31 人形は満月の下で踊る
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[吸い殻を捻り潰し、作業場に戻る。 長らく制作作業で篭りきりだった室内は、改めて眺めるとずいぶん荒れていた。 クライアントが来るまで、まだ時間はあるだろうか。作業台から人形を抱き上げると猫足の椅子に座らせ、軽く室内の整頓を始める。 手桶を抱え、中の水を捨てようとドアを開けた所で]
………、
[楽しげに笑う双子人形の姿が見えて暫し固まる。そのまま桶を抱えて中へ引き返すのも妙なので、仕方なく水を排水溝へバシャリと流した]
(96) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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ホリーは、ギネスが排水溝に水を捨てる音に一度ビクッと肩をあげた。
2010/09/07(Tue) 00時頃
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[慌てる様子にまた、くすりと笑みを漏らして。 ホリーの頭をぽふぽふとしつつ。]
うん。普通はそうだけれど。 制作者じゃなくても、頼めば診てくれるのだろうし。 ……緊急の時とかは、特に。
でも。そうなんだ。 『マエストロ』は、他の人形は診ないんだ? ……ふぅん。
[『マスター』では自分の持ち主の呼称と同じだし。 造り手だけれど『父』とは呼んでいいのか分からなくて。 最高の職人という敬意を込めて、ギネスの事を『マエストロ』と呼ぶ。]
[『彼』の情報を聞いて、こくりと頷いた。]
(97) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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[その時背後で水音がして。 驚いて振り向くと、工房の主人の姿が目に入った。]
……あ。マエストロ。 すみません。
[覗き見に立ち話。思わず謝罪してしまう。]
(98) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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えっと…私の場合、多分お父様が作ってくれていると思うんですよね。 起動後初めに見たのがお父様でしたし…。
[たまに、ぼやけるように見える記憶。 でも、お父様との日々はどれ一つ残さず覚えています。 夢で見たのか、またはデジャビュというものなのかは分かりませんが…。]
スカーレットさんじゃ…なさそうですね。 私の宝石は変わったカットのダイヤモンドだからお金目的だときっとそれも取られちゃうんだろうなぁ…。
[ぼそっと呟くと同時に思い出しました。 お父様が、言っていた不思議な形のダイヤモンドが私の宝石。 そんな事を思っていると、ギネスさんの姿に心臓が飛び出てしまいそうになりました。]
あっ…えっと…ここここ、こんにちわ…。
[一度頭を下げると、横でスカーレットさんが『マエストロ』と呼んでいます。 思わず首を傾げてしまいました。]
(99) 2010/09/07(Tue) 00時半頃
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[水音が立てば、当然の如く気づかれて。肩を竦めた『妹』の様子を見て気まずい顔をする。 覗き見されていたとは気づいていなかったが、自分はそんなに不機嫌な顔をしていただろうかと、謝罪には曖昧に頷いて]
うちの工房に何か用事か? メンテナンスの依頼なら、持ち主を伴ってきなさい。
[他人の造った人形のメンテナンスなどいくら積まれてもお断りだが、自作の人形の持ち主からであれば、受け入れることはあった。 無愛想に言葉をかけて、工房に戻りかけて]
……検査だけなら、今でも構わないが。
[ドアを開けたまま、工房の中に引っ込んだ]
(100) 2010/09/07(Tue) 00時半頃
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い、いえ…私はメンテナンスでも検査でもなくって…。
[そのままその言葉を否定します。 笑顔がちょっとだけ引きつった気がしますが、怪しんでいるなどと思われてしまうと、お父様にご迷惑が掛かります。]
えっと、スカーレットさんはそうなんでしょうか…?
[ふと、彼女の方を見て首を傾げます。]
…気難しい人形技師さん…自分の人形のメンテナンスをするというなら…スカーレットさんはこの方に作ってもらったのですね。
[納得したように、ぽんっと手を叩いてしまいました。 それなら、やはりスカーレットさんは犯人じゃないかもしれないです。 そう思うと、すごく嬉しくなって、思わずニコニコとしてしまいました。]
(101) 2010/09/07(Tue) 00時半頃
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……そうなんだ。
[微笑みながら、言う。『お父様が作った』という言葉は否定しない。 彼女の幸せを壊したくないから。 そして、続く言葉に]
え。僕じゃない?って何が?
[きょとりとしつつ、続ける。]
取られちゃう、って。 人形の月紅石が盗られてるらしいって事件のこと?
[そこまで言って、気付いた。疑われていた事に。]
(102) 2010/09/07(Tue) 00時半頃
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ふっ。あはは。 そっか。僕か。
[また、くすりと笑う。]
僕、この街に来たばかりなんだけど。 あ、でもさ。 ここ、僕が生まれた工房だったんだ。 ……ついさっき、気付いたんだけどね。 [この位なら大丈夫だろうと、真実を話す。 記憶がリセットされているなら、『僕達』と言わなければ問題はないだろうと。]
(103) 2010/09/07(Tue) 00時半頃
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あ。いいえ。 [メンテナンスかと問われれば>>100、慌ててふるりと首を振って。 同時に、やっぱり自分の事は聞いていないのだと思う。 工房の中へと入っていく姿を見ながら、ホリーの言葉に>>101]
ううん。僕もメンテナンスではないんだけど。
[『制作者』という事にはこくりと頷きつつ。 開け放されたままの扉に、少し迷いながら。]
……んー。 検査、してもらおうかな?
