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――― これをどうしろっちゅーんじゃ!
[素早く伸びる紫影に直接的な打撃とかは効くのか。
惑っている合間に、]
……っ、
[紫影に片足を絡めとられた。
慌てはしたが騒がずに無事な方の足で地を踏みしめ、
土の腕に使い手を直接叩かせんとする。
風を切って棍棒の形をした土塊が振り下ろされる**]
[にんまり顔と言葉
もっとも、直後の衝撃にそれらはあらゆる意味で飲み込まれる。
紫影への疑問の叫び
もっとも、同調している事に変わりはないので、殴られれば相応の衝撃が青年にも返って来るのだが]
……文字通り、一筋縄じゃいかんなぁ。
[片足捉えた感触に笑むも束の間、振り下ろされる土塊に舌打ち一つ。
四弦に撥あて、音色と弾くと同時に呼ぶのは]
……二藍!
[肩で太刀を構える小鬼の名。
呼びかけに応じて跳んだ小鬼の周囲には、煌星の残したつむじ風。
風を纏った影の小鬼は真っ向から土塊に向かい、その手の太刀を十字に振るう。
刃の軌跡は、その身の丈よりも大きく広がり、振り下ろされた棍棒を斬り払う。
その動きに合わせて青年は後ろに飛びずさって距離を取り、小鬼はそのまま紫影が捉えた妖へと向けて宙を舞う。
まとった風が後押ししたか、その跳躍は常よりも軽く、速いもの]
紅碧、暁鼠、浅紫!
[呼びかけと、四弦から紡がれる音に下がっていた影の獣も再び動く。
兎と野鼠が妖の視界を横切るように交差して跳び、狐は背後を取るべく大きく駆けた]
[そうして影を操りつつ、意識を僅かに向けるのは鳩羽色の小鳥の方。
諸々の要因の重なりもあったようだが、どうやら弟弟子は危機を自力で脱したようで。
揺らめく陽炎に対するために駆け出す姿に、は、と短く息を吐いた]
……しかし、いいとこ無茶しいやなぁ。
[そんな呟きがぽつりと零れる、ものの。
師に聞かれたなら、「お前が言うな」と突っ込み入れられるのは間違いない。**]
[暴れ回る根は相手の足を捉えたが、動きを止めるには至らず風の刃に断ち切られる。
退魔師の姿は砂煙の内に消えたが、元より追撃を掛ける余裕はない]
……こりゃあ、やられたねえ。
[人のような臓腑は持たぬが、柔き部分を抉るような一撃はやはり、効く。
そろそろと身を起こせば、退魔師がこちらから距離を開けたのが見えた。
言葉を交わす、その先はわからぬが
これ以上柔肌を傷付けられたら、たまったもんじゃないよ。
[妖の樹の力に惹かれたか、小さな炎
儚い幻が舞い踊る中で、妖の脚全体から幾つもの根が地へ向けて伸び、次々と潜っていく]
化粧もせぬ顔は、人に晒さぬようにしているのだけどねえ。
[一方、地上の根は中心へ、更に天へ向けて伸び、人型の身を徐々に持ち上げていく。
背や肩からは幾つもの枝が突き出し、衣をはだけ、または破りながら、細かく分かれ広がっていく。
その高さは、宙を飛ぶ退魔師にも迫るほど]
さあ。
[幹とほぼ一体になりながら、妖は両手を軽く振るう。
その手の内で、扇の如く広がるのは鋭き縁を持つ葉。
背から伸びる枝にも同様に、刃の如き葉が茂る]
もう、逃げも隠れもしないよ!
[宣言と同時、両手の葉が退魔師に向けて投じられ。
同時に枝から離れたそれらが、妖の周囲へ舞い散った**]
[
男は道中差しを振るって鳥の幻を消す。]
――ン?
