56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――
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[思いの丈は、彼女の胸中にだけ仕舞われてしまった。>>97 よそ行きの笑顔を見てそう思った。返答に窮する]
私は……神様に仕える身分ですので。 でも、私によくして下さる隣人を愛おしく思いますし、 心ない振る舞いに憤る事もございます。
公女殿下は、皆に幸せになって欲しいのですね。 不幸な衝突を避けたいとお思いなのですね? もしそうお考えなら、相手の心に立って考えなければ。 殿下が幸せにしたいと思う方の真心がどこにあるのか、 それを考えなければなりません。
(99) 2011/07/01(Fri) 21時半頃
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俺は、お前の事を不甲斐ないだなんて、全く思ってはいない。
まだ時間がかかると思っただけだ。
[本当は、待ってやりたかった。
けれども、この戦場を取り巻く環境が其れを許してはくれなかった。
ベネットの必死の告白を全て撥ね退ける様な、このオスカーの言葉を彼はどう思っただろうか。]
なぁ…、俺はお前に、その『ファーレンハイト』の名前に捕らわれて欲しく無かったよ。
確かに、お前の父親は、団長は素晴らしい人物だった。
だけどな、いくら親子とは言え、お前はお前だろう。
[すっと音をたてずに歩みを進めれば、ベネットの額に手を伸ばし、前髪をわける様にして撫でてやる。]
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……この戦をお止めになりたいのですね。 戦は始まってしまいました――でも、始まりです。 まだ終わってはいません。
どうか絶望しないで下さい。 子らが心を偽って生きる事を、神様は哀れまれます。
[ポケットから礼拝堂の鍵を出し、彼女の手に握らせる]
こちらの鍵です。 誰にも話せない事なら、どうぞ神様に明かして下さい。 公女殿下のお心に、きっと耳を傾けて下さいますよ。
(100) 2011/07/01(Fri) 22時頃
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ムパムピスは、引き留められなければ、一礼して礼拝堂を後にするつもり。
2011/07/01(Fri) 22時頃
逃げてたんじゃない、お前は戦ってたんだ。
[そう言うと、ぽん、とベネットの背中を叩いて。]
…――― もう少し早く、その言葉を聞きたかったな。
[自分の、揺るぎない意志を、覚悟を。
ようやく言葉にして聞かせてくれたベネットに緋色の目を細めた。]
嬉しいよ。
聞けて。
[オスカーにしては珍しい、柔らかな笑みを浮かべて。]
イアンの事は俺に任せて。
今日はゆっくり休めよ。
[彼にそう声をかけると、執務室をあとにしただろうか。
執務室を出て中庭に至れば、空に浮かぶは真円の満月。]
団長、貴方の息子さんは立派な騎士であり、狼だ。
[彼は、天から同胞を見守ってくれてるだろうか。
その場所に届くように、高く鳴き声をあげた――― **]
フィリップは、ムパムピスに話の続きを促した。
2011/07/01(Fri) 22時頃
…ん。
[空に浮かぶ満月を眺めていると、影から手をふる人物に気付いて。]
あぁ、預かった。
何処に行ってたんだお前…、あまり俺達の手を煩わせる様な事はするなよ。
[忠誠を誓った相手に対して、随分なものいいだった。]
…俺は、お前の傍にずっと控えている。
何かあれば、俺に命令すると良い。
[よろしくな、と言葉をかけられればそう返して。]
じゃあな。
[オスカーもまた、自室へと足を向けた。 **]
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― 薄明:出陣前 ―
[オスカーは、戦場に出る時も甲冑を身につけたりする事は無い。 何時もの様に、黒い服を身に纏っている。 流石にマフラーはしてはいないが。
其れは、主が戦場で自分を見つけやすい様に。]
(101) 2011/07/01(Fri) 22時頃
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[やってきた神父の言葉を、イアンの数歩後ろに控えながら受けて。]
……。
[彼に対して言葉をかける事は、無かったけれど。 主が神父に対して頭を下げれば、オスカーもそれに従い、頭を下げた。]
(102) 2011/07/01(Fri) 22時半頃
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― 暁直前:砦前平原 ― でかい声だな…。
[自分の斜め前、赤狼達を前に咆哮をあげる彼の大柄な後ろ姿を眺めながら思わず苦笑して。 自分と同列に並ぶベネットの横顔にも、ちらりとその緋をやっただろうか。]
(103) 2011/07/01(Fri) 22時半頃
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ヤニクさん……
今からでも……無血でとはいかないと思いますが、
なるべく双方流れる血の少ない形で、
この戦を収めることはできないのでしょうか。
[無謀な願いだということは分かっている。
それも、戦うために出陣した騎士に対してだ。
緊迫した空気に身を置いて集中を高める相手を妨げ、
叱責や怒声を浴びても全く不思議ではない]
[やがて、背後から感じる光に金が混じれば、ゆるりと光の差す方を振り返り。]
…てか、ちゃんと昨日の紙に目、通したよな?
