[真顔ではあったが、そういえばフィリップは勝負を…と言った事を思い出し、ならば己の相手である姫とはメアリーの事なのだろう。
何も言わずに状況を見て納得すれば、フィリップが言う勝負内容>>104に密かに戦慄した]
[あまりにも苦手項目ゆえに、自分は青年からいじめられているのではないかと、そんな被害妄想にフードに隠れた目がわずかに涙目になっているのは内緒の話であった。
そんな男の耳に、メアリーの申し出が届く>>1:107]
[子供担当、家族担当を分けるというメアリーの申し出は正直有難い話で。
もともと分が悪い勝負内容ではあるが、子供を泣かせてしまうよりは断然マシだと思い、メアリーが提示した勝負を受ける事にしたのだ]
……この時間帯の迷子数、例年の平均は9人くらいだと聞いた事がある。
その中から、どれだけ連れて来られるかを勝負内容とすれば良し、か。
[記憶のままに呟いて、内容をメアリーとフィリップに確認した]
(3) 2014/03/21(Fri) 22時頃