231 獣ノ國 - under the ground -
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/* (赤ログ見えないの非常に辛い) 空気読みスキルが足りなかったすみません黙ってよう…
(-10) 2015/07/16(Thu) 14時半頃
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[抱きしめる腕>>19は、どんな頑丈な鎖よりも私を縛る。 だって、好きな人なのだもの。大切なのだもの。 そんな人に抱きしめられて、振りほどける、わけがない]
……ずるい、わ。
[掠れた声で、力なく抗議した。僕と逃げて、だなんて。なんて酷い誘惑の言葉。 私はもちろん、フィリップと一緒に逃げるつもりで。けれどそれは、今じゃないはずなのに]
逃げるわ。……でも、ジリヤも、
[一緒に。そう言いたくて、けれどその言葉は、途切れてしまう。 ジリヤは、足を挫いている。そして、飛べと言われたけれど……きっと私には、一人が限界だ。 いくら私の翼が大きくても、二人を連れて飛ぶなんて……そんなことは、できない。きっと、私の手に余る。 今の私は、あれもこれもしたいと、できもしないことに駄々をこねる子どものようで]
(22) 2015/07/16(Thu) 15時頃
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どうして、死ぬって決め付けるのよ……。 生きなさいよ! 生きるために抗いなさいよ!
[ジリヤへの返事>>*12は、我ながら八つ当たりめいている。 自分の無力さに、打ちのめされて]
生きて、よ……お願いだから。
[思い出した私は、知っている。私は、大切な人を亡くしたことがある。 病気でとうさまが亡くなって、かあさま一人では、私を隠し通せなくなった。 お願い、と震える唇で私は駄々をこねる]
生きることを、どうか、諦めないで。 抗って。
(*14) 2015/07/16(Thu) 15時頃
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マユミは、フィリップ>>21、に「ずるいわ」と繰り返す。
2015/07/16(Thu) 15時半頃
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[もう一度、ずるいと私は詰った。わかっている。八つ当たりだ。 無表情な瞳から涙を零して、こちらを見つめる瞳>>21を見つめ返して、私はしばらくの逡巡の後、結局小さく頷いた**]
(23) 2015/07/16(Thu) 15時半頃
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[ 男はこてりと小首を傾げた。 おいで、の文字に反応しなかったことには。また赤く濡れた髪であれば、その姿を留めながら。
「 随分と” や ”ってしまいましたねえ 」…と、茶化すことは叶うだろうか。 男は矢張り――否自身が女医のところへと、先に促したことが原因かは分から無いが――彼女を女医の方へと向かうよう促したこと、またその背を追わなかったことは失敗だったと思った。 ]
貴女が意図せずに私を傷付けないなら、…――それで良い。 ジリヤさん、
[ ――救援は彼女たちを運び出して、今頃何処にいる頃だろうか? また先程、廊下の隅。 誰かの部屋へ行った亀>>3:130は今頃。 男は薄く笑みを浮かべたまま、ゆるりと彼女に手を差し伸べた 。 ]
(24) 2015/07/16(Thu) 16時半頃
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/*はーーなんか時間取れて無いぞ申し訳ない、、、寝落ち
(-11) 2015/07/16(Thu) 16時半頃
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…最後まで、抗うさ。それでも、ダメな時なことを、頼みたいンだ
[我ながらひどい嘘だと思った。もう、決まって…いや、決めているのに]
(*15) 2015/07/16(Thu) 16時半頃
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[意図的に傷つけなければ、それでいい>>24との言葉を聞けば、髪で傷つけないように気をつけながら、その胸に身体を預けて。顔を相手の身体に埋めたまま、つぶやき出す]
…なぁ、頼みが…あるンだ…
[ニンゲンにする最初の、願い]
(25) 2015/07/16(Thu) 17時頃
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絞め殺してくれないか
[最期の、願い]
[どうせ、終わるなら、最期は、ての、ぬくもりの下で]
(26) 2015/07/16(Thu) 17時頃
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ひどい、ひどい裏切りだね、ジリヤさん。これは、君だけが幸せになる、嘘と、選択だ
(-12) 2015/07/16(Thu) 17時頃
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/*?!
(-13) 2015/07/16(Thu) 18時頃
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/*?!?!
(-14) 2015/07/16(Thu) 18時頃
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─彼女らを見送った後─
[階下は少しざわついていた。 地上からの救援が来たからか 少しばかり静かな第三棟。
彼は医務室で片付けをする気にもなれず ただ、自室にて適当に傷の手当てをしていた。 鳥たちの姿を見ることも無く。
静かに瞼を閉じる。 ここも"ひと"が少なくなった。
背中を伝う未練の黒糸も ──……もう、断って>>9しまおうかと
思うた手のひらは、 小刀を左の袂へと導いた**]
(27) 2015/07/16(Thu) 18時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/07/16(Thu) 18時半頃
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――― ……?
