>>1>>15
[ホレーショーがやってくれば、また、息をつく。]
ごめん、ホレーショーも、時々、舵、手伝ってくれないか?キティとの時間を奪うのは、申し訳ないが。
[一緒に来た灰色猫。
口は緩やかに笑んで、その猫の頭にいつものように指をのばす。
それは抵抗されることはないだろう。]
今夜は、月が紅い。
風もなく、紅い月。
少し、怖いね。キティ
[本当にその夜惨劇が起きるなどとは夢にも思わず。
ジェレミーとホレーショーと舵について、話したあと、ジェレミーとともに、船尾楼で一夜を明かすだろう。
そう、少しでも風が吹けばと、それでも願っていたのだから。
ただ、朝までそれがなければ、いよいよ腹をくくしかない、なんて考えていたけれど、いつのまにか、意識はぼんやりと、眠りと現実を彷徨っている。
>>33ジェレミーがもってきてくれたワインと毛布。少しだけ甘えるようにそれを口にしてから、ジェレミーの横、毛布をかぶって、舵を教えていたけれど、いつのまにか意識は落ちて。*]
(45) 2014/12/11(Thu) 20時頃