75 サプリカント王国の双子
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― 廊下 ―
[応接室を出て、やや早足に廊下を行く。 見取り図も見ないまま、ただ、応接室から逃げる様に。
或る程度を歩けば足を止め、握りしめた掌をとくとくと、鳴る胸元にそっとあてる。]
……違う、……だって、……
[―――赤い花が似合う、と。
祖母の庭には咲いていなかった赤い花を探しに、森を抜けた丘へ行こうと。 そう思って、雨の中、傘も無しに庭を抜けて走り出した、あの日。
「王都の方の中等学院に通うなら、きっとこれから先、暫くは此処に来れないだろう」 そう母親に言われたから、最後に、彼女に渡したくて。]
(10) 2012/01/12(Thu) 00時半頃
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[しかし、雨のせいで花は散ってしまっていた。 自分もその雨のせいで熱を出してしまい、夏季休暇の終わりまでの僅かな日を、ベッドの中で過ごすこととなり。
そうして、別れの言葉も何も無いまま、ペンブルックシアを離れた。
遠い日の、小さな後悔。 見て見ぬふりをしていた、少しばかり胸の痛む未練に似た、何か。]
……似てる、……んだ、……
[あの、少女の名前は。
初恋だった、あの少女の名前は、何といったか?*]
(11) 2012/01/12(Thu) 00時半頃
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/*アリバイないの俺だけだわ
(-11) 2012/01/12(Thu) 01時頃
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― 廊下 ―
[違う、と、もしかして、を頭の中で繰り返す。 一度抱いてしまったほんの僅かな奇跡にも似た希望を、「もしかして」と、それだけで捨てきれぬのは何故なのか。
本当に、考え事を始めるとそれにのめり込んでしまうのは悪い癖だ、と思う。]
あれ、……ここ、
[我に返り、周りを見回せば見知らぬ場所で――城に入ったのはこれが初めてなのだから、見知らぬ場所だらけなのは仕方ないのだけれど。
只、応接間から離れたいが為に足を進めたせいで、すっかり現在位置がわからなくなっていて。 とりあえず、応接間に戻ろうと地図を開く。]
(103) 2012/01/12(Thu) 23時半頃
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[暫く地図と周りの景色とに格闘して、ようやく現在位置が分かった頃。
そんな時だったろうか、その声>>48が届いたのは。]
………?
[紙面から顔をあげて、きょろきょろと辺りを見回す。 城の造りに詳しい者だったのなら、その声がどこから聞こえているのか、直ぐにわかったのかもしれないが。―――自分わかることはただ、“叫び声のようなものが聞こえた”というくらいで。]
……ネズミ、とかが……出た……、とか
[けれど、そんな些細なことではないのだろう。 城内は少しずつ、ざわめきを膨らませていく。]
(106) 2012/01/12(Thu) 23時半頃
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[足早に廊下を行き来する使用人達の邪魔にならぬよう、少しだけ、壁際に寄りながら。]
……あの、何か、あったんですか。
[使用人の一人を捕まえて、そう問いかける。 けれど、「盗人が」という要領を得ない答えが返って来るだけで。]
この雨の中?……それに、こんなに、日も高い、のに?
