人狼議事


309 【誰歓】【飛び入り歓迎】学園の七不思議3

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【人】 受付 アイリス

 …もし何か、女の子っぽいこと
 チャレンジしてみたくなったら、
 あたしにも言ってくださいねーっ!

 とりあえず今夜、パジャマパーティーしてみるとかっ。

[そんな風に笑いながら、先輩の背を見送った。]**

(186) choco 2021/01/06(Wed) 22時頃

【人】 受付 アイリス

— →グラウンド —

[部屋でみんなの布団を敷いて、女子会の準備を万端に整えた後。
そろそろ誰か、いい感じの雪像作ってないかなー?と窓から見下ろせば、部員たちが雪像作りに精を出している姿が見えて。

フェルゼ先輩とは、校舎へ戻る時すれ違って>>132。慌ててはいたものの、手くらいは振って挨拶をしたのだが。
彼の雪像に注目すれば、あれから作り始めてもうあんなに進んでいるのか、と驚いてしまう。スマホを覗けば、どうやらアイリスの素材を使ってくれたようで、書き込まれたお礼の言葉に、イイネを付けておいた。

アイリスも再びグラウンドに足を向ける。
作業の邪魔をしないよう、そろっとみんなの雪像を見てまわり、ほうと漏れる溜息と共に、呟いた感想は]

 うわあ、すっごい…

 で、できる気がしない…

[なんか、めっちゃ、本格的だった。
まだ作業中だったかもしれないけれど、繊細な花の彫刻(花びら細か〜いっ)>>118>>119や、今にも羽ばたきそうな鳥の彫刻(バランス絶妙〜っ)>>133
雪だるまでもいっか〜!なーんて考えてた自分、どうする。マジどうする。と冷や汗が流れる。]

(197) choco 2021/01/06(Wed) 23時半頃

【人】 受付 アイリス

[ここに来てもアイリスは、自分の作りたいものがわからなかった。

だって、正直に言って。
五百年も続く縁など、信じられない。
人間だったら、百年、いや十年だって繋ぐのは難しいのに。

あまりにも特別で、眩しくて、
アイリスにはなんというか、
まさに『世界の違う』お話であった。

そんな相手に自分から、何を贈れるというのだろう。]

(198) choco 2021/01/06(Wed) 23時半頃

【人】 受付 アイリス

[わからない自分が上辺だけ取り繕っても、何も響かない気がして、手が止まってしまうのだ。
任せてなんて安請け合いをしておきながら。笑ってしまうではないか。
苦笑を浮かべたアイリスは、形にならなかった、自分の雪像の残骸たちを見て。

それでも作ろうとした。そのことに、きっと意味があるんじゃないかな。そう自分に言い聞かせながら、途中で放り出した雪玉を再び、転がし始めた。

結局、完成したのは雪だるまである。
アイリスに作れる限界の大きさまで頑張った。
フェルゼ先輩のパク…真似ではないけれど、少し大きさを変えた雪だるまを二つ並べて、夫婦にして。鬼のツノを付けた、にっこり笑顔のめおとだるま。]

 末永く、お幸せにね。

[もう一度述べた言葉は本心から。
羨んでも、憧れても、手が届く気はしないけれど。
どこかに存在していると知れるだけでも、自分の中の、何かが救われるような気がして。]

(199) choco 2021/01/06(Wed) 23時半頃

【人】 受付 アイリス

[しかし、やっぱり。ただの雪だるまである。

アイリスは、フフっ…と達観したような笑みを浮かべて、誰かに感想を言われる前に、そそくさとその場を逃げ出した。]

 あ〜、雪玉、余っちゃってるよね〜。

[途中で自作の素材置き場から小さな雪玉を拾い上げて、戯れにくっつけてみる。
今日四つ目の雪だるま。こんなに作ったのは、小さい頃以来だった。]

 おまえも、あやかっておいで。

[なんてね。と笑いながら。
みんなの気持ちが込められた雪像の並ぶグラウンドの中、ひっそりと雪に埋もれるように、子供のような雪だるまを残して、アイリスはその場を離れた。]*

(201) choco 2021/01/06(Wed) 23時半頃

【人】 受付 アイリス

[届いた評価はきっとこんな感じ]

 ウエダ評価
 ・全体のバランス 9
 ・デザイン 1
 ・精密さ 16
 ・独自性 19
 ・ウエダの好み 15

 奥様評価
 末小吉[[omikuji]]

