くしゅっ。
…不敬者がおる気配がする。
[元よりリビンドデットに似た吸血鬼に風邪などがあるかは知らないが、どうも先程から>>2>>6良からぬ噂をされている気配がする。さて、慮外者にはどのような仕打ちをしてやろうか、髪でも紙縒って蛇にでもして放ってやろうかと、オーレリアの部屋を後にしながら考え歩みつつ、さて、まだ夜明けにはたっぷり時刻はあるが、先程厨房を去り際にもフィリップに更にケトルを探すようにと申し付けておいた。
如何せん湯を沸かすものがなければ、折角の冬の長い夜を茶を楽しみながら過ごす訳にもいかない。
怠惰に目覚め、サイトの運用を一通り済ませれば、茶を飲むか、インターネッツで遊ぶばかりの自堕落にも程がある日々である。この女、一部の若い吸血鬼と違い、そも人の下で働くという発想がない。あったとして、働けるかどうかは別であるが。]
おお、そうじゃそうじゃ。くりすますとやらが近いとならば、そろそろあれも近いであるのう。従僕どもに、文を送ってやらねば。
[両手を合わすと、いそいそと部屋に戻り、常時点けっぱなしのパソコンの前に座る。]
(29) 2016/12/03(Sat) 12時半頃