人狼議事


310 【R18】拗らせ病にチョコレヱト【片恋RP】

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【人】 CC レイ

─ いつかの海 ─

 ……人魚姫、ですか。
 ああ、そのものではなく、モチーフ。
 大変ですものね、泳ぐのを演じるのは。

[表情の少ない同居人に
チケット購入を乞われた時>>0:129の感情は、
好奇心半分、不安半分。
不安はもう言うまでもないことで、
音と光を出しかねない物全てを部屋に置き去りにして
公演に向かうことで、ある程度は解消された。

好奇心は、彼の職業の意外性。
無表情な家主、淡々と語る電子の乙女。
迫りくる起伏を薙ぎ倒し、
整地された道を淡々と歩くこと。
敷波玲は、凪を好む。
故に、大田という男に対する印象も良かった。 ]

(112) 2021/02/16(Tue) 22時半頃

【人】 CC レイ

[他者の人生に手も出せず、ただただ転落していく様を(たとえそれがハッピーエンドへ到るまでに必要な悲劇であったとしても)傍観せざるを得ないといった意味で、演劇は苦手な方ではあったが、]

 では、一枚頂きましょう。
 領収書は結構です。オフですので。

[運命を知っていること即ち、凪である。
そう思って、そのチケットを受け取ったのだ。]

(113) 2021/02/16(Tue) 22時半頃

【人】 CC レイ


[その時は恋を抱える前だったから。
先の見える物語に対して何か感じる、というよりかは
演者達の張り上げる声に、身振りに。
空間を刻む調和の糸に。それを切り裂く計算された緩急に。
ただただ圧倒され、そればかりが、刻み付けられて。

何よりも舞台上の大田は。
廊下ですれ違う、大人しく落ち着いてた印象の、
それでいて時折夢を見るように佇んでいるあの男とは
完全たる『別人』であり。

最後まで、最後まで、
幕が、落ちるまで。
男の住う異世界との境界線を侵すような
愚行を犯してはならないと。
己の肩を抱き、決して動かないようにと客席に縫いとめていた。]
 

(114) 2021/02/16(Tue) 22時半頃

【人】 CC レイ


[
人には、人の世界がある。
己が愚鈍な自分自身を取り繕うのに必死な一方で、
姿形も変わるような聖地を持つ人間も、いる。

人の地雷を踏まぬように。
人の痛み>>1:30を引き摺り出さぬように。
付け入られぬように、嗤われぬように。
凪いだ水面を歩くためのテクニックとして
遠い昔に身につけた作法ではあった。
けれど、そうか。
ああいう聖地に、人生の一部分を置く人間も、いたのだ。


境界線を、侵してはならない。]
 

(115) 2021/02/16(Tue) 22時半頃

【人】 CC レイ


[潮風を浴び、轟く海を見つめる己。
静止した世界の中、不変の海を見つめる大田。
視線の向かう先の違いは、
ほんの雑談のきっかけにはなり得たやもしれぬ。
されど、敷波は其処を禁忌とした。
敷波玲は、彼が絵画を見つめている時には決して話しかけない。

そこには屹度、
あの舞台と繋がった───彼の神殿があるのだろうと、思って。]*
 

(116) 2021/02/16(Tue) 22時半頃

【人】 CC レイ

─ それはそうと、 ─
[雨宿りに駆け込んだ漫画喫茶>>28で偶然出会った記憶やら
演劇だけでは食っていけないからバイトを色々やっていると聞きかじった話やら。
その辺の話諸々が繋がってはいけない線で繋がり、大いなる誤解をした敷波が、大田に詰め寄ることはないだろう。

人には人の神殿があるのだと、
他ならぬ大田が此の胸に刻んでくれたのだし、]

 ……そうか。
 そうか〜〜〜。
 いや……そう………なのか?
 そんな…DMを読み上げるようなことを……彼が………?
 ………………うーん?
 
