人狼議事


312 【突発R18】グロリアさん家の無礼講

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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。

2022/06/28(Tue) 21時半頃


【人】 銀行屋 ザーゴ

─ 宵 ─

[しばし前のこと、自室でワインを開けようとしたそのときにここへ来るように言われた。
呼びに来たのが誰だったかなんてことは些事でしかない。
一体何が起きるのか。
説明を求めた男に小間使いは毎年この時期に行われることを事細かに男に説明した。


 「馬鹿な……グロリアさんは、
  このことを知っているのか?」


狼狽え、混乱した男は足早に会場へと向かったが、そこにあったのは開催を宣言するグロリアの姿だった。
そこに居るのは誰も彼も顔の知った者ばかり。
どいつもこいつも男の目には好色に目を光らせているように思えた。]

(6) 2022/06/28(Tue) 22時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

(……まさか、しかし……)


[主人の居ないこの家の今、主の代わりを務めるのはグロリア嬢だ。
そのグロリアに知られずにこんなことができるわけがないと理解している。それどころか男はたった今その目で当の令嬢が”首謀者”であることを見たばかりだった。

文字通り血の気が引いていく。

清らかであるとは男も思っていなかった。
自分とてその妖艶な佇まいにいざなわれたことは否定できない。
それでもこれは余りにも男の常識と倫理観と、そして想像力を遥かに逸脱していた。]


馬鹿な……


[立ち竦むとはまさに今の男のことを言うのだろう。]

(7) 2022/06/28(Tue) 22時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

え……あ……ドクター?


[声を掛けられ有に二拍ほどの間を空けて、男は漸く千早へと振り返った。
女が目にした男の顔はひどく蒼白で、ひどく苦々しい貌をしていただろう。

女が「驚いた」と言うのは至極当然だった。
この銀行屋の男といえば真面目で固く、享楽というものに縁があるとは思う者はいないだろう。
そしてそれをまさに証明するように、会場の光景に男は驚愕の表情を浮かべていた。それは想い人への幻想を粉々に砕かれたということが大きくはあったが。]


そうですね……ええ、私も驚いていますよ。


[男は足元が崩れ落ちていくような感覚に襲われていた。
目の前が暗く、今の自分が真っすぐ立てているのかも男にはわからなかった。*]

(8) 2022/06/28(Tue) 22時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[それは彼女が医者だからだろうか、それとも自分の様子は目に見えておかしいのだろうか。
血の気の引いた真白な顔で男はぼんやりそんなことを考える。]


……少し気分が。


[華奢で小柄な女に身体を支えられた。
もしかするとそれが彼女でなければ、男は嫌悪を目と向け、そしてそれは態度にも現れていたかもしれない。
彼女が医者であると思うからか、男は素直に支えられていた。彼女もまた”ここ”にいたのだというのに。]


少々……ショックが大きくて。


[それが例え淡い恋心であったとしても、想いを寄せた人がこんなことをしているなんて思いもしなし、あまりにも男にとっては理解しがたく異質すぎた。

そんな風に受け答えはできているが、相変わらず足元はおぼつかず、まるで眩暈のように世界が揺れている。
だからきっと男は千早に支えられ導かれるままになっていただろう。*]

(11) 2022/06/28(Tue) 23時頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[男の視界にそれは入り込んだ。
衣服を乱しひどくだらしない姿の彼はこの狂宴の象徴にも思えた。

彼を見る男の目には嫌悪以外の何も浮かんでいない。

それはきっと主催者であるグロリアにに向けられないもの。
だからその視線の半分は八つ当たりだったのかもしれない。

彼がソファの存在をアピールすれば、男は却ってそれを利用する気になれなかった。
いいや、この会場そのものが男にとっては最早我慢ならなかった。
もしも、千早がソファに男を導こうとするのなら、男はそれをやんわりと断るだろうし、きっと抗ってでもこの場を後にしようとするだろう。]


こんなところには…居たくない……


[もしもそれが許されるのならば、きっとこの館からさえ逃げ出してしまいそうだった。*]

(17) 2022/06/28(Tue) 23時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[だから彼女のその気づかいは男にとってはとても有難いことだった。
医者というのは弱っている人間の心を読むことができるのだろうか、そんなことを思う。]


ありがとう……ドクター


[本当に、今は彼女がとても頼もしく思えるし、この異質な空気のなかで唯一真っ当な人間とさえ思えた。
それほどまでに男の心は弱っていた。
彼女がなぜこの館にいるのかなんて想像すらもできないほどに。
いつもの冷静な男とは打って変わっていると言ってもいいだろう。]


まさかこんなことをあの人が
……グロリアさんがするなんて。


[それは愛と言うには淡い想いであった。
だけど、ショックを受けるほどには彼女に惹かれていたのだろう。
彼女の本質さえも知らないままというのは男の愚かさなのかもしれないが。]

(19) 2022/06/28(Tue) 23時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[男は自分のことを堅物とは思っていなかった。
だが、最低限、普通の感性と倫理観を備えていると思っていた。]


馬鹿げている……


[胸の内で、慕情が灰になっていく。
そしてそれはどこか怒りにもにた感情へと変わっていく。
支えてくれたドクターの横で男は怨嗟にもにた呟きを漏らす。]


いや……狂っている……


[可愛さあまって憎さ百倍というやつかもしれない。
彼女の、グロリアの何も見えていないかった、何もわかっていなかった自分を棚に上げてである。]

(21) 2022/06/28(Tue) 23時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[そこで男はハっとした。
肩で息をする彼女の様子に漸く気づいた。]


あ、申し訳ない。
大丈夫ですか?


