人狼議事

143 宵を待つ村


【人】 記者 イアン

[なんでも、編集長はとある情報筋からこの近くの村が人狼に襲われ全滅したという情報を掴んだらしい。そんなことが本当にあるのならば、もっと大きな騒ぎになっているはずだ。
老婆に人狼について聞いても、昔からこの一帯に伝わるというお伽話を話すだけで目新しい情報はなかった。
人狼なんぞ実在する訳がない。話を聞くだけ無駄。
だが、適当に記事を書いて出せば、編集長にまた長時間に渡ってジャーナリズムについての御高説を聞かされることになる]

『記者よりも作家になった方がいいのではなくって?Mr.イアン』

 ……はぁ。

[編集長の嫌味ったらしい声を思い出し、もう何度目か分からない大きなため息をついた]

 作家になれるんならとっくになっているさ。

[そこまで言うと声を出すのも億劫になり、道の端々に生える黄色く小さな花の蕾を横目に、黙って歩を進める。
そういえば村に宿はあるのだろうか。老婆にもっと詳しく話を聞いておけば良かった。

――村に着くにはもう暫く時間がかかりそうだ]

(12) 2013/09/11(Wed) 00時頃

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