159 せかいのおわるひに。
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[ハーネスをはずして、私はそのままビクターの首にぎゅっと抱きついた。さっき、お兄ちゃんの腕にそうしたみたいに]
おしまいの時に、お兄ちゃんといられたら、私はそれでよかったのに。 どうしようビクター、私ひとりぼっちになっちゃった。
(7) 2014/01/23(Thu) 00時半頃
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健康管理も仕事のうち。 息抜きも大事、大事。
[原稿からの逃げ足は早く、空の眩しさに自分は地底人かと 錯覚するほど固まっていた]
今一つピンと来ないんだよな。
[書いている主人公像が自分の中でしっくりこない。 編集に言われて作った感が強くて、自分の作品とは思えないのだ。
いかにも自分が可愛くて健気でしょ?と言わんばかりの 女主人公のお陰で文字を生む気が全くしない。 はっきり言えば苦手な女性像だった]
(+3) 2014/01/23(Thu) 00時半頃
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自分が綺麗だって事知らない無垢な美しさ。 そう言うのが大事だって。
[流行らない、の一言で却下された主人公の純愛物語。 売れないのは判っているが、主人公を曲げたくは無い。 だが本を出して貰わない事には誰の目にも止まらない。 自分が生んだ作品の最期を見てやれない。
うんうん悩みながら行きつけのコンビニへ。
お茶とミントの強いガム、それと肉まんが定番]
(+4) 2014/01/23(Thu) 00時半頃
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デメテル、………遅いなぁ。
お兄さんと会わせてもらえるって思ったのに。
[デメテルを最後の授業に付き合わせるつもりはないが、 やりたいことがまだなされていない状況を思えば、自然と表情は曇る。
少女は、知らない。 デメテルの兄が、彼女をひとりにして逝ってしまったことを]
(8) 2014/01/23(Thu) 00時半頃
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/* [手を握られてて密かにおろおろあわあわもぞもぞ]
どうしてもこうデメテルを絶望させることにしかならなくてもうすみません
(-7) 2014/01/23(Thu) 00時半頃
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[考えてみれば、簡単にわかったことなんだ。フランクさんが、お兄ちゃんにとって特別な人だってことくらい。 だって私は、お兄ちゃんがフランクさんに向ける、見たことのない表情にジェラシーだったんだから。 目の見えないお兄ちゃんが、本屋さんに行きたいなんて言い出して、フランクさんの本を買ったり。 あの時私はなんて言ったんだっけ。音読してあげようか?なんて言ったかもしれない]
チョコレート、最後に一緒に食べようって、思ったのにな。
[かばんの中には、キャサリンにもらったチョコレートが入ったまま。お兄ちゃんと一緒に食べたかったのに。 お兄ちゃんにも買ってもらったことがあった。あの時のものとは、さすがに別のものだけど]
(9) 2014/01/23(Thu) 00時半頃
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良かったって― そっそ、そんなことないですよ。
[>>5>>3舞い上がってしまい、言葉は詰まり詰まりだ。]
確かに校庭なら広いですし、よくPVでも校庭で歌ってますよね。僕、一度やってみたかったんですよ。
(10) 2014/01/23(Thu) 00時半頃
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ビクター、私、これからどうしよう。 どうしたらいいんだろう。
[もう、私には何もない。 何をしたらいいのかわからない。 立ち上がることもできない。大体、立ち上がって、それからどこに行けばいいっていうんだろう]
本当に、勉強なんて、なんにも役に立たないね。 こういう時どうしたらいいか、なんにも教えてくれない。
[私には将来なんてなかったんだから、せめて今役立ってくれたっていいのに。 そう、かすかに笑って……私は、動けない**]
(11) 2014/01/23(Thu) 00時半頃
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まあ広い校庭を滅茶苦茶にするのは骨が折れますよ。 よほどの事が無い限り大丈夫でしょう。 僕のギターもありますし。
[と、学校の無事を楽観視している。 部室から持ち出して、比べてみようと思った。]
あっ、ギターケースとベルトあります? 折角の―ありがとうございます―ギター、大事にしたいです。
(12) 2014/01/23(Thu) 00時半頃
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い、いいの?
