56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――
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[ヤニクの動きが固まる>>78のを見て、笑みはさっと打ち消した]
当たり前だ、馬鹿者。 お前達のような馬鹿者を残してさっさと死ぬわけにはいかん。
[その表情はいつも通りの厳格さを湛える。 ぽろっと漏らしたバーナード>>64にも鋭い睨みを利かせて]
元気になったようだな、バーナード。 無駄口叩いている暇があったらしっかり働け。サボるな。
[参謀のもとに辿り着いたのはそんな話をしている時であったか。]
(81) 2011/07/02(Sat) 23時半頃
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――医務室――
[怪我人の数は増えている 先程切られた首の傷も再度痛み出し それでも、苦しむ人を元気づけるために、ローズマリーは声を掛け続ける
そこに居る、人影――>>80]
イアン・レッドフィールド赤騎士団長様
[触れれば弾けそうなその覇気に、しかし引く事も無く]
この度は……お悔やみを、申し上げますわ
[後ろからそっと、声を掛ける]
(82) 2011/07/02(Sat) 23時半頃
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[ヴェスパタインの報告を聞いて>>79]
その件はわっちも少し気にはしておった。 報告される情報の中に、奴の名前が無いことはな…。ただ、報告が無いだけで実際には副将として動いていると思っていたのじゃが…。 おらなんだか…ぬしが言うなら間違いあるまい――。
(83) 2011/07/02(Sat) 23時半頃
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[と、そのくらいで、赤の参謀から、捕虜の件について情報が連携される]
…戦時の直前で、多少混乱しておった時の事か――痛いが…過ぎた事は仕方ないの…。じゃが…。 クリストファーが居ないことを合わせて考えると――どうも何かの流れの様にも思える。 ヴェスパタイン副団長。やはり緑騎士団からも一隊を砦の方に遣った方がいいと思うのじゃが、いかがか。 人選は任せたいが…。
(84) 2011/07/02(Sat) 23時半頃
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―医務室―
あ、イアンさ……
[医務室へ向かい、先程の件で声をかけようかとした所に、先に声をかけたローズマリーの姿を見つけ、少々ためらう。>>82
さすがに喧嘩をする元気もなかったが、彼女の首に包帯が巻かれているのを見つければ、眉を寄せた。]
(85) 2011/07/02(Sat) 23時半頃
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ローズマリーは、ペラジーの声に気付くと、す、と振り返る
2011/07/03(Sun) 00時頃
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[笑顔が似合わない人間が居るのかと、ぎくしゃくと笑みを返す。]
そうしてくれ。
[いつもどおりの表情に戻ったヴェスパタイン>>81に息を吐き、後は黙って後を着いて行く。]
(86) 2011/07/03(Sun) 00時頃
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[後ろからかかる声>>82に、体を捻らせそちらを向けば]
…ああ、姫様か… 勝手に出歩いたら危険だっつー… !
[余計な心配をかけさせないために、 わざと軽い口調で返したはずが、 その首に巻かれた包帯を見て、はっと息を飲んだ。]
誰にやられた、それ。
[首を指さして、言う。 ペラジーの呼びかけには、まだ気付いていなかっただろうか。]
(87) 2011/07/03(Sun) 00時頃
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[参謀の提案>>84に深く頷いた]
そうだな……、幸い全隊砦に戻っている。 白兵戦に向いている者を見繕って、隊を編成しよう。 ヴァロキエ、弓隊の選抜は任せたぞ。
[呟きながら、騎士たちを脳裏に巡らせ。 一瞬舞うように剣を扱う女騎士の姿を思い出し―――振り払うように首を振った]
(88) 2011/07/03(Sun) 00時頃
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[誤魔化すように景色に目を向ける]
それにしても、ここは本当に眺めが……草原がよく見えるな。
[騎士たちの血で赤黒く染まった大地は、お世辞にも眺めがいいとは言えない。 その景色をじっと見つめ、脳裏に刻み付けて。 砦から少し離れた位置にある森林に目を向ける]
(89) 2011/07/03(Sun) 00時頃
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[参謀の許へと着けば、バーナバスを促すようにして砦のことを報告した。 それは既に届いていたようだった>>76が、彼女も捕虜の存在を知らなかったらしい。
その後、副隊長に倣い弓兵隊の報告をする。>>79]
あいつが、居なかったのか?
