311 【RP】妖怪温泉『百夜の湯』
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[一年を通して梅が香り立つ『百夜の湯』は
毎日たくさんのお客を迎えては癒しを提供しています。
大黒柱である太い幹は屋根裏をも突き抜けて
広く枝を伸ばしていくその根本には。
小鳥が入れる洞がひとつ、
今も最初に訪れた客を待っているのでした。**]
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━━そして歴史は繰り返す━━
[逗留日の初日だったか数日後か。 旅先で出会った借り暮らし族と交流を深め 美味しいものをたべて温泉に浸かり 妖精王の追撃は女将にうまいこと誤魔化してもらって
羽の色を一枚一枚七色に変えてみたり(疲れた) 警戒心の薄そうな女性の背後から忍び寄ったら 謎言語を話していたのでそっと撤収したり
夜食を探して彷徨っていたら たまたま出会ったゾンビ?娘と意気投合したり 複雑な作りの温泉宿の中でちょっとだけ客を迷わせて その結果新しく建てられた浴場へ案内してみたり]
(46) moggyu 2021/03/10(Wed) 23時頃
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[━━そうそう、ガラスの中に浮く脳が 転んだ結果……という事件もあったけど>>40
とにかく楽しく逃避の逗留を楽しんでいたので 心身ともにリラックスすれば、色々鈍る。勘とか。]
(47) moggyu 2021/03/10(Wed) 23時頃
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[本当に本当に全くそのつもりはなかった。 弁明させて欲しい。
たまたま次に廊下ですれ違った相手には かわいい浴衣を着せると決めていたのだ。 せっかくなので宿にちなんで梅の柄 色合いは個人的な趣味そして紫で━━
思いついてからは楽しすぎて術を練りまくったので 廊下の角から気配がした瞬間に発動させてしまった。 ……相手が縁のある吸血鬼だとは知らずに。]
(48) moggyu 2021/03/10(Wed) 23時頃
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[PON! の音とともに吸血鬼が瞬間早着替えをする。 力が強ければそれは一瞬で消えるだろうし 抗わなければジャストフィットサイズで浴衣姿だ。]
…………あ、わ、わあああ! すてきですね! にあってますぅうう!
[いや違うそうじゃない。 己を叱咤して全速力で逃げ出したが 向こうに捕まるのが先か、女将にぽいっとされるのが先か 今の時点では神すらわからない━━……**]
(49) moggyu 2021/03/10(Wed) 23時頃
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― 炭酸風呂へ ―
ピクシーと我らは、おそらく遠縁になるのだろう。我らは、ヒトの近くで借りぐらしをする道を選んだゆえ、いつしか羽は邪魔なものとなったのだろうな。
[>>25むかーしむかしは、羽根のある一族もいたと聞く。 なので、あくまで推測ではあるが……と付け加えておこう。]
うむ、吾輩の名はガストン。 少年はガーティーというのか。
[岩風呂で魔女にも言われたが、それ以上については詮索せずにおこう。 吾輩はともかくとして、どこに悪さをする妖が潜んでいるとも限らない。そんなものに知られたらまずかろう。]
(50) nordwolf 2021/03/10(Wed) 23時頃
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― 炭酸風呂 ―
おぉーーー!! これはずいぶんと泡立っておるな!
[吾輩から見ても、きめ細かでよい泡だ。 >>26湯に浸した少年の手にも、びっしり細かな気泡が残っている。]
これはなかなか楽しめそうな湯だ。
[段差がないのは、我らにとってありがたい。 浅めのところに腰を下ろし、暫し気泡との戯れを愉しむとしよう。]
(51) nordwolf 2021/03/10(Wed) 23時半頃
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[その後。 暫しゆっくりと湯を愉しみ、語らい、程々に腹が減ってきたところで、ガーティーに別れを告げて、仲間たちと合流した。 既に酒宴で盛り上がっておったが、帰りはまぁ、猫が迎えにきてくれる手筈だ。 ……そういえばいつぞだったか、急に病院方面への用事が出来たとかで、えらく遅れたことがあったな。詫びにともらった玉蜀黍は、大粒で、皆で食べても十分すぎるくらいだった。]
おお、そうだ、皆。 玄関口でな、じつに美しい黒い羽根を拾ったのだ。 ところどころに白がさしていてな。落とし主の許可を得て、土産にともらっておいたぞ。
[くぴりと酒杯を傾けながら、仲間たちに告げれば、案の定歓声が上がった。 敷物によし、カーテン代わりによし、だ。]
(52) nordwolf 2021/03/10(Wed) 23時半頃
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そういえばおぬしらはどこの湯に浸かってきたのだ? 吾輩は、いつもの岩風呂と、そのあと異国の少年に連れられて、炭酸風呂というのにも浸かってみたのだがな。 いやぁ、いい湯だったぞ。
───途中、ひどく大きな泡が弾けてな。 あの時は腰が抜けるかと思ったぞ。
[からからと笑い、箸をすすませ。 やがて膳も杯も空となれば、もう一度、帰りのバスが来るまでの間、湯に浸かろう。
いやぁ、此度も佳き湯であった!**]
(53) nordwolf 2021/03/10(Wed) 23時半頃
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[結論から言えば、血の池温泉は血ではなかった。 花の香料で色付けしてそれっぽく見せているだけのようで それはそれでなかなか風情があったが、 吸血鬼的には少々がっかりしてしまったのは否めず。
常連の鬼曰く、"本物"は別棟にあるのだそうだ。 せっかくだから尋ねてみたかったが それはまた別の機会に持ち越すことにした。]
しかしあんな風呂に入ったせいか 久々に生の血で一杯やりたくなったな。 はて、頼めば出てくるのか?
[何せ妖怪ご用達だ、そんなメニューだってないとは限らない。 期待に胸を弾ませながらほろ酔い気分で 宛がわれた客間の扉に手をかけ―――]
(54) guno 2021/03/10(Wed) 23時半頃
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[――――パアン!!!!]
(55) guno 2021/03/10(Wed) 23時半頃
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[紙吹雪と共に派手な音が鳴って目を瞬かせた。 中から何かが出て来ようとするのを咄嗟に打ち消したが、 ほんのりと指先に残る魔法の残滓。]
………………。
[はて、この気配どこかで覚えがあるような。 その場で首を捻ったわけだが思い出せず―― しかしながらその正体に行きつくのは割とすぐ後の話になる>>49]
(56) guno 2021/03/10(Wed) 23時半頃
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[数日滞在の間、少年とすれ違った間際。
軽やかな音と共に男物の浴衣が あでやかな紫色に花模様が愛らしい、 可憐な女物の浴衣へと変わる。 これを美しい女人が着るのであれば さぞや見栄えした事だろうが、残念。だが男だ。
目を丸くして己の姿を一瞥し にっこり―――というよりは にたり、という形容詞が近い)笑みを浮かべ]
(57) guno 2021/03/11(Thu) 00時頃
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ほう。ほうほうほう。成程成程。 これはこれで華があって悪くない――
…と言うとでも思ったかいつぞやの悪戯妖精! 貴様今日と言う今日は逃がさんぞ!
[叫びながら逃げてゆく彼を一直線に追う。
果たして捕まえることが出来たか、 その前に2人纏めて女将にお説教されたか、 それは梅の花のみぞ知るのだった**]
(58) guno 2021/03/11(Thu) 00時頃
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