人狼議事


288 【半突発】僕たち、ほしぞら探検隊

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【人】 更なる前進 ココア

[ そしたら、ののちゃんの声がしたんだ>>0

      『海くん…?海くん…?そこにいるの?』

 一瞬、理解できなくて、ただわたしは声に顔をあげた。



   そうして、海を背に立つ、あの人を見た。



 ののちゃんの提案も>>0おにいちゃんの落涙も>>1
 わたしは背に聞いて、急ぎ足で海岸に向かっていく。


    心の中のこどものわたしが
    泣いて駄々を捏ねていんだもの。]

(3) シュレッダー 2018/11/27(Tue) 17時頃

【人】 更なる前進 ココア

[ けれど愛する人の幻は私を海には攫ってくれず
 冷たい波が、ローファーの爪先を洗うだけ。

 わたしは、浜辺で彼の幻と向き合うだろう。
 伝えたいことはいろいろあったんだけれど
 どれも全部形にならなくて

 ただ、ぽろり、ぽろり、と頬を伝う涙だけ。

 皆で再会を祝して写真を撮ったり話したりしたのかな。
 向こうでも楽しくやれ>>1っておにいちゃんは言った。


 行っちゃいやだ、とわたしのこどもが金切り声を上げる。
 ここでさようならしなさい、と大人のわたしが諭す。


 ――――――――わたしは]

(4) シュレッダー 2018/11/27(Tue) 17時頃

【人】 更なる前進 ココア


  かいとにぃ……あのね。

  いろんなこと、教えてくれて、ありがとう。
  いろんな場所に連れて行ってくれて。

  …………でももう、手を繋いで一緒に歩いて
  もらわなくても歩ける大人になったんだ。

  ……だから、また逢う日が来たら、また一緒に遊ぼう!


[ 私は、そう言って無理くりに笑顔を作った。
 かいとにぃが振り返らずに星の向こうに旅立てるように。]*

(5) シュレッダー 2018/11/27(Tue) 17時半頃

【人】 食養会 ユエ

……。

[ >>5 の言葉を聞いて、ようやく悟った。
気付かなかった自分に腹が立つ。恋心に疎い自覚はあったし、自分の感情すら恋だとは思わなかったけれど……
「そう」だと思えば、納得せざるを得なかった。 ]

……こーこ。

[ わしゃわしゃと頭を撫でる。ごめん、だの、大丈夫か、だのと言いかけたけれど、そうじゃない。……彼女に必要なのは、きっと、謝罪でも慰めでもない。]

頑張ったな。
……おまえはすごいよ、こーこ。

[ ありったけの敬意と賞賛を込めて、彼はそう告げた。 *]

(6) palemoon 2018/11/27(Tue) 23時頃

【人】 常世倶楽部 アオ

[乃々果ちゃんの声に >>0
顔を上げた瞬間、
手にしていた最後の
手紙が舞った。]

海斗、さん。

[隊長に宛てた手紙は、
文面を確かめる間もなく
飛ばされていく。]

(7) サトト 2018/11/27(Tue) 23時頃

【人】 常世倶楽部 アオ

[波打ち際に立つ >>4
ここちゃんの背中を
追い越して、紙片は
海斗さんのもとへ。

空と海の境界で、消えた。]

(8) サトト 2018/11/27(Tue) 23時頃

【人】 常世倶楽部 アオ

[ああ、と声が漏れる。
あの不器用な手紙を、
海斗さんは受け取って
くれたのだろうか。

青爾は懐かしい人の
名を呼びながらも、
その場からは動けない。

それでも誰かがカメラを
構えたなら、この瞬間を
切り取ってほしくて、
レンズに顔を向けただろう。]*

(9) サトト 2018/11/27(Tue) 23時頃

【人】 食養会 ユエ

……写真撮るんだっけ?
瑠璃さん、呼んでこようか?

[ >>0 ののちゃんの提案には、少し遅れてそう答える。
せっかくだし、みんなで写った方がいい。大人の誰かに撮ってもらった方が、カメラマンの子を仲間外れにしなくて済む。 ]

……あ、タイマー使ってもいい……けど……

[ 使いこなせる自信は無いが、一応提案はしてみた。
どちらにせよ、写真にはみんなで写りたい。 *]

(10) palemoon 2018/11/27(Tue) 23時半頃

【人】 受付 アイリス

 
 
  ……――。
 
 

(11) Alex_synx 2018/11/28(Wed) 02時頃

【人】 受付 アイリス

[ 私は、それを手に取った。
  綺麗なガラスの玉だった。
  海斗くんが、何を思って、それを埋めたか。
  私に分かる術は無かった。

  ガラス玉は、夕空を透かして、
  私の目に、きらりと光をもたらした。

  次の、瞬間。 ]