 あ、やば。
 午後の仕事。

[悩み思案しぐるぐると歩き回るほど、
キャリアウーマンとしての彼女に暇はないのだし。]*

(117) 2021/02/16(Tue) 22時半頃

レイは、ヨスガに話の続きを促した。

2021/02/16(Tue) 22時半頃


エフは、レイに話の続きを促した。

2021/02/16(Tue) 22時半頃


アイリスは、エフに話の続きを促した。

2021/02/16(Tue) 22時半頃


【独】 CC レイ

/*
飴が飛び交う旅館。
すみません…もうちょっと喉に余裕のある鯖でやれば良かったね……申し訳なく……!!

(-35) 2021/02/16(Tue) 22時半頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

── ここ一週間の出来事

[気の所為でなければ、ここ数週間、いや、それよりも前だろうか。時折、妙な悪寒に襲われることがあった。

それは散歩の途中であったり。
配達の最中であったり。
仕事を終えてアパートに帰りつく手前や
こうして、ひとりで呑気に昼食を摂っている時も。]

 ……?

[ただの自意識過剰だろうか。内心こそ歪な性癖と恋心を抉らせているが、傍目にはごく普通の枯れかけのオッサンにしか見えない筈で、視線を感じる理由なぞ見当もつかない。]

(118) 2021/02/16(Tue) 23時頃

【人】 CC レイ

─ 昨日の海(の、祟り) ─


 え。
 アクツさん、倒れ    え?


[その日の敷波玲にとって、
朝の事件が『みぃめろでぃ王国、賀東荘内部であることが発覚』であったなら。
夜の事件は、定時を迎えた後に発覚した、それであった。

取り落としたカップがお陀仏しなかったのは、
そこが幸いにもNARUMIであったから。
件の木のカップは今回もよく働いてくれた、が。
普段は1分もしないうちに零れた中身を拭き終えている筈の女は、硬直したまま、微動だにしない。

凍りつくのには1日遅い、という話である。]
 

(119) 2021/02/16(Tue) 23時頃

【人】 CC レイ


[朝早く、部屋の前で朦朧としているアクツ>>41をニトカが発見>>45し運び込んだと、珈琲の湯気の中で話したのは賀東荘の住民だっただろうか。ひょっとしたら、彼を慕っている担当者>>1:102が来ていたのかもしれない。]

 え    えー………。

[もしかしなくても、あれ?
あの時の足跡、湿ってた、し。
コートとマフラー、置いてって。

あたしが原因では?
言葉には出ず、呆然と中空を見つめる女は
彼と違い、足どころかつむじの先まで海水に浸かっていたので。

『馬鹿は風邪を引かない』の実証実験、
此れにて完了で御座います。]
 

(120) 2021/02/16(Tue) 23時頃

【人】 CC レイ

[敷波を弁護するのであれば、彼女のカバー能力は免疫維持にまで行き渡っていたということが言えるかもしれない。
昨日部屋飲みには至らずとも旧バーでちょっぴり酒を飲んでいたのは内緒だが]

 うっそぉ。
 あ〜〜……………
 ああ〜〜〜〜………
 ざまあ味噌漬け、なんて言えないやつ…………

[テーブルに額をそのまま突っ伏して
吐き出す言葉はNARUMIに居る時特有の締まりのなさ。
誰かに詳細を問われれば、罪状を素直に吐くことだろう。
『煽られたので目の前で寒中水泳してやりました。
  そのせいであっちも身体を多少濡らしたみたいです。』

身から出た錆のケアには慣れている。
チーム全体が己のポカで被害を受けても
己の力で取り返してねじ伏せる技術も持っている。

だが、今回は明らかにジャンルが違う。
己の力でどうにかできる物じゃ、ない!]

(121) 2021/02/16(Tue) 23時頃

【人】 CC レイ


 っていうか、だっ。
 人のこと、気遣ってる場合かっ。
 なんなんですか、あのひとは。
 なんなんですか、  もう、 あーーーーー。

[ごつん、ごつん、
二回、三回、テーブルに頭突きをするたびに、
鞄の底で飴が三粒、飛び跳ねた>>40。]*
 

(122) 2021/02/16(Tue) 23時頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ

[おかわりのコーヒーが届くまでの間。既に昼の連絡を交わし終えたスマホはその役目を終え、テーブルの傍らにあった。
これまで重ねたやり取りを遡ることも考えたが、うっかり三上にやに下がった表情を見られるわけにも、と。なんとなしに店内を見渡す。

二代目の努力の甲斐あって、常に客の埋まりはそこそこ。以前より客層も若く、女性も増え───。]

 (……?)

