75 サプリカント王国の双子
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/16(Mon) 07時半頃
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―廊下:ハンス襲撃前―
[リリィを抱いたまま王女が廊下を一人で歩いていれば、他の使用人が何事かと駆け寄ってくる。 ハンスを探しているの、見ませんでしたか?と問うと、先程あちらの客室――エリアスのいる部屋――に入って行くのを見たと返答があった]
あら、やっぱり客人のお相手をしていたのね。 予想が当たったわ。リリィ。
[この忙しい時に自室に戻っている余裕は無いだろう、という判断が当たったと喜ぶ。 その様子に、中年の使用人は苦い顔をした]
(9) 2012/01/16(Mon) 19時頃
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ところで、ベネディクトの件ですけれども。 ミスター・グレーアムが遺体を発見したと伺っています。 ……きっと深く傷つかれたことでしょう。 彼の部屋に飲み物など運んでは貰えないでしょうか。
[と、思いついたようにその使用人にも仕事を課す。 だが使用人は少し声を落とし、囁くように現状を教えてくれた]
――まだ、取り調べが続いているのですか……?
[自分のときは一通り聞かれて終わったのに、と零すと、女王の部屋に彼のような商人がよく使う手袋が残っていたのだと教えられた。 他にも、インク瓶や、金の髪などがあったと]
……それで客人から使用人が離れないわけですか。 監視のためについていたのですね……。
(10) 2012/01/16(Mon) 19時頃
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[しかし、証拠としてはとてもお粗末だ。 白い手袋など誰でも持っている。それこそ使用人だって持っている。 インク瓶は母の部屋に元々あったものだろう、母だって文を書く。 そもそもエリアスが犯人だとして、どうして殺害現場にインク瓶を持ち込む必要があるのか。 金の髪に至っては論外だ。サプリカントの一族以外にも、この広い城の中一体何人金髪の人間がいると思っているのか]
ミスター・グレーアムについていた者が真面目に監視をしていて、 彼の無実を晴らしてくれることを祈るのみです。
[とはいえ、彼らが犯人でないと断言する証拠もない故に。 せめて状況から潔白が証明されれば良いと思う。
――彼が人を殺すような人間には、見えなかったからだ]
(11) 2012/01/16(Mon) 19時頃
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色々と教えてくださってありがとうございます。 それでは私はこれで。
[教えられたエリアスのいる部屋に向かう王女を、使用人が止める。 差し出がましいことを申し上げますが、と前置きした上で彼はこう言った]
『犯人が捕まっていない現状、いつ何処に危険が潜んでいるかわかりません。誰も伴わずに出歩かれるのは非常に危険です。 王女様、どうか安全な所でお待ちくださいませ。 ハンスも王女様が態々探しに行かれずとも、 鈴を鳴らせばいつでも参りましょう』
――あ、……鈴。
[いつも使っているものなのに、本当に今更その存在を思い出したかのように呟く。 呼べば来るものを探しに出てしまう。冷静に考えればそれはおかしなことで。どうしてなのだろうと自分自身でもわからなくなった]
(12) 2012/01/16(Mon) 19時頃
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……次からは使うようにします。 此処からだともう、部屋に戻るより 直接あの部屋に向かったほうが早いですから。 今回は大目に見ていただけますか。
[ではせめてそこまでご同行をと申し出る使用人を断ることはできなかった。 客人の相手をしているであろう従者をその部屋まで行って呼ぶことに、多少のためらいはあった。 だが胸に抱えたリリィと、そのためにもうかなり湿ってしまった藤紫を思いながら、大丈夫、これはハンスにしか頼めない仕事なのだと自らに言い聞かせ。
自らは一歩引いて、従者に客室をノックさせた*]
(13) 2012/01/16(Mon) 19時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/16(Mon) 19時頃
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―客間>>16―
『使用人のオズワルドと申します。 お客様、此方にハンス=ブローリンという使用人は来ておりませんか』
[扉を開けられなければ、使用人はそのまま扉越しに用件を伝える。 その傍らにはリリィを抱き、中の様子が気になっている王女がいた]
(17) 2012/01/16(Mon) 22時半頃
