[続いた話の"寝る"――これは、さっきの意味とは違う、気がした]
…僕とロビンはそんな関係ではありません。
[そう。ただの一度も、ロビンは僕を"そういう"対象として扱ったことはない。
演技の一環として街中で距離を詰めることはあっても、それだけだ。家では徹底してただの同居人、或いは右腕としての扱いしか受けていない。
……寧ろ、そう思わせておいたほうがよかったのだろうかと気づいたのは、否定の言葉をブルーノさんに告げた{3}秒後]
――ああ、はい。気をつけて。
………多分、ここを誰かが見て"記憶"していますから…。
[最後の言葉は本当に、小さな声で。
『零』に対して用心しすぎかもしれないと思いつつ、やらざるを得ない状況だった。
記憶という単語で、ブルーノさんには伝わっただろうか…?
いずれにせよ、それをここで確かめるわけにはいかない。愛想良く笑って見送った]
(53) 2010/03/21(Sun) 19時半頃