人狼議事


298 終わらない僕らの夏休み!

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[あたしは秋山先輩に届いた意味不明な文字化けメッセージのことを『自分でも知らずにいた』。]
 


[『もしこんな風にできていたら』

あたしという人間は死の間際
それを望んでいたように思う。

『願い川』『叶い橋』が
あたしの願いを叶えてくれたのだろうか。]


[あたしの死後、うちの冷房はフル稼働だった。
夏だから、温度をできるだけ下げていた。]


[そしてあたしが、振り返って、
颯成の手をとろうとしたことも]


[夏休みが始まったら?

どんなにあたしの死を両親が
恥ずかしがって隠そうとしたとして。

学校からあたしが突然いなくなることになれば
どんな言い訳も嘘も、きっと罷り通るまい。
きっと、誰しもに明らかになることだった。

あたしが死んだら…………]


[あのひとはこれから先いつかきっと
誰かにとられてしまう。

あたしが想いを一言も伝えられもしないうちに。**]


[まあ電波障害で納得出来ているのなら別にそれでいいのだけれど。
ずっとそれで説明付く筈無いよね。

己の内で渦巻く何かがゴウゴウと音を立てて燃え盛っている。
肉なんだか神経なんだか、それとも骨か。
焼き切れる痛みに包まれているようでいて、その奥から溶け出す浮遊感に浸かっているようでもあって。

己の頭の後ろからまた別の己がこの世界を覗いているようだ。
───誰がどの程度この事態に気付いているのだろうか。
気付いて、どんな風に思うのだろうか、と。]

じゃあいいか、ってならないかな。
皆一緒に此処にいようよ。

[ベストを掴んだ自分の手を見下ろす。桜色の爪、子供っぽくて小さいけど、それなりに形の良い指。
夏色に少し日焼けした肌。

焼け爛れて崩れ落ちたあの手には見えない。
嗚呼、このまま。このままがいい───誰も邪魔しないで]


わっかんない……

[無意識に漏れたつぶやきが、どこに届くかなんて考える余裕もない。]


[昨日食べた串焼きの屋台の前で、「わっかんない」という颯成のつぶやきをきいた気がした。]

 ……颯成?

[近くまで来ているのだろうか。]


【人】 師範棋士 千早


 ……祭囃子にテレビ?
 嘘、スマホだけじゃないんですか?

[ げえっと言いはしなかったけど、
 露骨に顔を顰めてしまったはずだ。

 明加先輩の言うところ>>79>>81の、
 ほとんどが千早にとっては初耳であって、
 そしてありえないとしか言いようのない事態。]

 電波障害……じゃないかもしれませんね。
 でも、私は確かに昨日、9月1日を過ごしました。

[ それは確かな実感としてあって。
 だからこそ、照れも恥じもなく、
 彼女の優し気な顔立ちをじいっと見据え、]
 

(94) 2019/09/02(Mon) 21時半頃

【人】 師範棋士 千早


 別に特別なことはなかったけど、
 絶対夢なんかじゃないです。
 明加先輩だってそうじゃないんですか?

[ ……千早にだって、責める気はないけれど、
 やや生意気な口調になったのは否めない。

 ううん。と奇々怪々な状況に腕を組み、
 新たにやってきた人影と、
 明加先輩>>91とのやり取りを見ていた。

 ”昨日”という言葉の意味の示すところを考えながら。]
 

(95) 2019/09/02(Mon) 21時半頃

【人】 師範棋士 千早


 ……私、少しいろいろ見てきます。
 だってこんなの、絶対おかしいです。

 お祭りのほうとか行けば、
 学校の人いるかもしれないし、
 もしかしたら、壮大などっきりだったり……

[ ぎゅっと握りこぶしをつくる。
 ちょうど生徒会長のやってきた>>93頃合い。

 まだ受け入れられない現実に、
 どうにか理由をつけようと必死だった。

 集まってきた人たちの人数からして、
 単に日付を勘違いしたとは思えない。
 なんせ生徒会長までいるのだから!]
 

(96) 2019/09/02(Mon) 21時半頃

【人】 師範棋士 千早


[ それにやっぱり、
 千早が今日を間違えるはずがないのだ。

 だからこそ、何か原因を見つけなければと、
 躍起になって踵を返した。

 同行者がいるかどうかも確認せずに。*]
 

(97) 2019/09/02(Mon) 21時半頃

― 八月の回想(1) ―



 お母さん、なんか頭痛いんだけど……



[あたしは、あたまがずきずきずきずきずっと痛くて。
なんだかわからないけど、手がしびれてるような感じもあって。でもそれは錯覚かも。
心配しすぎかもしれないけど、でも頭がいたくて。

その時家にいたお母さんに相談してみたんだ。
けど、あたし頭痛がそれなりに多いほうだから、またあ?なんて感じで、薬のむ?ガマンする?といわれて、あたしは、ああ、そうか、『あたしのこらえ性がないだけだ』と判断して、我慢を選んだ。**]


――え?

