人狼議事


190 やどかりさまの、暇潰し

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 う〜ん。
 思い付かない、な。

[誰かと誰かを入れ換える妄想は容易い。
 仕事にしている漫画も、似たようなものだ。
 登場人物同士が喧嘩したり笑いあったり、恋をして濡れ場になって。
 その世界はオレが作り出すものだけど。

 その世界にオレは居ない。

 会長と副会長とで捗る妄想も、そこには決してオレが挟まることもなく
 他の部員や、街行く人で妄想するシチュエーションにも
 “オレ”という登場人物は存在しないのだ。]


【人】 FSM団 ミナカタ

―― →研究会・部室 ――

 うっす

[塩をあらかたの場所に撒き終えた顔色の良い男が
 軽い挨拶と共に部屋へ戻った。
 額に滲む汗を手の甲で拭い、]

 人が減ったな。
 買い出しとかか?

[鈴と戯れる会長に首を傾ぐ。]

(109) 2014/08/14(Thu) 11時頃

【人】 FSM団 ミナカタ


 おい。

[会長の声に少し身を引くが]

 ビビらそうったってそうはいかねえよ
 お前、そういう趣味悪いのやめろよ

[はは、と乾いた笑いを漏らした。]

(111) 2014/08/14(Thu) 11時頃

【人】 FSM団 ミナカタ


 ……

[黙り込んだ。虫の鳴き声が耳に響く。]

(113) 2014/08/14(Thu) 11時頃

【人】 FSM団 ミナカタ


 ハハハ

[笑っておいた。]

(115) 2014/08/14(Thu) 11時頃

ミナカタは、フランクと見つめ合いながら笑っている。

2014/08/14(Thu) 11時半頃


【人】 FSM団 ミナカタ


 ハハハハ、じゃねえよ!!

[ついにキレた。
 ちょっと大きな声を出して凄んでみせる。]

 おまえさ、なんで俺にそんな冷たい訳?
 男だからなの?
 ねえ、むさっくるしい男だからなの?

 すっげえ美人ならおまえ、
 そんな怯えさせることいわねえだろ?

[むちゃくちゃだが、精一杯の反抗である。]

(117) 2014/08/14(Thu) 11時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ


 ……

[ぐうの音もでないとはこの事だ。
 右手で握りこぶしを作り、]

 大木凡人みたいな顔しやがって

[ぼそ、と捨て台詞を吐いた。]

(119) 2014/08/14(Thu) 11時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ


 す、すみませんっした

[視線を逸らして、小さな声で*謝った*]

(121) 2014/08/14(Thu) 11時半頃

[――微かな声音ともつかぬ音に、ゆらりと視線を巡らせて]

 ……俺は

[自問する。誰になりたい。
 自分のことは嫌いじゃない。むしろ好きだ。]

 ……俺、は

[だけれど叶うなら姉の妹に生まれたかったという願いが
 "妹像"に近い、マドカを意識し始める。―――]


[自分を棚に上げて、呆れた顔をするのはお手の物。
入れ替わりの儀式、だなんて言うけれど、今の自分を捨ててまで、入れ替わりたい相手がいるのか、と言われると、実はそうでもなかったりするのである。
菅原紅子、22歳。存外自己愛は強い。
ただ、追い求めるのは浪漫。突き動かすのは好奇心。それに尽きる。]

入れ替わり、ねぇ……。

[本日数度目の呟き。
大体、入れ替わりってのは、よっぽど親しい間柄か、それか入れ替わって楽しい立場、ステータスの人間になれるからこそ楽しいのだ。
サークルメンバーと入れ替わったとて、ヤバイヤバイと騒ぐ以外に楽しめそうな道が――]

……いや、あるじゃない。

[いるじゃないか。やけに顔面偏差値の高そうな男が一人。
それとも、弄りがいのある誰かに取って変わって、その姿で下らない悪戯に精を出してやろうか。]


[……だなんて、非現実的な思索は続く。]


[聞こえた。聞こえたよ。また聞こえたよ。けれど買い物中に声のことなど気になんかしない。]

卵かけカレー…美味しいんだよ…?

[なんて、恵都さんに話していただろうか。けれど胸中では]

僕には聞こえる音…音…。
音音音音音音音音音音音音音音音音音音音音音音音音音音音音音

[好奇心。それだけで埋め尽くされる。あぁ、儀式の成果が出ているのだろうか。この声が僕の体を他人と入れ替えてくれるのだろうか。]

あぁ…欲しい。


入れ替わりったって――なあ?

どーせいつものように失敗するんだから、忘れてしまおうって
そう思うのに、脳裏で響く音がそれを許しちゃくれなくて。

具材を刻みながら、意識は入れ替わりのことばかりに向く。
もしも、入れ替われるなら――?

『お前は男に産まれりゃよかったなあ、恵』

そう言った親父の声を思い出す。
うるせえ、ってその時は突っ返したけど、

例えばバイクが好きな奴同士でツーリングするとき
オンナだってだけで、仲間ハズレにされることが…なんだか
どうにも歯がゆかったこと。

どうしてか今それを思い出して、苦い味が口の中に広がる。
もし。もしも、あたしがこの歳まで男として生きてこれたなら―…?


 ……耳鳴りとかじゃないよなぁ。

[紛れて聞こえるのは、呻き声のような。]


 ……みんな、聞こえてないのかな。

[辺りを見回して、様子を眺めている。
 たぶん、不気味な部類にはいるであろうこの声が聞こえているのは自分だけなのだろうか?
 霊感の強そうな眠り姫辺りには聞こえていないのだろうか。]

 ……疲れてる…のか?

[確かに寝不足続きではあるが。
 全くといっていいほど霊感のないオレが、こんな怪奇現象に見回れたことがあるはずもなく。
 恐怖よりも先に、困惑が浮かぶ。]


[たどたどしく聞こえる、ノイズと片付けても構わないような音。

だけどそれを完全に無視することは出来ない。
「霊さえも避けかねない体質」などと霊感のあるらしい人に言われたことがあったから、直接何か自分に起こる可能性はもしかしたら低いのかもしれませんが。]

……気の所為なら、いいのですけれど。

[若干ながら、不安も生まれるようでした]


 ん…?
 あれ、もしかして…。

[カレーに入った人参の欠片と格闘していれば、小さな呟きが耳に届いて。
 こそこそと、話しかける。]

 井上さん…だっけ?
 もしかしてなんだけど……
 君もなにか、聞こえてたりします?

[ナンパとしては点数もつけられたもんじゃない会話の切り出しだ。]


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