと、 誰ぞに贈ったら喜ばれそうやん
[定吉があえて白と入れたと気づいたかは怪しく、>>75 ひとり身であるのをちょっとだけ揶揄うように謂った。 額から落ちかかる自分の髪の毛を指で目にかからぬよう横に避ける仕草をしながら遠くを見る。 片手にはまださっき拾った透明な四片の花びらを持っている。]
……、なんか寒いな
[ぽつ、と呟き、ふと怪訝そうに目を細める。]
(91) 2019/07/05(Fri) 18時頃
|
|
[遠目に見ればほの白い手毬のような何か。 さっきまであんなもの、あったろうかという小さな違和感。]
……あんなんあったっけ
[呟きは小さく、首を傾げつつも降りていく。 情けなくも少々息が上がる。 たえより先にへばってしまいやしないかと自分でも情けないのだが、定吉に気づかれたなら笑ってごまかしたのだった*]
(92) 2019/07/05(Fri) 18時頃
|
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2019/07/05(Fri) 18時半頃
知っとるよ。
わたしたちの見分け、つかんこと。
どっちでもおんなじやって、
きっと言うんやろね。
[少女には、紫陽花の株のそばでうずくまる子どもが、見えていたのだが。
ここにおるのに、とべそをかく子どもが。
寂しいと、袖を濡らす、たえが。]
可哀想やな、可愛いな。
そうやね、気づいてもらえんのは、寂しいな。
大好きな、じいちゃんやもんね。
ねぇ、おたえちゃん。
心配、
いらんよぅ?
[ 蹲る子供の姿はこの目には見えず。
ただ聞こえる声に、その紫陽花へと視線を送る。]
心配、いらんの?
たえちゃん、居るん?
これ 誰の声やろか。
……夕ちゃん?
[ 朝夕の区別がつくつかない、という以前に。なんだろうか、少しだけ、雰囲気が、…]
ゆうちゃん?
[ 違うような気がして、]
…
[ 昔、出会った、誰かに似てる気がする。
紫陽花へと送っていた視線は、夕顔へと向けられ、少しの間視線を留めた。]
[少女と本当に視線が絡んだのは一瞬。
けれど、少女がまた家の中へと視線を戻してからも、その眼差しは彼女をとらえて離さない。
見えない眼差しが、“笑みを浮かべた”。
その“笑み”は、どう見積もっても年端のいかぬ少女の浮かべられるそれではなく、
もっと言えば、18の年頃の娘が浮かべたそれで、
更に言えば、娘は“緋色の婚礼衣装を纏っていた”。
そんな姿はどこにもないのに、何故かその眼差しは、“そんな娘の浮かべた笑み”を幻想させた。
そんな娘は、どこにもいない。
どこにも。]
[とたとたとた。
裸足の子供が室内を走るような音がする。
足音は、飴のそばでいったん止まってから、また走り出す。
家の、中ほどへ、向かうように。
開いた戸の前で、立ち止まる。
『みぃつけた!』
『次はおねぇちゃんの番!』
とたとたとた。
家の中を、裸足の子供が走り回るような音がする。
何度か襖や戸を開け閉めする音がして、それから、静かになった。]
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2019/07/05(Fri) 22時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2019/07/05(Fri) 22時頃
|
─山道>>114─ せやね。まだ探してないとこどこか話そ。
…根っこまで。 それおもしろいなあ、 やっぱり育ててる人はちゃうなあ。
[さくさく歩くについていく。 下りのほうが何かと疲れがちなので、慎重に。 加減を忘れて倒れないように。]
(119) 2019/07/05(Fri) 22時頃
|
|
─村への道>>115─
お浸しとかに混ざってたりするんかな。 …せやったら、わからんなあ…。
