208 【突発誰歓】ーClan de Sangー【R18薔薇】
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[>>210 腑に落ちぬ顔が気づき、次に罰悪げなものに様変わるのを眺める。 他の何人かが呼んでいることは知らず 飼い犬のようだ、という感想を男も抱く]
いや、やり直しは、いい。どうせすぐ乱れる。 何もするな? ……ほう。
[誰の命かと気になったのは一瞬、 言いつけられた以上は守る他ないだろう]
そうか。 では、本でも読み聞かせてもらおうか。 暇をしている。
[命令ではない。 男の口ぶりが尊大なのはいつものこと、恐らく元来の性にも拠る]
(213) 2014/12/25(Thu) 23時頃
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手?
[無造作に包帯の巻かれていない方の手を取り、 顔前に寄せてまじまじと]
確かに、繊細とは謂えぬ。 が、女でもあるまいし……ふむ?
[気のせいか僅かに甘い香り。舌を出し味を見る]
血の味ではないな。
[洗い流された蜂蜜の残り香で新しい傷の味を感じることができず、少々物足りない]
構わん。 あまりに読むのが遅ければ、眠ってしまえば済むことだ。 [>>216 恐る恐るの様子は主人の顔色を窺う子犬のようで。 少し表情を和らげると、部屋への移動を促した]
(217) 2014/12/25(Thu) 23時半頃
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[手荒れを気にしてと謂うことは、この者を気遣っての命。 他に気にかけ可愛がる者がいるのだろう。 この者と接していれば納得もいく。 そのことは男を少しばかり柔らかな気持ちにさせる]
お前の部屋でいい。 せっかく替えたばかりのシーツを汚したくない。
[男の部屋に寄る途中に包帯の者の部屋があるならば、 構わず中に踏み込もうとするだろう]
(221) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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[>>223 通された部屋に既視感はない。 ではここは、初めて訪れる場所なのだろうか。 どうせすぐに奪われる記憶なのだから、当てになるものでもなく。 止められることがないのならば、 気にせずこの者のベッドへ横になる。
取り出された本は豪華な装丁をしたもの。 視線には軽く頷いたものの]
傍に来い。 その方が聞こえがよい。
[自分の部屋であるかのような振る舞いで手招きをする]
(227) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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[>>230 自分の部屋だからもっと寛げばいいだろうに、 己の振る舞いを棚上げしてそんな感想を持つ。 謂われるままベッドの端にそっと腰掛けるのを肘付き見守って、 前置きの後始まった朗読を僅か聞き]
……何だそれは。 俺は子供か?
[不服交じりの呆れた声。 指でなぞりながらのたどたどしさは兎も角]
いや、いい。続けよ。
[直ぐに眠りに就きそうだ、と思いつつ続きを聞く]
(233) 2014/12/26(Fri) 01時頃
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…………。
[まるでこの者の話のようだ。 大人しく主人の謂うことを聞く働き者の子供]
(*93) 2014/12/26(Fri) 01時頃
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起きている。
[時折こちらを窺う様子に、何度かは開いた眸で応えていたが短く言葉にし。 最後まで聞き終えるのにそれなりに時間はかかっただろう]
それが気に入りの話なのか? 変わった奴だ。
[呟き、思案するよう空を見る]
そういえば二度……いや、三度だったか?
[それとももっとあったかもしれない。思い出そうと試みるが、すぐに諦める。 己が覚えているのは蹴りと拳の二度で]
すまなかったな。大事は?
