197 獣ノ國
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―回想・本屋―
[レジへとつま先を向けつつ>388 本を抱き寄せる少女へと男は足を運びつつ目元を緩める。]
新刊の文庫を?へえ、此処は品揃えがなかなか良い。きっと素敵なものだろうよ。
綺麗な文章か。ますます気になるね。
君さえよかったら、そのタイトルも教えておくれよ。
[少女の心中を察さない男は何とも軽々しい様で願いを口にする。
そうして今更のように手を上げる店員>>401に向き直り笑みを向けた。]
(6) 2014/10/03(Fri) 01時半頃
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待つよ。この日を楽しみにしていたからね。なのにさっき来た時はいないんだから酷いじゃあないか。
どうして?僕の趣味に合わないと思うのかい? 下げられると気になるのは人の性、だね。
[同意を促すように隣を見れば少女はまだ佇んでいただろうか。 男は相変わらず口角を上げている。
そしてやがて渡されるだろう戯曲に礼を言いつつ受け取り、そして誘いの言葉には首を捻りつつも頷く。]
――構わないよ。 見つけ次第、捕まえてくれれば行こうかな。
[気紛れだと我ながら自負している男は返事にしては酷く曖昧なものを返す。
そして傍に少女がいたのなら、このように続けただろう。]
(7) 2014/10/03(Fri) 01時半頃
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面白かったら、是非聞かせておくれよ、君が気に入ったその綺麗な物語を。
[そして目ざとく見つけた片足の違和感に、男は首を傾げる。]
怪我? 随分と腫れているようだけど。もう日も落ちてくるだろうから気を付けてね、…君。
[名前を知らぬ男は誤魔化すように万人に共通する呼称で彼女を呼ぶ。 そしてもし約束がないのなら送って行こうか?なんて誘ってみただろう。
彼女が誘いに乗るにしろ乗らないにしろ、目的を終えた男は本屋の彼へ片手を上げつつ後にしようとする。 今も尚炭酸水を抱えたまま。]
(8) 2014/10/03(Fri) 01時半頃
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/* 嘘つき過ぎて獣の声さえ聞こえない→人間にも獣にも嫌われているんだ笑い話だね!指針で行かせて貰いたく 本当に申し訳ないです
(-26) 2014/10/03(Fri) 02時頃
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[ゆっくりと唇から紡がれるタイトル>>15に男は数度瞬きをした。 彼女の予想通り男が読んだことのない物語だったのだ。 喜色を隠すことなく男は「へえ」とただ一言。短い感嘆に滲み出る喜びのまま、自身の本来のお目当ても手にする。]
物語を語るに上手いも下手もないさ。
[彼女を誘いながら促すように言葉を重ねれば、何やら考える素振りを見せていた頭が動き、さらりとした髪が揺らぐ。
同意を得られた男は後ろから着いてくる少女と共に本屋を後にする。 そして秋風と共に紡がれる耳にしたことのない御伽噺に心地良さげに瞳を閉じて。]
――硝子、だなんて。愛なんて案外脆いみたいだね。
[彼女が滞在する建物か、その付近か。何処まで許してくれたのかは分からない。 けれども別れ際、男はそう零して笑み一つ。]
素敵な時間をありがとう。 たった一日とはいわずにまた、会えた時に名前を教えておくれよ。
[塞がれた両手の代わりに首を傾けて挨拶。そして男も自身の帰路に着いた。]*
(25) 2014/10/03(Fri) 02時半頃
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―回想・自室―
[少し錆び付いた鍵を回せばカチリと音を立てて、解錠する。
ドアノブを回した先、少し埃が舞うけれども、必要な物以外置かれていない部屋に男はズカズカと足を踏み入れる。
飛び込んだ先は、余り皺も汚れも見当たらないシーツ。 必要最低限しか訪れない“住処”に。住処だというのに慣れぬ臭いに、鼻を鳴らす。
コロリと転がるのは紫色の液体。 とっくに炭酸が抜けたそれはきっと甘いのだろう。
手持ち無沙汰にまさぐった先、デニムのポケットから現れるのは一枚の紙切れ>>0:245と、いつの間にか共に突っ込んでいたのだろう僅か縒れた猫の顔>>0:335
交互に見比べては男は抜けるように息を吐きやがて身体を弛緩させ、微睡みに襲われるように意識を手放す。
頭部に、犬歯に、爪先に、言い知れぬ違和感を何処かで感じながら。]**
(27) 2014/10/03(Fri) 03時頃
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“ 嘘つき ”
[脳内で反響する言葉は、意識の波をゆっくりと波紋を作りながら揺らしていく。 何処からともなく落ちる雨音は静かに浮かび上がる泡を弾けさせていく。
“それ以上耳を傾けてはいけない”
聞こえるはずのない自分自身の声が鼓膜を揺らす。 言葉にならない嫌悪感に頭を振り耳を塞ぐ。
駄々を捏ねる子供のように。現実から逃げる弱虫のように。 罪を、宣告された囚人のように。]
――俺は、君を愛してるよ。
[銀糸を散らしながら膨れ上がった耳を押さえ付けながら男はそれでも、
失われた愛を 紡ぐ。]
(-32) 2014/10/03(Fri) 03時頃
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――君だけを 愛して、
たんだ。
[転がるのは、サイズの会わない銀の指輪。 刻まれた名前にそっと、男は目蓋を下ろした。]
“ 嘘つき ”
[雨は 涙は 止まない。
オオカミ少年の末路は、どんなものだっただろうか。
遠く揺れては朧気に霞み消えゆくその姿に、伸ばす腕は化け物の――足。]*
(-33) 2014/10/03(Fri) 03時頃
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―自室―
――…はは。
[違和感。洗面台に備え付けられた自身の姿を見て男は鼻で笑ってやる。 鏡に映し出されたその姿。幾分か寝起きの跡を残しつつも、見慣れたその面に男は唾を吐きたくなる衝動を抑える。]
…なるほど、なるほど。 ――これは確かに、ウソつきには相応しいのかもしれない。
[浮かび上がる姿と、昨日までと異なる生えた、何か。 痛覚はあるらしい。夢だとばかりに引っ張ってみた結果、鋭い熱を起こしたから。
男は暫く唸る。 到底人のものとも言えない声で。 驚くのはつかの間。次の瞬間にはお馴染みの赤いパーカーを身に纏う。]
(37) 2014/10/03(Fri) 03時半頃
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……中途半端、か。何処まで皮肉なんだか。 獣でも人間でもないって? これなら一層尻尾もあれば面白かったのに。 ――声さえ聴けない耳よりはきっと、数十倍も価値があっただろうに。