ホリーはどうする? 帰るなら、送っていくよ。 危ないし。
(104) 2010/09/07(Tue) 01時頃
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にゃっ!!??
[まさか聞こえているとは思いませんでした。 驚きながらも、頭を下げます。]
ご、ごめんなさい。いえ、あの…分かってはいたんですが…。 少々、事情がありまして…。
[失礼なことをしたうえに、この様子はとってもまずい気がします。]
えぇ、月紅石だけでなく、宝石までとられてしまったら嫌だなぁとおもいまして…。 お父様がおっしゃってました。 『お前のダイヤモンドは、少し変わったカットをしているんだよ。』 と。
[そう言って、その形を地面にこそこそと描きますが、あまり上手には描けません。]
…た、多分…特徴は捉えているんじゃないかと思います!
[それでも、意味もなく胸は張りました。]
(105) 2010/09/07(Tue) 01時頃
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でも…
[続けて、工房とギネスさんを見ます。]
そうですか…ここで生まれたのですね…。
[しみじみとその工房を見上げました。 なぜか懐かしい気がするのはなぜでしょう?]
(106) 2010/09/07(Tue) 01時頃
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―工房内―
[開け放したドアの向こうから、朧げに聞こえてくる双子人形の会話。 その様子がどことなく不自然であることに首を傾げつつ、工房の整頓を諦めて紅茶を入れはじめた。
湯が沸くまでに目を通す、溜まりに溜まった郵便物。 全部も読んでいられないため、早めに読むものと後回しにするものに選り分ける。 かつてのクライアントから届いていた一通の手紙は、後回しの山に振り分けられた]
(107) 2010/09/07(Tue) 01時頃
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[スカーレットさんに言われて、思わずはっとなりました。 そろそろ帰らなくてはさすがにお父様も心配するのでは?]
私は、ここで失礼します。 あ、スカーレットさんは折角ですので検査してもらった方がいいですよっ! 心配していただかなくても、道もわかりますし、まだあたりも明るいですから。 それに……
[お父様へ紹介なんて…まだ早すぎます。と言う言葉は飲み込みました。 まだお付き合いもしていないのに…などと不埒な考えを起こしつつ]
なんでもありません。では、失礼しますね。
[恐らくは真っ赤になったであろう顔を隠すように頭を下げて、*その場を離れました。*]
(108) 2010/09/07(Tue) 01時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 01時頃
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ううん。何も。気にしてないよ。
[慌てて謝罪する様子>>106に、頭をぽふぽふとしながら。]
うん。そうだね。 月紅石を盗るなら、きっと宝石も一緒に盗られちゃうよね。
[そう言いながら、地面に図形が書かれていくのを見つめて。 初めて聞いた様に、相槌をうってこくりと頷きながら。]
大丈夫だよ。もしもの時は。 僕が君を守るから。 [ぽそりと言う。 『探偵先生』の所にいるなら、自分に出番などないかもしれないけれど。 そうして、ホリーが工房へと視線を向ければ、自分もそちらへ目をやって。]
(109) 2010/09/07(Tue) 01時頃
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……うん。
[こくりと頷くその表情は、ホリーと同じものだったかもしれない。]
(110) 2010/09/07(Tue) 01時頃
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そう?
[帰るという言葉>>108に、そう答えつつ。 送っていこうとしたのだけど。
……なんだかとても早口で。かつ。 慌てて去ろうとするので。 その様子に目を丸くしつつ。]
き、気をつけて!
[咄嗟に、その後姿それだけ言って。 向きを変えると、工房の扉をくぐった。]
(111) 2010/09/07(Tue) 01時頃
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― 工房内 ―
すみません。 お言葉に甘えて、検査をお願いしたいのですが。
[急な検査の依頼。そしてマスターも伴っていないのにと。 少し恐縮しながら扉をくぐり、中の方へと声をかけた。]
(112) 2010/09/07(Tue) 01時半頃
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―工房内―
あぁ、そこの作業台に上がれ。 ……『妹』はどうした。
[指し示すのはいつもの作業台。合革を貼った広い板は、見ようによっては医者の診察ベッドのようでもあるか。 新作の人形は部屋の片隅の椅子に座り、未だ夢の中。
ポットから二つのカップに紅茶を注ぐと、片方を『姉』の人形に差し出した]
(113) 2010/09/07(Tue) 01時半頃
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あ。はい。
[中からの返事と指示に、こくりと頷いて。作業台に座る。]
ホリーですか? 家に帰りましたよ。
……あ。ありがとうございます。
[紅茶のカップを両手で受け取ると、一口飲んで。]
おいしいです。 [言って、にこりと微笑む]
(114) 2010/09/07(Tue) 01時半頃
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そうか。
[先に帰ったという言葉に頷いて、自分も紅茶を一口含む。 ここで気の利いたことを言うような性格でもなく、またそういう発想もなく。 ただ、紅茶を飲んだ人形が笑みを見せると、つられるように少し笑った]
まず眼球から調べよう。 少し上を向いて。えー、と、名前、
[ランタン片手に歩み寄り、人形の顎に手を添え、顔を覗き込むようにしながら]
(115) 2010/09/07(Tue) 02時頃
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あ!えと。 スカーレット、です。
[まだ名前を名乗っていなかった事に気付いて。慌てて答える。
持ったままだとこぼしてしまうから、紅茶はひとまず台に置いて。 眼球の検査が始まれば、作り物の瞳でじっと見つめて指示に従う。]
(116) 2010/09/07(Tue) 02時頃
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スカーレット……。 何処か調子の悪い場所や、気になる所はあるか?
