ごちそーさん。
[マグカップを傾けて最後の一口を喉に流し込む。
砂糖が沈殿していて、ガムシロップのような甘ったるさと、砂利の様な感触を覚える。
珈琲一杯という陳腐な朝食を終えると、そのままマグカップをキッチンに置いた。帰宅した黒猫が二人分洗ってくれると信じて。]
ん?
[>>102 ソファーの傍には毛布が落ちていた。
足元が冷えるため、その毛布を自分の膝にかける。
黒猫が昨晩掛けてくれたものなのだろうか。
そう言えば、こうして自分がソファーで寝ているとよく掛けられていた。
いつの間にか、音も無くそれは掛けられている。そしてまた昨晩も。懐かしい香りがした。]
あ、そ。そりゃどーも。
[>>104 てきぱきと支度をする黒猫を一瞥しながら、ソファーに横になる。
焼き林檎を嚥下するだけの食欲が残されていれば良いのだけれども。それでも、甘い林檎菓子ならば。あるいは。
有難く、昼食替わりに頂こうか。のんびりとそんな事を考える。]
(105) 2014/12/04(Thu) 20時頃