[ 男はゆらりと、その影を揺らめかした。 自身の髪が彼女の頬にかかるのを、払って取り除く。
赤くなった髪は今や近く、胸元に顔を埋められることもあれば、 ――では、彼女は何と? 男は口端を上げたまま、目を細めた 。 ]
……死にたいのですか。
[ 男の声は平生と共に、変わらないものであった 。なぜ、とこぼれ落ちた低音を。 彼女はまた拾えることも出来ただろうか。 影と同じに少しも揺らが無い声色は…そう、冷酷とさえ言われても無理は無い 。 ――神父に成り切れなかった過去を 思い出しては。 ちくりと針がひとつ、彼の体躯に刺さった 。 ]
(28) 2015/07/16(Thu) 18時半頃
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…死にたいも、なにも。もう死ぬだろ。管理人を半殺しにしたんだ。止められなけりゃ殺してた。殺処分に決まってる。
…だけどよ、それは、嫌なんだ。だから…
死に方くらい、自由にさせて、くれよ
[もう一度懇願する。注射や、毒ガス、ロープによる絞首、電気椅子。殺処分の方法はいくらかあるが…全部、人のぬくもりを感じながら死ぬ事は、できない。揺らがない声色>>28の中に、優しさを感じていた。普通は、こんなこと、相手にすらしない。]
(29) 2015/07/16(Thu) 18時半頃
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コロン、 ころころ ……かつん
[ ” せなか ”が痛い。 僕は転がり落ちた先、 螺旋階段の一番上で体躯を隠した 。
―――以前はなかった 甲羅に 隠れては 。 ちらちらと首穴から射し込む陽の光が、 眩しかった。 「 ようやく、外に出られる 」
僕の声は、声にはならずに、ただ” 獣 ”の声に成る。 ……ひどく惨めな、感じがした。 ……救護員は、 ” ひと ”になったという獣は、今やどうしているのだろうか? 僕はひょこりと首を覗かせて、階段の下を見た 。……暗い。 あんなところに、居たんだなあ 。 ―――そう思う反面、僕は、あの暗闇に追われている気がして ―――急いで足を 外へと踏み出した。 ]
( ふるさと、 ―――……もすきーと、 )
[ 建物の出口、周りに過去地下施設へ身を置いたものが居たなら、僕の姿は見られて居たかもしれない 。 それでも僕は、 恋い焦がれた” おもいで ” と ” ―― ” とを。 一分でも早く、 見たかった 。 ]*
(30) 2015/07/16(Thu) 18時半頃
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[ 可笑しいよね。 はじめて「狡くない」つもりでいたのだけれど。 僕は彼女を抱きしめたまま、皮肉げに口角を持ち上げて 薄笑いを浮かべる。
僕だって針鼠を助けられるものなら助けたい。 けれど迎えにいったら、そこには管理者も居るのだから みすみす扉を閉ざすようなものだ。]
僕は 何より君がだいじなんだ。 ぜんぶ、僕の勝手。
………ごめん。
[ ジリヤを、という言葉>>22に「何より」を被せて 優しい彼女の意思を捻じ曲げる。
恨んでくれて構わないから、どうか僕に絡め取られて。 どうか どうか 僕の手を取って と。]
(31) 2015/07/16(Thu) 19時頃
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[ 狡い、と言われるたびに 静かに頷いて ごめんと零す。
噫、泣かせたくないのに ぼくがすすんで彼女を泣かせている。
蒼碧の指でそれを拭って 小さな頷き>>23を合図に、僕は彼女の小さな手を取る。
食堂で絡め合わせたときよりも ずっとずっと強く握って 第一図書室へ 暖炉へ その先へ、一目散に走った。
僕の脚は静かにもできなければ疾くもない。 ヒトの足を持つ梟の手を引けたのは一体どこまでだろう。
彼女がジリヤを背にする覚悟ができたのなら きっとすぐに追いぬかれてしまう。 けれど、それまでは。 彼女のきもちを、ジリヤから引き剥がすまでは 僕は彼女の手を 引き続けるだろう。**]
(32) 2015/07/16(Thu) 19時頃
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ねえ、ジリヤ。 きみは僕らのうちの誰より強いんだから
君はずっと きみのままでいて。
………先に、いってるから。 出られなくって戻ってきたら… 笑ってよね。
[ 別れのことばは言わない。
いつか太陽が、彼女のプラチナの髪を照らす日が来るよう 願うだけの狡さを噛みつつ。
彼女が内に秘めた決意のことなど なにも、しらないままで。]
(*16) 2015/07/16(Thu) 19時頃
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…あぁ、アタシが変わるわけ、ないだろ?
[嘘だ、今はこんなにも変わって…いや、戻って?]
