210 初詣村
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[冷たくない雪について考える。
「冷たくない=氷ではない」「白い」「小さな結晶」
パッと思いついたのが砂糖と塩。 ベタベタしたりしないだろうか。 いや水分さえ吸わなければ……。
雪から冷たさだけを引けばいいのに、思考は余計な心配へと流れた。 そしてその上に寝転がり読書をして――]
――え、 ニコラスって吉幾二好きなのか。 しっぶいな……。
[今時の流行りの歌とか、こじゃれた洋楽とかじゃないんだと驚いて、冷たくないベタベタな雪の想像から引き戻された。]
(24) 2014/12/31(Wed) 20時半頃
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雪って音を吸うんだろ? 雪原とか、そういうトコ行ったらどんななんだろうな。
それに冬の空って星が綺麗に見えるって言うしさ、 静かな中、大の字に寝て見上げてみてーかも。
――多分、10分も持たないだろうけどな。
[ここの寒さにさえこんなに震え上がっているのに、もっと寒い雪国の夜空に思いを馳せるのは一瞬で、直ぐに現実へと。
小さい頃から星を見るのは好きで、実家の部屋には両親に強請って買ってもらった天体望遠鏡もある。 こちらへと出て来る際に持って来なかったのは、寮の部屋が実家のそれよりも狭かったのと、どうせ授業とバイトで忙しくて見る暇もないだろうと思って。]
(25) 2014/12/31(Wed) 20時半頃
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[おう、とダイミ>>18にあわせて片手をあげる。 笑みを深くすれば、白い息が舞った。 ため息でもないのに、]
でも来年は、他のやつに頼めな。 さすがに飛んでは来れんぞー?
[目の前が曇った刹那に、滑り込ませた。 先のことをと鬼が笑えばいいのに、当然現れるはずもなく。 纏う冷気を振り払うように、一度小さく首を振った。]
(26) 2014/12/31(Wed) 20時半頃
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[前を歩くワットから「鍋」との話が出たなら>>17、「やりましょう」と即乗っかった。 この寒さで冷えた身体を、熱々の鍋で温めるのに異論があるはずもない。]
ワットさんちの野菜、美味いすよね。 味が濃いっていうか、詰まってるっていうか、……そんな感じ。
[夏頃に御裾分けしてもらったトマトを思い出して、声が弾んだ。
ワットが卒業してしまったら、御裾分けもなくなるのだと思うと、食費的にも味覚的にも寂しくなるなぁと。 勿論それだけではなく、その大きな佇まいと人柄のせいか、無意識に同じ屋根の下にいる安堵感を抱いていたりするのだが、実感するのはワットが寮を去る、少し先の話になるだろう。]
(27) 2014/12/31(Wed) 20時半頃
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んー?お、年の瀬っぽいな。 そだなあ……
[ニコラス>>20の声に緩慢な動きで振り返りながら、行動と同じく過去を顧みる。 春には眠いと、夏には暑いと、秋には空腹だと、そして冬はやはり——寒いと。 帰る場所であるあの寮は、分かち合う場所であると思う。]
新歓かー、あんときゃ大変だっ…… おい、俺のこたいいだろ、踊って腰痛かったんだって、
[含み笑う彼>>21に、言い訳を重ねるように続けた。 酒が入るとついのぼせて披露してしまう野菜を掲げたあの踊り。しかしそれが祟って腰を痛めた情けなさと、一連の新歓の賑やかさと。 思い出してまた、笑みと共にため息が一つ。]
俺ぁあれだな、夏に冷蔵庫壊れたときだな。 アイス全滅。泣いたもん。
[夏のあの茹だるような暑さにやられたのか、壊れてしまった共同の冷蔵庫。あの悲しみは一生忘れないだろうと、——それでも、笑顔で。 それはニュースを問うたニコラスが、笑みを浮かべていたそれに応えるように。]
(28) 2014/12/31(Wed) 20時半頃
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ニュース?……なんだろ、なんかあったかな。 新歓、――あぁ、アレな……。
