296 ゴールイン・フライデー
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[サービス業に土日休みなんてものはなく、 むしろ土日こそが稼ぎ時の出勤日。 曜日感覚は忙しさを基準とするため狂いがちで、 生活改善に取り入れたのが酒場通いという 客観的には健康的とは言い難い本末転倒ぶり。
しかし、タヴェルナでのディナーは絶品なのだ。 開店と同時に滑り込めば温かみの残るパンもあり、 パンをおかずにパンを摘める程の美味しさ。
生ハム乗せ、生ハムチーズ乗せをしたり、 行儀は悪いが料理のソースを絡めて口に運べば天国。 肉汁とソースを吸ったパンは美味という暴力。 ここの料理で5kgは太った、という自覚もあるが ヤニで食事を抜いた時期より健康的な体型だろう。]
(51) 2019/05/17(Fri) 00時頃
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[酒場、タヴェルナ。 ある時期から毎週金曜欠かさずに通い、 別の曜日でもここの料理食べたさに赴いていた。
たまに遅出の時は昼飯として 仕入れ先だという三軒隣のパンをかじり、 夜に何を飲み食いするか夢想するのが 趣味の乏しい自分の唯一の楽しみだった。
───もとい。 また会えるだろうか、という、 歳不相応な期待を抱いているだけともいう。]
(52) 2019/05/17(Fri) 00時半頃
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……………思春期か。
[仕事の合間を縫っての休憩中、 バックヤードで紫煙と自嘲を吐き出していた。
アニスの甘さを舌の上で転がし、 壁掛けの時計を見て残りの勤務時間を計算。 頬を指先で叩いて現実を引き戻せども、 特等席の窓際から眺める酒場に意識が飛びがち。]
(53) 2019/05/17(Fri) 00時半頃
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/* みんな突発村なのにキャラメイク深くないか…? ぐぅ好きな人しかいないんですが…。 なんで恋矢は一本なのか…!!
(-30) 2019/05/17(Fri) 00時半頃
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[煙草を始めたのは付き合っていた男に教わった、 というのはありがちな馴れ初め。 他人と違うのは、勧められた煙草の種類だ。
まず匂いからして甘く、しかも独特。 香水を付けているのかとたまに聞かれる程で、 火を点けずに吸っても味を感じるという異質。 一度これに慣れてしまったら、 他の煙草は苦く、噎せて吸えたものではない。
それでも煙草は煙草。 揺らめく煙を嫌う者も多いのが現実。 何度か禁煙を考えても気付けば咥えており、 タヴェルナが完全禁煙になる前には、と猶予の延長。
どうしても輪の中に加わりたい時だけは、 煙草を揉み消す忍耐力はまだ、あるけれど。]
(54) 2019/05/17(Fri) 00時半頃
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/* ウツギくんお色気担当なのか。セクシィー…。
(-31) 2019/05/17(Fri) 00時半頃
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焼きナスの生ハム巻き……は、もう少し先か。 早くあれで酒を飲みたいな。
日替わりのアヒージョでも頼んで、 エビのオリーブオイル煮、フリッタータ。
パルミジャーノとアンチョビのポテトフライ、 自家製スモークチーズと自家製ピクルス……。
[おひとついかがですか、なんて。 気軽に勧められるだろうという下心の滲んだ、 それでいて好物でもある料理の選択だった。]**
(55) 2019/05/17(Fri) 00時半頃
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/* どこから生えた。この珍煙草。 イタリアンアニスです。 レビューブログが大変熱烈だったもので、つい。
ウツギの顔見続けてるとセクシーでつらい。
キュートおじちゃんは靴からいけて、 ヌヴィルとホレーショーは煙草からいけそう。 こんなの一本どうですとか絶対怒られる。
(-32) 2019/05/17(Fri) 01時頃
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/* Rustはドイツ圏の姓だけど、 Lustは(性的な)楽しみ。 そら、発音違うけど色欲と同じ綴りですし。
(-33) 2019/05/17(Fri) 01時頃
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[恋愛なんざ面倒くさいなんて言いつつも まったく恋愛をしてこなかったわけじゃぁない。 恋をした事があるからこそ恋をしたくない、なんて
「そりゃ、よっぽどたちの悪い女に出会ったんだな」
慰めるような言葉に、そんなとこだと肩を竦めて見せるが そっちの方がきっと何倍も気が楽だろうさ、だって共感してくれる奴と話して気を紛らわす事が出来るだろう?