[続いた報告――敵のクリストファーが居なかったと知り、すっと目を細める。]
(90) 2011/07/03(Sun) 00時頃
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>>81はは…はは。なーに大丈夫ですよ。 まずはちゃんと報告する仕事しますから。
[いつもの副団長に気が楽になった。]
(91) 2011/07/03(Sun) 00時頃
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お前には、無駄な危険を犯してほしくは無いのだが。
[殺気を漂わせるような囁きに、ゆったりとした口調で返して。]
…俺が殺るから。
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[瞬間。
白昼夢]
(92) 2011/07/03(Sun) 00時頃
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[>>89ヤニクに促されると一歩前に出て。 既に何度もした報告をもう一度行った。 言葉は噛みそうだったが…。]
―以上です。
[最後、ですのあとにぅが付きそうになり危険を感じながら。どうやら参謀殿は一部始終を聞いているようだったが。]
えーっと、どしたらいいんだろ。
[>>79>>83>>90その後は数歩下がったが、3人はなにやら話を始めたようで。自分には単語を聞き取れても内容は把握しきれていないので、下がったまま立っている。]
(93) 2011/07/03(Sun) 00時頃
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[森の中に立つ赤のキャンプ。 食事を摂りながらぎこちなく談笑する若者たちの幻影を視る]
[その映像に、重ね合わせるように]
[森の中に伏せる黒い影。 狡猾に、ぎろりと光る瞳がこちらを射抜き、
――――放たれる矢が一閃]
(94) 2011/07/03(Sun) 00時頃
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[砦に一隊を配すと言う。>>84 後ろが気になって戦えなくなるよりは、それが良いのだろう。]
弓は狭いところではかえって危険だ。 下手したら味方が怪我をするだろうな。
[逃げた捕虜が一人であるなら、隠れながら動いているのだろう。 障害物の陰になってしまえば、狙ったところでまず中らない。
しかし、弓兵は遠くの敵を狙う為目は良い者が多かった。]
おい、お前さ。 例えば砦の中の絵を描くとき、どこを選ぶ?
[砦の内部を見張ることは殆どない。 たまに絵を描いているバーナードなら、中を見渡すのに丁度良い場所を知っているかと思い聞いてみた。]
(95) 2011/07/03(Sun) 00時頃
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[ペラジーの姿に、眉根を寄せる 昨晩の衝突は未だに意識の底に燻っている]
貴女……衛生兵なのですわね
[にべもなく、呟きつつ イアンの軽い問い>>87に、首筋を抑えつついつもの公女の笑みを向ける]
重症ではありませんわ、ノーリーンが護ってくれましたもの 犯人は、敵国の……領主護衛の一員でしてよ 名前は、確か、テオドール
[ぐ、と歪められた瞳に、暗い光]
貴方の仕事は、ただ一つ 敵を討ち果たすのみです
和解の道は、もう、無いのですわ……
(96) 2011/07/03(Sun) 00時頃
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イアンは、ペラジーに気付けば、手をあげて挨拶をしただろう。
2011/07/03(Sun) 00時頃
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[視えたのは、数秒先の未来]
――――……っ、伏せろ!!
[咄嗟に大声で叫び、
――――――次の瞬間、鈍く光る矢が緑の甲冑を討つ。]
(97) 2011/07/03(Sun) 00時頃
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…お怪我、されたんですか。 砦の中も安全とは限らないようなので…お気をつけ下さい。
……赤騎士団長に用事がありまして。 それが終わったら、自分の仕事に戻ります。
[こちらに気づいたローズマリーに告げる。疲れた表情と、負傷者の血にところどころ染まった服で、衛生兵だとわかったらしい。>>96]
あの…さっきは。余計なことを言ってしまってすみませんでした。
[戦場で思わず叫んでしまったことについて、イアンに軽く頭を下げた。慰めの一つでもかけたかったけれど、片割れを失ったばかりの団長にかけられる言葉はなく]
(98) 2011/07/03(Sun) 00時頃
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ヤニクは、ヴェスパタインの声>>97に、咄嗟に顔を向けた。
2011/07/03(Sun) 00時頃
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― 礼拝堂前 ―
[愛馬の前で決意を固めたのにも関わらず、自身の行った行為を悔い悩む。 神に縋る思いも含め、従軍神父に話を聞いて貰いたかった。]
血…?何でこんなとこにあるの?
[入り口に落ちる血の痕跡。頭を過ぎる血の持ち主の姿。 嫌な予感で礼拝堂の中へ足を踏み入れた。]
(99) 2011/07/03(Sun) 00時頃
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オスカーは、捕虜の姿を探して砦内を歩いている。
2011/07/03(Sun) 00時頃
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重症かどうかじゃねえ。 危険な目にあったかどうかって話だ。
[今此処に、ノーリーンの姿が無いことが 彼女の身に起きた出来事の大きさを想像させる。]
…領主護衛が、何でこっちの砦まで来てんだ…
[まさか、と思い出したのは、先程のオスカーの囁きで。 暗くなる瞳を見れば、それを振り払うように言う]
…分かってるさ。 アンタを守るのが俺の役目、だろ?