(202) choco 2021/01/06(Wed) 23時半頃

【人】 受付 アイリス

— 元音楽室 —

[アイリスは隙間時間に、元音楽室を訪ねていた。出し物のための楽器を探そうと思っていたのだ。>>0:207
しかし、やはり以前の音楽室そのままとはいかないようで、『あちら側』で探した時のように、17もの楽器を見付けることはできず。

でも、どうにかこうにか、部屋の隅にぽつんと取り残されているギターを発見して。]

 そう、これこれ!これが欲しかったんだよーっ。

[と喜んで手に取った。
アイリスが唯一、まともに弾ける楽器だった。趣味程度のレベルではあるけれど。

誰かが、宿でのレクリエーションにでも使えるように、と残しておいてくれたのかもしれない。
けれど、ここで探し物を見付けるのは二度目なので]

 …もしかして、チトフくん?
 なんて、そんなわけないかな。
 でも、もしそうだったら、ありがとうねっ。

[と、笑いながら手を振って部屋を後にしたのだった。]

(203) choco 2021/01/06(Wed) 23時半頃

【人】 受付 アイリス

— 懇親会:出し物 —

[夕食を終えてしばらく後。
懇親会が始まれば、他のみんなの出し物は盛況だっただろうか。
ヨアヒム先生の歌と踊りはばっちり撮影して。
アイリスも周りが落ち着いたのを見計らい、舞台となっている場所に椅子を運び]

 じゃ、次あたしーっ。一曲歌います!
 お喋りしてても全然いいので、
 ゆったり聴いてくださ〜い。

[と軽く挨拶してから、ギターを抱えて椅子に座る。
リラックスした姿勢で一音二音、調子を確かめてから、アイリスはゆるゆるとギターを爪弾き始めた。]

(204) choco 2021/01/06(Wed) 23時半頃

【人】 受付 アイリス

[奏でる曲は、有名な青春映画、少年たちが死体を探しに行く物語の主題歌である。
アイリスのパパはこの映画が大好きで、ギターを教わった時、一緒にこの歌も仕込まれたのだ。
映画の方も見せられたけれど、アイリスはまだ幼くて、途中で眠ってしまい、結末は知らなかった。

曲自体は、なかなかロマンチックな歌詞で、

――恐れはしない。泣きはしない。君がいてくれるなら。
           だからダーリン、そばにいて――

そんな感じの歌だ。

昔の歌だから、みんなが知らない可能性もあるけれど。
アイリスは即興で何でも弾けるほどの実力はないので、仕方ない、もし場が白けたら、笑ってごまかせばいいや。と気楽に構えていた。]

(205) choco 2021/01/06(Wed) 23時半頃

【人】 受付 アイリス

[アイリスの歌は、華やかに歌い上げるような歌唱ではなく、聞き手に話しかけるような、時に囁きかけるような歌声で。
所々かすれたり、鼻にかかったりする声は、失敗ではなく味というものなのです。

最後の音のあと、しばらく余韻を残して。
アイリスは伏せた目を上げると、ゆるく微笑み]

 終わりっ。ありがとうございましたぁ〜

[と、談笑の邪魔をしない程度に軽く挨拶をして、席を立った。
もし熱心に聴いてくれた観客がいて、その人と目が合うなら]

 せんきゅー!愛してるっ!

[なんて、百万人のファンを前にしたアーティストのように、堂々とした態度で投げキッスを贈り、舞台を下りただろう。]**

(206) choco 2021/01/06(Wed) 23時半頃

【人】 受付 アイリス

[映画の結末は知らない。

大人になって、それぞれ別の道を行き、
今は遠く振り返るだけの、少年時代の友情について。

アイリスは知る気になれなかった。
離れてしまったものに、何を思うかなんて。

だけどなんとなく、今なら。
あの主人公がどんなことを考えていたのか、
考えながら見てみるのも、いいかもしれないな。
そんな風に思った。]

(224) choco 2021/01/07(Thu) 00時半頃

【人】 受付 アイリス

[アイリスも、高校を卒業したら、
みんなとは別の道を歩むのだろう。

だけど冬になって、ふと振り返り、
心の中に、今日の日の雪花が咲いたなら。

風の噂の届く距離まで。また、帰ってこようかな。]**

(225) choco 2021/01/07(Thu) 01時頃

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