[昨日迷惑をかけたばかりの早乙女、によく似た姿。>>53
しかし、あれくらいの背格好の女性はごまんといる。
試しに声をかけてみるか迷ったが、ばったり顔を合わせたのでないのにそうするような仲でもない。
おまけになんだか、物思いに浸ってそうだったので。>>55>>56
結局、男は席を立ちはしなかったが。]

 (あーいう子になら、)

(123) 2021/02/16(Tue) 23時半頃

【人】 匿名軍団 ゴロウ


 (俺がもし、あーいう子だったなら。)
 (あの人を騙さずに済んだのにな。)

[いまだ開封されていないリップクリーム。
女になりたいと思ったことはない。
女に生まれたかったとも思わないくせに。

どうしても、考えてしまう。どうして、と。

どうして、自分は普通に生まれなかったのだろうと。]

(124) 2021/02/16(Tue) 23時半頃

【独】 地下軌道 エフ

/*
敷波さん
・毎日規則正しく過ごしている
・木登りや素潜りのできる運動神経と体力がある
・海から出てすぐ温かくした(バスタオル+温泉)


・主に夜型、睡眠時間バラバラ
・インドアのため、決して体力がある訳ではない
・海から出て一回そのまま寝た
(その後、一晩文字を打ち続けた)

はい(はい)

(-36) 2021/02/16(Tue) 23時半頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

 ─ バレンタイン5日前早朝 圷さんと ─

[廊下で行き倒れるほど酷いのか、と心配が募りつつ、熱い身体を持ち上げた>>97
引きこもり故体力がなく、よろけてしまいそうだがぐっと堪えて部屋の扉を引いた。

香るのはタバコの匂い>>98。喫煙者ではないため慣れないし、そういえばと思い出す。異性の部屋に入ることすら無いのではないか?
そう思うと謎の緊張が襲うが、今はそれより病人の看護だ。

ベッドに寝かせ、冷えピタ類を自室から持ってこようと部屋の扉へ手をかけると、不意に背後から聞こえた声>>99

熱にうなされているのだろうか。

たまに廊下ですれ違う印象とは違うような、そんな声に心配は更に募り、ぱたぱたとスリッパの音を立てて廊下を駆けた。]

(125) 2021/02/16(Tue) 23時半頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

[汗を拭いてから冷えピタを貼り、しっかりと毛布を掛けてやる。

市販の風邪薬にストックしていたレトルトのお粥に冷えピタの替え。
このくらいあれば十分だろうと、私は圷さんの部屋に用意して置いておいた。
「お大事に」と、気の抜けた字と人から称される字でメモに残す。

このくらいでいいかな。
これ以上のお節介は、彼と私との関係では気持ち悪いだけだろう。
そっと部屋を去る。身体に一時的に纏ったタバコの香りが、少しだけ私を物思いに更けさせる。]*

(126) 2021/02/16(Tue) 23時半頃

【独】 忘我共同体 ニトカ

[親に何度言われたことだろうか。

「結婚はいつするんだ」
「いい相手はいないのか」

うるさいなぁとその度に一蹴してここまで来た。

『種別を問わず大好きだと思える博愛主義者』だとずっと思ってきた私が敷波さんを好きになり、異性愛者ではなく同性愛者だと気付いたのはつい最近のこと。
つい最近とは言うが、もう三年は経っている。つまり一目惚れだったのだ。

同性愛者だと思えば、今までの行動が妙にしっくりきた。
例えば更衣室で必要以上に緊張したりだとか、同性同士のボディータッチが容易にできなくなったりだとか。]

(-37) 2021/02/16(Tue) 23時半頃

【独】 忘我共同体 ニトカ

[同性愛者だとわかれば、想うのが今後のこと。

世間ではこの歳になると結婚してもう子供もいる歳だ。
配偶者や子供が風邪なんかひいたら、圷さんにしたように甲斐甲斐しく看病したりするのだろう。

私はたぶんそれができないだろうと、とうに諦めていた。

私の恋は叶わない。
敷波さんもいずれ良い人を見つけ、結婚して家族を作る。
願わくば、彼女の晴れ姿を見ることができますように。

それが叶えば十分。]