(*17) 2015/07/16(Thu) 20時頃
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[八つ当たりなのに、フィリップは私が詰っても、何の反論もしない>>31。 わかっている。本当に悪いのは私だ]
そんなの……私だって。 ……謝らないで。
[私だって、何よりフィリップが大事で。 違うのはきっと、私に覚悟が足りないこと。 二兎追う者は一兎も得ないのに、ぐずぐず選べずにいた私が悪いのだ。 ずるいと言ったその口で、謝るなと言って、私は首を横に振る]
ごめんなさい。
[私が選べずにいたから。今だって、本当に選べているかはわからないくらいだから、フィリップは悪者になってくれたのだ。 悪者にしてしまったことを謝って、私は取られた手>>32を握り返した]
(33) 2015/07/16(Thu) 20時頃
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駄目な時のことなんて、考える必要ないわ。 もがいて、抗って、なんとしてでも、生きて。 生きてなきゃ、ここから出られないのよ。
[覚悟を決めていないのは私だけ。そんなことも知らず、言い放って]
(*18) 2015/07/16(Thu) 20時頃
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[強く握られた手を引かれて、走る。走る。 頷いたのに、その手を取ったのに、どこまでも優柔不断な私は、後ろ髪を引かれて。 決してついていくのが苦になるような速度ではないのに、フィリップに引っ張られるように、走る。
わかっている。一番最悪のシナリオは、ジリヤが殺される上に、私たちの脱出も失敗に終わることで。 一番いけないのは、ぐずぐずと優柔不断に何も選べずにいることだ。 そして、このまま私がぐずぐずしていては、フィリップのことも、巻き込んでしまう。
あふれる涙はそのままに、私は歯を食いしばって、今度こそ覚悟を決めた。 一度強く目を瞑って、ためらいを振り捨てるように速度を上げる。 フィリップに追いついて、追い越して、 でも、繋いだ手は、絶対に離さない**]
(34) 2015/07/16(Thu) 20時半頃
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/* ジリヤの絞め殺してくれが! なんという! 滾る! アーロンさんどうするのかな。今後の展開にとても期待。 生きててほしいけど、好きな人の手にかかるのも胸熱ですよね…
(-15) 2015/07/16(Thu) 20時半頃
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― 診療所 ―
……スノーフレークの、花。
[涼やかな白い花>>14が、花瓶の中で揺れていた。 美しいその造花は、枯れることがない。 確かこれは“前の職場”に植えられていたもので。 きっと誰かの見舞いの品だろうと思う]
誰が。
[兄さん、と誰かの声が聞こえた気がした。 ズキンと頭が痛む。兄さん。兄さん―――]
やめて。
[ひどく靄のかかった頭の中で。 思い出してはいけない、と本能が告げていた。 ひどく気分が悪かった。この違和感は、何なのだろう]
(+5) 2015/07/16(Thu) 20時半頃
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― 研究所 ―
……すみません。 ノア=マーティンという研究者の方が。 ここに在籍されていると聞いてやってきたのですけど。
[ついに、我慢ができずに彼の研究所を訪ねた。 純粋に彼に会いたかったし、 “前の職場”のことも聞きたかった。 違和感の原因を知りたかったのだ。 看護婦たちは研究の話題になると決まって話を逸らした]
申し遅れました。 アマルテア=メティスという者です。 マーティン様ご本人に聞いていただければ分かるかと。
[さて、本人に取り次いでもらえるだろうか。 もしも門前払いされるようなら。そのまま帰るつもり**]
(+6) 2015/07/16(Thu) 20時半頃
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/* マユミとフィリップは逃避行だね。青春だね。
あれかな。マユミはアマルテア以外の男性管理人にも割とそっけなかったり、毒舌だったりしたから。 赤でなに喋ってるかは気になる。
始めからそういう設定だったなら、フィリップ以外とくっつくのは必然だったのかなとも。
(-16) 2015/07/16(Thu) 21時頃
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/* アマルテア ― ノア フィリップ ― マユミ ヴェスパタイン ― ジリヤ
……カップル的にはこんな感じ? 恋愛村だと思って入ったけど、ここはカップル作りにそんなに主眼置いてなくて新鮮。 クラリッサが百合やりたかった系だと申し訳なかったな、と3dあたりで気付いた。本当に反省。
(-17) 2015/07/16(Thu) 21時頃
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ああ、あぁ、わかってるよ。そうだな、ダメなんてありえねぇ。
…抗ってりゃ、いつかは出れる。だろ? だから、先に出て待っといてくれよ。アタシは一人で出れるから。
[嘘を重ねる。目の前の人間に言っていることと、まるでチグハグな事を並べる。ジリヤは、この空の下で、生きている。そういう事にして、傷つけたくない。そんな臆病な、ハリネズミ。ちょうどいい距離を、見つけられなかった]
(*19) 2015/07/16(Thu) 21時頃
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[ かけられた言葉>>*17に こころは泣いているのに 笑みがこぼれる。
たぶん、僕の中の針鼠が 変わらず彼女であり続けてくれたからだとおもう。
庭で少しだけなでた手の感触を思い出して 僕はそれを抱え込むように 刻むように胸に当てて
ぼくは彼女の声に 無言の別れを告げた。]
(*20) 2015/07/16(Thu) 21時頃
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