[名前を呼ばれた気がして、立ち止まる。
 きょろきょろと辺りを見回しても、声の主が誰かはすぐにはわからない。]


[あたしは、あたまが痛かった影響か、なんだかわからないけど、とにかく、人との距離を聞き分けるのが難しかった。

あたしは、みんながあたしを生きているものと扱うから、あたしが生きていると思い
あたしは、あたしは確かに死んだという気が縺励※縺?k縺九i縲√≠縺溘@縺梧ュサ繧薙□縺ィ諤昴>

とにかく、『昨日お祭りに一緒に行った』とあたしが思い込んでいるはずの颯成の姿でも見て、今日が9月1日と、まずは確かめることから――]

 鬚ッ謌! 鬚ッ謌ー?


[自分の声が妙にボヤける。水の中に入っているみたいだ。]


 颯成ー!
 


【人】 師範棋士 千早

──学校前──

[ 起こしてと言われ……否、
 念じられましても。>>104
 
 内心思った頃には当の根岸先輩は、
 すん……とスリープモードに入るが如く。

 根岸先輩といい鹿崎先輩といい、
 モード切替が激しい先輩方に、
 今度うなじのあたりにスイッチがないか、
 確認してみようと思う千早である。

 立ち去る間際、生徒会長が、
 休みっぽい>>106と言うのが聞こえた。

 ちらりと振り返ると、
 腕を絡ませて立っているシルエット>>110。]
 

(114) 2019/09/02(Mon) 22時半頃

【人】 師範棋士 千早


[ 意外。運動部のキャプテンとかが、
 お好きなんだと思ってた。なーんて。

 ここにもまたひとつ誤解が芽生え、
 せっかちな千早はその場を立ち去った。

 そう、例えば。
 明加先輩が言ったような、
 ”友達が同じメッセージを送ってきた”
 的な出来事が、どこかで起きないか考えて。

 まるで同じ1日が巡っているのなら、
 お祭り会場に行けば、クラスメートもいるはずだ。*]
 

(115) 2019/09/02(Mon) 22時半頃

[あたしは、颯成の名前をよんでいる。
声が、出ているかどうかの判断がつかなくて、「いまはもしかして声なんて出てなかったん縺倥c縺ェ縺?°」と思ったから、二度三度とよんでみているまるで夢のなかにいるみたいだおきているのかねているのかわからないけれどあたしはたしかにここに居る

エアコンの効いた我が家に、「たった一人きてくれた」のは誰だったろう。()
あたしはあたしがはずかしいとおもわれているだけなのがこわくて誰か知っているひとをとおもっていたけれど叶ったんだっけ叶わ縺ェ縺九▲縺溘s縺?縺」縺


昨日掴んだ手のひらの柔らかさをおもいだす。]


[声が聞こえる気がするんだけど、うまく聞こえない。
 誰かが読んでる気がするんだけど、誰だかわからない。
 それが言葉なのかもわかんない。モゴモゴ言ってて、外国語ともどうも違う感じの、くぐもった音。
 そのくせ、『颯成』って呼ぶ声だけは、はっきりと聞こえた

 2回めの9月1日と合わせて、本当にとうとうおかしくなったみたいだ。]

ああ、もうっ!
誰なんだよぉ!!

[頭をぐしゃぐしゃに掻きむしりながら、癇癪任せに叫んだ。]


[犬がおこって蜷?縺医k荳?豁ゥ謇句燕縺ョ繧医≧縺ェ荳肴ゥ溷ォ後◎縺?↑讒伜ュ舌↓鬩壹>縺ヲ縲√≠縺溘@縺ッ縺吶%縺礼岼繧貞、ァ縺阪¥縺励※縺?◆縲ゅ↑繧薙□窶ヲ窶ヲ?溘??2縲?遘偵⊇縺ゥ縺ョ髢薙r縺ィ縺」縺溘?]