[眉寄せてそう問うも、その使用人にも詳しい事は分からぬのだろう。]
「取り敢えず、詳しい情報が伝わるまでは、何処かでお待ちくださるよう、と。 此処からだと、応接間が一番近いですから。 ご案内致します。」
[そう、どこか事務的な口調で告げて。 ついてきてください、と言われれば、大人しくついていくだろう。]
→ 応接間 ―
(107) 2012/01/12(Thu) 23時半頃
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― 応接間 ―
[「暫く此処でお待ちください」の一声と共に、閉められる扉。 応接間の中にいた面々に、そろりと視線を向ける。 使用人らしき男が一人と、エリアスとラルフ。順に、顔を見る様にして。
そうして、ラルフの火をつけぬまま煙草を咥える様>>100に、少しばかり動揺したような色を瞳に滲ませるか。
―――こんなところで、煙草を吸うのか?と。
そう思った事も直ぐに表情に表れてしまっていたのだろう。 少しでも悟られまい、と、ラルフに向けていた視線も逸らして、僅か俯きがちに、扉から離れる。 少しばかり離れたところで立ち止まり、椅子にも座らず、ただ立っているだけだろう。
何か話しかけられることができればいいのだけれど、何となく、口を開くのも憚られて。 暫くは何も言わぬまま、雨の音に耳を傾けていたか。]
(108) 2012/01/13(Fri) 00時頃
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[ラルフの声に、小さく肩を震わせる。 駄目だ、この人は、怖い人だ、と、何か子供じみた事を思った。 普段の生活では、積極的に関わろうとはしないタイプ、だろうか。
伏せがちな瞳は壁の方を向いて。 眉間の皺は常通りに深く、どこか不満そうにも見える表情だっただろう。 そうしていれば、かけられる声>>113に、一度、驚いたように瞬いて。]
……すみません、ありがとうございます
[消え入りそうな声で言えば、少しだけ頭を下げる。 ゆるやかに、引かれた椅子の方へと歩めば、そっと腰を下ろす。]
………、えぇと
[ペンブルックシアの話を、と言われても。 聞こえる外のざわめきは、そんな話をしている場合ではないのでは、と、そう思わせる様で。
暫くの間、口は噤んだままだったか。]
(118) 2012/01/13(Fri) 00時頃
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/* OK,ミスターをヘクターに空目した
(-50) 2012/01/13(Fri) 00時半頃
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……楽しい、話を。 そう、ですね、……。
[穏やかに言葉を紡ぐその横顔>>123に、木立瑠璃をそっと向ける。 薄く、口元に浮かびかけた笑み。 けれど、それはラルフの声>>129に、直ぐに掻き消えて。
その声は、どこか棘のあるように感じられた。]
……それが、
[どうかしましたか、と、尋ねようとした時に、扉は開くか。
現れたのは妹王女>>119。 青い顔にぎょっとしながら、口を開いて。]
……何が、あったん、ですか
[問いかけながら見比べるのは、妹王女の顔と、使用人の顔。]
(130) 2012/01/13(Fri) 00時半頃
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[問いかけの答えは使用人の口から告げられる>>120。
『グロリア陛下が、殺害されました。』
確かに、目の前の長身の使用人は、そう言った。]
え、 ……?
[その一言ばかりに気を取られて、続く言葉はただ頭の中に響くのみとなるか。 意味は理解できる、けれど、自分がどうすべきかに、繋がらず。
ぐるぐると、巡りかけた頭の中。引き戻すのはカップの立てる音>>126。 瞳は、はっ、と、其方を向く。]
(131) 2012/01/13(Fri) 00時半頃
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[視線を落とした妹王女。 立ち振る舞いはあの溌剌としていた少女とは程遠い、けれど、面影が。―――なによりあの瞳の色が、とても、似ていて。]
……容疑者 、?
[また、思考の中に溺れかけた時、耳が拾った単語>>134を無意識に繰り返す。
容疑者。誰が。 ―――自分が?]
