297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」
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……朝はなんもでけんからな。 そっちのほうの話も、なんも見えへんよ。
[応じて>>36]
――朧……藤屋の兄さん?
[確かに、姉は彼を好いていた節があったが――探している? お願いをしに行くというのとは、どうも、一致しない感はあるが]
力仕事いうか……、 力遣わんといていうか……、
まあ時と場合によるんか、たぶん、判らんけど。
[肩を竦める]
(41) 2019/07/16(Tue) 23時半頃
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[2つの思考が、藤の香に促されるようにして、ゆっくりと乖離する。
わたしは、あの場所ならば、なんでもできる。 わたしは、私がいなければ、何もできない。
わたしの、願いは。 私の……願い、は。]
(42) 2019/07/16(Tue) 23時半頃
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なんも、せんよ。
[ふたりはどうするのだ、と問われても。>>31 明確な意思を持って傷つけようとした相手など、1人もいなかった。 それはここに来ても同じ。
害意を向けられさえしなければ、こちらだって、返すものはない。]
それとも、邪魔、するん? ただ、行くだけ、やけど。
[行くだけで、済むはずがない。 かの場所に誘うは誰の意思か。 少女自身のものでは、ないことに、気づいていた。]
(43) 2019/07/16(Tue) 23時半頃
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[そうするうち、あさちゃんの提案で、2人が付いてくることに決まったようで>>37。 それは私に取っても都合が良いことだった。
行きはよいよい、帰りは怖い。
いざとなったらあさちゃんを抱っこできる人の手は。]
ほなら、行きましょ。 そう、遠くもありません。
[当たり前のように、あさちゃんに手を差し出して、その手を握る。
約束、したもんな。
その小さな手を、ぎゅうと握りしめ。 山道を登る。]
(44) 2019/07/17(Wed) 00時頃
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[強い藤の香に、息苦しさを覚えた。 けれど、そこに、清々しさも覚える。
少女は人知れず、ほんのりと、笑んだ。]
(45) 2019/07/17(Wed) 00時頃
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[険しい道もあったろう。 獣道のように荒れた道も、あったろう。
ようようたどり着く先には、朽ちた巨木と割れた大岩が、ひっそりと寄り添っていた。 見えるものには、そこにかけられた緋色の綱が、見えたかもしれない。]
……しまいや。
[しょうじょはポツリと呟いた。 それは、どこまでも寂しい一言だった。
言の葉が、静かな水面に落ちたひとしずくのように、波紋を呼ぶ。
きぃん、と、あたりに音ならぬ音が、木霊した。]
(46) 2019/07/17(Wed) 00時頃
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――なんやの、ここ。
[連れられて、辿り着いた先。 朽ちた倒木と、割れた岩。 こんな場所へ連れてきて、姉は、何を]
いや、ほんと――説明足らんて。
しまいって、なにがや。 朝とゆうちゃんは姉妹やけど、違うんやろ。
なにが終いや、なにが……、
[妙に冷たい汗が、首筋と脇に滲む]
(47) 2019/07/17(Wed) 00時頃
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――花嫁さんは、花嫁さんや。
見えて、ないん…?
[困ったように花嫁のいたほうを見れば、それはまるで虚空を見ているようだろう]
……し、してない、 僕はなんもしてへんって…!
急に倒れてびっくりしてるんやから……。 ……、待って、ま、そんな目で見んといて…?!
(48) 2019/07/17(Wed) 00時半頃
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[わたわた、と首を横に振る。]
[振りながらの、白い雪のような花がはらはらと降り あたりに裂いていく幻を見る。
季節外れの紫陽花が、 雪のように降り積もる。]
(49) 2019/07/17(Wed) 00時半頃
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[──責める言の葉の澱のようだ。
どうして、どうして、
あの時来てくれなかったのか。
己のものではない記憶、
忘れてほしくなかったと誰かが泣いた。
あれはいったい誰だったのか。
箕島の血に流れた記憶は
薄まって、ずいぶん遠くにまで来てしまった。
白子だから辛うじて見える何か、
それが伝う精いっぱいか。]
(50) 2019/07/17(Wed) 00時半頃
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─朽ちた大木と岩の前─
うわぁ……なんか、すごい眺めやね。
…古い神域か何かやろか。 回り開けて、人が入れるようにしとった感じや。
[夕顔の背と藤の香について歩いていき、 やがて到着した終着点。
明らかに、尋常ではない大きさの朽ちた木と割れた岩が見え 荘厳ともいえる光景に感嘆の声を上げる。
長い時を経てはいるし、定吉の目には緋色の綱も見えなかったが。 周囲の土や植物の生え方から、かつて人為的に 整えられていた場であるという痕跡は見て取れた。]
(51) 2019/07/17(Wed) 00時半頃
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/* あれ発言がとんでいる気がする。 もしや俺間違って削除とか押したんやろうか??? いや、繋がってるからええけど…
(-44) 2019/07/17(Wed) 00時半頃
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……、夕顔ちゃん……
[>>26亀さんは、と言われて いったい“誰が何をしたのか”ということが気にかかる。 ぴり、と肌を指すとげのようであった。]
……、…たぶん
[>>33定吉に頷き、ほかに何か見えないのかという声に、困ったように首を横に振る]
……もしかしたら、 朧やったらなんか見えるかもしれんけど、
…藤の紋も扉に刻んであって…… ……朧はこっちに来てないん…?