(-38) 2021/02/16(Tue) 23時半頃

忘我共同体 ニトカは、メモを貼った。

2021/02/16(Tue) 23時半頃


【独】 地下軌道 エフ

/*
のど飴なのは、手持ちの食料で一番小さくてまともだったので。
あとさすがに多少は体調崩しているのではの可能性と、むしろ寝込めよ(PC感情)みたいな感じ。

レトルトカレー→カレーのお返しに喧嘩売っているのでは?
缶詰系→魚系統が多く、海関連は今はNG
チンするご飯→扉の前に米置かれる気持ち

みたいな。ト書き会話みたいになってしまうので、裏話的にここへ埋めておきます。
敷波さんリアクションが素晴らしくて、たくさんありがとうの気持ち。主軸と逸れる部分なのに、いろいろお付き合いいただき感謝です。灰ログも楽しみにしておこう。

(-39) 2021/02/16(Tue) 23時半頃

【独】 地下軌道 エフ

/*
ニトカちゃんいい子……ありがとね。
たぶん人を部屋に入れたの初めてじゃないかなと思う。
お話したかったので嬉しかったー。今後でお返ししますね。

(-40) 2021/02/16(Tue) 23時半頃

【人】 朝茶会 ソウスケ

―  バレタイン前日:NARUMIにて ―

[月半ばが近づけば、平静を装いつつもドアベルが鳴る度、待ち人が来たのではないか、と視線を走らせる。

何らかの事情で、逢瀬のない月もあった。
娘さんもお年頃だ。バレンタイン前後は忙しいかもしれない。ナルミちゃん。先代はよく話しかけていたけれど、自分はただ見守るだけだった。なので、ナルミちゃん情報は、先代経由がほとんどで。

誰彼なく話しているわけではないと知ったのは、いつかの彼>>100の反応をみて。知りませんか…?と小さく笑って、それ以上は詳しく話すことはなかった]

(127) 2021/02/16(Tue) 23時半頃

【人】 朝茶会 ソウスケ

[それにしても先日は珍しいものを見た。五郎さんの狼狽えた顔>>96
見てはいけないものを見そびれてしまったような気がしつつ、やはり平静を装って、相手の振ってきた今時の話題にのっかった。]

 我々はどちらかというと商法にあやかる側ですからね。義理でももらえるだけマシってもんですよ。

[本命からはもらえないのは確定なので、屈託なく笑うばかり。そういえば五郎さんの恋愛事情はきいたことはないけれど、まぁ、そこはお互い様だから、触れずにおこう。
今正にサングラス越しに熱い視線が彼に注がれていたかもしれないが気づくことなく。

「成長具合を」という彼に、
 心でドヤりつつ涼しい顔で、差し出したハートはその日一番の出来映え**]

(128) 2021/02/16(Tue) 23時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

─ バレンタインデー前日・昼 ─

[この時期の日本は、あちこちから甘ったるい匂いがする。
気がする。

1ヶ月ほど前からだろうか。あちらこちらで売られているチョコレートを見て、何だこれはとは思っていたけれど、
その訳は職場の同僚が(聞いてもないのに)べらべらと話してくれた。
曰く、この国においてバレンタインとは主に女性が意中の男性にチョコレートを贈る日、なのだと。
最近はそうとも限らないらしいけれど。

お前モテそうだよな、チョコとかいくつ貰ってたんだ?