[重く長い溜め息と共に男は椅子に腰掛ける。 備え付けの机には昨晩購入した一冊の本と、炭酸の抜けたジュースに、紙切れ二枚。その内シンプルな方に何と無く視線を向けた男は暫し思案。]
――…僕はどっちなのかな。これじゃあ泊りも約束も難しそうだ。
[アドレスに綴られた先。何故かログイン出来たその場所に首を傾げつつ男は、暫くの間何をするでもなくフードを押し上げる獣耳に狼は牙を向いた。]**
(38) 2014/10/03(Fri) 03時半頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
万が一いたとしてどうするのって話しよね 誰か見たことのある人はいるのかしら 怖いわ… もしいたのなら誰か教えてよ
目立ちたがり屋さんは随分と獣に興味があるのね
(=4) 2014/10/03(Fri) 03時半頃
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/* 人のふりして情報集めるために女騙る系狼
(-35) 2014/10/03(Fri) 03時半頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=5 ええ、そう聞こえたわ 怖いからこそ知っておきたいのよ…
いたとしたら、そうね… とりあえず様子を見ようかしら
目立ちたがり屋さん、あなたはどうするの? あまり獣に良い印象がなさそうじゃない
(=7) 2014/10/03(Fri) 04時頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=6 猫? へえ、どんな?気になるわね 結局その人は獣なの?人なの? けれど獣って何匹いるのかしら 群れをなしていたら怖いわね…
(=8) 2014/10/03(Fri) 04時頃
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/* ジャニスさんの優しさに感動しています結婚してください…
(-40) 2014/10/03(Fri) 04時半頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=9 いつ現れるか分からないから知っておきたいのよ あなたこそ変だわ
怖いけれど見たことがないものだから、少し気になるだけ… 逃げたって獣よ?すぐに追いつかれてしまいそう
お茶に?獣とお茶会なんて不思議な人 そんなの演劇や小説なんていう御伽噺ね 人外のようなら…どうするの? 目立ちたがり屋さんは見つけた? 獣みたいな、人
(=10) 2014/10/03(Fri) 04時半頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=11 私が猫ならば、ね 人を殺すのは退屈と無関心だわ でも逃げてしまうよりは、様子を窺うべきだと思うの 刺激を与えることが一番危険だと思うわ
へえ…? どうして? 何か考えでもあるの?
あなたが会った方は人であったのね 私?残念ながら私も見ていないの どうして噂だけ歩いているのかしら
>>=12 不思議なこと?気になるわ 噂かどうか気になるところじゃない?
(=13) 2014/10/03(Fri) 09時頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=15 熊もいるかもしれないわよ?
成る程ね 女役ということはあなた男性…? あなたの演技是非とも見てみたいものね
何か…? そうね、ウソをついてたの 狼なら、見たわよ でもこれ以上話せないわ 何かあったら怖いじゃない あなたと会えたら良いのだけれどね 顔も名前も知らないもの
>>=16 猫だからクッキーが好きだとは限らないんじゃない? ハムスターなら確かに向日葵の種で良いのかしら 餌付けして懐くとも限らないわ
あら、御伽噺はお嫌い?**
(=17) 2014/10/03(Fri) 11時半頃
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―現在・自室―
[自分が接続しているページはどうやら人専用のコミュニティであるらしい。口調だけではそれが誰だなんて分からずとも、各々が獣について話している。
その中で男の気を引いた存在に悩むこと寸分。]
――まあ、なっちゃったものは仕方がない。 とりあえず誰が人なのか獣なのかは知って おきたいところだね。
[小国であることから噂が回るのはそう遅くないと予測。 ならば、一人でも味方は多い方が得策。 だからと言って安安と自身の身分を明かすつもりも男にはなく]
――カフェか。僕男なんだけどね。あはは。
[会うつもりは無かった。相手の情報さえ知れれば。 けれども湧き上がる好奇心は人であっても獣であっても、両者であってもなくても止められない。
そんな心の一欠片が今まさに誤解を生んでいることに男は気付いていなかった>>57]
(94) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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[男は財布をそのままパーカーに突っ込み、手早く部屋の外へと。 相変わらず閑散とした室内が昨日までと変わった箇所といえば、小さな小箱。紺色のしっかりとした造りのもの。一瞥したのは一瞬。
すぐに鍵を回せばふと思い出す。 同階に住む隣人のこと。部屋はそこそこに近かったような気がする。隣であったかは定かではない。何せ男はあまり此処へ帰ることはなかったから。]
――…都合良く獣なんてこと、あるのかな。
[自分のような獣がそう何匹もいるとは思えない。ならば使う気は多い方が良い。ぼんやりと思考に暮れるつつ記憶を遡る。]
確かこの階に住む人で不登校だって 聞いたことがあったような。
[根も葉もない噂ではあるけれど、この建物にて過ごす時間が長いのなら出逢わせる可能性も高いかもしれない。]
――気を付けるに越したことはないね。 面倒だけれど。
[軽い調子で一言。何処からか迷いんだ小石を片足で蹴りつつ、ぼんやりと浮かぶ隣人の輪郭>>50を描きつつ、待ち合わせ場所のカフェへと足を運んだ>>85]*
(95) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=18 あら、長靴だなんて随分とご主人様想いの猫なのかしら 子供騙しでも楽しいのならいいじゃない ひと時でもたとえ終わりが見えたとしても、夢だとしても記憶は残るわよ
好きな御伽噺? あなたと一緒よ 眠り姫もカエルの王子様もシンデレラも心惹かれるけれどもね
(=23) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=19 リア充爆発しろ 手を叩きながら後退することを勧めておくわ
あらあら、ならもし会えたのなら遊びに付き合ってくれる?お嬢さん
ふふ、楽しみにしてるわ
>>=22 本当は会ってるわよ あなたにも会えたらその話をしようかしらね 不思議な人について詳しく知りたいわ 特徴とかない? あなたよく迷子になるの? 犬のお巡りさんいる?