[けれど音読してあげようか?>>9と言われた時には酷く声が上擦ってそこには兄の威厳など欠片も見当たらなかった デメテルの声は好きだ、優しい女の子という感じがして、鈴を転がしたように可愛い 好きな声で好きな本を読んでもらえればきっとそれはとても幸せなことだ。]
ありがとうね。
[チョコレートがいいと言った妹に、好きなのかいと問い掛ければ密かな彼女の楽しみを教えてくれただろうか そうして和やかに話をしながらコンビニにつけば、入る前にそう言って彼女のほうに顔を向け微笑む どうしてこんな心優しい子が、自分なんかの妹なのだろう]
(+5) 2014/01/23(Thu) 00時半頃
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/* どどどどうしよう 狼が襲撃してくれて兄妹一緒に墓下だったら後腐れなく先生ルートに入るつもりだったんだけど デメテル生きてるとどうしてもデメテルの現状知らない体で先生ルートに入るのにためらいが
ねぇーキャサリーンどうするー 「決まってる。決まってるの」
(-8) 2014/01/23(Thu) 01時頃
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― 在りし日 ―
えー! なんですって!!
[削岩機の音で近くにいるのに声が聞こえない。蛍光色の縞の作業服を着た同僚の話、話という以前に、届いていない声そのものを求めて強く聞き返す。 工事が続く限り、変わる事はない。無駄なやりとりをしていると互いに気付いたのか、苦笑を交し合ってから、誘導灯を手に、それぞれの持ち場の方向に向き直る。]
(+6) 2014/01/23(Thu) 01時頃
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えっ
[チョコレートだけを買ってすぐに店を出る筈だった しかしデメテルが気付く、フランクが店内にいることに]
……
[思わず商品棚の裏に隠れてしまった、だって不意打ちすぎる けれど男として低くも高くもない身長はあまり隠れられてないことに、気付けない そして杖をつく音は磨きあげられた床によく響く 簡単に言えばモロバレである。]
(+7) 2014/01/23(Thu) 01時頃
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謙遜しないしない。 私は思ったことを言っただけだしね。
特に、音のことに関してはお世辞も言わないよ。
[知っているでしょう?と問うように、首を傾げてみせる。 以前、同じようなことを話した記憶がある。]
ああ、あるある。 校庭で歌うのも、気持ち良さそうだよね。
[ケースをと問われれば頷いて。 勿論と店の奥からそこそこ良いギターケースを持ち出す。]
(13) 2014/01/23(Thu) 01時頃
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校庭で進くんの弾き語りかー。 期待しちゃおっと。
[少しハードルを上げてみる。]
進くんが弾き語っている周りで、私駆け回ってようか?
私が一番好きなPVもそんな感じだったの。 曲も良いんだけど、雰囲気が好き。 昔好きな子役が出てたっていうのもあるんだけど。
[そういえば、あの子役は今どうしているのだろう。 サイトで噂を聞いた気もするが。]
(14) 2014/01/23(Thu) 01時頃
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おう、まかせろ。 先生すんのが仕事だったんだからな。
これぐらいはどうってことねぇよ。
[よろしくお願いしますというキャサリン>>6に此方こそ、なんて言って丁度良い木の枝を探す。落ちてないかなーなんて。]
ん?…あぁ、確かに遅いな。
[地面と睨み合っていた顔を上げて、キャサリンの呟き>>8に同意する。 デメテルは散々勉強しただろうし、別にお前も受けろなんて言うつもりはないが、なんせ校舎の方へ歩いて行ったから、危ないかもしれない。]
………探しに行くか?
[ミイラ取りがミイラにだけはなりたくないが。]
(15) 2014/01/23(Thu) 01時頃
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お、トレイルにデメテルちゃんじゃねえか。 仲いいな、散歩か?