なんて言われたのは、日本式のジョークなのだろうか。それとも皮肉か。学生時代に貰った物なんて、いつの間にかペンケースに入れられていたミミズしか記憶にない。本当はもっとあったかも。でもそのどれもが悪意ある物だったのは間違いない。

そもそもバレンタイン、チョコ贈る日じゃないし。しかも贈るの、男の方だし。
なんて言葉はもちろん口には出ず、その時はただ首を横に振るだけで精一杯だった。

母国では、男性が女性に花を贈る日だ。]*

(129) 2021/02/17(Wed) 00時頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

 ─ 現在 バレンタイン前日─

[いつの間にか諦め癖がついていた。
ぽいと捨てたチョコレートのパッケージを見る。
このチョコレートだってそうだった。
渡す前から諦めたから一人で完食したのだ。

でも渡したところで何になるだろう。

渡したら今の関係性が崩れてしまうことがわかっている。
(それはどんな恋愛だってそうじゃないか、なんて野暮な突っ込みは置いておいて。)

今くらいの距離感が心地いいのだ。
(なんて自分に言い訳して、決心するのを怖がっているだけ。)

相手も私なんかに想いを寄せられても戸惑うだけだろう。
(そう決めつけてずっと逃げ回っている。)]

(130) 2021/02/17(Wed) 00時頃

【人】 忘我共同体 ニトカ


[

あーあ、今日もダメらしい。


]

[溜息一つ、吐き出して。]*

(131) 2021/02/17(Wed) 00時頃

朝茶会 ソウスケは、メモを貼った。

2021/02/17(Wed) 00時頃


匿名軍団 ゴロウは、メモを貼った。

2021/02/17(Wed) 00時頃


【人】 大太刀源流 タツミ


[ 人魚姫は、我らが舞台の上では人の娘だった。
 彼女にとって陸は異郷ではない。
 音の無い言葉で語らうことが出来る。

 白い紙に黒いインクを落とし、真実を綴り青年に渡したのなら
 それはかき消されることのなく届く声となっただろう。

 結局のところ、娘も青年と同じく自らの意思で沈黙を選んでしまったのだ。
 痛みを抱えたまま、傍観者であったのは自分の選択だ。 ]

(132) 2021/02/17(Wed) 00時頃

【人】 大太刀源流 タツミ



[ それを悲恋と定めているのは、当人ではないのかもしれないが。

 完成され停滞した一瞬を愛さない者達の、泡になり弾けて潰える恋。
 小説、演劇、様々な物語の中で星の数ほど存在する。

 誰かの自己投影と需要と常識が、華々しい舞台の地下にあるべき結末へのレールを敷く。
 関心が薄い人間と人間の恋であったその物語を別の角度から見ることが出来たのは、隣人の言葉によるもの。 ]

(133) 2021/02/17(Wed) 00時頃

【人】 大太刀源流 タツミ

─ 客達の世間話 ─


[ 彼女にとっては悲恋だった。
 大抵の人にとっても、そうなのだろうと思う。
 圷が零した>>36一言へ、答えたのは確かそうした内容。

 しかし、竜海にとって目の前の男も“大抵の人”の仲間である筈だった。
 一体何故そんなことを言うのか、疑問が一時レンズの奥を覗こうとする視線になったが。
 やはり物書きの人は視点が違うものだ、プロなら尚更なのだろう。との感心で終わる。 ]

(134) 2021/02/17(Wed) 00時頃

【人】 大太刀源流 タツミ


[ 実のところ、どうしても評判は団員作の脚本の舞台のほうが芳しくない。
 元より愛想も無く言葉も浮かばない自分には、責める権利も無ければ代わりにもなることは出来ない。
 誰かに頼めたら、そう思考する時浮かぶ顔は一人>>37しかいないが。
 プロに対して支払うことになる金額と、感想も貰えていない実際に未熟な自分達を思えば図々しい願いは向けられなかった。

 店内では目礼程度で済ましているのは、そうして作家としての隣人を自分なりに敬い仕事を邪魔したくない思いもある。
 物語を生む者にとっては、思考すらもその一部だろう。 ]

味覚は普通みたいなので

[ 話題にしたのは、その代わりだったのかもしれない。
 そんなことは勿論表には出さず、淡々と答えた。

 美味しいものは美味しく感じる。
 少ない食事回数で、口に入れるものが美味いに越したことはない。
 お陰で乾パンしか食べないようなことにはなってないわけだ。

 故に、今度はこちらが相手の言葉に同意を示すことも出来る。
 三上のコーヒーと店についての話は、それからもう少し続いた。* ]

(135) 2021/02/17(Wed) 00時頃

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