(12) Alex_synx 2018/11/28(Wed) 02時頃

【人】 受付 アイリス

[ 奇跡は、起きた。 ]

(13) Alex_synx 2018/11/28(Wed) 02時頃

【人】 受付 アイリス

  ……――。

[ 風が通り過ぎる。
  目も開けられない程の、風が。

  私は、目を細めて、
  その風が吹く方へを向いた。

  私は、目を見開いた。

  ……――ありえない。

  見送ったはずの彼が。
  いなくなった筈の彼が。
  そこに、いたから。 ]

(14) Alex_synx 2018/11/28(Wed) 02時頃

【人】 受付 アイリス

  ……かい、とくん。

[ 『やぁ、久しぶり』なんて。
  彼は声をかけただろう。

  私の中にある感情が。
  汚いけれど、それでも。
  熱情的な感情が。

  今にも、あふれ出しそうで。 ]

(15) Alex_synx 2018/11/28(Wed) 02時頃

【人】 受付 アイリス

  ……っ、久しぶりじゃないよ!!!

[ 何をやってるんだろう。
  そういう考えも、一瞬あったけれど。
  私から出てきたのは。
  怒り、とか、喚き、だとか。
  そんな、みっともない感情。 ]

  何、勝手に死んでくれちゃって!
  覚悟決めて、別れたと思ったら!
  ひょっこり戻ってきて!!

  ――私、わたし、本当に。
  つらかったんだから、ね!!

[ 涙が止まらない。
  あの時、ふさいだ筈の蓋が、壊れたように。
  次から次へと、溢れていく。 ]

(16) Alex_synx 2018/11/28(Wed) 02時頃

【人】 受付 アイリス

  ……うぅ、私。
  私、だけじゃない、から。

  みんな、だって。
  辛いの我慢、してた、んだよ!

  海斗くんに、いっぱい、いっぱい、
  言いたい、言葉、あった、のに。

  何も、言わないまま、死んじゃって。
  でも、受け止めよう、って。
  それで、それで――……。

[ 矢継ぎ早に言葉が出てくるけれど。
  私は、あふれ出てくる涙を、押さえれなかった。
  思わず、顔に手を当てて、わんわん泣き出してしまう程。* ]

(17) Alex_synx 2018/11/28(Wed) 02時頃

【人】 受付 アイリス

[ その肩を貸したのは、一体誰か。
  同い年か、それとも、年下の子か。

  ともかく、私が泣き止むまで。
  この混沌とした感情が晴れるまで。
  少しだけ、少しだけ。
  時間がかかったようだった。

  「写真を撮る」。
  私はその言葉に、顔を上げた。 ]

(18) Alex_synx 2018/11/28(Wed) 03時頃

【人】 受付 アイリス

  ……もー。
  なんか、こんなコトした後だから。
  すっごく恥ずかしい、けど。

[ そう言いながら、涙を拭う。
  私は「ありがとう」と言いたい、
  なんて言葉さえも出ずに。

  最初に出たのが、怒りを込めた、言葉だった。

  副隊長が、この体たらく。
  恥ずかしいったらありゃしない。
  けれど、それが……それこそが、
  彼女には必要だったのかもしれない。 ]

(19) Alex_synx 2018/11/28(Wed) 03時頃

【人】 受付 アイリス

[ 涙でぐちょぐちょな、私の顔。
  けれど、写真を撮るという言葉に。
  私はうん、と小さく頷いた。

  けれど、その瞬間になっても。
  拭っても、拭っても、零れる涙。

  本当に、惜しい。
  この時間が続けば、良かった。
  それくらい、大切な時間だと思った。

  ……けれど、そうはいかなかったんだ。

  皐子ちゃんも。
  青爾くんも。
  乃々果ちゃんも。
  養くんも。

  前を向いているならば。 ]

(20) Alex_synx 2018/11/28(Wed) 03時頃

【人】 受付 アイリス

[ だからこそ、私は、彼を忘れずにいよう。 ]

(21) Alex_synx 2018/11/28(Wed) 03時頃

【人】 受付 アイリス

[ 私は、そう思ったのだった。 ]

  ……海斗くん。
  私。……ううん、私だけじゃなく。
  みんな。君のこと。
  すごく好きだったんだからね。

  絶対、絶対忘れないから。
  海斗くんも、忘れたりしないでね。

[ そう言った。
  きっと、これが彼との別れ。 ]

(22) Alex_synx 2018/11/28(Wed) 03時頃

【人】 受付 アイリス

[ 彼の姿が消えて、星空が輝き出す。 ]

  ……それにしても。
  みんな、本当に、強くなったね。

  みんなの先頭にいる副隊長が。
  後ろから見守る副隊長が。

  気づけば、みんなに支えられてたなんて。

  ……ほんと、おかしい話。

  だけど。

  ……みんな、ありがとうね。

[ 私はそう、皆に告げたのだった。* ]

(23) Alex_synx 2018/11/28(Wed) 03時頃

【人】 食養会 ユエ

愛梨、大丈夫? 立てる……?