[付近の根が蠢くのに気付き、その先を辿って見れば女妖の姿が変じるを見て]
…ッ…。
[背や肩から枝を生やし、幹と一体化した妖の姿に息を呑む。
後方に移動していた男には正面の様子は窺い知れないが、枝の先には刃のような葉が茂るのを見て目を眇める。
本性に近しい姿になったという事は、妖も本気であの退魔師を斃そうとしているのだろう、と。]
…ははァ、こいつァ大した大きさだ。
[付近に葉が飛んできたのを察知した鳩羽が一時影に戻り、男の身を守る障壁へと変じる。]
っとぉ。
ありがとうな、鳩羽。
[応じるように鳴く小鳥。
道中差しを振るって己の方に飛んできた葉を落とし、]
煌星の旦那、頼みますよォ。
[勝手にそう呼ばう相手の邪魔にならぬよう、女妖の付近にある幻を消した後には結界の端へ向かって駆ける。]
幻影はあんたの仕業かい。
[まだ火の妖怪は付近に残っていただろうか。
彼女の姿があったならば、そんな言葉を掛けた**]
[呼びかけに返る声
どこか安堵めいた声に聞こえるのは、向こうが余四朗の状況を知っていたからだろう]
いんや、手ぇは足りとる。
さっきはあんがとなぁ、助かりおうた。
………”さや”言う妖ば降したけぇ。
[祓った、とは言わなかった。
いずれ尽きるだろうと予測しているが、未だ止めを刺していないことが短かな間と紡いだ言葉に表れる]
あんなぁ旦那。
旦那は───……
[悩んでいたことを口にしようとしたが、不意に言葉が止まった]
(……やっぱ聞くもんじゃあねぇ。
こりゃあ自分で決めぇことじゃあ)
[間際になって考えを改める。
この先同じようなことがある度に誰かに聞くわけにも行かないし、退魔師としての確固とした意思が必要だ。
これは己の問題として、悩んでいたことを口にするのは止めて]
──…旦那の方はどげんね?
[相手の状況を問うものへと変えた*]
なあに、手助けなんざ要らなかったかもしれねえがな。
[余四朗から返った言葉は、妖を降したというものだったが「さや」と名を呼び、祓ったとは言わぬ]
(迷っている、か)
[何があったかは判らない。だが、恐らく「さや」という妖は村を滅ぼしたモノでは無かったのだろう。そうでなければ、余四朗が祓いきらぬわけもない]
[迷いを口にしようとしたらしい言葉は、途中で途切れた。それ故、鬼丞も問い返しはしなかった。
妖を祓うが退魔師の勤め、だが、それだけで割り切れぬ時もある、とは、つい先刻己も身に沁みたこと。
迷いの末に自ら答えを選び取る。そう余四朗も決めたのだろうと鬼丞は思った]
ああ、俺は...
[途切れた言葉の代わりのように、こちらの様子を尋ねられれば、鬼丞の顔に笑みが浮かぶ。
今しも、目前に、擬態を半ば棄て、妖としての本性を剥き出しにした樹怪が天を衝くばかりの勢いでその身を持ち上げる]
これから見せ場、と、いうところさ。
[ひゅう、ひゅるり、と風が哭く。
鬼丞は、余四朗との会話から、目前の敵に心を戻して、我が身の周囲に強く風を巡らせる]
[逃げも隠れもせぬとの宣と共に、まるで舞扇のように両手に広げた葉を、樹怪が投じる。鋭い刃に似たその葉は、文字通り風を切って襲い来た]
ク...アァッ!!