[今更のよう尋ね、赤毛へと手を伸ばす。 実に撫でたくなる頭をしている]
(234) 2014/12/26(Fri) 01時頃
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今度は俺の夢の話をしよう。
[『今度』と謂うのは此処では約束の意味を持たない**]
(*96) 2014/12/26(Fri) 01時頃
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[>>239 ここ数日の憶えの中、初めて見る口許の緩みだった。 笑顔と呼ぶには不十分、しかし己といるのにも慣れてきたのだろうと癖ある赤髪をくしゃり撫で触り]
――これは夢の話だ。
[包帯の目を見て前置き。 逸らし横を向き、ゆっくりと瞬きひとつ]
(253) 2014/12/26(Fri) 15時半頃
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[夢。 だから、四方を距離も不確かな白に囲まれた空間で。 中央には飴色が艶やかな存在感を示す。 白と黒の鍵盤楽器は現在のピアノとは異なるもの]
弾いている、男がいる。
[奏する指は逞しく長い。 どのような恰好であったかはその時々様変わり、また靄がかり、定かでない。 ただ、今より年若い見目で幾分細身なその男は、己によく似ている。 手首は枷で繋がれ、思うように演奏できる風ではない。 それでも男の顔に浮かぶ表情は今よりずっと豊かに見える。
傍らに居るのは誰か。揺れる長い髪は女だろうか]
(*107) 2014/12/26(Fri) 15時半頃
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[気づけば楽器の周りの景色は森。 木々に木漏れ日、小川流れる水音に小鳥の囀り、気紛れに色添える花々。 絵画のような牧歌的な風景]
『ここにいることは秘密』
[咎人である己と一緒にいてはならない、そう謂い聞かされているのだ。 時折の、束の間の邂逅。
黒衣の老婆が唆す言葉で陽が翳る。 『殺して永遠にするのだ』魔女の囁き。 謂われるまでもなく、その衝動は男の裡にあった]
その感触を、よく覚えている。
[絞めた手のひらと潰れた悲鳴と己を見る眸と]
(*108) 2014/12/26(Fri) 15時半頃
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[衝動は今でも繰り返し、悪夢の形で訪れる。 そのことは口にせず赤毛を指先で弄んでいたが、 色濃いシャツの隙間、鎖骨に残る紅い痕が目に入り、 薄い笑みを漏らす]
初心そうに見えたが、愉しみも知っているらしい。 どれ。
[からかうよう胸元を広げれば、背へと続く包帯が見える。 黙し、この者の奇妙な体質のことを思う。 吸血鬼となった時分で癒えなかった傷が、そのまま残ったのだろうか。 不便なことだ、何十回となく覚えたであろう感慨を、また]
包帯の下が見たいな。
[芽生えた好奇心を口にする**]
(254) 2014/12/26(Fri) 16時頃
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覚えていない。 だが、恐らく。
[覚えているのは指に絡む金の髪。 それと、死の淵にあって己を嗤っているような顔。 おとなしく話を聞く様子見せた後の問いは、思いのほか直截なもので。 髪触れる指先の動きが止まる。 その目を覗くよう見返したが、己を見る目に変わりあっただろうか]
(*122) 2014/12/26(Fri) 21時頃
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[>>259 慌てるでもない包帯の態度は、 己の見止めたものに気づいていないのだろう]
それか、意外に放胆か。
[上衣を剥ぎ、正面から抱きかかえるよう結び目に手を伸ばす。 固く、直ぐに作業が面倒になるのを察したように、 鋏が取り出される。 こんな話を聞いた後に凶器を手渡すとは。 呆れ半ばに受け取って]
巻き直しは他の者に頼め。 裂くぞ、動くなよ。
[肌と身体に巻かれる白いガーゼの間に鋏を入れ、 一息に裂く。 丁寧とは謂えない裁きは、この者が少しでも動いたら、 新たな傷を増やしそうなもの。 何れにせよ、男の上半身が顕わとなった]
(260) 2014/12/26(Fri) 21時頃
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[既に古傷となったものと、未だ赤滲むものと、 大小様々な傷跡。 先ほどの民話が脳裏を掠める]
痛みないというのが、嘘のようだ。
[己の胸に抱き倒し、背の傷跡に息かかる距離で呟く。 痩せた身体を想像したが、思ったより肉のある。 指先で背をなぞった]
酷い主人だな。 抵抗はしなかったのか? ――その時も。
[ここに来る前のことであろう古い傷。 包帯の記憶の無かろうと、推し量り、尋ねる。 この男を傷つけたいという衝動は、今は沸き起こらない*]
(261) 2014/12/26(Fri) 21時頃
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[何を謝るのかと訝しみ、 それが彼の裡に向かってのものだと理解する。
己に戻る眸は、先程より不安定に揺れ、 男の胸にも波が立つ]
(*133) 2014/12/26(Fri) 23時頃
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[>>262>>263>>264 ガウンを引く力で、この者がはじめて触れてきたのを知る]
泣き声は、犬のようではないな。 しかし、案外感度の良い……。
[己の息と指先への反応が敏感であることに感心したように。 同時に、別の火が点るのが分かった。 胸元にかかる息の熱さに、呼応するよう深く息を吐く。 繊細とは謂えぬ指が小刻みに震えるを目で追っていれば、 伏した睫毛の下、暗赤色が映る]
殺しはしない。 優しく、はできないかもしれないが。 脅えることはない。
[押し付けられた額。 この位置からはどのような顔をしているのか見えず、 背を撫でる手を首元に伸ばし、くいと仰け反らせる。 顎と開いた唇が目に入った]
(266) 2014/12/26(Fri) 23時半頃
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[開かせた唇に唇を重ねる。 朗読を聞くだけの暇つぶしであった筈だ。 ――が。 咥内を舌で探っても血の味はしない]
ふむ……俺がお前の主人となろうか?
[口許の唾液拭い問う。 遣り取りの後でも肌寄せ離れようとしない、 従順なこの者は、誰彼気にせず懐くのかもしれないが、 気にすることではなかった]
やはり汚してしまうことになりそうだ。
[己の部屋とは別のシーツに目を遣る*]
(*134) 2014/12/26(Fri) 23時半頃
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[自堕落な身形をしている癖に、選り好みはする性質である。 抱くならば見目良いものが良いし、また金の髪を好む。 今の状況は男にとっても考えにないこと。 ではこの者には代わる何かがあるのだろう。 それともこれは、動物を愛でるようなものなのだろうか。
ならばある種安全とも謂える。 己の衝動は恐らく人にしか向かわない]
本当だと謂えば、信じるか? まあ……そも吸血鬼なのだから、そう簡単に死にはすまい。
[あまり慰めにはならぬ言葉を吐いて、 首元に伸ばした血塗れた指をこの者の口の中に入れる] 汚れた。 自分の血の味はどんな味がする?
