282 【恋愛RP村】星降る夜に、ワルツの音を
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[それにしても暗い。 緑が多いとはいえ、霞がかったように視界も悪い。 おまけに奇妙なくらい静かだ。 まるでどこか別の場所に迷い込んだような……、 そんな考えが沸いてきた時、 聞こえるはずのない鐘の音がした。 四回。]
四時ってことか。まずいな……。 …………あれ?
[誰が鳴らしたのだろう。 確か、老朽化して使われていなかった筈だ。 それに、鐘の音を合図にひらけた視界。
小首を傾げながら、明るくなった世界で " 彼女 "を見た。]
(46) 2018/08/29(Wed) 16時半頃
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――――――ここって、 天之海学園、だよね?
[間の抜けた問いが零れる。 答えはどんなものだったろう。 死んでいた携帯の画面がふいに明るくなった。 液晶に映し出された数字は16:00。
目の前の女性に厩舎の場所を尋ね、 急ぎ向かった、ただ、それだけの話。]**
(47) 2018/08/29(Wed) 16時半頃
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/* ptすくなめなの忘れないようにしよ@490pt そんな多弁ではないので大丈夫と思うけど
制限あるほうがすきだったりする
(-10) 2018/08/29(Wed) 16時半頃
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――教室――
落書き、見てもいいなら。
[>>50 振り返った聖(花)に応えた。 並べられたプリントは 日付が新しくなるにつれて点数が落ちている。 少し気にはなったが、 ありがたく受け取ることにして。]
聖さん……百合江さんの妹なんだね。 去年、見られてたのか。恥ずかしいな。
[流瀬のほうに覚えはなかった。 いつの話だろうかと問おうとして、 沈んだトーンが耳に入る。>>51 声の震える理由はわからなかったけれど。]
(69) 2018/08/29(Wed) 20時半頃
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別に謝ることじゃ……。 聖さん、が、いいと判断したことなんでしょ。 ……うん、それに聞いてもらえたほうが 俺も話しやすいと思った。
[同じように声を潜めていた。 内緒話のようでこそばゆい。]
心配してくれてありがとう。 メモ、これ、随分前だよね多分。 遅くなったけど……よろしく。
[読み終えた本を鞄から出して、 栞がわりにしていたメモを取り出す。>>34]
(70) 2018/08/29(Wed) 20時半頃
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コピーか。 職員室……生徒会室でもできるかな。
[預かっていた届け物。>>36 まだくだんの相手は戻っていない。 ついでに渡してこようかと、席を立って。
聖(花)のプリントを借りるつもり。]
後で返す。 机の中、入れておけばいい?
[返事を得られたら、教室を出るだろう。]*
(71) 2018/08/29(Wed) 21時頃
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[その様子から、>>60 部活の途中だということはわかった。 鐘は先程鳴ったのは気のせいだといわんばかりに 微動だにしない。
幻聴だったのだろうか、首を傾げるも 微笑みとともに洩らされた一言で>>61 我に返った。]
ぼんやりしていたんだ。 夢なのか現実なのか知りたくて……だから。
[迷子より胡乱な答えになってしまった。 目の前の彼女は実在するのだろうか、 まだどこか半信半疑だったのだろう、 つい、まじまじと眺めてしまう。]
(76) 2018/08/29(Wed) 21時頃
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そう、じゃ、案内してもらおうかな。 一人だとまた…… いや、迷ってはいないんだけど。
[言い訳するように語尾をぼやかした。 歩きがてら、名前とクラスを言い合って 同級生と知ることができただろうか。 その日は案内の礼をいって別れた。]
(77) 2018/08/29(Wed) 21時頃
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[それから、馬術部の前を手を振り通る 彼女がいれば、軽く手をあげて応えて。 フィールドを走る姿を眺めることも度々あった。
あの日、 薄靄の幕があがったような澄んだ世界で はじめて彼女を見つけたときのこと。 あれから鐘の音は一度も聞こえないのに、 彼女を見るたび心臓から響く音が聞こえること。
幻想のような光景だったから、 近づけば――触れれば、 魔法みたいに消えてしまうのではないかと。 ばかみたいに恐れて。
挨拶と、世間話。たまに差し入れ。 それぐらいに留めて慎重に世界を保とうとした。]
(78) 2018/08/29(Wed) 21時頃
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[深呼吸。 大丈夫、彼女はもうここにはいない。 落馬事故からも、もう一年は経つ。