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[いないようです。 待っていると仰るのですから、すぐ戻ってくるのでは? いいえ、廊下でお待たせするわけには参りません。一度お部屋にお戻りください。
そんな会話が扉の近くにいれば、エリアスにも聞こえただろう。 片方が王女であることも]
『……こほん。 実はシルヴァーナ王女が彼を探しておりまして。
先程彼が此方の部屋に入ったのを見ておりましたので、 まだいるならばと思い、お声掛けした次第でございます』
(19) 2012/01/16(Mon) 22時半頃
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[扉が開いたのを見て、使用人は深く礼をして一歩下がった。 代わりにシルヴァーナが半歩前に出る]
いいえ、こちらこそご不便を強いてしまい申し訳ありません。
[こちらも頭を下げる。リリィが軽く鳴いた]
ええ、ちょっと色々とありまして。 リリィをハンスに返そうと思っていたのですけれど、 当のハンスが見当たらなくて。
[リリィとシメオンの件がエリアスにも伝わっているとは思わず、そこは言葉を濁す。 服の話になれば、ふふっと微笑んだ]
(24) 2012/01/16(Mon) 23時頃
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もう濡れてしまっています。 その着替えもハンスに頼もうと思っていて。
――ミスター・ブローリンも着替えられたのですね。 その服もとてもお似合いです。
[そして銀色の蝶にも目を留める。 先程彼が話した物語のことが、ふっと頭を過ぎった]
……と、……、ごめんなさい。 お疲れのところ立ち話をさせてしまって。
[疲れていると判断したのは、心なしか彼の顔色が悪いような気がしたため。 立て続けに殺人が起きたのだ、誰だって気分が悪くなる――と、この時点では持病になど思い至れないが]
(25) 2012/01/16(Mon) 23時頃
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……そんなことは、ありませんよ。
[優しいという言葉に苦笑いを浮かべる。 リリィを口実にハンスを呼ぼうとしているのだから、本当は褒められたことではないというのは内心ではわかっている]
ああ……お聞きになっていたのですね。 そうです、そのためにハンスにこの子を預けようと。
……動物は、細かい変化に敏感と言いますからね。
[撫でやすいようにリリィをそっとエリアスのほうに差し出す。 胸元の藤紫が濡れて濃く滲んでいるのが見えるだろうか]
――ああ、そういえば……庭に居た猫はどうなったのかしら。
[これだけ人が集まって騒いでいるのだからもう、いないのかもしれない。 その猫はもう殺されてしまったとは知らず、ぽつりと呟いた]
(32) 2012/01/17(Tue) 00時頃
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ありがとうございます。
[刹那の揺らぎは捉えきれず。にこりと笑って礼を言う。 雨の話に移れば、そうですねと頷いた。 同じように窓のほうに視線をやり、段々と空が雲の厚み以外の要因で暗くなっていることに気づく]
……、
[唄うような言葉、それは黙って聞いていた。 それが問いかけになれば、考えるように片手を顎の下に宛てる]
…………探します。 たとえ、己の身が風雨に晒されようとも。 嵐の向こうにその月があると信じれば、前に進むのも労苦ではありません。
[質問の意図は咄嗟には解らなかった。ならば裡を読むのはやめて、自分が蝶だったらどうするかということをそのまま考える]
(33) 2012/01/17(Tue) 00時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/17(Tue) 00時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/17(Tue) 00時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/17(Tue) 00時半頃
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[あ、と思った時にはストールが巻かれていく。 咄嗟に手を出し断ろうにも、手にはリリィが。 もしかしたらもう悟られているかもしれないとはいえ、肩辺りには触れないでほしいと祈っていたら、本当に触れられないまま巻き終わって]
ご、ごめんなさい。つい……。
…………器用、なんですね。 流石はハンスの弟君……でしょうか。
[綺麗な結び目に少し驚いたように、そこに視線を落とす。 巻かれたストールは緩すぎず、きつすぎず、丁度いい。 その心遣いに気づけば、リリィを抱く手を少し下へと下げた。 ストールまでも濡らしてしまわぬように]
……屋根の下、暖かい場所に居てくれればよいのですが。
(39) 2012/01/17(Tue) 01時頃
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――、……ミスター?
