[>>371 驚愕した、というミケにクスクスと愉快そうに笑う]
『退屈に腐っても、妾(あたし)はこの世界を創りし一人、”始祖”だよ?
抱いた時に気付かないとは、随分見くびられたものだな。
妾(あたし)が憎いわけでも、この子が憎い訳でもないなら
どうしてそんな顔をするのやら。
―――話したくないのなら、聞かないけれどね。嗚呼でも気が向いたら慰めて位はやるが』』
[赤子を抱いたまま、”当時”と同じように、甘えるように擦り寄って見せる。
見た目だけなら仲睦まじい家族。]
『ああ、今の身体《器》が随分無茶をしたな。
闇の王に毀されるところだったよ。
闖入者のお陰でそうはならなかったが』
[傷は癒えていたが、切り裂かれた裂け目の残る衣服を見下ろして笑う。
赤髪の少年を知り合いか、と問われれば]
『”ミシェル”の、だな。気になるのか?』
(383) 2010/09/18(Sat) 23時頃