[何も知らぬまま尋ねる。]
(52) 2019/07/17(Wed) 00時半頃
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/* また来るの遅くなるし申し訳なし…! ありがとう夕顔ちゃん朝顔ちゃん定吉さん…。
(-45) 2019/07/17(Wed) 00時半頃
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/* ごめん亀さん、回収してる余裕がない
(-46) 2019/07/17(Wed) 00時半頃
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………ん。
[戸惑いを隠すこともせず、露わにする妹>>47に。 漸く振り返った。向き合った。]
ぜぇんぶ、終いや。 あさちゃんの、怖いんの、ぜぇんぶ。
[小さな両手を捉え、握りしめ。 浮かべる笑みは、いつものそれ。 いつもの。
神隠し、とは言わなかった。 これは、神隠し、だったのだろう。 ただ、そう名付けるのは、人であって、かみさまではない。]
(53) 2019/07/17(Wed) 00時半頃
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やぁっぱり。 掃除も洗濯も、お料理も。 ちゃんと、教えとけばよかったわぁ。
[ほんの少し、苦笑に乗せた言葉には、後悔がにじむ。
でも、あさちゃんはえぇ子やから。 きっと、誰かに可愛がってもらえるわ。
可愛げを捨て、働くことでしか、価値を示せなかった己と異なり。 愛されるのは、全てに勝る才能だ、と。
その言葉は、きっと、予期させるだろう。]
(54) 2019/07/17(Wed) 00時半頃
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ごめんなぁ、あさちゃん。 おねぇちゃんのこと、怒ってえぇよ。
[可愛い、可愛い私の妹。 我儘なおねぇちゃんで、ごめんねぇ。 その細こい体を何度目か、抱きしめる。 ほんとは連れて行ってしまおうかとも思ったけれど。 どうにも、私には難しいみたいだった。]
堪忍な。 いつだって、側におるから…
[ぎゅ、と腕に力込め。 私は、願った。]
(55) 2019/07/17(Wed) 00時半頃
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[見たところ、建物らしきものは見当たらず。 この場は純粋に大木と岩を祀っているようだ。]
登った先に、こんな場所があるとはなぁ… どうみても元御神体やね。 雷にでも遭うたんかな。勿体無い。
[呟きながら、並んで木と岩を見ているらしき 朝顔夕顔姉妹の様子を見る。>>46>>47]
…朝ちゃんはなんもできんって自分で言っとったけど>>41 二人でおるからここまでこれたような なんか、そんな気もするな…
[心労からか、夕顔の様子が普段とは違うように思えて 比較的落ち着いている朝顔と対照的。に見えた]
(56) 2019/07/17(Wed) 00時半頃
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[ この悪夢を、終わらせてください。 ]
(57) 2019/07/17(Wed) 00時半頃
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[ この悪夢を、終わらせてください。 ]
(*3) 2019/07/17(Wed) 01時頃
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[願いが、重なる。
どこかで、ぱりん、と何かが割れる音がした。
同時に、少女は姿を消した。]
(58) 2019/07/17(Wed) 01時頃
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[本当は、誰よりも最初に渡っていた少女は、 終わりとともに消えたのだった。]
(*4) 2019/07/17(Wed) 01時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2019/07/17(Wed) 01時頃
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……それに芙蓉も、どこいったん…
[>>35困ったように眉を下げるが、 朝顔の言葉に一度口を閉じ、]
……うん、
…なんていうか、その。 僕は、そうせなあかん気もするし…… 一緒にいく、よ。
[ここに来るまでの間に辿った、 赤い糸の残滓を爪に絡んだをちらと見降ろす。]
…なんか、あったんやろう、 忘れてしもうた、何かが。
(59) 2019/07/17(Wed) 01時頃
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/* 駆け足で申し訳ない…
(-47) 2019/07/17(Wed) 01時頃
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/* 当初の予定通りには行かぬもの…とはいえ…ほんと申し訳ないなぁ
(-48) 2019/07/17(Wed) 01時頃
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─少し前の社─
俺に何か見えてたら、今頃大騒ぎしとるで!
…大丈夫や。 亀吉の性質はよぉしっとるから。
[>>48 見えてないん?と聞く亀吉には 堂々と見えていない宣言。
焦る様子には目が笑った重々しい口調で答えた。]
(60) 2019/07/17(Wed) 01時頃
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>>52 朧は、来とったよ。 さっきまで一緒やった。
あぁ、そういや藤屋って、 まだそっちも継いどる家やったか!
なんか、見たんかな…それやったら。
[あそこも古い家だが、亀吉の家よりは金物屋の印象が強かったので。 指摘されて、納得したように手を打ち合わせた。]
(61) 2019/07/17(Wed) 01時頃
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……沼じいが隠されてもうて。 芙蓉はんはここくるのしんどそうやったから 下で待っとるはずや。
朧見つけて、変な現象もなんとか収まって ほしいもんやね。ほんまに。
あ、山登りきつかったら背負うからな。
[息をきらせて上がってきたばかりだったので、 さらに山登りの予感にそう言い添えたのだった。 社、出発前の出来事*]
(62) 2019/07/17(Wed) 01時頃
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飴師 定吉は、メモを貼った。
2019/07/17(Wed) 01時頃
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[姉妹の様子を。 その祈りを見る。
何故かはわからなかったが。 >>53 手を握り合う姉妹の様子が とても儚く尊い場面を切り取ったように見えて。]
……夕ちゃん?
[次の瞬間、少女の姿が世界に溶けた。]
(63) 2019/07/17(Wed) 01時頃
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