(=24) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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―現在・カフェテラス―
[コミュニティサイトに投稿した後、書き込まれた情報を参考にしながら、視線を泳がす。 そのついで飲み物として店員へ声をかける。]
ワイン…じゃあなくて、アイスティーを。シロップ二つ付けて。
[支払いを済ませ、店員が用意する間に先程の返信を綴る。 どうやら相手はてっきりと男のことを女性だと勘違いしているらしい。 どうしたものか。
ぼんやりと考えつつも男は渡されたアイスティーを手に持ちつつ、白い服でチョコレートという何とも退避した男の後ろ姿を探そうとして]
――へえ。
[背中越しに見つけたその人。 なんと声をかけようか。足を運ばせながら男はゆうるりと唇を開いて]
(96) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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――Bonjour おはよう ご機嫌いかが?
[いつか耳にした台詞を彼へと送り込んだ。]
(97) 2014/10/03(Fri) 15時頃
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/* >>97 美女と野獣のCDより 確かフランスだったと
(-63) 2014/10/03(Fri) 15時半頃
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[滑る指先から落ちるは口元へ運ばれていたであろう三つに枝分かれした銀河一つ。
耳を掠める乾いた舌の音>>100に、露わになるスッと流れる鋭い目元に、苛立ちすら感じるその瞳の強さに、大凡茶菓子に濡れたフォークの行き先を知る。
舞台役者が綴る台詞に男はゆっくりと双眸を眇めてみせた。]
お見事、お見事。役者だって聞いていたものだから…つい、ね。 まあそれもこんな有名人だとは思わなかったよ。
――随分と可愛らしいけれど。
[眉を寄せつつ何処か鋭い目付きでこちらを観察する役者に青年も頭のてっぺんからつま先までじっくり見回し、一言。 頭上に視線が向けばそう、男はフードを僅かにズラしてみせる。]
(104) 2014/10/03(Fri) 17時頃
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――さて、君は目の前で起きたことを信じてくれるのかい?
[あまりにも堂々とした行為。
フードを浮かせれば男の背後からは頭上に生えた二つの猫のような狼のような耳は隠れてはいても、席へと腰掛ける彼には容易に視界に見咎めることが出来ただろう。
そして彼が獣耳を十分に脳裏に焼き付けることが出来たのなら、また深くフードをかぶりなおす。]
まあ、僕は元々は人間だ。 朝起きてたらこうなってた。
――…本当に、御伽噺みたいな話だよ。
[促されるまま>>101席に腰掛けた男は、シロップ二つ分をかき混ぜた殆ど砂糖と化した液体を喉に通しながら口角を上げる。
そして随分身軽な服装になった青年へと視線を向けつつ唇を動かした。
まるで何か新しい玩具でも見つけたように、楽しげに。]
(105) 2014/10/03(Fri) 17時頃
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君に話した理由は簡単さ。 お茶にでも付き合って欲しいと言っていたから。 そして、 ――“魔法”の解き方について、協力して欲しいから。
[「それが僕が君に強請る遊びさ」 首を傾げる彼に男は行儀悪く両肘をテーブルに立てる。 そうして思い付いたというように瞳を丸くした後目尻を下げれば片手を彼へと向けてみる。]
協力してくれないかい? ――獣に触れられるのは、嫌かな?
[キチンと纏われた手袋に視線を落としつつ、男は愉悦を含んだ眼差しで相手の反応を待った。]
(106) 2014/10/03(Fri) 17時頃
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―回想・カフェの店先―
[テーブルに備え付けられた席へと腰掛ける前>>105 軽やかな鈴の音に一度だけ視線を横へと、レジへと逸らす。
その先辿ればどうやらもう一人の“赤ずきん”>>113の姿を見咎める。 挨拶代わりに目元を緩めてみせたが、顔を逸らした彼女に伝わったかは分からない。
そうして本日二度目のベルが奏でた音>>114に、ケーキ片手に向かう先は何処なのだろうか、と少しの間思案した。]
――ケーキ片手にお使いなんて、 君こそ赤ずきんじゃあないか。
[なんて揶揄るように小さく呟きながら。]*
(122) 2014/10/03(Fri) 18時半頃
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ヤニクは、クラリッサはどんなケーキを選んだのだろう*
2014/10/03(Fri) 18時半頃
ヤニクは、マユミは頭に生える耳が猫ではないと知ればどうなるのだろう
2014/10/03(Fri) 18時半頃
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/* スージー素敵 何処かで絡みたい
(-78) 2014/10/03(Fri) 19時頃
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/* バラされたww
(-80) 2014/10/03(Fri) 19時頃
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[平然とした態度>>126には笑みを浮かべるだけに留める。 やがて新しい来客に二人してそれぞれの反応をした模様。
視線を前に戻せば、何処か意味合いの異なる笑みが、崩れる様に男は眉を下げながら笑みを浮かべただろう。
短く漏れる吐息と、切れ長の瞳が動揺により大きくその色味を覗かせる。軋む椅子の音がやけに大きく響くのは布越しとはいえ、人よりも遥かに大きい獣耳のせいか。
動揺を示す青年とは裏腹に男は何処か冷静に事実を、この身に起きた状況を取り入れようと双眸を眇めることにする。]
(139) 2014/10/03(Fri) 20時頃
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[同情にはグラスを傾けながら目を細め応える。 喉を満たす過ぎた甘さに軽く舌を出しつつも、こちらの様子を眺める彼に笑みを。]
キスひとつで解けてしまう呪いなんてものも 呆気ないけれどね。 僕は王子様からのキスよりお姫様から丹精込 めて縫われた衣が欲しいけど。
――まあ、そうだ。解けるのなら、手段は選 ばないよ。
[皮肉を上乗せしながら軽い冗談を男は続ける。 その中でも少しずつ話す速度を抑え、声を押し込めた低いものへと変えていく。
たたん、たん、と少しずつ走るリズムとは裏腹にゆっくりと。]
(142) 2014/10/03(Fri) 20時頃
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君は実に賢明な人なんだろうね。察しも良い し、気も配れる。 ――美しい人を演じる君はとても美しいよ。
[隠された片手と行き先を男は見咎めど、止めることはしない。 ただ少し考える素振りを見せる。 楽しげに、幼げに。作戦を練るように。]
(143) 2014/10/03(Fri) 20時頃
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今すぐ君の心臓にキスでもしてあげようか。
[にぃっとつりあがる唇から覗くは人ではあり得ない程の犬歯。 鋭く尖った刃を向けつつリズムを立てる手袋に視線を落とす。]
好奇心は猫をも殺す、だったかな? 君はどんな風に物語を綴ってくれるんだい、 Belle?