[纏った風で切り裂いても、その勢いは衰えず、尚細かい刃となって、鬼丞の身を襲う。
咄嗟に、両腕で目と胸とは庇ったが、その腕と言わず、胴や足に、十は下らぬ紅い傷を樹海の葉は刻んでいった]
[棍棒の形をした土塊は子鬼の持つ太刀によって斬り払われる。
片腕に痺れに似た感覚が長く走り、顔をしかめて息を詰める。
棍棒を持っていた腕はたじろいだように動きを止め、
残る無手の方の腕が前に出るように相手を追う――がすんでのところでかわされた。
これでは腕により相手を直接狙えない]
ならば――
[ひとつ地を踏み鳴らし狙いを己を捕えている影へと変える。
そもそも、式のひとつたる鴉を撃ち落したことで、
相手は何らかの衝撃を受けていたように見えた。
つまり影を直接叩けば相手に何らかの影響を及ぼすか、
試してみる価値はあるという考え。
両腕が影に向け一度、振り下ろされる]
[一方妖自身は影の獣どもへの対処に追われていた。
鋭く伸ばした爪で横切る獣の一方――野鼠を引き裂くも、
背後に回った獣の動きを追いきれず視線を彷徨わせている間に、
子鬼の接近を許していた]
―――うらっ!
[前方に子鬼の進攻を断つための土壁を作るべく、
地面を踏みしめたが間に合うかどうか]
は...まったく...やってくれるじゃねえ、か...
[今や全身に奔る痛みに、冷たい汗が鬼丞の背を伝う。乱れた息を悟られぬように、とぎり、と歯を食いしばり、無理にでも笑みを貼付けたまま、鬼丞は樹怪を睨んだ]
お前さん、名は、あるのか?
[尋ねたは、何の気まぐれか、鬼丞自身にもしかとは判らぬ。或いはここで命を落とすか、と、思う程の相手の名を知っておきたいと思ったのかもしれないが]
俺は、鬼丞てんだ。まあ、忘れてもいいがな。
[妖の答えがあってもなくても、鬼丞はそう告げて、強めた風を更に速く、奔らせながら身に纏う。
速くなればなるほど、強くなればなるほど、風の力は内に籠もって凝縮され、その圧は、やがて空気を歪め、見えぬ風に形を与えるかの如く]
[視界の端、ちらちらと気に触る炎の幻影を、丁助が滅し、先刻散った葉を避けて、幻影を撒いた相手を追うのが見える]
悪くねえ...
[小さく呟いたのは、丁助には届かなかったろう]
[やがて、巡る風は、鬼丞の胸の辺りに固まって、ひゅるひゅると人の耳では聞き取れぬほどの高い音を立てながら、銀の光を放ち始めた*]
いんやぁ。
あれがにゃあ、どげんなっとぉたか分からん。
[地に伏したのは自分かもしれないと、鬼丞の言葉
挿げ替えた問いへの返答
…そりゃあ、邪魔しちもうたな。
気張っちくれぇ。
[何者かと対峙しているであろう緊張感。
それを風から、鬼丞の声から察し、その言葉を持って呼びかけを控えた。
呼びかけを控えはしたが、鬼丞の方で風が繋がれたままであるようで、あちらの様子が時折伝わってくる]
[鬼丞との会話の間、傍らの妖はどうして居たか。
まだ息はあるかと視線をやる。
確認をしてから、余四朗は再び妖から視線を外した]
…わしぁ、村ぁ滅んだ原因探りに来たんじゃ。
妖の気配もあるゆぅち、そんが原因じゃあ思うとった。
妖ぁ人ぉ喰ろうけぇ、なんがなんでも祓うとった。
……人ん一緒ん過ごしとぉ妖なんぞ見たことん無ぇした。
[謝罪は紡ぎにくく、代わりに祓おうとした経緯を口にする。
思い込みによるものだったと言うのは伝わるのかどうか。
尤も、それも妖が意識があれば、の話だが]
(人ぁ喰ろうとらんかった言うても、こん妖は他ん妖を喰うてしもうた。
生かしても、いずれ力在るもんを喰らいとうなる)
[この妖をどうするか。
考えた末の結論は、助けぬと言う選択。
幼く無垢ではあるが、それは本能のままに動く可能性を示す。
禍根は今絶つ。
それが余四朗の結論だった]
……似たようなモン……なんか?