[血の気の戻った指先を見れば、 触れる体温も上昇したような気がした]
(272) 2014/12/27(Sat) 00時半頃
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[呼吸を奪われくぐもった嗚咽が洩れる。 潤んだ眸に眦の下がるのは、己の加虐をそそる何かがあるのだろう]
犬なのか、違うのか。 気にするな、俺は物好きなんだ。
[今では包帯姿ではなくなった男の自嘲に、 笑み浮かべ答える。 シーツを追う眸の、仕事という言葉に頷いて]
そうか。 では遠慮しないことにしよう。
[これまでも遠慮などしていなかった癖に、宣う]
(*142) 2014/12/27(Sat) 00時半頃
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[赤毛の背を片腕で抱いたまま、シーツの上に仰向けになる。 己の上に乗せた男の顔を両手で挟み、]
襤褸という程ではない。
[相変わらず慰めには足りぬ言葉。 その後、先ほどより柔らかな口付けをする。 口付けたまま、ガウンの下の脚を相手の脚に絡め、 下肢を押し付けた*]
(*143) 2014/12/27(Sat) 00時半頃
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……ふ……ッ。
[>>278 無遠慮に突っ込んだ指が丹念に舐め取られ、息を漏らす。
謂われるまま奉仕し、相手に添おうとするのは、 この者の過去が作り上げたものなのかと。 己とは違う種を見るような思い]
(*146) 2014/12/27(Sat) 01時半頃
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それはそれで愉しそうだが……。
[首輪と謂う単語に、考える素振りを見せ。 そうだ、と謂えば命でなくとも従いそうな、自我の薄さに。 序列で成り立っているクランに於いて、 不自然ではないかもしれない関係を想起するも、 やはり首を傾ける]
傍に居ればよかろう。 俺に何かを与えたいのか?
[対等ではない立場を望んでいるように見えて、 その実、対等でありたいのだろうか。 不得手な思考に眉を寄せる]
(281) 2014/12/27(Sat) 01時半頃
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重い。 しかと支えておけ。
[腰の動きは僅かで、己に気の遣っているのがわかる。 絡ませた脚で男の下衣を下着ごと引き下ろす。 片手を頬から放し、押し付けていた下肢へ伸ばし、膨らみをなぞった]
上に座れ。あまり体重をかけるなよ。 [己は寝そべった姿勢のまま、袋を揉みしだく。 この位置だと顔がよく見える。 暗色は伏せたままだろうか、覗く顔は意地悪いものになる*]
(282) 2014/12/27(Sat) 01時半頃
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/* >>280 ボリス ほう……。 さんにん で かな! かな!
(-142) 2014/12/27(Sat) 01時半頃
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/* 全裸待機。
(-143) 2014/12/27(Sat) 02時頃
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与えられたくば? 何だ、ではお前も欲しているのだな。 安心した。
[奉仕し仕えるだけで満足とは到底思えぬ男は、 己の解釈に屈託ない笑みを見せる]
不安にさせたか? すまなかった。
[震える声は、相変わらず雨に濡れでもする子犬を想起させ、己の気分を和らげる]
お前は実に、情を沸かせる。 得がたいことだ。
[こうして言葉を交わせば幽鬼と評されることのある己でさえ、まともな感覚を有した生者であるかのように思わせる]
(286) 2014/12/27(Sat) 02時半頃
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[擦り寄ろうとする脚が、己の手指の動きで身体ごと跳ねる] それでよい。よく見える。
[起こされた上体の傷だらけの裸身に目を遣り、 目に留まった尖りの片方に空いた腕で触れる。 下腹部に合わさるよう落とされた腰の体温を感じながら、 押し付けるよう、こり、と撫で摩り]
可愛らしいな。
[己の言いつけを守ろうと身体支える様子に、 思わず洩れる。 もう片方の、揉みしだいていた手は茎に伸び、 上下へ緩く動かす。 己を認めた羞恥の顔の、思いもよらぬ色香]
(*151) 2014/12/27(Sat) 02時半頃
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……――――。
[言葉にならない満足気な息を吐く。 動かす手から親指の先を先端に押し当て、指の腹でなぞる。 朱の刷けた顔と淫靡な腰の動きに、己の中心も硬く持ち上がり、 揺れる尻に触れた*]
(*152) 2014/12/27(Sat) 02時半頃
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/* ヒューは罪なわんこだぜ。
(-148) 2014/12/27(Sat) 03時頃
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