[ニコラスの話>>20>>21を聞いて春の記憶を手繰り寄せる。去年の年越しの件は知らず、ダイミが酒に弱いというより随分飲んだんだなぁと。 自分たちの新歓の時はどうだったかと考えたが、緊張していたのもあり、ほとんど記憶がなかった。]
ニュース、俺はケイイチの入寮を推すね。 日曜の朝にあのハイテンション……。
徹夜バイトの後のアレは、衝撃だったな。
[日曜の朝に特撮の番組がやってるとかで――。 毎週のことだと分かれば枕元に耳栓を用意することで解決したのだが、今年一番のニュースだったように思う。弟以上のハイテンションだった。]
(29) 2014/12/31(Wed) 20時半頃
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[一年を振り返ったりなんだりで歩いてる内、 寮を出てすぐの頃よりは寒さも和らいで感じていた。
もうすぐ到着するかと時計を見るのに、尻ポケットからスマフォを取り出して、メールの着信に気付く。
母の携帯から弟がメールを寄越したのだ。 緩む口元はそのままに、「帰れなくてごめんな」「春休みには土産持って帰るから」と返信完了。
神社にはどのくらいの客が来ているだろう。 混んでいたならワットの背中かダイミのボンボンを目印にすればいいかな、とか、ケイイチも心配だがニコラスもはぐれたら見つけ辛そうだな、などと考えて、]
一応、皆さんの番号聞いておいてもいいすかね?
[初めて来た場所とは言え、夜道を一人で帰るだけなら地図を検索して帰れるが、行き違いなどで手間をかけるのも省けるなら、と。 中には交換済みの者たちもいたかもしれないが、そんな提案をした。**]
(30) 2014/12/31(Wed) 20時半頃
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ロビンは、ワットの野菜踊りを思い出して、笑いを噛み殺しきれず肩がぷるぷる。**
2014/12/31(Wed) 20時半頃
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だっろー?はっはぁ、ありがとな。
[早速賛同>>27してくれたロビンに、電灯を大きく振って礼を述べた。 自らの身体を育ててくれたものを褒められて、これ以上に嬉しいことがあるだろうか。それでも照れて、空いた手で顎髭を撫でる。]
ネギいっぱい貰ったからなー、うめえぞ。 ……あ、やべ、腹減った。
[歩きながらもくう、と小さくなった腹。 耳が赤くなったのは、寒さが原因だけではなく*]
(31) 2014/12/31(Wed) 20時半頃
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大丈夫!ベルトの補強は万全っす!
[失くすなよとのワットの声かけに、サムズアップと笑顔で応える。 >>21しかしニコラスに「攫われる」と脅されると、バッとジャケットの前を閉じて]
攫われたら第二のライダー、特警ブルーが助けにきてくれるんスよね!
[折れない笑顔でニコラスを特警ブルーに任命した]
(32) 2014/12/31(Wed) 21時半頃
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[懐中電灯の灯りが足元をくるりと一周。 そろそろ人々の声も遠く、聞こえ始める。 除夜の鐘が澄んだ空気にとけ込んで、耳を掠めていった。]
あれ、番号教えてなかったけか。
[教えていたか教えていなかったか、コートのポケットに入れていたスマートフォンを出してロビン>>30へ差し出す。 一通り交換が済めば、再びコートの中へ突っ込む。ポケットの中にそのまま手を入れて指先をあたためた。]
なんだ、ニコラスがとっけいぶるーなのか。 うちの寮は強いやつ多いのな?
[ケイイチ>>32も新歓の頃に比べればすっかり寮にとけ込んでいる。 それが嬉しくもあり、彼の明るさが楽しくもあり。]
(33) 2014/12/31(Wed) 22時半頃
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ぐぇっ! ギブギブギブ!
[>>23 ロビンのヘッドロックが極まり、その腕をパンパンと掌で叩く。 あぁ無情なり体格差]
暴力反対ー!