――ほら、台詞を。
(144) 2014/10/03(Fri) 20時頃
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/* 共鳴ログがたのしい(真顔)
(-84) 2014/10/03(Fri) 20時頃
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[幕は唐突に降りる。
テーブルに奏でられるは豪華なオーケストラではない。不規則で決まられた音階も何もない、か細い音>>163
注意深く目の前に腰掛ける人を見る。 零れる吐息は自慢げに自身を誇っていた時の彼とは異なり、酷く頼りない。
眉が上がった。けれど相手の唇から台詞は紡がれない。 一輪の薔薇の代わりに売られた美女は、もういない。]
[瞳を見開かせる。まだ飲みかけのアイスティーが小さく揺れる。前のめりに見上げる。
浮かべられた表情。 あの場所での約束は、果たされることは無い。
怖いから遠ざける。そう彼は言った。 そして、獣より遙かに遅く脆いであろう足で逃げようとする。]
(177) 2014/10/03(Fri) 23時頃
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――これも演技なのかな?
[急ぎ足で男から離れようと駆ける足を眺める。方角は公園の方か。]
確かに僕は熊じゃあない。 追いかけたところで負う傷も、ない。 ――何故なら僕がその狼なのだから。
[立ち上がった男はグラスをそのままに、テラスに置き去りにする。 そして鼻を鳴らす。そして両手のひらをパンパンと軽く数度叩いた。]
結構、結構。 素晴らしい演技じゃあないか。
こんなにも身体を張って再現してくれるんだから、役者は大したものだね!
[パチパチパチ。観客は役者のいない舞台にて拍手を。 けれどやがては飽きたのか男はため息。ゆっくりと背筋を這う衝動に身震いを起こす。]
(178) 2014/10/03(Fri) 23時頃
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――…狼でも殺されそうだ!
[好奇心。そのままに悪戯を仕掛けたつもりが思わず本気にさせてしまった。 役者の裏側をそっと覗いてみたいと、そんな魂胆からからかったつもりが、これでは自分の首を絞めただけだ。
このままでは本気で自分の命も危ういかもしれない。]
――ッ、
[急いで足を、つま先を、差し出す。 美女と野獣を演じるつもりなど男には毛頭なかった。 獣が美女を追いかけた理由は、きっとこんな性根の腐ったものではなかった筈。
そう思えど無意識に足は駆け出す。 向かう先は公園側。 その後ろ姿を追ってどうするのだ。
浮かび上がった言葉を掻き消すように足を赴かせた先で透けるような長髪>>168を視界に収めたような気がした。 その勢いで足が縺れて無様に男はつんのめる。 転ばなかったのはきっと不幸中の幸いだろう。]
(180) 2014/10/03(Fri) 23時頃
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――…君、獣?
[立ち止まった勢いで男はそのまま少女に問いかける。
もし、男の声に彼女が足を止めることがあったのならば男はきっと、昨日本屋で知り合った少女と同一人物であることに気付くのだろう。
そして再度公園側へと視線を向けた頃にはきっと女役の姿を肉眼では収めきれず、こちらに向かおうとする少年少女>>153>>172の存在を見咎めればフードを被り直す。
そして男は笑みを浮かべるのだ。]
(181) 2014/10/03(Fri) 23時頃
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――…Please don't leave me.
[なんて、小さく小さく呟きながら。]
(183) 2014/10/03(Fri) 23時頃
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―回想・ずっと前の本屋にて―
[男に聞き覚えの無かったその作品も、本屋で賄いを立てる青年は流石と言うべきか>>202
すらすらと少女に話しかけている様子を男は眺めていた。
自分の番が回ると男は青年と少しの会話を交わした。]
冗談だよ。別に首輪に繋がれている訳でもあるまいし、君がいつもここにいるとは限らないから。 責めるつもりはないさ。
――価値を決めるのは、僕さ。
[唇の端を上げただけの笑みには男も抜けるように鼻を鳴らす。
「分からなくもないよ」と同調するように頷きつつも、男の瞳に映る好奇心は抑え切れていなかっただろう。]
(209) 2014/10/04(Sat) 00時半頃
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[喩えられ方には、はにかみ笑いをひとつ。]
そうだね、そうしよう。 見つけてくれたのなら、君が手でも引いて…フラフラしないように見守っててくれたらいいさ。
[「じゃあね」と去り際に片手をひらりと舞わせる。 少女はどのような反応を見せただろう。 男はそれ以降振り返ることはなく、やがては少女と共に蔵書の館から姿を消したのだった。]*
(211) 2014/10/04(Sat) 00時半頃
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/* トレイルさん心配…モチベ下げてしまったかな 錠さんには場を任せっきりな気がする
(-116) 2014/10/04(Sat) 02時頃
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―公園付近・商店街―
[唐突に「獣か?」なんて問うたものだから戸惑わせたかもしれない>>181 少女は男の声を耳にしたのかしなかったのか。どちらにせよ男は小さく唸る。
そして、公園付近に視線を逸らした奥に1組の男女。 その片割れ>>188が目を大きくさせ男に手を振るものだから、男もつられてニコニコと軽く手のひらを振る。
服装が悪目立ちなんて思われているとも知らずに。
もう1人、彼女の隣に佇む青年は昨日郵便屋の小鳥と共に過ごしていた際に瞳を交えた青年>>230
彼らにどのような関係があるのかは男の知らぬところ。 だが、喫茶店に赴くことから仲が良いのだろうと推察した男は、手のひらを振る。
そうして喫茶店に向かおうとする2人を見送ろうとして、]
――コート、置き土産のつもり?