同性相手に恋をして、受け入れられずに悶々としたり 手酷い目にあって離れたり 「やっぱり女の子の方がいいわ」なんて言われるならまだいいほうで 露骨に気味悪がられて避けられるなんて事だって経験済みだ。
ああまったく、好きになるのが女だったら、まだ笑い話に出来ただろうに 変な噂が立つ事さえ恐れて、あれもこれも全部俺の腹の中で澱んでる。
恋愛なんざ面倒くさい どうせ惚れても報われない。ああそれなのに 落ちちまうのが、恋、って奴なんだよなぁ。]
(56) 2019/05/17(Fri) 01時頃
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[最初にそれを意識したのはいつだったか。 きっかけがなんだったか、そんなことはもう忘れちまった。
ただ、酷く厄介な感情が久しぶりに根付いた事だけは確かで
恋に至る落とし穴は何処に転がってるかわからないもんだと 人知れず溜め息をついたもんだった。]
(57) 2019/05/17(Fri) 01時頃
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[週末。一週間の仕事を終えて、やれやれと大きく伸びをする。]
お疲れさん。 そっちも、特に急ぐ事案じゃないから切り上げて上がっていいぞ。
[ちゃっちゃと部下に指示を出して、俺も周囲を片付ける。 飲みに行きませんか、と誘う若い部下の声を、いつものようにさらりとかわし]
週末は先約があるんだって。 恋人ぉ? はは、野暮なことは聞きっこなしだ。 それに、お前さんの目当てはどっちかっていうと俺の財布だろ?
[揶揄するように言うと、正直に「奢ってくださいよー、金欠なんですよー」なんて言うもんだから、後で返せよの言葉と共に、数枚の札を手渡した。 もっとも、後から取り立てたことなんか一度もないが。 こいつも、俺の恋愛対象が同性と知ったらこんな風に懐いちゃ来ないんだろう。 だからこそ、隠しておかなきゃいけなかった。何より円滑な仕事のために。]
(58) 2019/05/17(Fri) 01時頃
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[職場を出て、足は真っ直ぐいつもと同じ方へと向かう。 かなり前に偶然見つけたその店は、びっくりするほど味がよくて 以来、こまめに足を向けてはいたけれど、それが毎週金曜に固定されたのはここ暫くの事。
一週間の自分を労うって理由付けにも適うこの店で 俺が目当てにしているのは、美味い料理と美味い酒。 それから……――]
まったく、ガキじゃあるまいし……
[なんて言いながら、浮き足立つ気持ちを押さえ込む。 毎週金曜に固定したのは、顔を見られる確率が他より高いからだ。 確率が高いだけで、毎回会えるとは限らなかったが。]
(59) 2019/05/17(Fri) 01時半頃
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まったく、面倒くさい。
[小さな溜め息と共に言葉と苦笑を吐き出す。 報われないだろうと思いながら、それでも抑えきれないもの それを「恋」と呼ぶのなら。
俺はまさに、名前も知らない誰かに「恋」をしているんだろう。]
(60) 2019/05/17(Fri) 01時半頃
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さて、今日は何を食べようか……
[ハーブの使い方が絶妙なアクアパッツァもいいけれど、日替わりで饗されるアヒージョも捨て難い。 パスタはどれも美味しいし、パルマハムのサラダは外せないだろう。 とりあえず本日のお勧めと日替わりメニューを聞いてから考えるのが一番か。
つらつら考えながら歩けば、目的の店は目の前だ。 タヴェルナ、と掲げられた看板を見遣ってドアに手をかける。 毎週金曜に足を運ぶ目的は、美味い料理と美味い酒
だけど、一番の目的は……――**]
(61) 2019/05/17(Fri) 01時半頃
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[恋は麻薬のようだ。 脳髄を侵す毒のようだと告げた――等
有り触れた一文を包めて、破いた]
(62) 2019/05/17(Fri) 01時半頃
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[食のこだわりは強い方だった。 芳醇な香り漂う赤ワインに ミモレットやゴルゴンゾーラの盛り合わせ これをアテに永遠と愉しんでいたい。
食欲はなくとも美味しいものを求め 彷徨う中で見つけたのがタヴェルナだった>>4
初めて通った際、あまりの美味しさに 暫くナイフとフォークを動かす指を止めた。 また必ず訪れるなんて夢中になっていた。 それまでは幸福で幸運な出会いだった]
(63) 2019/05/17(Fri) 01時半頃
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[その中に増えたのは一つの小さな芽。 金曜の夜。週末の数刻だけ共有する空間。 小綺麗な格好で食事をしていた男も 溜息が増えてしまった原因。
着飾った所で苦労が報われる事は少ない。 ならば自己満足にしか過ぎないというのに それなりに質のいい格好を選んだ。
だがツメが甘い為に靴磨きは苦手なようで かつ隠せない指は職業柄ペンだこが一つ。
格好をつける必要など無いというのに 良い子のふりは未だに剥がれる事を知らず 己の自己満足に繋がっていると自覚しつつ
冷えたトマトとモッツァレラチーズを 同時に食べる想像に意識を逸らした]
(64) 2019/05/17(Fri) 01時半頃
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今日はどれを食べようかな。 メニューが多過ぎて……決められない。
[白身魚のアクアパッツァも美味しそうだが それはスパークリングと同時に戴きたい。 ならば仔牛の煮込み料理を頼むのも捨て難い] 一層誰かにシェアを頼む? んー……。