[ランタンの位置を変えて様々な角度で光を当てながら、眼球を覗き込む。 眼窩に嵌めたままでは解りづらいが、朱い目の奥には『9』の銘が刻まれている。
同じ日に完成した二体のうち、一体だけが検査を望んだ。何か不調でもあったかと思いながら]
口あけて。
[頬に手を添える]
(117) 2010/09/07(Tue) 02時頃
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特には、ないんですけど。 大分走ったので、腕とか脚とかが少し不安です。 疲れてるだけなら良いんですけど。 ちょっと重い様な気がして。
あと、どこか悪い所があれば一緒に。 診ておいていただけたらなと思って。
[言いながら、指示の通りに口を開ける。]
(118) 2010/09/07(Tue) 02時半頃
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走る?
[自分の作品は、あまり激しい運動を想定しては作っていない。客層からしても、運動能力より外見を優先して求められていた]
どうしてそんなことを……、
[尋ねかけて、言葉を飲み込む]
……口腔も異常なし。 関節を見るから、後ろ向いて。 [そう言って、服のボタンに手をかける]
(119) 2010/09/07(Tue) 02時半頃
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美術家 ギネスは、メモを貼った。
2010/09/07(Tue) 02時半頃
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えっと……。 [どうしようかと思った所で、深くは追求されなかったので。 同じく言葉を飲み込んで。]
あ。はい。
[くるり、そのまま後ろを向く。]
(120) 2010/09/07(Tue) 02時半頃
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―工房―
ええと。 このオイルが関節用で、塗布後軽く馴染ませた後六時間は絶対安静。 で、これが除埃剤。一日三回、うがいの要領で使用……。……でしたっけ?
[あれやこれやと出されたオイルや薬品を、老人の前でざっと確認してみる。 今までマトモなメンテを受けずに動き続けていたのだ。想定よりも損傷は激しかったらしく、修繕箇所は予定より増えていた。『この伸びきったゼンマイでよく動けたものだ』と、感心されてしまう程に。]
(121) 2010/09/07(Tue) 05時頃
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[からくりの応用でやや激しい運動にも適応している老人の作品の中でも、彼女の型は特に関節部の動きが細かに、かつ柔軟になっているらしく。 九年間、行った先の工房で簡易メンテナンスを受ける機会も度々あったが、やはり製造工房でないと細部メンテはなかなか行えないらしい。]
[一ヶ所一ヶ所、劣化の度合いと修繕の必要な箇所を説明されるのだが。]
でも、今動いてるならそれはそれで……。
[……実は、ピンと来ない。]
(122) 2010/09/07(Tue) 05時頃
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……い、いえ。勿論、いい機会ですしきちんとした修繕をお願い致します。座長夫妻も、了承して下さってますし。
[老人も高齢だし、シスカも寿命の1/3に届こうとしていた。 良い機会だし、時間と費用は掛かっても良いから新品同様になってこいと背を押してくれた、皆の顔が浮かぶ。]
…………。
[……と。彼女の思考に、かねてからの疑問が過った。]
(123) 2010/09/07(Tue) 05時頃
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マイスター。 ……《恋》とは、どういう物なのでしょう? 私の心は、《恋》をするように造られているのでしょうか?
[……やや不思議そうな顔をした老人は、やがて破顔し。ただ一言、彼女に告げた。
――《心》は【造る】物ではなく、【宿る】物なのだ――
……と。]
(124) 2010/09/07(Tue) 05時頃
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……【宿る】? そんな、だって。人形の心は、石を取り出されたら消えてしまう物なのでしょう?
[そのような曖昧な《心》に【宿る】という表現が当てはめられるのが、どうにも腑に落ちない。]
月紅石と宝石の相性だとか、宝石のカットだとか。そういった組み合わせで、造られる物だと、旅先では聞いた事もありますが……。
[と。いよいよ笑みを深める老人に首を傾げつつ。]
……えぇと、つまり。どんな《心》が【宿る】のは、マイスターの預かり知らぬ所……と?
[何処と無く求めた答えとは違うように感じるが、老人は柔らかく頷いた。]
……《心》……。
[……考えこむ様子に老人は一筆走らせ、一通の書状を彼女の手に渡した。]
(125) 2010/09/07(Tue) 05時頃
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