[棍棒を斬り払った後、動き鈍らせた腕の様子に零れたのはそんな呟き。
今の一閃が本体に衝撃を通したのだとしたら、たじろぐような動きも腑に落ちる]
だとしたら……。
[楽を奏でつつ、思考巡らせ始めた所で感じたのは衝撃。
それは、浅紫の野鼠が裂かれた事
僅かな刹那息が詰まり、痛みが駆けるがそれは抑えて]
……紅碧……っ!
[兎の名を呼んだ直後に殴られたような衝撃が伝わり、数歩、後ろによろめいた。
何事、と視界巡らせれば、影に向けて振り下ろされた土の腕
……ったく。
奥の手まで、使え、つうんかい……。
[低く呟きつつ、視線で追うのは風をまとって跳んだ小鬼。
影の獣たちの動きは楽が途切れた事で鈍ったものの、小鬼の動きには変化がない。
防壁が築かれた事に気づいた小鬼はくるり、空中で回転した後、できた防壁を蹴りつける事で更に高く跳び。
上空からくるくると回転しつつ、両手の太刀を振り下ろした。*]
[目眩ましの幻影が戒めを解いた闇星
再び風使いと相対すれば、強く巡る風
人の形を取れば、その肌も見た目同様に柔くなる。
そうと知りながら、変じてもなお女の姿を残し、その両目で退魔師の姿を追っていた]
ふ……さすがに防ぎ切れぬかい。
[投じた葉が相手を切り裂くのを見、妖は目を細め口の端を釣り上げる。
根ではなく枝葉を操るのは、妖にとっても消耗の激しき大技。
多用は出来ぬものであるが、効果は十分に発揮されたらしい]
[しかし、それだけの傷を負ってなお、退魔師は笑う。
そして彼が発したのは、思いもよらぬ問い掛け
名?
妙なことを訊くねえ。
[相手は仲間の妖ではなく、命のやり取り交わす敵。
そして人喰いの妖は、獲物や敵に自ら名乗ることはなかった。
それでも――]
芙蓉。
[名乗りと共に、薄紅の花が一房、簪のように耳上で開く。
相手の名を聞けば、ふと綻ぶような笑みを浮かべ]
――忘れないよ。女を怒らせた罰さ。
[名も知らぬ退魔師の顔を鬼丞に重ね、二人分の記憶を刻む]
[強き風が鬼丞の元へ集い、煌星の光を放ち始める
彼もまた大技を放つのだろうと、妖は察する]
やらせるものかい。
[枝が意思を持ったかのようにざわりと蠢き、一斉にその先端を鬼丞へ向ける。
そして鋭く尖った先を、鬼丞の身に突き立てんと殺到した]
[髪に咲いた一房が、濃い紅色へ変じて、落ちる*]
[この妖と土の両腕とは、送った力を介して繋がっている。
力によって体の一部が増えた状態であるとも言っていい。
物理的な衝撃が加わればそれは妖自身にも跳ね返り酷ければ蓄積する。
今はその衝撃が来る心配をしていないのだけれど。
正確には――今はそれどころではない]
こやつ……なぜに動ける!
[ちらと見た限り影を殴った一撃は使い手には効いていたというのに。
[そういえば。
宙を舞う小鬼の周囲にひゅるりと舞う風を見た。
まるで力を与えているかのような―――]
ったく、つくづく厄介な。
だが――っ!
[盛り上がる壁を使ってさらに高く飛ぶ子鬼に対応しようにも土団子は使いきった。
太刀を受けると引き換えにするように鋭く伸ばした両の爪を子鬼へと向ける。
届く間合いへ入れば容赦もなく引き裂こうと]
く、ぅ ――…もう少しじゃ。
もう少し殴れい。
[痛みに呻きながらも両腕に力ある声を飛ばす。
折角効いたのだ、こうなったら駄目になるまで打撃を与えてやる。そうすればまた動けるようにもなるだろう。
両腕は断続的に振り下ろされることになる*]
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