[微笑みが蒼白く見え。やはり疲れているのではと不安になる。 だが話を遮ることはできなかった。語られたのは、あのお話の続きだったのだから]
……ふふ。ハッピーエンド、ですね。 ありがとうございます。
――月も、蝶が自分の為に遠い雲の上まで来てくれたことを きっと喜んでいると思います。
[視線は銀の蝶へ。――そして再び、エリアスの顔色を伺うように]
……ミスター、やはりお疲れではないのですか。 顔色が優れないように思います。 長く引き止めてしまいすみません、私はそろそろお暇します。 部屋の中でハンスをお待ちになってくださいませ。
(40) 2012/01/17(Tue) 01時頃
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サイラスは、そう言ってお辞儀をしてから立ち去ろうとして――何かに気づいたように顔を上げる。
2012/01/17(Tue) 01時頃
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――――、
[ふと、気づく。ハンスは此処に一度戻ってくるのだろうか。あとどのくらいで?そもそも、戻ってくるのならば何故一度離れたのだろう]
……あの、ハンスは何処に行くと言っておりましたか。 彼がこんなにも客人をお待たせするのは、何か、
[何かおかしいような気がする。 一度違和に気づいてしまえば、不安はあっという間に表情に出てしまった。
――廊下の向こうから騒ぎが聞こえ始めるのは、そんな頃だろうか]
(41) 2012/01/17(Tue) 01時頃
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サイラスは、騒がしさが大きくなってくれば、また嫌な予感がして。不安げな表情で*エリアスを見る*。
2012/01/17(Tue) 02時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/17(Tue) 02時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/17(Tue) 02時頃
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[言い直す様子に笑みを浮かべながらも首を傾げる。 ハッピーエンドのその先、嵐を越えてきた蝶はどうなってしまうのか。 そこまで想像が至っているわけではなかったが]
私が蝶ならば、この努力を月に認めてほしいと思いますし、 私が月ならば、蝶の一途さにきっと心打たれると思います。
[最後にそう付け足して]
……ミスター、……?
[続いた言葉を訝しむ。 "立ち止まっている間など、僕にはない"とは、どういうことなのか――]
(55) 2012/01/17(Tue) 11時半頃
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[勧められた椅子も断った。 見間違いとは言えないほど悪い顔色、やはり休ませるべきだと判断していた。 場を辞そうとして、不安が過ぎり彼に問うが。この時点では彼の返答はなく。やがて騒がしさが何処からか聞こえてくる]
あっ、リリィ!?
[大人しくしていたリリィが腕の中から飛び出して行ってしまう。そして、聞こえた。ブローリンが、と]
――追いましょう。 オズワルド、貴方も付いてきてください。
[オリーブに見つめられ頷く。使用人は何か言いたげな様子ではあったが、物々しい雰囲気を感じ取り従うことにしたようだ。
歩く速度は、段々と王女らしからぬ急ぎ足になる。 客人を気遣いゆっくりと歩く、ということは今はできなかった]
(56) 2012/01/17(Tue) 11時半頃
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―廊下→ハンスの部屋―
――そう、ですか……。 ハンスがそう言うのでしたら、きっと……。
[きっと戻ってくる、大丈夫。 そう続けたかったのに、言葉が詰まり上手く言えなかった。
彼の部屋に近づけば近づくほど、慌しさが増してくる。 ブローリンが、シメオンが、急げ、とはっきり聞こえ出せばとうとう耐え切れずに駆け出していた。低い靴は、走る妨げにはならない]
『――いけません、シルヴァーナ様!!』
[部屋の前、誰かが自分を引きとめようとしていた]
――退きなさい!!
[それを半ば無理矢理押しのける。――その先に何があるのか、心の奥深いところでは理解していた筈なのに。それでも、大人しくしていることはできなかった]
(57) 2012/01/17(Tue) 11時半頃
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―ハンスの部屋・入り口―
――、
[扉の前の人間を退けてもハンスの周囲には更に何人かの人がいたが、 あかの中、倒れているのが彼だというのははっきりと見えた。
綺麗な床を汚す、あか
ああ、指が 私をいつも美しく飾ってくれた指が 頭を撫でてくれた手が
あかくて]
―――――― ……、ぁ、
[ ――もう、うごかない?]