[急に不安になってぽつりと呟きながらも剣の柄に手を掛けた。]
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―薄明 出陣前―
[出陣の前に、姿を見せた神父>>71 青年もこれと言って敬虔な信仰も無かったが、心からの激励は純粋に嬉しく]
ありがとうございます。 必ず、無事に帰ってきますから。
[心配そうな神父を安心させる様に薄く微笑み、皆と共に出陣するのを見送られただろう]
(104) 2011/07/01(Fri) 22時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/07/01(Fri) 22時半頃
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[出陣を報せる笛が響いてから幾時か経っただろうか。 遠い平原では狼と狩人がその力を揮っている頃だろう。
公女殿下から引き留められることはなかったようだ。 廊下に出て、所在なく歩き回っている。
やがて、負傷した兵や馬を運び込むために門が開かれ、 嵐の前の静けさだった砦の中も一挙に慌しくなった。 平和への願いとはとても裏腹に]
(105) 2011/07/01(Fri) 22時半頃
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[やがて敵軍が見える。 先頭に立つ将は、長い黒髪を束ねた、長身の緑眼の男。 整った面差しに反して、その猛将ぶりは少年でも聞き及ぶ程だった]
ガイル・カロッサ……
[少年は、禍々しいものでも口にするようにその名を呟いた。 黒い馬が、嘶く。 彼の剣が鞘から抜き取られ、天へと翳される。
それが、此方側の敵軍の攻撃開始の合図だった。]
(106) 2011/07/01(Fri) 22時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/07/01(Fri) 22時半頃
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[高く咆哮をあげる同胞達に呼応する様にすらり、と剣を抜き放ち。
ベネットが発した言葉に、その緋の目を細めた。**]
(107) 2011/07/01(Fri) 22時半頃
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― 暁直前:砦前平原 ―
『 ―――――今、勝利を我等が手に!!! 』
[闘志の炎燃やす狼達が一斉に雄叫びを上げる。 高らかに天へ翳された牙は空を突き破りそうに。
火蓋が切り落とされる]
(108) 2011/07/01(Fri) 22時半頃
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[平原の向こうに対する敵軍。 黒髪を束ね、嘶く黒い馬に跨る姿は死神の様に。
睨み合いはほんのわずか一瞬。 天へ翳された剣と共に、敵軍と言うひとつの巨大な獣は唸りをあげる]
(109) 2011/07/01(Fri) 23時頃
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――― 行くぞっ!!
[鋭い赤狼の咆哮が鬨の声をあげる。 砦の前に広がる数多の軍馬が嘶き、馬蹄で地震を引き起こす様に駆け出す。
真直ぐに進み、待ち受けるのは、激突]
(110) 2011/07/01(Fri) 23時頃
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[厩舎の方を回って、フィリップも出陣した事を知る。 日の出前に騎馬達を引き出していた姿を覚えていた。 我知らず、胸の十字を握り締める]
……神様、どうかあの子を無事に戻して下さい。 フィリップ君はまだ二十歳にもなりません。
死して後の、来世の幸せなど願わず、 今生きている幸せを求めてよい歳なのです。
(111) 2011/07/01(Fri) 23時頃
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― 平原 ―
[赤と緑。 二色の集団が別々の方向に一斉に蠢き始める。]
奴は…ガイル・カロッサ?
[ブルーの服に身を包み、敵陣を見つめる少年に女は声をかけた>>106。赤騎士団のはずの女が何故ここにいるのだろうか。 女は真っ直ぐに名を呟かれた男を見つめた。]
(112) 2011/07/01(Fri) 23時頃
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[狼達が咆える中、オスカーの呟きを拾えば]
…さあな。
[言いつつも、一通り目は通していて。
ただ、頭で考える事が苦手なだけだったりするのだ。]
お前こそ、んな軽装で死んでもしらねーぞ。
[彼女が甲冑ではなく、黒い服を纏う意味は理解していなかった。
嫌でも後に、理解することにはなるだろうけれど。]
フィリップは、ミッシェルに頷いた。
2011/07/01(Fri) 23時頃
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[敵軍の攻撃は激しく、やがて敵味方入り乱れての混戦となった。]
…ッ
[鋼のぶつかり合う音と、大砲の放つ硝煙の臭いの中を、駆ける。 主を失い暴れまわる馬を引きもどすために。 ふいに、ヒュっと振るわれた剣が、肩口を裂き、血が噴きだした]
ぐっ…!
