303 突然キャラソンを歌い出す村4
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所謂、悪魔だ。
[天使の元の紫の目を色を押しのけ、
現れた色は薄青色の目。
天使の殻に巣食った水音の主は、違う音を奏でた。]
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― → 保健室 ―
[ざっと保健室の状態を見渡す。
ヨーランダとルイ。それと「知らない」誰かが吠えている。>>399 その三人に一人が退治する構図。]
……ピスティオ有働?
[黒い羽根を持ち宙を浮かんでいるという異常を除いて、それは先ほど礼拝堂そばで見た姿。 先ほどイースターが拡大してくれた会話内容と合わせ、状況を推察。]
(424) 2020/01/10(Fri) 01時頃
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やっぱり……争うんだね。 十年程度で変わるなんて期待もしてなかったけど。
[ぽつり、独りごちる。 僅かに瞳を曇らせながら漏らしたその呟きが向く先は、果たして天使か、堕天や悪魔か。 あるいはその両方か。
太古の昔より続くそれは、時の経過で今更解消される関係性ではなく。 変えうるものが有るとしたら―― かつての伶は、その答えを得られる事は無いまま資格を失った。]
(425) 2020/01/10(Fri) 01時頃
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>>408
や。
[伶おねえちゃん、と呼んでくれる従妹に対して、マイク(イースター)を持たない方の手を軽く上げて振る。 伶の胸中に複雑な感情がうずくけれど、それは今この状況においてどうでも良いことだ。]
(426) 2020/01/10(Fri) 01時頃
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君(とも)は、…随分と、
面倒な身体のようだね。
[腹の裡にいる方に声を届け]
…、約束を破るものか。
僕は君の友なのだから。
…、――― …
裡(そこ)はどんな具合だい。
喰い破って外に出てきてもいいのに…――。
[どす黒い悪意を間近で浴びせる。
手に持った名刺は悪魔の欠片。
音坂の悪魔としての力を直に受けさせるもの。]
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― 保健室 ―
>>443
ごめん、ハロ。巻き込んじゃったね。 ……後で話すよ。
[何か知るのかという問いに、言外に認めた。 混乱する様子のハロルリラの頭に、ぽん、と手を乗せる。 心配は不要、とばかりに微笑みながら。]
危ないから、ちょっと退いてなさい。
[彼女に言いながら、伶は逆に、剣ぐ黒羽の暴風荒ぶ保健室へと踏み込んだ。]
(448) 2020/01/10(Fri) 02時頃
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― 保健室 ―
>>447
いま一番危ないのは自分だってわかってる? ……まあ、ヨーラだからなあ。 わかってないんだろうなあ。
あ、ルイ。 ヨーラを守って…って、言うまでも無いよね。
[黒い羽根が舞う中、伶は肌を切られながらヨーランダの方へと近付いていく。]
(453) 2020/01/10(Fri) 02時頃
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ヨーラ。 さっきのは、気持ちがこもった良い歌だった。 でもちょっと、パワー不足だ。 あれで息を上げてるようじゃまだまだだね。 ルイが助けるにしたって、本人の声が 届かないんじゃどうしようもない。
[マイクを持つ腕を羽根が少し深く裂き、赤い血が舞う。 それでも、マイクを――イースターを握る手は緩めずに。]
(454) 2020/01/10(Fri) 02時頃
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だから、今回はちょっとだけズルしようか。
―――イースター。 この子は僕の可愛い従妹だ。 友達になって、少しだけ力を貸してやってくれるかい?
[手の中の友達にお願いするように話しかける。]
僕なんかより、よっぽど救世主向きだぜ。
[ヨーランダのもとに辿り着いた伶は、イースターを直接手渡す。 友達をまさか放り投げることなどできなかったから、こうするしかなかった。]
(455) 2020/01/10(Fri) 02時頃
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さあ、もう一度歌ってみて。
――――善き福音ライフを。
[今はマイクの姿となっているイースターの代わりに言ってあげた。]
(458) 2020/01/10(Fri) 02時半頃
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何、そんなに難しい事じゃないとも。
今保健室でお楽しみ中の彼と、
境遇は似たようなものだ。
「此奴」の権能は、
感情――要は、魂を呑み込んで消化…浄化する事でね。
昔、わたしは「此奴」によって呑み込まれて、
今も胃袋に詰め込まれている。
そう言う事だ。
[ 答えるように、胃の中から水音がごぼ、と鳴る。]
…そりゃあ有難い事だ、嬉しいね。
まさか名刺交換とかいうかっちり感で来るとは
思わなかった。いや、予想外でなかなかだ。
[ごぼぼ、とわらうような音を紡ぐ]
おや。お友達は悪趣味だな。
それをわたしに、語らせるつもりかい?
[ ぐら、と煮えるような水音が上がった]
そうだね、でも今のわたしは
滓程度に幾分か気分がいい。
此処には何も無い。
何も満ち足りない。
何もかもが、満ち足りない。
そんな処だ。
お勧めしない物件だね、
事故物件だと思ってくれていい。
[間近で浴びた悪意に、天使の身体が傾いだ。
音坂の距離なら、内側から肉が潰れるような音が聞こえたかもしれない。虹の羽の色が混ざりあい、濁って彩度が落ち始めようとする。
天使の声帯からは声は上がらない。恐らく意識が朦朧としているのだろう、気道が潰れかけたような呼吸音だけが僅かに返っている。]
おっとっと。早い早い、
ストップだお友達。
食い破るにはまだ早いとも。
「此奴」にはまだまだ
苦しんでもらわなきゃいけない。
何せ、わたしは、
まだ満ち足りてないからね。
君のコース料理と同じだと思ってくれていい。
わたしは、悪魔らしく。
わたしの手で「此奴」が破滅する様を見たいのさ。
レイは、多くの血を失ってよろけた。
2020/01/10(Fri) 03時頃
CC レイは、メモを貼った。
2020/01/10(Fri) 03時半頃
CC レイは、メモを貼った。
2020/01/10(Fri) 04時頃
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