 縺?s。お蟋峨■繧?s縺?縺代←。
 今からお祭いくの?譌ゥ縺??。

[逅?罰縺ッ縺ゅl縲∽サ翫@縺後◆蜃コ縺ヲ縺阪◆縺ー縺九j縺ョ縺ゅ◆縺励′險?縺医◆縺薙→縺ァ縺ッ縺ェ縺?¢縺ゥ窶ヲ窶ヲ螯吶↓鬘斐′縺薙o縺ー縺」縺ヲ縺?k縲ゅ@繧?≧縺後↑縺??ゆサ頑律繧、繝∵$繧峨¥貊醍ィス縺ァ縺ゅm縺笑い話でもしてやるか。]

 聞いてよ。
 あたし莉頑律蟄ヲ校陦後¥譌・縺九→縺翫bっててさー……

[喋るたび、水のなかでしゃべってるみたいでなんだかおかしい。耳がおかしいのかな……プールで水が耳に入った時のように、あたしは少し耳を気にした。]


【人】 師範棋士 千早

──神社──

[ 神社では本当にお祭りをやっていた。
 ……朝だから、夕方ほどの人出はないが。

 正直、半信半疑のままであった千早は、
 面食らったように入り口で立ち尽くし、

 後ろからやってきた同級生に、
 「気ぃはっや」と指をさされたとこだった。
 制服姿は、やっぱり会場から浮いて見えた。

 ちらほら見える浴衣の人影に、
 本当は、本当は私だって、
 今年の夏休みは浴衣を着て、
 髪を結って、先輩と──なあんて、

 夢見がちな思考は、
 同級生に言い訳するのに必死で飛んでった。]
 

(131) 2019/09/02(Mon) 23時半頃

【人】 師範棋士 千早


[ 学校好きすぎじゃない?
 と爆笑されたのは癪に障るが、

 やれ好きな人がいるだとか、
 告白をしただとか、そういう話、
 千早はほとんど誰にもしなかったから、
 そういうからかいがなかったのは助かった。

 それなりに秘密主義な千早が、
 唯一恋愛相談らしいことしてたのなんて、
 口の堅そうなおんなじ塾の先輩くらい。]
 

(132) 2019/09/02(Mon) 23時半頃

【人】 師範棋士 千早


[ だから、同級生のからかいを軽くいなし、
 楽し気な彼らの誘いを断って、それから。

 今日行われているはずないお祭りを、
 ただ立ち尽くし、呆然と眺めている。

 ポジティブか、しっかり者かはさておき、
 それなりに自信家な千早であるから、

 そんな千早の、珍しく大きな後悔と、
 不安と、わずかな期待に終止符が打たれる、
 それが9月2日になるはずだったから、

 やっぱり、今日が9月1日だなんて、
 そんなこと絶対に絶対にあるはずないのだ。**]
 

(133) 2019/09/02(Mon) 23時半頃

師範棋士 千早は、メモを貼った。

2019/09/02(Mon) 23時半頃


[それは、無意識に出た音だった。]

ひ、

[恐怖と混乱が行き過ぎて、喉が引きつれるような音。]


[そうやって笑っていても、頭の中はめちゃくちゃだ。
 さっきの気持ち悪い声がする。
 くぐもった、言葉なのかもわかんない音が、レイ姉のしゃべった言葉に重なるみたいに、二重に聞こえる。]

なん、何なんだよぉ、これ……!

やだ……

[振り払うみたいに頭を左右に振っても、消えてくれそうにはない。
 耳、耳だ、そう、耳を塞ぐ?
 いやでも、話してる途中に突然耳を塞ぐなんて変中の変じゃないか。
 浮かべた笑顔をがちがちに強張らせるくらいしか出来ずに、レイ姉を見ながら、半分固まっている。]


[ひ、という音の意味がわからなくて、あたしはまわりを軽く見まわした。何か驚くようなことがあったのかとおもった。すこしあたまがぼんやりしているから、なにか見落としたのかなとゆっくり視線をあっちとこっちとむこうへやった。]


[真顔になったのはもう一つ理由がある。()
颯成がなにかをこわがっているせいだ。]


 螟ァ荳亥、ォ?

[大丈夫?と聞いた。耳に水が入った時や耳鳴りで音が遠い時のようによく聞こえない。颯成が頭をふっている。虫でもいたのかな?虫、虫、虫、虫、陌ォ縲虫、陌ォ縲虫を探す。みつからなかった。ごめんね。]


[きょろきょろするレイ姉に、何でもないってもう一回首を振った。
 頭の中で鳴っている声の主を目で探そうとしたって無理だと思う。
 特に、レイ姉に聞こえてないんだとしたら。

 何でもないっていうのは、もうずいぶん無理がある言い分かもしれないけど。]


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