『お前、騎士ではないな。 だが ――― 戦場において命の重さは等価だ』
[何時の間にか自分が自陣から離れ過ぎていたのか、相手が切り込んできているのか。 無造作とも言えるような流麗さで剣を振るい、少年の肩を裂いたのは敵将ガイル・カロッサその人だった。
剣を抜くか、逃げるか。 血の噴きだす肩を押さえて下した判断は一瞬。 傍らの馬の手綱を無事な手で引くと主を失った馬へと乗り、全力で引く。]
(113) 2011/07/01(Fri) 23時頃
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『逃げるか。 敵わぬと思うならば、撤退もまた勇気』
[翡翠を細め、黒い馬を駆る男は少年を深追いすることはなかった。 振り返れば、自軍の騎士と切り結んで、切り捨てているのが見えた。 将でありながら先陣きって戦うことを好む男は、返り血により更に禍々しく見えた]
(114) 2011/07/01(Fri) 23時頃
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―平原:赤騎士団側―
[両軍が正面から激突すれば、たちまち土煙があがる。人と馬が入り乱れ、矢が飛び交い、剣と剣がぶつかり、怒号が聞こえる。
そんな最前線よりもやや後ろに配置されているのは、やはり女だから。それでも、危険な事には変わりはない。]
OK、足は止血できた。他に痛い所は?歩ける?
[片足を負傷し、手当てをした騎士に肩を貸し、砦へと引き返す。負傷者を送り届ければ、再び負傷者がいないかを探す為に戦場へ。何度も、往復する]
(115) 2011/07/01(Fri) 23時頃
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―砦内 地下牢付近―
[それは、晩にオスカーが捕らえた捕虜だ。>>60 開戦の混迷の中、一瞬の隙をじっと伺っていた。 そして見張りの油断を逃さずに討ち伏せて、 脱走すべく牢を抜け出して――
幸か不幸か、それを見止めたのは丸腰の神父]
えっ……貴方、こちらの騎士団の方では……
……――っ!?
[騎士団の衣と違うものを身に着けた見知らぬ青年、 その手に握られた赤と銀に光る刃に声が引き攣る。
瞬間、どん、と突き飛ばされる衝撃と、 腹部に焼けるような痛みを感じた]
(116) 2011/07/01(Fri) 23時頃
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[まずは、この馬を連れ帰らねばならない。 それが少年の仕事だからだ。 どくどくと脈打つ傷から止めどなく血が流れるのを押さえ、どうにか馬を御すと砦へと向かった]
…っ僕には、僕の戦いがある。
[剣を交えて戦うことではない。 少年や、厩舎で馬の世話をする仲間たちでしかできないことがある。 血の気を失って青くなりながら、少年は本日何頭目かの馬を、砦に連れ帰るべく駆った]
(117) 2011/07/01(Fri) 23時頃
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― 出陣前 ―
[演説を終え、共に戦場に向かう愛馬を引き取りに向かう。 その手綱を引く厩舎の少年>>86には見覚えがあった。厩舎で、時には伝書鳥の手紙を受け取る形で、言葉を交わしたこともあっただろうか]
これまでダスクを有難う。 馬たちを―――宜しく頼む。
[手綱を受け取り、向けるのは凛とした敬礼。]
(118) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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― 暁・開戦前・平原が見える砦内 ―
[戦術の知識や戦闘能力の無い自分は、どちらかと言うと砦にて後方支援の役割を背負っている。しかし、状況に応じて人手として前線近くに出ることもあると通達はされていた。]
はー、こりゃすげえ眺めだな。 一糸乱れぬってやつだろう。 凱旋か出征か、ともあれ歩いてるのしか見たことねーからな。 [砦から、眼下に広がる紅と碧を、外側から遠巻きに見つめる。鎧を着込んだ騎士達が直立し並ぶ姿は思わず息を呑んだ。
一般市民の自分には、騎士の軍団が城下や街道を行進する姿しか見たことが無かった。]
(119) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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なりたかったんだよな。あれに。 ずっとな。あの中に入りたいってさ。 何時だって、今だって…。
[視界が水に入ったように潤んでいて、よく見えない。 想いが一つ、ぽた、と零れて落ちた。]
幼少の頃はその闊歩する姿に憧れていたこともあった。子供仲間と騎士になろうと言い合った事だってざらであった。凱旋する騎士に、握手してもらったことすらあった。その時の一瞬は今も覚えていて、生涯忘れないと誓っている。]
(120) 2011/07/01(Fri) 23時半頃
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