[端末片手に男は笑みを零した。]
(231) 2014/10/04(Sat) 02時頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
目立ちたがり屋さんの「見つけた」っていうのは多分私と会った時かしら? ああ、目立ちたがり屋さんとても綺麗な人だったのよ 実演してもらっちゃった、美女と野獣! 心は女の子のつもりなの…><
>>=34 ふふ、またお芝居の稽古付けてよ そういえば君、カフェテラスにコート忘れてたよ? もしあれなら近いから取りに行こうか? また都合あったら声かけてよ、お姫様
(=35) 2014/10/04(Sat) 02時半頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=27 掘り返すけど、鴉並みに大きい白い羽根か どの辺りで拾ったの? >>=33 でも1割はガチ その1割を信じたくはないの? 罰を受けて黒に染まるなんて黒が不吉の象徴みたいだね
>>=28 覚めない夢なんてないよ 起きないと夢を夢なんて思えない それはある意味の現実なんじゃないかしら、ね! 記憶に残るのが嫌?どうして?忘れられたいの?二次元の壁は厚いわね
>>=30 目立ちたがり屋さんと会ってて読んでなかったけれど腹筋割れたわ 会ってる=私が狼と会ったことがあるのを隠してた 目の色が不思議?たとえばどんな色? 修羅場の匂いかしらときめく あと通報しました(ビブラート)
(=36) 2014/10/04(Sat) 02時半頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=37 あまりしなかったわ したとしても出会ったらどうするだとか どんな風に見分けをつけるとか、ね 耳なら人間でも遊びで付けられるから 私が会った獣の話は…ここで話すのは怖いから、割愛で
あなたは実際出会えたのなら、どうするの?
よくよく考えたら今まで友達だとおもっていた人が獣って可能性もあるのよね… 不思議
(=39) 2014/10/04(Sat) 03時頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=39 和んだ
(=40) 2014/10/04(Sat) 03時頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=41 色素が薄いってもしかして水色のシャツ着てる子…とか? 敬語でさ え、見られたの…? これ以上は有料よ? 何なら手土産も持って来てくれてもいいのよ? ご飯行ってらっしゃい
(=50) 2014/10/04(Sat) 03時頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=43 柿さんの自宅ってどの辺りなのかな ちょっと探せば見つかったり? へえ、そうだったの でも私もどちらかというと信じていなかったのよ 最近噂が凄いから怖いだけで
白は何ものにも染まる可能性があるけれど、黒は色を足せないものね せいぜい薄めるだけ、か 白黒付けたがるのは人の性なのかしら
え、そうなの? どんな獣…?
(=51) 2014/10/04(Sat) 03時頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=44 ふふ、あってるわよ 私も見よう見まねよ さっきアンカーミスしてたわ恥ずかしい
…そうなの?もし襲ってきたらどうするの? たしかに、非日常は心を踊らせるけれど、それが常ならばいらないわ
(=52) 2014/10/04(Sat) 03時頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=45 何このひとかわいい >>=47 匿さん可愛いわね よろしく たしかに突然よね 何かあったのかしら
>>=48 目立ちたがり屋さんが美人だったからつい/// 了解 3倍返しでお願いね なるほど 一枚拝借しておこうかな 仰せのままにお姫様 カカオさんに変なこと吹き込まないで><
(=55) 2014/10/04(Sat) 03時頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx 匿さん
>>=56 闘いの中成長していくそれが男ってもんだよ
甘いとは思わないけれど警戒心はないものかなっと みんながみんなそうなら良いのだけどね
(=60) 2014/10/04(Sat) 03時半頃
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―公園付近・商店街→カフェテラス―
[結局少女>>168の足を止めることが出来たのか出来なかったのか>>181>>231
端末の画面を眺めつつ、“おつかい”を全うするために傍に少女がいたのなら、断り席を外しただろう。 そこで別れることになったのか、共に向かうことになったのか、待たせることになったのかは、相手の反応次第。
手早くカフェテラスに向かえば、遠目からでも目立つ白いコート>>226が見つかる。腿辺りに染みが目立つそれはきっと彼が身に纏っていたものに違いないだろう>>100
片腕にそっと抱き込めば無遠慮に胸ポケットを弄る。すると硬い紙面が見つかり、綴られた名前と連絡先をデニムに突っ込むと端末を再び手にしながら、公園付近の商店街へと戻った。]
――さて、彼女に向ける御伽噺は何にしようかな。
[なんて笑みを浮かべながら。]
(253) 2014/10/04(Sat) 03時半頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=61 まさかの隣人は獣説…? 案外身近に潜んでいるものね バルスwwやめてお腹割割れる ならシビアさんはθかな
>>=62 永遠に眠ればいいと思ったわ 好きだよ チーズケーキがいいな食べるなら 細かいことを気にしてたら男が廃るよ…? 今、あなたに会いに行きます(コート確保したよ)
[画像ファイル:>>253]
飛行石探さなきゃね… これはハードルをあげられてるわね オフ会はどちらでもおーけいよ?
(=63) 2014/10/04(Sat) 03時半頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=57 白うさぎに猫ってまるでアリスね! ミスよ ミス
>>=59 私の友達とあなた似ているかもしれないわね 今のでいいんじゃない?同じだと分かりにくいし
そうね、誰か…何か裏であるのかしら?調べてみるのも良さそうね 真面目なのが嫌なの? 別に欠点ではないでしょうに
(=66) 2014/10/04(Sat) 04時頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=65 あ、その辺なら昨日通ったわ、女の子と 透けるみたいな長髪で足に怪我をしていた子 目印分かり易いわね 行ってみようかしら 都合が合えば柿さんもどう? 確かに 肉食系なら味覚も変わるのかしら?
でもどちら付かずの人もいるのも事実で あなたはどっち?
私は矛盾概念を持っているのかも さあ?血液型は関係あるのかしら ちなみに私はAB型よ
犬、ねえ 外見的特徴とか見られるの?**
(=67) 2014/10/04(Sat) 04時頃
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―少し前・商店街―
[唐突な質問>>181に男よりも華奢な肩>>258が揺れる様を見る。
獣としても中途半端な自分が、ただの直感で尋ねた、なんてその理由も男には説明も不可能であり、問われたところで何も言えやしない。
頭に花畑が咲いている男、として通報でもされたら…なんて馬鹿げた考えが頭に一瞬過るものの、振り返りこちらを見つめる少女が、昨日本屋にてオススメの本について話しながら共に帰路についた少女だったと気付く。]
――獣だったら?