[なるほどなあ、と料理に思いをはせる。 体は弱いが偏食ではない。そも、残したり除けたりはご法度だ。栄養をつけるのが大事だと、ご老人方にも言われた。 ──生まれつきのこんな身なりだ、信心深いものには何かの使いだとか、神様がどうとか、重ねられるゆえの扱いだとはわかっている。]
草抜きはせななあ。 働き者や。
[ふふ、と笑って深く息を吸う。]
あー、なんか…なん、かみさま、の、前…みたいな… 会(お)うたことないけど……ふ、
[風に指先でつまんだ花が揺れる。]
(120) 2019/07/05(Fri) 22時頃
|
|
─村への道>>116─
……んーん、おらんよう
[どうにも自分の虚弱さを鑑みるに、 誰かに懸想とは迷惑にしかならぬと思ってきた節がある。が、へら、と昼行燈めいて小さく笑う。]
そうかー、 …継ぐ、は、…大変やんなあ。 定吉ええひとやからな、 考え出したらすぐなんちがうかなあ
[…家継ぐ言うたら朧もか、と、ぼんやり思う。 皆々、なんだか遠い人になっていく気がする話だ。]
だい、じょうぶ。……むう。 休んだし…。
[ふう、と息を吐いて、吸って。それから。]
(121) 2019/07/05(Fri) 22時半頃
|
[ ほんの一瞬。すぐに表情を変えてしまったから、その視線に捉えられたのも一瞬、の、はずだ。
笑みが見えた。
夕顔にはおおよそ浮かべる事に出来ない類いの笑み。
ぞわ、じわ、じとり、
ぺたりと背筋に張り付くような感覚は、まだ雨も降りはじめていないのにはやい気がする。
今のあたしよりも少し年下、
だけど、ずっと昔はずっと年上、
緋色の花嫁の笑みは、笑みが、
心を捉えて離さない。
息が詰まるような心地に目を瞠る。
きれいなきれいな、およめさん。
ここにいるのは夕顔だ。
夕顔、夕ちゃんのはずなのに、
ここにいない姿なのに、あの娘は、 ]
[ いない――…?
表情が夕顔に戻って、漸く解放された気になる、いや、されていない。囚われている。]
おねえちゃん?
[ 自分に勿論姉はいない。だがなんとなく、そう口が動いた。]
|
─村への道>>116→雷門の家の方角へ─
……なんやろなあ…?
[首を傾げつつも道を歩いていく。]
雷門さんとこかな、まずは。
[定吉に確認を取りつつ、 歩きはゆっくりとになるのは 歩幅があまり大きくないからだ。
>>#1 途中、中年の女性とすれ違ったとき、 「日向ちゃんもなんか、探さな、言うて雷門さんとこかなあ、歩いとったよ」 と、言われ、きょとんと眼を瞬かせた。]
……さがさなって…?
[なんやろ、と定吉のほうを首を傾げ乍ら見遣り、まあ、行ってみよか、と足を向けたのだ。]
(126) 2019/07/05(Fri) 23時頃
|
『もう いいかい』
『まぁだだよ』
『もう いいかい』
『もう い い か い』
────め か く し
お に さ ん
て の
な
る
ほ
う
へ────
[ 視覚と聴覚が、何かに囚われ、
少しだけ下を向いて、ぐるぐると頭の中で渦巻く 声を 姿を
反芻している。
紫陽花へ向かうような視線は、
少しの間、どこにも向いていない。]
[ 綺麗な、およめさん。
紫陽花の季節に輿入れしたならば、
彼女は幸せになれたのだろうか。]
[ 耳に幽かに届く、沁みるような声。]
[ ぱん、と軽く小さく、聞こえないくらいの音で、手を打ち合わせた。]
|
─村へ向かう道>>130─
…紫陽花の神様かあ、 なんや、ええなそれ。 お祈り、しとこか。
[そっと目を閉じ額の辺りに花を触れさせる。 早く戻ってきますように。]
……日向ちゃんも 心配してまうやろし、 夕顔ちゃん、朝顔ちゃんも年近い子おらんくなったらこわかろうしなあ…。
(141) 2019/07/06(Sat) 00時半頃
|
|
[歩く速度は生来遅いため、時々早歩き、小走りにしては息を吐いてゆっくりに戻る。]
…なんや、僕、歩くの遅いから、 合せるんめんどうやったら、先、行ってええからな?