(58) 2012/01/17(Tue) 11時半頃
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[まだ息はある、救急車はまだか、そんな言葉も耳に届いてこないまま。部屋の入り口、駆け回る足音、お下がりくださいと誰かが指示をしたが動けない。 動けなかった。
床に足をつけている感覚がなかった。 指の一本すら自由にならず、息が止まってしまいそうで。 目の前がくらくなっていく]
――――……、
[全身を支えていられなくなり、身体が揺らぐ。 丁度エリアスに寄りかかるような形で倒れた。 気を失っているだけとわかれば、すぐ近くの自室に運ばれることになるだろう**]
(59) 2012/01/17(Tue) 11時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/17(Tue) 11時半頃
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―自室―
[エリアスに告発されなかったのは幸いだった。 もしここで真実をばらされていたら、次に目覚めたとき自分には今度こそ本当に何も残らなかっただろうから]
――――……、
[寝かされた寝台の上、うわ言のように唇が名前を呼ぶ。 ――ハンス、と]
(66) 2012/01/17(Tue) 21時半頃
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[夢、なのだろうか。夢のようなものを見ていた。 まだ幼かった。彼が初めて自分の前に来た日のことだった。 自分よりもずっとずっと背の大きな男性に最初に抱いた印象は、とにかく大きい。 隣にいた"ミッシェル"よりも、母よりも、――ともすれば父よりも、彼は背が高かった。 だから最初のうちはその身長差が怖くなかったと言ったら嘘になるのだろう。
いや、身長差そのものが怖かったのではない。
自分は女だけど、男なのだから、いつかこれくらい背が高くなるのだろうか。 ひげが生えたりするのだろうか。低い声が出るようになるのだろうか。
――そうしたら、殺されてしまうのではないだろうか。
男だと周囲に知られてしまったら、海に沈められてしまう。 ずっとそう教えられて育ってきたから、自分が男であることが怖かった。男という性別そのものが怖かった。女が良かった。女に生まれて、母のように立派な女王になりたかった]
(69) 2012/01/17(Tue) 22時半頃
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[それが少しずつ変わってきたのは、彼と少しずつ打ち解けるようになってきてからだ>>1:63。
今となってはもう真意を問うことはできないが、母が己にハンスを仕えさせたのは単に美容師としての腕が良かったからというわけではないのだろう。 男という性に怯えすら持っていた自分に少しでも男性と接する機会を与えて慣れさせる意味もあったのかもしれない。
――母はとても賢い人だった。本来その役目を負うべき父親ではどうにもならないことに、とっくの昔に気づいていたのだろう]
――――……、
(70) 2012/01/17(Tue) 22時半頃
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[死んでしまう前に、母に、そして彼に、聞いておきたいことがたくさんあった。そして、伝えたいことがたくさんあった。
せめて一言、――――と言いたかった……。 そう思ったところで音もなく目を覚ます。 目を開けただけで、まだぼんやりとしていて。
ベッドの傍らでエリアスが呟く。 その言葉を聞きながら、彼の背に、視線だけを向けていた]
(71) 2012/01/17(Tue) 22時半頃
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[エリアスの話を聞いているうちに、段々と意識は覚醒してくる。 意識を失う前に何があったかを思い出せば、そのあまりのことに目を背けてしまいたくなったけれど。
目の前の彼が語るハッピーエンドの続きが、とても悲しくて。 どうしても何かを言いたくて。 身体をゆっくりと起こし、彼の背、緩めの上着に手をのばした]
――そんなのは、悲しすぎます。
蝶は頑張って、嵐すらも越えて、月の下まで来たのでしょう? それなのにどうしてそこで諦めてしまうのですか。
月は"貴方"に気づきます。 その命燃やさずとも、空まで昇った勇敢な貴方を どうして忘れることなどできましょうか。
(77) 2012/01/17(Tue) 22時半頃
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[振り返った彼は微笑んで、頭を撫でてくれる。 撫で方は、ハンスと似ているようで違っていた。 それでも悲しいことを口にする彼に、返す微笑は少しだけ苦笑いが混じった]
――"僕はハッピーエンドの為に参った"なんて、 そんな気障な台詞を言うエキストラなんていませんよ?
貴方には役があります。物語に必要不可欠な大役です。 でも、その役の名前は貴方次第です。
貴方が本当に望む役は何ですか……?
(85) 2012/01/17(Tue) 23時半頃
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叶うなら私は、貴方が主役のハッピーエンドの物語を、 ――貴方の望む役のまま、紡いでみたいと思っています。
(86) 2012/01/17(Tue) 23時半頃
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[そこまでを一気に口にする。 ハンスからは結論を急がなくてもよいと言われていたが、己の心は固まっていた。
これが恋なのか、愛なのか、彼に誰かの面影を重ねたのか、それともただの同情なのか、王女でありたいが故の打算なのか。 それを問われれば確かにわからない。結論が出ていない時点で、慎重さが足りないと言われても仕方がないのかもしれない。
だけど、今この瞬間に思ったことは真実だから。 "貴方のハッピーエンドを見てみたい"と]
…………あの傷で、ハンスは生きているでしょうか……?