[問いかけを鸚鵡のように口にする。 男の答えは元より決まってはいた。
それは彼女が続けて男に向けた言葉>>259と風によりはためいたケープから覗いた人あらざるその翼により、強いものへと変わり]
僕はヤニク。獣なのに獣の声も聞けない…、中途半端な――未完成の獣だよ。
[本の頁が捲られる時のように、緩やかに男は時を遡らせる。]
(271) 2014/10/04(Sat) 12時頃
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―回想・本屋―
[本屋に務める青年との仲を称されれば>>260、男は肯定も否定もしなかっただろう。]
まあね。本は嫌いじゃあないから、こうして彼と話すこともよくあって気付いたらこうなってたのさ。
[なんて曖昧な言葉で、微かに笑いを交えて呟いた少女にも向き直り]
君とも、そうなれるといいな。 だから教えておくれよ。
[そうして彼女が購入した本について問いを重ねたのだったか。]
(272) 2014/10/04(Sat) 12時頃
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―現在・公園近くの商店街―
[男の言葉>>271に彼女はどのように答えたのだったか。 小鳥のように男の背を追う少女に男の歩幅も普段よりは狭いものとなる。
少しの距離。先程訪れたカフェの ――テラスにその上着はあり、回収を終えれば小首を傾げる少女が一人>>261
なんて説明しようか、と男が思案するのは一瞬のこと。]
――この人、知ってるかい?
[何処か怯えた様子の少女に男は幾分か柔らかい声色で問いかける。 先の青年のように逃げられることは望んでいない。
――自身の突然変異についての手がかりが得られるかもしれなかったから。]
(273) 2014/10/04(Sat) 12時頃
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――獣人に興味があるようだった。でも、特に危害を加えようとしているようにも見えなかった。
連絡先、メモでもしておくかい? 何かの役に立つかもしれない。
[機械へと紙面に綴られた連絡先を打ち込み終われば、傍らの少女にも提案してみる。
そして少し頭を傾けつつ、思い浮かんだ案を口走った。]
それとも、このコート。君が彼に届けてみる? 話のきっかけにはなるかもしれないだろう?
僕はどちらでも構わないんだけど。
――代わりに君が獣だというのなら、少し獣について教えて欲しいんだ。
(274) 2014/10/04(Sat) 12時頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=68 もしかしたら今いる子かもしれないわ>>あなたの知人
あら、忙しいのね また都合が合えばよろしくね
その話は聞いたことがあるわ>>三毛別熊 人の味を覚えることで凶暴性を増すだとか、掛け合わせによって変容するだとか…中々
でも獣も人ではないのだし、あなたのいう通り理性も兼ね備えているのかも 結論、獣によるのかも
へえ、どちらかというとかくある可能性を視野に入れつつ思案する人? 理系、というより文系のイメージね 蚊に刺される順位が次に高いのはO型というわね 白い服、ね
耳が生えていたのね… あなた、その獣をどうするの?
(=81) 2014/10/04(Sat) 12時半頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=70>>=71 続出ね 獣ブームかしら
COREリズムの方を希望するわ(キャンプの用意しつつ) だって多くの人を巻き込むのもね まあ、いいやとはなってるけど
へえ、鳶色ね 参考にさせてもらおうかな あなたは何処であったの? 泥棒猫になるのかしら 魚咥えょ ミイラ取りがミイラ取りになるってやつかな
(=82) 2014/10/04(Sat) 12時半頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
>>=75 ユキちゃんも添えとくね まあ確かに勘違いなら辛いね 結果報告よろしく
飛行船量産されるのww 根っこから駆逐するからお構いなく
>>=76 人生は鬱ゲー 案外リアリストだねシビアさん オフ会会えたらジャムタルト奢るよ
真面目な話 みんな獣人と出会ったらどうすんの? 飼うの?調べるの?届け出すの?
(=83) 2014/10/04(Sat) 12時半頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
選ばれし者たち笑ったwww きっと私達しか装備できない伝説の武器とかあるのかしら…
>>=78 知人が獣人か っていうか半獣…? お尻なかったの尻尾 ふーん相手がいいならいいんじゃないのっとか思うけど大変ね
>>=80 さっきからシビアさんの誤解てに修羅場のかほりしかしない件について 試し飼い、いいかもね あ、シビアさん獣について抵抗とかないの? 柿さんもいってたけどその獣が肉食獣ならどうするの?
(=85) 2014/10/04(Sat) 13時頃
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□獣につゐて 20xx年10月2日 xx:xx お花畑の匿名さん
シビアさんと音痴さんのやりとりに草回避不可
若き青春か アラフォーには遠き春よ…
(=86) 2014/10/04(Sat) 13時頃
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―少し前・商店街―
[少女の透き通った輪郭に浮かび上がる感情>>286に男は口を噤む。
問いかけには小さく頷き、男は自身の頭上を指差す。]
――…猫かと思ってたんだけど、狼なんだ。 さっきからかって犬歯を見せたら怖がらせてしまったよ。
[飄々と男は言いのけたつもりではあった。だが刹那、眉を下げる。苦笑。そんな表現が似合う笑みをきっと彼女に向けたのは男の無意識。
「信じてもいいのですか?」抑えられた声色での問いかけに男は沈黙を守る。曖昧に笑みを浮かべて相手の反応を待つ。
嘴から奏でられる囀りを耳にすれば、狼は]
――そう。よろしく、カリュクス。
[それだけ告げて共にカフェへと歩を進めただろう。]
(292) 2014/10/04(Sat) 14時頃
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―そして現在・公園近くの商店街―
[役者の存在を知らないという少女>>288には、そうかと一言。
身を乗り出して尋ねられれば、男は穏やかな口振りで彼女に告げる。]
――結構ね。目撃条件や、そう。知人が獣かもしれないなんて話も出てる。
[「少し待ってね」一言断りながら男は端末を弄る。そして情報を元に彼女へと問いかけた。]
鳶色の瞳を持った獣と、透けるような肌に水色のシャツ、敬語を使っている獣。 またシェパードの獣。
――彼らは君の知り合い?
君のことを知人かもしれないと言っている人もいるようだけど、特別危害を加えようとしている人は今のところ見つからない。
[ゆっくりと静かに抑えた声で少女にだけ聞こえるように狼は囁く。]
(293) 2014/10/04(Sat) 14時頃
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…これは差し支えがなければ。
君たちは、君はどうして獣になっていたんだい?