[目的のものを手に入れ、金を払っていると 入店を知らせるチャイムが聞こえた。 思わず顔を向けると、扉には見慣れた近所の兄妹がいて手を上げる]
参考書か? デメテルちゃんは頭いいからな。 将来楽しみだな。
[手にしているのは書店の袋。 自分の本を買ってくれたなんて夢にも思っていないから。 デメテルがいる事に、勉強に関係するものだと勘違いしていた]
(+8) 2014/01/23(Thu) 01時頃
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隠れているつもりかよ。
[まず入店の音がする。 それにカツンカツンと杖の音がよく響く]
俺何かしたか?
[隠れられる理由が見つからない為、探してみたが、 やはり首を傾げるしか出来なかった]
(+9) 2014/01/23(Thu) 01時頃
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お疲れ様です。 あまり時間もありませんし、お弁当食べちゃいましょう。
[雨天中止を挟んだ事で、工事日程が遅れている分、作業員、そして警備員達の休憩時間も削られている。コンビニで買った海苔弁当に、ペットボトルのお茶を一本取り出して、年配の同僚に差し出す。]
そう言えばさっきなんて言っていたんですか?
[割り箸を口に咥えたまま、自分の分のペットボトルの蓋を捻り、買った頃はまだ温かかったが、すっかり冷たくなっている中身を一口啜るように飲む。]
ああ、僕の話ですか? 僕は…。
[バイト初めの頃、一緒になった時の雑談で話した内容について興味を惹かれたらしく、詳しい話を聞かれる。芸能界にいた事は話していないが、TV局関連の話をポロリと漏らした事を覚えていたらしい。]
まあ、大した話じゃないですけど…。
[どうして聞きたがるのか、知識を仕入れたいのか、情報を知りたいのか、相手の意識の元をこちらも気になるあまり、他のバイト同士よりは会話を交わす相手になっていた。本業は他にあるのだという素振りの彼と、目指す先がある自分とでどこか感じるものがあったのかも知れない。*]
(+10) 2014/01/23(Thu) 01時頃
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あっそうでした。 [このやり取り、>>14前もしたと思う。 てへり。]
まあ、期待しててくださいね。 ふっふっふ、僕色々呼び寄せちゃいますよ?
[言わないけど、―呼ぶ位には。]
(16) 2014/01/23(Thu) 01時頃
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− 夜のバイトで −
[外の、特に夜のバイトは暑さも寒さも身体に堪える。 そんな中で意志の疎通が上手くいかないだけで、 苛立つ事も多い]
だから俺の番だろうが。
[阿吽の呼吸とは言わなくても、 もう少し息を合わせなければと思っても焦るばかりで 混乱が増しそうだった。
落ち着こうと、苦笑しつつ会話を止めたあの日]
(+11) 2014/01/23(Thu) 01時頃
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[この自信は何処から出るのか自分でも不思議。 まるで、力を貸してくれているみたいだ。]
>>15子役ですかー、子供好きなんですね。 僕も昔はヒーローものに出てくる子供にあこがれたことがありましたねー。ヒーローの近くに居て羨ましいみたいな。
[当時からしたら、自分より幾つも年上だっただろうが。]
立ってもいいかな、座ってもいいかな。 あっモニカさんは走っててもいいですよ、それかなり面白いです。
[ギターの周りを走り回るそういうシーンがあまり想像がつかなくて笑った。]
(17) 2014/01/23(Thu) 01時頃
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[何をやっている、ちゃんと出ていってこんにちはと自然に笑うんだ。心の中で自分を叱咤しても体は動かない
ーー兄のように慕っていた筈の男性にこんな想いを抱いてしまったのはよく迷子になり泣いていた子供の時代のこと ……決して赦されないことだと、心を通わせることは出来ないと分かっている。 それでも十年近く想い続けているのはその好きな妹の声に全く似つかない低い声に、どうしようもないぐらい安らぎを覚えてしまうから 逆になってしまっているとしても妹は守るべき存在、あの両親と腫れ物に触るように自分を扱う外の人間 頼れるのは、手を握ってもらい安堵出来るのはたった一人だけだった。]