[彼女の想いなど、知るはずもなく。]
(100) 2011/07/03(Sun) 00時頃
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―――?! 副団長殿!!
[その声を聞いて、伏せようとする動きは、油断からか一瞬遅れ。鎧に矢が突き立つのを、見た** >>97]
(101) 2011/07/03(Sun) 00時頃
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ひぇ、は、はい。
[>>95不意に作戦の話からいきなり自分に振られ吃驚した。]
砦の中の建物ですか。えーとあのですね。 一部とかなら普通に中庭など見やすい場所で。
[と、今まで自分が描いたポイントを思い浮かべていく。]
全体を見るなら砦の城壁に登って…例えばこの辺で。 見張り台も外も中も見晴らしは悪く無かったですけど…。
[見張り台はちょい高すぎかも、と下を覗いて足が震えたことを思い出した。]
(102) 2011/07/03(Sun) 00時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/07/03(Sun) 00時頃
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>>97!?
[色々思い出していたからだろうか、それとも元より反応が遅いだけか。
声に言葉に対するが遅れた。]
(103) 2011/07/03(Sun) 00時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/07/03(Sun) 00時頃
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ばーか、気にするなら最初っから言うなよ。
[困ったように眉を下げ、頭を下げるペラジーを見やる。 あの場では、彼女の動きに助けられたようなもので 感謝はすれど、怒りを飛ばすことなど、ありもせず。]
…いや、お陰で助かった。 さんきゅな。
[今度は本当の笑みを、向けてみせた。]
(104) 2011/07/03(Sun) 00時頃
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[バーナードの言う場所>>102を確認しつつ、その場所に視力の良い者を配そうと提案しようとした時。 ヴェスパタインの鋭い声>>97が聞こえ、顔を向けた。
副隊長の、緑の甲冑に突き刺さった矢。 矢の飛んできた方へ視線を向けながら、素早く副団長の傍へ寄る。]
俺が良いというまで伏せていろ! 絶対に動くな!
[非戦闘員である二人に向かって声をあげた。 敵が何名隠れているか分からない状況で、他の二人を守ることは難しいと判断し、牽制の為に愛用の弓で矢が飛んできたであろう方向へ矢を放つ。]
(105) 2011/07/03(Sun) 00時半頃
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― 礼拝堂 ―
[緊張感に包まれている他とは違い、礼拝堂の中は静かに時が進んでいる。]
ムパさん!大丈夫ですか?!
[安否を心配する女は扉の開閉と共に血の主であろう男の名前を叫んだ。美しいステンドグラスが礼拝堂の中を照らす。
やがて従軍神父に従う者に真実を聞かされれば顔を青ざめ、礼を言わずに無言で駆けて行く。]
(106) 2011/07/03(Sun) 00時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/07/03(Sun) 00時半頃
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もう、良いのですわ……
[囁いたような小さな呟きは、聞こえただろうか セシルはもう、ローズマリー達を完全に敵として捉えているのだと、わかってしまった]
領主護衛だからこそ、ですわ 向こうも、仕掛けてきているという事でしょう?
[イアンの言葉>>100に、微笑みを零した]
護るのは、わたくしではありません この国、ですわ?
[かつて、私を護ってと言った公女の姿は 少しずつ、少しずつ、擦り切れてゆく
ペラジーと親しく声を交わす姿>>104を、じいと見る 近い間柄、親しい間柄 それは、羨ましいと、同時に憎いと思った それを失った自身は――?]
(107) 2011/07/03(Sun) 00時半頃
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>>105う、うわあぁ…! ひぃっ!
[何がなんだか理解できぬまに、伏せろと言うヤニクの言葉に、倒れるようにして伏せた。その視界に副団長が入って。]
あ、ふく、だんちょ う どの?
(108) 2011/07/03(Sun) 00時半頃
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[強い力で引かれた弓矢は心臓を正確に討ち抜き、鉄の甲冑を突き抜けた。 側に寄るヤニクの手を震えながら握る]
ヴァロキエ……、 …………敵が、すぐそばに、
―――――――は…やく、…りでへ……、
[その声は弱く。 されどその瞳を真っ直ぐに睨み]
(109) 2011/07/03(Sun) 00時半頃
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