[随分と踏み込んだ話題であることは男も自覚していた。 それゆえに少しでも相手が躊躇う素振りを見せればそれ以上は言及することはせずに、白いコートを頷く彼女の腕に抱かせるようにして渡そうとする。
それが彼女の母親を思わせる色であることなど、男は知らずに>>291]
なら、君にお願いしようかな。
カリュクス、君は自分を飛べないカナリアだと言うけれど、美しい囀りを奏でるための舌がある。
それに、たとえ君が空を飛べなかったとしても、足がある。
空を望むのなら、足を使って高いところを眺めることも出来る。
(295) 2014/10/04(Sat) 14時頃
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――だから、行っておいで。
[「彼には僕からも連絡しておくよ」そう付け足して男は、確かに役者が消えた方角である公園奥を指差す。
そして、分かったことがあったら連絡して。 そう告げて男自身の連絡先も彼女へと渡せば、受け取って貰えただろうか。]
(296) 2014/10/04(Sat) 14時頃
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―現在・公園近くの商店街―
[傍らに小鳥は足を止めたままであったか。 忘れ物を届けに旅立ってしまっていたか。 男は端末を取り出せば指をスライドさせ、文字を紡ぐ。
手紙を電波に乗せる先は、三人。]
(309) 2014/10/04(Sat) 14時半頃
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―――――――――――――― 差出人: 宛先:ジャニス ―――――――――――――― Bonjour 20xx年 10月2日 ―――――――――――――― さっきは素敵なお芝居をありがとう そういえば自己紹介を忘れていたよ
ベルに因んでビーストかガストンとでも呼んでくれても構わないんだよ?
忘れ物の白いコートは可愛い小鳥に届けてもらうことにしたよ 薄い紫がかった髪に赤い薔薇色の瞳の女の子
君の忘れ物片手に訪れるだろうね かわいい彼女のために君が何処にいるか、教えてくれないかな ――――――――――――――
(310) 2014/10/04(Sat) 14時半頃
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―――――――――――――― 差出人:チェシャ猫 宛先:アリス ―――――――――――――― やあ 20xx年 10月2日 ―――――――――――――― こんにちは、アリス ウサギ穴は見つかったかい? 御伽噺を紡ぐには少し早い時間だけれど、せっかくだ 君に話してしまおうか
さっきは綺麗な鳥と出会ったよ 幸せの青い鳥とは違うけれど声の綺麗な金糸雀に、臆病なベル どうだい? 心揺らぐ人物達だろう? 彼女達とどんなお話をしたのかについては、また会った時にでも
君は素敵な夢を見ることは出来たのかい? 隣に腰を下ろす彼は帽子屋かな、それともウサギ? お茶会、楽しんでね ――――――――――――――
(312) 2014/10/04(Sat) 14時半頃
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―――――――――――――― 差出人:ヤニク 宛先:トレイル ―――――――――――――― おはよう 20xx年 10月2日 ―――――――――――――― 花籠はどう?進んでる? 手土産のケーキ屋はそばにあるっちゃあ、あるんだけれど、君とケーキを囲って食べた記憶はあまりないね
たまにはいつもの日常から抜け出してみるかい? それとも、普段通りツマミでもお土産にお邪魔させてもらおうかな リクエストがあるならどうぞ ――――――――――――――
(313) 2014/10/04(Sat) 14時半頃
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[もう一人、手紙を綴ろうとして男は彼女の連絡先を知らないことに気付く。]
――まあ、メールじゃあ鳥の形は作れないし…。 雑貨屋にでも行こうかな。
[小さく呟きつつ雑貨屋はどの辺りだったか。 視線を泳がせた先、秀でた聴覚が拾ったのは何処か硬い足音>>304 鳶色の瞳と、目が合う。]
――…鳶色?
[先程コミュニティにて話題になっていた瞳と同じ…その色に男は食い入るように眺めて]
オスカー、だっけ?
[無意識に差し出した一歩を彼へと寄せ、距離を埋めるようにして鳶色の瞳を持った隣人に声をかけた。
彼の反応はどのようなものだっただろう。 どちらにせよ、赤いフードに隠された獣耳は不自然な盛り上がりを布に作り出し、時折揺れていたのだろうけれど。]
(316) 2014/10/04(Sat) 15時頃
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/* カリュクスちゃんがとてもかわいい… しかしカリュクスさんといいジャニスさんといいお話させていただいた方々が見事に体調崩されていて、心配です(真顔)
(-147) 2014/10/04(Sat) 16時半頃
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[嘴を控えてしまった小鳥>>334に男は労わるような眼差しを向ける。
端末に視線を落とていれば、男の指に向けられていた柘榴色の瞳がこちらを向く。
思わず男も端末から、目線を外せば彼女の視線に応えるべく見下ろした。]
そうだね。君が『視た』通り、肉食の狼さ。 君のような小鳥なんて、すぐに食べちゃう、そんな獣さ。
[人間と、獣。どちらともつかない中途半端な存在。 会話を交えることが出来るのだと聞いた。
男の頭上にも二つの耳がある。 きっと、彼ら達のような獣人だと言える耳が。
耳がある。口もある。目もある。 なのに男の耳は何の音も拾わない。 口は何も紡げない。目は、見えているのに。
――世界を、映しているのに。]
(342) 2014/10/04(Sat) 16時半頃
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[だからこそ、初めて『視た』その存在に男は、自身すらも分からない程柔らかく笑みを浮かべる。
胸に穏やかに流れる熱の理由を、男は知らなかった。ただ大事そうに一度手のひらを握り締めた。
首を傾げる小鳥>>338の囀りに耳を震わせる。]
――それもそうだ。人にはそれぞれ理由があるのかもしれない。
…僕は気付いたら“なっていた”のだけれど
“相応しい”と納得してしまったかな。
[彼女の唇からは結局その答えを知ることはなかった。 だが男は同じように差し出された彼女の連絡先をしまい込む。
そして胸に白を抱き込む少女にひらりと片手を泳がせる。 彼女の姿が見えなくなってしまうまで見送っていただろう。*]**
(343) 2014/10/04(Sat) 16時半頃
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/* 人か獣か、自身がどちらなのか分からないヤニクにとって、獣だと、狼だと 認めてもらえたのは凄く嬉しかったのですよ
(-149) 2014/10/04(Sat) 16時半頃
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[彼女は物語が好きだった。 特にお姫様が出てくる物語が好きだった。
灰に隠れた硝子細工のお姫様
嫉妬に駆られた女王に追われるお姫様
永遠の美を手に入れた花籠のお姫様
心に真に寄り添う果敢な美しきお姫様
泡となり空に溶けたお姫様
誰も彼も耳にしたことのある馴染み深い物語。
僕は、それを綴ることが好きだった。 君が望む通りに君のための物語を筆に連ねることが楽しみだった。]
(-150) 2014/10/04(Sat) 17時頃
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[僕はウソが好きだった。 彼女の驚く顔がとても可愛くて愛らしくて堪らなかった。
だから、今日も重ねていく。 一枚、二枚、三枚。
花弁を散らしていく。 地に落ち枯れた花のことなど目にも暮れず。
君に、しあわせのためのウソを、
ひとつ 吐いた。*]
(-151) 2014/10/04(Sat) 17時頃
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―回想・カフェ前にて―
[少女>>338を見送りつつ、何処からか感じた視線の先にへと男は向けたのだったか>>316
何気ない問いかけに感情を露わにする青年>>346に、男は少しばかり瞬きをする。 それも頷きと共に肯定され、自身の存在を問われれば、勝手に唇は動き始めたのだが。]
僕かい? 最近チェシャ猫だとか黒山羊だとかクロだとか言われていてね。僕自身も分からないのだけど。…ヤニクとでも呼んでおくれ。
人違いでないのなら、君のこと何回か見たことあるよ。 アパートで暮らしてるだろう?