[ハンスのことになると、どうしても表情は翳ってしまうけれど]
(87) 2012/01/17(Tue) 23時半頃
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――どうして、来てしまうんですか。
[ふるえるような、絞まるような思いが、ぎりぎりと胸に突き刺さった。
どうして来てしまうんですか。
私は貴女に追いかけてもらえるような人間ではないんです。]
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/18(Wed) 00時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/18(Wed) 00時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/18(Wed) 00時半頃
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民の願いすら問うことのできぬような狭量な者に 王女……いいえ、女王など務まりませんよ。
[髪を撫でられ、目を細める。花飾りに触れないのすら、優しさのように思えて。ほんの少しだけ切なく、嬉しかった]
…………。
[跪くエリアスを見て、自分もベッドから降りる]
(110) 2012/01/18(Wed) 01時頃
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…………本当は、王"女"ではないこと。 もう貴方はお気づきになられているのでしょうけれども。
それを承知の上で私に手を差し伸べてくださるのなら。 私も、貴方を想い愛することを誓います。
[エリアスの心に、手に、揺らぎがないか。 それを見定めるように数秒、待って。
それでも彼の視線、彼の表情、彼の全てが自分に向いていてくれたなら、その手を取った]
(111) 2012/01/18(Wed) 01時頃
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[雨に紛れて、涙がぽろり。
己も気づかぬ雫がこぼれた。]
[はじめにほんのかけらでも伝えられたら、よかったのだろうか。]
――愛していました。
[けれど、もう遅い。
呟きは雨にかき消されて、涙は雨粒に溶ける。]
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[重ねた手に口付けが落ちれば、ふわりと花のように笑う]
――貴方の願いは、今この瞬間から私の願いでもあります。
共に在りましょう。 ……物語は此処で終わりではありません、これからなのですから。
[正面に向かい合った彼の身長は、自分よりも少し高い。 ほんの僅か、見上げる形になって]
(120) 2012/01/18(Wed) 01時半頃
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ええ、貴方がそう仰るのならばきっと助かるでしょう。 私も信じたいと思います。
[未だ、病のことは知らない。 だが知ったとしても、手を取った今、揺らぐことはないだろう。 残された時間が短いのならば、その短い間で懸命に生きればいい。 彼が先に逝ってしまえば、きっと自分は悲しむだろう。 だけど、最後のその瞬間まで共にあることができれば、きっと、彼を主役にした物語は"ハッピーエンド"になるはずだ。
――ならば、後悔は無い]
(121) 2012/01/18(Wed) 01時半頃
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サイラスは、エリアスを見つめていた視線が、ふと、扉のほうへとそれる。
2012/01/18(Wed) 01時半頃
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[王女の部屋もそれなりに防音が効いている。 だが、壁では遮り切れない慌ただしさが廊下を満たしていた。
――シメオンは何処だ、ミッシェル様がお一人で向こうに、 そんな声が聞こえても来るだろう]
……シメオン……。
…………ハンスと同様、シメオンとも長い付き合いです。 疑いたくはないのですが、でも、それでも。 リリィが彼を傷つけたという点が、どうしても腑に落ちないのです。
――エリアスさんも。 リリィのことは、よくご存知でしょう。 あの子が人を傷つけたなどという話を、聞いたことがありますか?
(122) 2012/01/18(Wed) 01時半頃
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[彼が血の香を消すために行った工作が、結果としてリリィをよく知る者に疑いを招く結果になったのは皮肉だろう。 工作とすら、この時点では気づいていなかったが。
そして今回のハンスの件だ。こんな状況で、ハンスがよく知らぬ者を部屋に入れる訳がないのは解っている。顔見知りの犯行の可能性が一層高まった。 女王の部屋への入室が許され、庭に出ていても怪しまれず、警戒していたであろうハンスの部屋にすら出入りができる。 そんな人物はもう……彼しかいない]
ミッシェルには申し訳ないですけども。 シメオンには一度、詳しく話を聞く必要があるでしょうね。
(123) 2012/01/18(Wed) 01時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/18(Wed) 01時半頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2012/01/18(Wed) 02時頃
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