淡い、思春期のひとりよがりの感情だ。 それにこれは終わった時間なのだから。 言い聞かせることは、もう慣れていた。]*
(79) 2018/08/29(Wed) 21時頃
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[>>74 聖(花)の声に釣られて顔をあげる。 高校生と思えない大人びた顔立ちと しっかりした体格の青年の名ぐらい知っている。
>>59 ラフな動作。 それが自分にも向けられているとは思わず、 視線を少しの間、向けるに留めた。 ボクシング部の有望選手。 流瀬の持ちうる知識は二年次のものまでだ。 今年の成績はどうだったろう。リングの外では 知的な印象の青年を見送りながらの、ふと。]*
(82) 2018/08/29(Wed) 21時半頃
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[>>110 鉛筆を箸に見立てる聖(花)を見る。 その時のことを想像して笑みを零した。]
――――ふ。それ、見てみたかった。
[知らないうちに見られているのは 恥ずかしいものだよ。なんて、 自身のことを棚に上げて言いもした。
会話の中、変遷する笑み。>>111 後悔。 取り返しのつかない類のものだろうか。]
ふうん、意外。 こんなに正直に話すのにね。 [初めての会話だと思えないぐらいに。 それともほぼ初対面の相手だからか。]
(125) 2018/08/29(Wed) 23時頃
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……ああ、大事な人だったんだ。
[ぽろりと、そんな感想まで洩らす。 メモについての説明にはもう一度、 ありがとうと伝えた。]
え、喫茶店って――――ああ。 じゃあ行ってみようかな。
[バイト先。>>112 では荘介のことも知っているだろう。 彼らの関係を知らないから気軽に考えて。
プリントを預かって歩き出した。その背に。 確かにどちらも" 聖さん "では混乱を招く。]
(126) 2018/08/29(Wed) 23時頃
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うん、また後で。花乃さん。 メモ、見つけられてほんとによかった。
[背中に花乃の視線を受けて、教室を後にした。]*
(127) 2018/08/29(Wed) 23時頃
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/* >制限あるほうがすきだったりする(キリッ おまゆう
(-45) 2018/08/29(Wed) 23時半頃
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――生徒会室――
……さん、君? いるかな。
[いまだ性別のわからない相手の名を呼んだ。>>37 目当ての人物かはわからないが、 机に突っ伏している女生徒がひとり。>>172]
あとコピー機、使わせてほしかったんだけど。 ……寝てる?
[だとしたら起こすのはしのびない。 備品に使用許可は必要だろうか。 わからかなったけど、勝手に済ませてしまおうと、 室内のコピー機に持ってきたプリントをセットして。
静かとはいいがたい排出音が響かせるつもり。]**
(181) 2018/08/30(Thu) 10時頃
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おはよう。
[>>182 よく眠っているみたいだから、 あるいはこの音も気づかないのでは――と 期待してみたが、さすがに無理があった。 いかにも寝起きといった顔が視界に入る。]
ごめん、勝手に借りてます。 ……あれ、こころさんだ? 久しぶり。
どうしたの、ここ生徒会室だけど…… サボり?
[いつも何かに嵌っていた元気印の後輩は 今は疲れか寝不足か眉間に皺寄せて。]
(186) 2018/08/30(Thu) 15時頃
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[一年ぶり、ぴかぴかの一年生だった彼女も 憂う出来事など経験して様変わりしただろうか。]
それとも、忘れちゃったかな? [ふとその考えに思い至り、 苦笑湛えて探るよう顔を覗く。]**
(187) 2018/08/30(Thu) 15時頃
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[高校生の一年間は長い。 その面に浮かぶものに、>>213>>214 現れているようで、はっとする。
驚きに、抗議の顔。そのあとに、 浮かべた表情が笑顔であることに安堵した。]
ちょ……っと大袈裟じゃないかな。 うん、でも久しぶり。
ごめん、しばらく休んでいて。 来年の春まで君の先輩なんだ。
[部活での怪我のことを知っていたかどうか。 入院して留年したことを簡単に述べて。]
(218) 2018/08/30(Thu) 21時半頃
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退屈だったから呼べばよかったな。
[>>0:194 行使権は一度きりだっただろうか。 覚えているかもわからない、 約束といっていいかもわからない言葉のことを。]
ところで何してたの? さすがに迷子はないよね、星戴祭の役員か何か?