[相手の問いかけにオマケの山を一つも二つも乗せて返せば、彼はどのような表情を浮かばせただろう。
一歩。男と彼が距離を詰める度。 隠すことなく剥き出しの鹿角が視界に入り、男は目元を緩める青年とは裏腹に、驚く様子を見せた。]
――…君、案外大胆だね。
[普段饒舌である男が吐息と共に漏らした言葉は、そんなものだった。]
(347) 2014/10/04(Sat) 17時半頃
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[噂のシェパードと勘違い>>346されていることなど、男は知らず。 本日2度目の獣人との遭遇に無意識に男の獣耳は小さく動いていた。
デニムに潜んだ携帯が着信>>328を鳴らしていたけれど、気付くことなく]
(351) 2014/10/04(Sat) 17時半頃
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/* シェパードとまで出してよかったかなあ…
(-154) 2014/10/04(Sat) 17時半頃
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―回想・カフェ前―
[鹿の彼と言葉を交える瞬間まで、金糸雀の行き先を見守っていただろ う。
その後、何か>>361が耳を掠めたような気がした男は、刹那視線を公園の方へと向ける。
その先、遠目に見えたのは淡い藤色の髪。何かを告げているようだが男には気付けず、首を傾げつつも口端を緩めて応えようとしたのだった。
鹿角を視界に入れるまではきっと。]*
(372) 2014/10/04(Sat) 22時頃
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―現在・カフェ前―
愛らしいだろう?
[眇められた瞳の鋭さ>>366に男がたじろぐ様子は無い。
しかしそれも身に覚えのない言葉を吐かれれば、少し一度二度睫毛を震わせる。
だが大方自分を狼と恐れてのことだろうと予測を立てた男は、「分かってるよ」なんて唇を尖らせる黒鹿に口角を上げて答えた。
そんな他愛のないやり取りも隠すことなく伸びる鹿角を認めれば、小さく唸り出す。]
――…買うという選択肢は無かったのかい、君。
[口元は緩めたままのつもりであったが、些かぎこちなくなっていたかもしれない。
男の変化に目の前にいる獣が気付くかどうかはともかくとして、片手を顎にあてる。 考えています、というように。]
(373) 2014/10/04(Sat) 22時頃
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同じアパートに住んでいるのなら、お下がりでよかったらあげようか?
[顎を捉えていた指先を彼へと向けて提案。
隣人かもしれないけれど、こんなにも言葉を交わしたのはきっと今日が初めてだろう。
だからこの提案に、今も訝しそうにこちらをみやる彼が乗るとは男には分からなかったけれど、唇に悪戯な弧を描かせる。]
赤ずきんを、譲るよ。 それで会いに来ておくれ。 葡萄酒とケーキを持って。
[僅かにフードをズラせば、犬とはよく似ているけれども、男の髪と同じ獣耳が彼の視界にも入れることが出来ただろうか。]
僕は狼だよ。 別にとって食おうとは思わない。
聞きたいことがあるんだ。
[ダメかな?首を傾げて狼男は太陽の下、尋ねてみる。]
(374) 2014/10/04(Sat) 22時頃
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ヤニクは、クラリッサは花屋に行けたのだろうか。
2014/10/04(Sat) 22時頃
ヤニクは、マユミはどんなケーキを頼んだのだろうか。
2014/10/04(Sat) 22時頃
ヤニクは、シメオン(名前も知らぬ彼)の髪色が眩しい。
2014/10/04(Sat) 22時頃
ヤニクは、オスカーの反応を見守っている。
2014/10/04(Sat) 22時頃
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/* >>379 かわ、かわいい(真顔)
(-170) 2014/10/04(Sat) 23時頃
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[愛想笑いに隠された打算的な考え>>379など男には分からない。
けれど“愛嬌がある”なんてそれこそ世辞だと感じた男は、片方の口端だけを上げてみせる。]
そうかい? …君はピッタリだね。 こんなに長く伸びてしまうと歩く時に視界が遮られてしまいそうだけど、邪魔じゃあないかい?
[問いかけを増やしつつも、ゆるりと首を振りつつ告げられた彼の食生活には絶句を。
男が投げた案>>374は今後永劫に撤回されることは無くなるのはここだけの話。
それも男の正体が変われば彼の纏う空気がコロリと変わったように男には映った。
だからこそ男は不思議そうに問いかける。]
君のその態度は癖なのかい? ――どうして狼を目にして笑っていられるんだか、僕には分からないね。
[せっかくの綺麗な雄鹿を、柔らかそうな頬を緩め、形の良い笑みを浮かべる鳶色を。 狼は、ただ突き動かす自身の好奇心のままに会話の種を彼へと投げた。]
(380) 2014/10/04(Sat) 23時半頃
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