なん、……で。 ……どういう、……
[状況を理解できぬままでいれば、使用人はどこか淡々とした様子で状況を説明する>>136。 その説明は、とても分かりやすく。けれどそれ以上に、此方に有無を言わせぬような威圧感があるようで。]
………
[膝の上、握った自分の掌を睨みつける様に。]
(143) 2012/01/13(Fri) 01時半頃
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[そんな風にしていれば、この場にそぐわぬ物言い>>140が、沁み渡る様に響いてくる。]
大手柄、だなんて、……そんな、言い方……
[嗚呼、これはもしかして、姉王女の夫を決める為の、試験のようなものなのだろうか。 使用人も、妹王女も、皆、ぐるになって此方を試しているのではないか。
―――それは一瞬頭を過った可能性。
けれど、妹王女の顔色の悪さは恐らく演技ではないだろう。 それに、もし演技であったとしても、彼女に―――遠い昔のあの少女の面影に似た妹王女にこんな表情をさせるような連中を、許せるような気がしなくて。
きゅ、と、眉の間、皺を寄せて。 考え込むように、僅か俯いた。*]
(144) 2012/01/13(Fri) 01時半頃
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[開く扉。『不審者』の言葉と共に、現れた青年の顔>>154に、俯きがちだった視線は向く。 あれ、と思った。 それはこの城に立ち入る前、城下町で会った青年、その人で。 名前は何といったか、そういえば庭の案内をする、と申し出てくれた青年で。]
……ベネットさん?
[確か、そう聞いていた筈。 彼は庭師だと聞いていたのだが、その彼が『不審な者』とされるのは何故か、と。
不思議そうに首を傾げれば、肩までの長さの髪はさらりと揺れる。 けれども、口出しできるような立ち場でもなく、様々な憶測が頭の中を巡るばかりで。]
(177) 2012/01/13(Fri) 22時頃
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[そんな風に首を傾げていれば、次いで現れる金髪の二人。 別の色のドレス姿となった姉王女と、使用人。
姉王女の口から、自分の抱いていたのと似たような疑問が出れば>>165、自分の疑問は間違ってなかったのか、と何やら安堵の様なものをして。]
………あの、
[姉王女の命令を受け、走って行った使用人の足音。 が遠のけば、一度、二度の瞬く間の後、そっと口を開く。
ひどく躊躇いがちな口調で。 眉間の皺は、常よりも若干、深いか。]
(179) 2012/01/13(Fri) 22時頃
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何か、僕に、すること、とか、あるんでしょうか。 事情、は、……先程、其方の使用人の方に聞いたものが全て、で、いいのですか?
[おずおずと、それでも視線を城の者達に向けて。]
もしそうなら、すみません、……あの、休める場所、とか…… 先程から、……頭が少し、痛んでいて、
[頭の奥に、僅かな違和感がある程度なのだけれど。 幾度か経験した事のある違和感だ、この後は決まって酷い頭痛になる。
考え事をしすぎた日は、決まってそうなった。 元より考え事の多い性質なのだが、今日のように立て続けに様々な事が起こった日などは、一晩中、痛む頭を抱える羽目となった。]
……すみません
[無論、何か話があるというのであれば、残るつもりではあるのだけれど。 きしりと痛む頭の奥、そっとこめかみに指先を伸ばす。]
(180) 2012/01/13(Fri) 22時頃
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すみません、ありがとうございます……。 ……何かあったら、呼んで頂けると嬉しい、です。
[姉王女の言葉>>187に小さく頭を下げる。 対応したのは金髪の使用人>>200。 彼にも一度頭を下げて、緩やかに立ち上がる。
応接間を離れる使用人の背を追うように、一歩、一歩と足を踏み出す。 その度に、響く振動のせいか、つきり、つきりと痛む頭の奥。
眉間の皺は一層深くなり、不機嫌そうな表情は常にも増して。]
(206) 2012/01/13(Fri) 23時半頃
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[―――そうだ、あの時もそうだった。
初等学校の最後の年、雨の続いた夏のあの日。 暫く会えなくなるであろうあの少女に、最後に何をしてやれるか、二日程、頭痛と共に悩んでいた覚えがある。]
……あぁ、そうだ……
[一歩、一歩、歩きながら小さく呟く。]
―――……ミラ、だ。
[ようやっと思い出したのは、あの時の少女の名前。
様々な会話の声の響く応接間の中。 呟く声はどこまで届いたか。]
(208) 2012/01/13(Fri) 23時半頃
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