[きょろきょろと室内を見渡しながら 不思議そうな顔で。]*
(219) 2018/08/30(Thu) 21時半頃
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大丈夫、生活に支障はないよ。 激しい運動も……まあ、身体は問題ないってさ。
[問題があるとしたら精神的なものだ。 少なくとも、もう馬に乗るつもりはなかった。 >>231 これ以上心配させないたくはない。 だから、笑みを浮かべて。]
そっかあ、もったいないことしたな。 入院中もこころさんと話せれば、 楽しかったんだろうけど。
でも女の子を呼びつけるのはね、やっぱり ちょっと勇気がいったから。
[意気込む彼女に残念、と呟いた。 それから――何だろうこの沈黙は。>>232]
(240) 2018/08/30(Thu) 22時半頃
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[そろそろもたなくなってきた間を埋めるように、 手を伸ばして鼻をつまんだ。 流瀬の指の下で声がした。>>233]
―――― えっ。こころさんが? 会計? ………………ふうん。
[罰ゲームとか押し付けられたか、とか 浮かんだのは割に失礼な思考。
口には出さずにまじまじと、 年齢に比しても幼い顔を見つめる。]
(241) 2018/08/30(Thu) 22時半頃
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あ、ごめん。
[ばたばた動く腕に摘まんでいた手を離す。]
そっか、すごいじゃん。 じゃあ忙しいね、今、星戴祭直前だし。
[金銭の出入りも多い時期だろう。 机の上の書類の束をちらと見て、 だから休んでいたのかなと推測する。]
何か手伝えることある? お疲れみたいだから、 リプDかフンケルでも買ってこようか。
[寝ているところを邪魔したお礼のつもり。]*
(242) 2018/08/30(Thu) 22時半頃
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[>>254 彼女の心の機微を察せる程 勘はよくなかった。 ただ、相変わらず多彩な変化見せる表情を 楽し気に見守って。]
うん、一応ね。 かわいらしい後輩ですよ。
[そんな後輩の鼻を思わず摘まんでしまった件について やはり謝罪せねばならないだろう。 面白い反応をしてくれたおかげで、>>255 笑いを含んだものになったけれど。]
(263) 2018/08/30(Thu) 23時半頃
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ごめん、摘まみやすそうな鼻だったから…… はは、俺は楽しかったけど。ごめんて。
[眉下げる顔を眺めながら。 相手次第では怒らせてしまいかねない行為だ。 心の広い後輩に感謝しよう。
察しはよくなくとも、 気の抜けそうなたわいないやり取りで。自分が随分、 愉快な気分になっていることには気づいていた。]
そっか。 善良な後輩の心を咎めさせても悪いもんね。 わかった。
[>>258 惜し気な顔にあっさちり告げた。 たかる――、その言葉のチョイスはどうだろう。]
(264) 2018/08/30(Thu) 23時半頃
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それに、俺も頼まれごとされてたんだった。 [そういって、 プリントを手にして生徒会室を後にする。
お察しのとおり、数分後、 栄養ドリンクと届けにきて。]
またね。 ……あまり、根つめすぎないように。 大変そうなら誰かに甘えるといいよ。
[今度こそ、部屋を後にする。 コピー機に一枚、撮り損ねのプリントは 誰が気づいたかはわからない。]*
(265) 2018/08/30(Thu) 23時半頃
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[生徒会室を出て数歩、 ようやくくだんの生徒に出会う。 向こうから、担任から預かりものはないかと 声かけたところから、随分流瀬のことを探したようだ。 手渡して、任務完了。]
あとは、花乃さんもう帰ったかな。 まあその時は喫茶店行って……本、は、 明日でいいか。
[読み終えた本を返却するつもりだったが、 貸出期限は一ヵ月。そう急ぐこともないだろう。]
(268) 2018/08/31(Fri) 00時頃
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[それから。 思い出したのは学校のネット掲示板。 一年ぶりライト浦島な流瀬の情報収集に 役立つかもしれないと携帯からアクセスした。]
へえ、ボクシング部って 全国エイトまでいったのか。 住吉……ああ。
[やっぱりという感想を抱いた。 先程教室から見かけた青年のことも 学内のニュースや雑談が飛び交う掲示板に表示されて。]
(269) 2018/08/31(Fri) 00時頃
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――――――。
[担当―― 聖? 売店、仕入、何の話だろう。 いや、今は星戴祭の準備期間中だ。 花乃が何かの係をしているのかもしれない。
冷静に考えれば彼女の筈はない。 もう卒業しているのだ。 落ち着かせるように次々と目に入る情報を追っていって。]
(270) 2018/08/31(Fri) 00時頃
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あ、もうこんな時間か。
「ネットはあっという間に時間を奪う。 一度教室に戻って、帰り支度。
一枚足らないプリントを鞄に入れて、学園の外へ。]**
(273) 2018/08/31(Fri) 00時頃
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