[ぽつりと独り言を呟くも想いを馳せるのは ワイングラスが照明に反射した際見せた奇跡。 あっと思ったの束の間うっすら照らし出される横顔。
しまったと思っても遅過ぎた瞬間]
(65) 2019/05/17(Fri) 01時半頃
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[恋が溺れるものなら愛は一体何なのだろう。 その差すらも曖昧で理解出来ず 枠組みに突っ込む事も出来ないまま漂う感情。 ただ時たま眺めているだけでよかった。 始めるつもりなど最早なかったのだ。
何度も何度も筆を降りそうになる。 この感情を言い表す言葉が見つからない。 これじゃないと破り捨てた紙は花のように 降り積もっては分からなくなる。
少年でもあるまいのに。 金曜日の特別な夜は男を迷わせる]
(66) 2019/05/17(Fri) 01時半頃
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[もう行かなければいいのに。 それでも、欲しくて堪らない。
迷いながらも手にかけるドア。 あの日、ワイングラスに映るあの人を 見つけなければよかった。
そうすれば今も迷わず筆が執れるのに]**
(67) 2019/05/17(Fri) 01時半頃
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/* ウツギくんとセイルズくんの飯テロにやられた……
(-34) 2019/05/17(Fri) 02時頃
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/* やあ……カガさん本当に綺麗な文章書くなぁ……
俺は早く寝るべき( 明日いったら休みだー
(-35) 2019/05/17(Fri) 02時頃
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さぁさぁやって来ました、ナイト行ってQPの時間です。 暑いんだか寒いんだか分からない気温ですね。 デリックの心は気候に関わらずいつでもホット、 ほっと息をつける夜の中で眠れますように。
眠れない夜長をお過ごしのリスナーから 今日もまた悩みの共有がありましたよ。
ラジオネーム小悪党さん 「こんばんは、彼女と待ち合わせで店に入ったら 今週もジャンクなの?って言われちゃいました。 交際記念日にお洒落なお店を探しといてと 発破をかけられて悩んでいます、良い店ありませんか?」
(68) 2019/05/17(Fri) 02時頃
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小悪党さぁ〜ん〜〜! 俺も脂肪のお供の山盛りポテトも 油の塊ナゲットも大好物だから同意しちゃうけどね。 でもねぇ〜〜女子に雰囲気は大事なの、わかる? 週に一度のデートなのにジャンクフードじゃ 「あたしとの付き合いも脂肪みたいに 余分なものなのね!」 ――って、腹を立てられちゃってるのかもしんないよ?
特別な日は彼女の健康と彩で喜ばせる飯屋を 選んでみてはいかがでしょーか。 特別おしゃれな店を選ぶよりも 食材がおいしく可愛くされてるお店がおすすめ。 店内の可愛さを重視しても 小悪党さんが入りにくくなるだけで 彼女ちゃんもお口に入るものがお洒落なほうがいいでしょ
(69) 2019/05/17(Fri) 02時頃
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デリックがおすすめするのはとあるお店の 水牛のモッツァレッラチーズと フルーツトマトのサラダ。 シンプルだけど見た目も可愛いし 一口サイズだから彼女ちゃんの口元も汚れないから キスまで綺麗な唇をキープして貰えちゃうよね。
ポテトが好物そうな小悪党さんも 一緒においしく食べれるメニューは 新じゃがとアオリイカのリピエーニ。 普段と違ったポテトの楽しみ方を試してみてはいかが?
(70) 2019/05/17(Fri) 02時頃
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/* 配り歩くという書き方、 やっちまったかなと思うけどメモの更新もなんか…。 ソロルの限度はどこまでだろう。ぐぬぬ。
(-36) 2019/05/17(Fri) 02時頃
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[ レターを読みながら連想してしまう。
美食に満たされる想像をするだけで あの店で酒を煽りながら美味そうに飯を食う あの客の横顔が見れるひと時を。
らしくない満腹だ。 胃も心も幸せでいてくれる姿をみると 満たされてしまうだなんて。 ]
(71) 2019/05/17(Fri) 02時頃
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……あっ、
えっと、小悪党さんのデートが成功しますように! おやすみなさーい!
…じゃなかった、 悩みを忘れてリラックスして眠れるこの曲を…
[ ガラス壁の外からカンペ板を掲げる職員に 飛んでいた意識を引き戻したは良いが 仕事から遠ざかっていたせいで 酔いも薄れているのに舌が縺れた。
最悪だ。 顔が熱かった ]**
(72) 2019/05/17(Fri) 02時頃
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/* メモ見た。 セイルズさんの懐とハートの広さ拝む。ありがと、ゆるっとね、楽しんでこーね、よろしくね。
>>71と>>72のギャップがやばない? こういうのを華っていうか、魅力って言うんだろーなー。
(-37) 2019/05/17(Fri) 02時頃
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