[申し訳なさそうに笑う。]
……よぉ気ぃつく子かあ……
[そんなんは僕にはもったいないなあ、とは飲み込んで笑む。]
せやな、だいじな宝物や。 …けど、せやな、…考えて、 のんびりするくらいの時間、欲しいやんな…。
[大人になれば背負うものも増えるんやな、とどこかしみじみ呟いた。]
ぅん。…ありがとうな。
[こういう気づかいに生かされていると思う。白子だから余計にか。]
(142) 2019/07/06(Sat) 01時頃
|
|
─村へ向かう道>>132─
ん、…どしたん
[定吉に言われたほうを向いてみれば、小柄な姿があった。>>125]
……ほんまやな、 朝顔ちゃんは、いつも家におるもんな。 夕顔ちゃんのおつかいかな?
[定吉に同意する。 朝顔は本を読むのが好きな少女。 あまり外に出ない同士、少しの興味で好きな本について話したことがある。]
(155) 2019/07/06(Sat) 13時頃
|
|
―村の道>>137>>138―
うん、…広うない村やと思ってたけど こうして探すと知らんとこ多いもんな…。
[ふー、と深く息一つ吐いた。 話し終わったのち、中年の女性に頭を下げて>>137]
……せやな。 えらい可愛がってるの、 見てるだけでもわかるしなあ
[うっすらと微笑まし気に目を細めた。]
(156) 2019/07/06(Sat) 13時頃
|
|
―紫陽花の前>>138―
……、なんやろ?
もしかして遠目に見えたん、 これなんかな。
[奇妙な緊張感が背に走る。 それと同時、奇妙に惹かれてやまない感覚も覚えて、 じ、と透明な花びらの紫陽花を見つめた。]
……ぁ、
う、うん。ごめん、行こ。
[慌てて頷き、後に続く。 後ろ髪を引かれながら時折振り返りつつ。]
(157) 2019/07/06(Sat) 13時頃
|
|
―家の方角へ>>152―
……なんか拝んでたりしててもおかしうないのにな。 お地蔵さんくらいよな。
[沼のじいさまが手を合わせる、 何かの折に置かれた苔むした地蔵、それくらい。]
あー、そうかもなあ。 お月さん、きれいやし。
雨司?雨司のほうがかっこええやん。
[もったいな、とちょっと笑ってから。]
……、なんや、昔、昔は、 なんか信じとったらしいよ、死んだばあ様が言うとったけど、もう皆忘れてしもうたんよね、って…… 小さかったから、よう覚えてないんやけど……
(158) 2019/07/06(Sat) 13時頃
|
|
[血筋か、呪いか? 白子が時折生まれという箕島の家に、かけら、伝わる口伝。]
……のこってない、ということは もう社とかもあれへんのやろなあ…
なんかそれってちょっと寂しいな。
[のんびり、歩き、歩き。 >>153たえを気遣う言葉にうん、と一つうなずいた。]
……戻るべき、 せやな。そう思うわ…まだ7つなんやし…
[子守の日向はきっと己を責めているだろう、 と、手前勝手に心配する。気にしてはいけない、と声をかけるべきか、と移ろう思考。]
(159) 2019/07/06(Sat) 13時半頃
|
|
……そか、ありがとうなあ。 ええひとや。
[>>153少し眩しげに、定吉に微笑む。
芙蓉や朧が見たらのんびり過ぎると指摘しそうな歩みで、 雷門の家へを向かう、道すがら。]
──あれ、
朝顔ちゃんちがう?
[>>149 往来を見ている、少女の姿。 小首を傾げて定吉を見てから、]
おおい、どないしたの
[と、声をかけたものの、相変わらず声には少し張りがない。 きちんと届いたであろうか**]
(160) 2019/07/06(Sat) 13時半頃
|
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2019/07/06(Sat) 14時頃
『 お
に さ
ん
こ
ち ら
て
の
な る
ほ
う へ 』
|
―朝顔と>>163―
ああ、朧、先に降りてたんか…、
って、…そうなん? 村にも?
[これ?と手に摘まんだままの花を示してみせる。]
そうかあ、たえちゃん、 この紫陽花持ってたんかな。 女の子は花が好きやもんなあ。
……え。
[はた、と瞬きをした。 それから、少し困ったように笑む。]
(165) 2019/07/06(Sat) 17時頃
|
|
まあ、そうはいうても、 僕だけじいっとしてんのも、あれやん?
