ー昨日勉強中、305号室ー
[忌々しげな舌打ち>>1:205に、ですよねーと苦笑する。
すぐに俯いてしまったシメオンに、どうかしたのかと問い掛けようとするが、話し始めるのに気付いて口を閉じる。
相槌を打つのも忘れ、元々そこまで忙しく働いていなかった手を止めて静かに耳を傾ける>>1:207
不器用だけれど、とても優しい言葉だと思った。
何もかも“面倒”の一言で片付けてきたが、今回くらい、本気を出してもいい…いやむしろ、出すべきだ。]
……オレも、お前いないとつまんねぇよ
[手の甲を額にあて、表情を隠して口を開く。
先程の言葉>>0に応えるように発した声は震えていなかっただろうか。
これで伝わっていればいいけれど、そこまで確認する余裕は無くて、ガサッと雑に荷物を纏めて立ち上がる。]
なぁ、シメオン
明之進先輩ばっかりに迷惑かけらんないだろ?
だから、お前、……頼んだぜ
[部屋を出る間際、一瞬立ち止まって背を向けたままぼそりと告げて、ノブに手をかけた。]
(35) 2014/01/24(Fri) 02時頃