191 忘却の箱
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ペラジー! 今日がお前の命日だ!
2014/09/09(Tue) 00時頃
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/* 涙腺が仕事放棄して垂れ流してる
(-0) 2014/09/09(Tue) 00時頃
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-マーチェの部屋-
[黄色い花は揺れる。 まるで男のことを慰めるように。微笑むように。 水気のない枝は、しかし柔らかく見えて。]
―――どこが、いいかな。
[中庭、食堂のそば。サミュエルも、ギターと一緒に日の当たる場所に移さなければ。 でも、今は。]
――――。
[男は心の痛みを忘れることができない。]**
(14) 2014/09/09(Tue) 21時半頃
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[やがて、どれほどたったろうか。 気付けば日は陰り、黄色い光が朱から青に色を変えて、夜が来た。
食堂からは暖かな食事の香りが流れてくる。]
―――ああ…
[食事の人数が減ったことを、賄い婦に伝えるのを忘れていた。 小走りに食堂へ。それを伝えるのは、少しだけ勇気が必要だったけれど。
そう、また、いつものような夜が来る。
男はカルテにさらさらと書き込む。 彼らがいたことを消して忘れないように、書き込む。]**
(16) 2014/09/09(Tue) 22時半頃
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-夜半-
[夕食もそこそこに、男はカルテを書き続けていた。 いつも病の進行は唐突で、だからいつも――あらゆる瞬間を書き連ねないと。
妄執的にも思える時間。
たまに己は壊れかけているのでは、と思う。 失われゆく記憶を哀しむのはほんの一握りで、大半はそのうちに哀しいという心すら忘れ。]
――――。
[進みすぎた思考はふいに集中を途切れさせた。 小さくため息をつき、首を回す。 コーヒーのポットを手に取り―――]
(64) 2014/09/10(Wed) 19時頃
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……空か。
[そう言えば朝からずっと注ぎ足すのを忘れていた。 食堂にコーヒーを入れに行かなければ。
立ち上がり、ふと外を見ればすでに日は暮れていた。]
(65) 2014/09/10(Wed) 19時頃
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[夜の廊下は音がまるで吸い込まれたかのように静かだ。
ぼんやりと歩けば、角を誰かが曲がったように見えて。>>27]
――ズリエル?
[大きな影は、確かにそのように見えた。が、その歩き方は朝の彼とは違い。
カルテに挟んであった言葉>>34がちらりとうすら黒い風のように心をよぎった。]
(66) 2014/09/10(Wed) 19時頃
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[食堂で、ポットにコーヒーを注ぎ、ついでに1杯その場で飲みながら、中庭を眺める。
月の光は中庭の花たちを照らし、青白く見守る。
照らされる紫のブーケの真ん中には、蒼い花。どこまでも深い蒼の―――]
――――!
[ぼんやりと眺めていた男は、一つの事柄に思い当り、カップを置いて外へ飛び出す。]
君、は―――
[物言わぬ花は、少しだけ風に揺れる。 少しだけ、紫のブーケが揺れる。
きっと、彼は。]
(67) 2014/09/10(Wed) 19時半頃
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[立ち尽くす男の背を、青白い光はそっと照らしていた。]**
(68) 2014/09/10(Wed) 19時半頃
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-朝の食堂-
[そのまま、眠れぬまま。 何度通り過ぎても慣れない痛みは、夜を連れ去り朝を呼ぶ。
診察室の椅子からゆるゆると立ち上がり、食堂へ。 朝食を取る手はどこかうつろだったかもしれない。
ふいに後ろから声を掛けられ>>26振り返る。]
―――ああ、ジリヤ。おはよう。 疲れて見えたかな。
[見透かされるなんて自分もまだまだだな、と心の内で悔いる。 続く言葉には、少しだけ微笑った。 ――それは少し、困ったように見えたかもしれない。]
(88) 2014/09/10(Wed) 22時半頃
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サミュエルに、マーチェ。 ペラジーと……セシルが。
[少しだけためらいながらも、言葉を続ける。 どうせどのみちわかることだ。だが――]
セシルだけは、動かせなかった。 ――紫のブーケが、きれいだったよ。
[一つ一つ、言葉を選ぼうとするが、返す言葉はどこか零れ落ちたもので>>33]
(89) 2014/09/10(Wed) 22時半頃
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[ふわりふわりとした記憶を手繰っているのだろう。しばし彼女は言葉を切った。]
―――どうしたんだい?
[ふいに表情のこわばったジリヤに、眉を上げる。 ともに目線を手首に伸ばせば、そこに有ったのは茨の蔓。]
診療室へ、行こうか。
[肌に食い込んで緋を滲ませた棘を見て、診療室へ戻ろうとするが、彼女は頭を振る。 それを男は何も言わずじっと見つめ。
彼女からは強い、薔薇の香りがした。]**
(90) 2014/09/10(Wed) 22時半頃
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[ぼんやりと食堂に佇む。
やることはたくさんある。 何度もあったことじゃないか。
そうやってもう一人の男がささやくが、それは慰めにならなかった。 洗い物をしていた賄い婦に心配そうに声を掛けられ、少し取り繕うように笑い、食堂を離れようとしたその時。
中庭に、揺れる、白いドレス。 そして。]
ヤニク―――?
[ベンチに倒れこむように身を預ける青年。 その体からこぼれる花弁は、今までよりも鮮やかで。]**
(109) 2014/09/10(Wed) 23時半頃
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