(+12) 2014/01/23(Thu) 01時頃
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あ、あああ、あの、その……
[隠れようがまず先に店内にフランクがいたなら全く意味がないに決まっている 気が動転していた]
ち、違うんですー……
[貴方は何も悪くないとそれだけは消え入りそうな声で否定して小さくなるばかり。 よくみれば顔が少し赤いことに気付けるだろうが、理由はきっとわからない**]
(+13) 2014/01/23(Thu) 01時頃
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お、ありがと。
[差し出された弁当と茶を受取り>>+10、 慣れた手付きで割り箸を二つに割いた。 食べ出すとすぐに問い掛けて来たのはさっきの事。 別に大した事でも無いし、今言っても仕方ない事]
もうすっかり慣れたな、って言ったんだ。
[返したのは全く違うもの。 口にして、そうだ彼には慣れて欲しくないのだと気付いた。 時給のいいバイトに入って来る若者は 地に足の着いてない夢か、貧乏にアップアップしている 者が多い。 自分もこの歳になってもその通りなのが問題だが。
その中でも彼は少し特殊だった。 知らぬ夢を見ているのではない。 知った上で夢を見ている。 単純な興味から声を掛けたのが最初だった]
(+14) 2014/01/23(Thu) 01時頃
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[彼が描いた夢はどんなものなのだろう。 戻ろうとする夢はどんな世界だろう。
そんな興味から、少ない会話は彼に割かれる事が多かった*]
(+15) 2014/01/23(Thu) 01時頃
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お仕事熱心で素晴らしいことです。
[ちょっとだけ調子づいた口調で返す。>>15
少女も、当初は地面をノート代わりにしようと棒状のものを探していた。 ちなみに桜の樹の下に置いたままのシャベルは却下だ。掘るには向くが書くには向かず。
やがて視線は地面から校門の方へと忙しなく向き、 デメテルの戻りの遅さを気にかける言葉が零れ、]
もちろん! 探しに行きますよ。 ……校門の方行って戻ってこないってことは、………あっちの方にいったのかなぁ。
[提案めいた言葉に一も二もなく頷いて、 校庭の端をぐるりと一周するように小走りで進む。 校門のところ――にはいない。 このまま端をぐるりと行けば未だ燃える校舎の近くまで辿り着くが、 恐れは、感じなかった]
(18) 2014/01/23(Thu) 01時頃
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− コンビニで −
[消え入りそうな声が微かに聞こえた]
そうか。俺が悪くないのは判ったけど…。 大丈夫か? 顔赤いぞ? デメテルちゃんも、大丈夫か?
[明らかに挙動不審なトレイルの様子>>+13だが、 赤い顔に心配そうに手を伸ばして熱を測ろうとするが。 目の見えないトレイルにどう取られるだろうか**]
(+16) 2014/01/23(Thu) 01時半頃
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[嫌な予感がする。 少女が脳裏に浮かべていた、兄妹水入らずの光景の想像図も、 その予感のせいで、どこかに行ってしまう気がする。 デメテルにあげたあのチョコレートを、二人で仲良く食べている姿が、遠ざかる]
ここもいない、ってことは……校舎の方に何か用なのかなぁ。 もしかして……まだ人がいたとか?
[立ち止まって一休みして、デメテルと二人、思い出を火葬した場所を見やって。 それからまた、一歩を踏み出した**]
(19) 2014/01/23(Thu) 01時半頃
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あはは。色々呼び寄せちゃうって。 何を呼び寄せるのかも期待しようかな。
[進>>16に笑う。 せめて進の演奏前に、隕石が来てしまわなければ良い。 寧ろ、進の演奏で呼び寄せるのなら良いと思う。]
(20) 2014/01/23(Thu) 01時半頃
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