人狼議事


310 【R18】拗らせ病にチョコレヱト【片恋RP】

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【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 
["So schenkt mir ihn, denn ich kann nicht leben, ohne Schneewittchen zu sehen, ich will es ehren und hochachten wie mein Liebstes."]
 

(96) すい 2021/02/21(Sun) 02時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 
["Ich habe dich lieber als alles auf der Welt."]
 

(97) すい 2021/02/21(Sun) 02時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 
[たとえば──
僕に地位や名誉、権力や金があったなら、
そんなふうに臆面もなく、素直に愛を伝えることが出来ただろうか?

あるいは、目を覚ました彼女が一瞬でその愛を受け入れるような、見目麗しい容姿をしていたら?

けれど残念ながら、僕にはそのどれもが無かった。
自信を持てる何ひとつが無いから、
愛を告げる勇気すらも、無かった。

ただ もし、強いて人に優るところがあるとするなら、
僕は灯が消えた彼女を、誰よりも美しくできるし、
僕は白く冷えた彼女を、誰よりも愛せる。

だから、僕は。]
 

(98) すい 2021/02/21(Sun) 03時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

─ バレンタイン・未明 ─

[夜の静寂の中、ただ掲げられた時計の秒針が時を刻む音が響く。
混じった異音は、時刻に見合わぬ戸を開く音。
そこからゆらりと現れた亡霊のように白い男は、
床板を静かに軋ませて、誰もいない廊下を歩む。

時計の長針と短針が重なって真上を指す、
2月14日が始まる、その時間に。

男は 凪の間の前に立った。]

(99) すい 2021/02/21(Sun) 03時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[伸ばした手で、音も立てず扉に触れて、
その先にいるはずの彼女を想って、
少し泣きそうに目元を歪めて。

手に持った小さな白い花>>2:241に、視線を落とす。

ああ、自分でも、分かっている。
これは今日、きっと数多の人々が贈るであろう 甘いチョコレートではない。
受け取っても、決して喜ばれないもの。
生きる者ならばみな等しく、不快にさせるもの。

ゆえに、これは。
贈る、なんて大層なものではない。
ただの 願望の押し付け。
愛と呼ぶには醜すぎる、
酷い 祈りだ。]

(100) すい 2021/02/21(Sun) 03時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 
 
 ……でも、ごめんなさい。
 これが、僕の 精一杯 なんです。

 最低な僕で、 ごめんなさい。
 
 

(101) すい 2021/02/21(Sun) 03時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 
[そうして。
ひとりぼっちのスノードロップを、
扉の前に置いた。]
 

(102) すい 2021/02/21(Sun) 03時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[ 何の重石もない、ただそこに置かれただけの小さな花だ。
朝の光が射す頃には、ゴミと思われ片付けられるかも。
誰かに踏み付けられるかも、あるいは風に飛ばされて、廊下の隅で埃を被りながら干涸らびるかも。
でもそれでもいい。
それで いい。

 こんな最低な贈り物は、
 最高である彼女には相応しくないから、
      こんな最低な僕は、
      最高である彼女には相応しくないから、

想いに気付いてもらえる資格も
なかったのだと、分かるから── ]

(103) すい 2021/02/21(Sun) 03時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 
 
  [人影も消え、誰もいなくなった闇の夜に、
   ぼんやりと白く浮かぶ小さな花。
           ──その花の意味は、 ]**
 
 

(104) すい 2021/02/21(Sun) 03時頃

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