[ >>18 泣いている愛梨に手を差し伸べる。
耐えていたものが決壊する瞬間を、彼は身に染みてよく知っている。
……だからこそ、何も言わなかった。 ]

写真、撮るよ。タイマーは使ったことない……から、……詳しい子いたら教えて……

[ せっかくの記念だと思うと、口調が弱々しくなる。ちゃんとみんな写したいし、自分もとびっきりの笑顔で写りたい。 *]

(24) palemoon 2018/11/28(Wed) 21時半頃

【人】 常世倶楽部 アオ

[指先は冬の海のようだ。
その温度と反比例して、
目と胸が酷く熱い。]

僕、かけられます。タイマー……。>>24

[今この瞬間に名をつけるなら、
まさしくそれは「奇跡」だろう。
手垢のついた言い回しかもしれないが、
これ以上相応しい言葉はない。

カメラを受け取ったならば、
震える手で設定を終えて
その後誰に渡そうか。
可能ならば、簡易の
台座を作ってそこに置こう。
写るなら、全員で写らなければ。]*

(25) サトト 2018/11/28(Wed) 22時頃

【人】 食養会 ユエ

[ >>25 の言葉に、ほっとした様子で頷く ]

ありがとう、よろしく。

[ せいじくんにカメラを手渡し、微笑む。
……この思い出は、きっと、一生のものになる。
その予感をひしひしと感じながら、とびっきりの笑顔でカメラのレンズに顔を向ける。
これで明日からもまだまだ頑張れる。そんな想いを胸に抱きながら。* ]

(26) palemoon 2018/11/28(Wed) 22時半頃

【人】 受付 アイリス

― その後 ―

[ あの、ちょっとした奇跡の後の話。
  私は「ゆかり」の女将を目指して、修行する。
  それまでの残り時間を、できる限り。
  みんなと一緒に過ごしたい、と思いました。

  旭市に足を運んで、皐子ちゃんの、
  パンケーキを手伝ったり。

  きっと、あの日々は、
  霞がかかった私たちの思いを、
  晴らす為の「奇跡」。

  そうだったんじゃないかな、って思います。

  もう二度と起こらないかもしれませんが。
  私は、それでも充分です。
  海斗くんと、皆のおかげで、私は前に進めますから。 ]

(27) Alex_synx 2018/11/28(Wed) 23時頃

【人】 受付 アイリス

[ 私は、夕月島で、
  彼の墓前に時折お供え物をしている。

  そして、こう言うんです。 ]

  お疲れ様、ありがとう。

[ って。** ]

(28) Alex_synx 2018/11/28(Wed) 23時頃

【人】 常世倶楽部 アオ

[流木を組み立て、
靴紐で縛り合わせる。
簡素な三脚は今にも
崩れそうだけど、
1枚、2枚の写真ならば
問題ないだろう。]

皆、大丈夫?

[タイミングを伺い、
皆の息が合えば、レンズに
顔を向け直すだろう。
浮かぶのは、作るまでもない
自然な笑顔だ。]

(29) サトト 2018/11/28(Wed) 23時頃

【人】 常世倶楽部 アオ

[6年前にもこうやって
写真を撮ったことはあるだろう。
あの時には二度と戻れないし、
海斗さんにはもう会えない。
けれど、この奇跡が終わったとしても
青爾たちは、僕たちはまた会える。

僕たちが、ほしぞら探検隊である限り。]

さよなら、海斗さん。
また、星の彼方で……!

(30) サトト 2018/11/28(Wed) 23時頃

【人】 常世倶楽部 アオ

[星空が見えてきたら、
ここちゃんにガラスの
浮き玉を手渡そう。

乃々果ちゃんと星座を
たくさん探そう。

養さんには相談したい
ことがいろいろある。

愛梨さんにはこちらからも
言わなければ。
僕こそ、本当にありがとう。と。>>23]*

(31) サトト 2018/11/28(Wed) 23時頃

【人】 食養会 ユエ

― その後 ―

[ こーこときっちり話すために一旦実家に寄ったり、正月を過ごしたり、連絡先を知らない人とは交換した。
不安なことは多いし苦労も絶えない日々だけど、以前よりはまだ前向きに頑張れている。

あの日の奇跡が教えてくれたのだ。
できないことを悔やみ、悩み、妬むよりも、
できることを大切にしていく生き方を。

自分が手にしているものとしっかり向き合って、以前よりも曇りのない笑顔を浮かべて、養は、これからも前に進んでいく。** ]

(32) palemoon 2018/11/28(Wed) 23時頃

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