……明日についてはちょっと…うん、朝顔ちゃんの言う通りやろと思うけど…
[朝顔、と迷いなく呼んだのは 彼女の家の近くにいたからだ。 夕顔はあちらこちら歩いていて、 朝顔は家に居がち、というそんな判断。 双子の見分けは難しい]
……ぅー、そういう亀は勘弁してほしわ… 足、気を付ける、ありがとうな。 薬も芙蓉さんにお願いしとく…。
[あは、と情けなく笑う。それから、ん、と目を伏せて]
……ほんまになあ、…花こぼすくらいやから、帰ってきてると思いたいんやけど……。…妙に、冷えるし、な。
[羽織を掻き寄せ、息一つ吐いて**]
(166) 2019/07/06(Sat) 17時頃
|
寂しいな、寂しいな。
ここにおるのにな。
おたえちゃん、ちゃぁんといい子で、帰って来たんにな。
[そもそもお山の神様なんて、
人の子なんぞに興味なんてないんやけどな。]
|
─村の道>>170─
……雨降ったら、 まあ恵みやけんど、
──雨、呼ぶて、なんや、ええと、あれやな、竜神さんとかみたいや…な?
[昔話の本に書いてあったのだ。 何とはなしに口にする]
……ん?
[>>171これ?と花を唇の横あたりに持ち上げた。]
(188) 2019/07/06(Sat) 21時半頃
|
|
いいや、僕は知らんなあ。 初めて見たし、 なんや、きれいやから… 調べられたら思うて持ってきたんやけど。 定吉も怖い、みたいな?言うてて。
[首を横に振る。]
…サンカヨウ、ともちゃうしなあ。 アレはぬれると透けるねんけど、これ濡れてないし
花の幽霊て、 ええ言い回しやなあ、 詩人みたいや。
[少々的外れなことを言って、笑った。]
(189) 2019/07/06(Sat) 21時半頃
|
よかったねぇ、おたえちゃん。
じぃちゃんも、おたえちゃんに。
会いたい、って。
『もう いいかい』
『もう いいよ』
『も う い い よ』
『も う い い よ』
( 山に、返した… )
[ 紫陽花を脳裏に浮かべる。]
[ 視覚と、聴覚と、嗅覚まで。
異常を感じている。
お嫁さんの笑顔、聞こえる声、香る藤、
妙な感覚だ、けれど、不快ではない。
ぼんやりと、するだけだ。]
|
―歩きながら、定吉と>>176―
……うん。
僕やったら、気づいて、って… 袖を引いたりしそうやけど、 神様ってそういうの、どうなんやろうね……
[小さく呟いてみたのは透明な花弁。 自分の髪とも少し色が似ている気がした。]
探すにしたって、どこにあるかもわからんしなあ…。 社、あったならとうに見つけてるやんね。
(219) 2019/07/07(Sun) 00時半頃
|
|
─少し前:村の道>>178〜─
……いや、足は気いつける、けど。 分かっとるって…。
[気にしているので、少し苦笑いのほどけてへの字口。 >>183朝顔の言葉を聞いては、]
難しい話知っとうなあ。 …ヨモツヘグイは、この世のものでないものを食べたらもうこの世に戻ってこれへんようになる、いうやつなん。
[>>190定吉にそう説明する。 くる、と透明な花を手の中で回して。]
ああ、僕らは雷門さんちに行くつもりやよ。 連れてくんは、もちろんええけど……
[と、家のほうを見遣って、己が声をかけるのは──と、遠慮していたところ、定吉が気安く話しかけたので丸ッと任せることにした。>>191 あまり、慣れない人と話すのは得意ではないのだ。]
(223) 2019/07/07(Sun) 00時半頃
|
|
―朝顔・夕顔の家の前の事― [こほ、と小さく咳が出る。 少し動きすぎたのかもしれない、と思っていた時のこと。]
……え?
[>>204 朝顔なにか思いつめたようにつぶやく。 そうして、歩き出すのをうまく止められない。]
……、待ちい、って、 いま、定吉が、話して…あ、
[とことこと歩き出すのを追うべきか、定吉を待つべきか迷ってしまったが運の尽き、昼行燈のように流れあしらってきた報いだろうか。 すっかり離れてしまうまで動けずに。
>>207 定吉にうまく状況も説明できぬまま、ずいぶん遅れて追いかける羽目となったのだ。]
(227) 2019/07/07(Sun) 01時頃
|
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る