[男一人を支えて歩くには彼女、千早の身体は小柄すぎた。
自分が呆けている間、彼女はその小さな体で支え、ここまで運んでくれたのだ。]


ありがとうドクター。

え、っと……お水でもお持ちしましょうか。


[医者の心配をするというのも不思議な感じに思えたが、水差しが視界にあればそれを取りに行こうとするだろう。*]

(22) 2022/06/28(Tue) 23時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[躓いてふわりと倒れ込む千早の小さな体。
男にはそれを避けようという選択肢など存在せず、その体をそっと受け止める。
彼女の顔には汗が浮かんでいた。]


すいません。
少し無理をさせましたみたいですね。


[東洋出身の千早は男からみると随分と若く見えるし、小柄なところも相まって幼くさえみえる。
一体幾つなのだろうと思ってしまうのは仕方のないことだろう。]

(30) 2022/06/29(Wed) 00時頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[腕に彼女を納めたまま、小さく零すように言葉を吐いた。]


勝手に慕って勝手に幻想を抱いて、勝手に幻滅して。
私は……身勝手ですね。


何より、あの人が他の男と何て思うと妬ましくて苦しくて。
だけどそのくせ思ってしまったんですよ。


彼女と”そういうこと”ができるんじゃないかって。


[まるでそう望む自身を暴かれてしまったかのように感じてもいた。
倫理観も嫉妬も色々なことがごちゃ混ぜになって混乱する頭のなかで、確かに男は思ってしまったのだ。
自分にも彼女と寝る機会があるのじゃないかと。
沸きあがる様々な感情に中で、何よりも情欲が一番大きく心の中を占めたのだ。]

(31) 2022/06/29(Wed) 00時頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

私は・・・・・・誰のことも非難できませんね。


[グロリアのことも、この宴に参加している者たちも、今ここに居る千早のことも。
そうして千早に向けていたのは自嘲の笑みだった。*]

(32) 2022/06/29(Wed) 00時頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[いけないことかと尋ねられて、男は首を横に振った。
男だって清廉というわけではない、「そういうの」を否定しているわけではないのだから。

つまらない男。
真面目で頭が固くて、面白みのない男。
男が自身をそうあるべきと思うようになったのはいつからのことだったか。

背に回された手。
「非難されたないから」と、それは非難される側にいるということと男は理解する。
混乱の収まってきた男の頭は色々なことを把握し始める。
例えば、この千早という女がなぜ今日この日にここに居るのか、診るべき相手のいないこの館に居る理由とか。]


ズルい……でしょうか?


[男は思う、そうだきっと自分はズルい人間なのだ。
それならそんなズルい人間はどうすべきだろうか、どんなことをするのだろうか。]

(38) 2022/06/29(Wed) 00時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

[男は、千早の体を支えながらもやや乱暴にソファへと押し倒した。]


おっと……躓いてしまいました。


[相変わらず男の顔には自嘲の笑みが浮かんでいる。
だけど、その自嘲の意味するところは変わっているのかもしれない。]


今日は……無礼講なんでしたっけ

……ミス、チハヤ。


[男の蒼い瞳が、間近で女の顔を、その目を、じっと見つめていた。**]

(39) 2022/06/29(Wed) 00時半頃

銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。

2022/06/29(Wed) 00時半頃


【人】 銀行屋 ザーゴ

[どここらともなく湧き上がる情動に、男は自分はW真っ当なW人間であったのだと感じられた。抑圧していた欲望は銀行屋ジェイムス・ザーゴの殻を食い破ろうとしていた。

その恋は本当に真心だった。
彼女の知的なところに惹かれた。
彼女の翻弄なところに惹かれた。
彼女のその妖艶なところに魅せられた。

男自が否定していたはずの男自身の下心は、あっさりと顔を覗かせて。
そしてそれは肯定されてしまったのだ。
この千早という女に。

散々にに千切れていた男の心は、呆気ないほどそれを受け入れていた。]

(54) 2022/06/29(Wed) 19時半頃

【人】 銀行屋 ザーゴ

今まではこんなことは無かったのだけど。
どうやらいつの間か滑りやすくなっていたようだ。


[きゅっと惹かれた唇に触れた。
男の唇は乾いていたが、女のそれはどうだっただろうか。]


ああ。
私も貴方としたい。


[欲望に忠実になる解放感。
それがこんなにも心地よいものだったなんて、男は今の今まで知らずにいたのだ。]

(55) 2022/06/29(Wed) 19時半頃

銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。

2022/06/30(Thu) 01時頃


銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。

2022/06/30(Thu) 10時頃


銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。

2022/07/01(Fri) 00時半頃


銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。

2022/07/02(Sat) 00時半頃


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