[グロッキーになりつつ恨みがましい視線。 ロビンにちょっかいをかけては、こうして制裁をくらうのも日常茶飯事。 日曜朝には共有スペースのテレビで大ハッスルして、その度に叱られたり]
(34) 2014/12/31(Wed) 22時半頃
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なーべっ、なーべっ、かーにかに!
[鍋の提案はもちろん反対するはずもなく、心はすっかり明日の鍋へと飛んでいく。もちろんしがない大学生に、カニのあてなどないわけだが]
鍋の白菜ってめっちゃうめぇんスよねぇ。あとニンジン! 俺、ニンジン嫌いだったけどワットさんちのニンジンなら食える!
[うっきうき]
鍋にビールとか美味そうだなー、正月だもんなー。
[チラチラ。おこぼれに預かれる隙はないかと、先輩たちを見回す未成年]
(35) 2014/12/31(Wed) 23時半頃
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蟹なー、どっかに泳いでないかねー、
[実家から送られてきたのは勿論野菜のみである。 ケイイチ>>35の声にあわせ、辺りを見渡した。当然蟹は歩いていない。 練り物、或いはつくね程度ならば叶うかもしれないが、ほとんどは野菜になるだろう。]
清酒ならあるぜ。 でもケイイチくんはもうちーっと大人になったらな?
[ぐはは、と豪快に笑うと、電灯で彼の足元をちらちらと照らす。]
はええぞー、20なんてすぐだぞ。 飲みにいけるようになったら奢ってやるさ。
[その頃には男はここにはいない。 それでも、その約束は嘘ではない。 来年、再来年になっても、大学も、寮も、存在が消えるわけではない。 遊びにくることだってできるのだから。]
(36) 2014/12/31(Wed) 23時半頃
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安いもんだろ? 千円……持ち合わせがないなら、貸そっか? トゴで。
[悪徳金融屋の座をさらりと奪いにかかる、冗談ひとつ。 視線を向けた先で、ロビンの口元から零れた濃い白が、 夜に蕩けて過去に押し流されていく。 ロビンの心境を知らないニコラスは、 おやおや、恋煩いでも抱えているのかしらんと思う。
にた、と薄ら笑いを浮かべていると、 ケイイチの悪戯にロビンが崩れ。 「懐かしいなぁ」なんて他人事として、笑った。]
(37) 2014/12/31(Wed) 23時半頃
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……ん?ヤ、好きだよ。
逢えなくて恋しくて 震える唇……― ――東野カナと言ってる事は同じだろ。
[吉幾二『雪ノ國』のサビを囁かに歌って、首を傾ける。 恋心、老若男女誰にも同じ震えを齎すものかと いっそ新鮮な驚きを感じたこの一曲は、好きだ。]
…………山間の真っ暗な夜、雪が積もるとさ。 10分の時間経過にも、 自分が死んだ事にも気付けないくらい 圧倒的に静かで、星はやっぱり綺麗。
[一摘み程の郷愁が含まれる冗句もまた、吹く風に散り。 現実の、街中の寒さに肩先が震えた。]
(38) 2014/12/31(Wed) 23時半頃
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年の瀬だからねぇ。そろそろ、いよいよ。 アレ、また演って下さいよ。腰が死なない程度に。
――あったなぁ。冷凍庫一体が甘たるい池化した夏。 あの後入れた豚肉も、ちょっと甘い匂いして。
[寒さから逃れるように、ワットの話に触発された記憶で、 夏の茹だるような暑さを思い出した。 惨事を語るにしては穏やかなワットの顔を見ながら。
少し先に大人になる、先輩。 朴訥とした人柄のせいもあってか、 まるで父親と向き合っているような気にもなって 居心地がよろしい。]
(39) 2014/12/31(Wed) 23時半頃
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――ホント、ケイイチが入ってから…… ……うるさくなったよなぁ。日曜が。
特警ブルーは呆れ返ってるよ。 地球の前に、自分を守りやがれ…ってな。
[最後の台詞は共有室のテレビで一度きり見た件の番組で、 青色のテカテカした装具を着けた人物が吐いていたもの。 まったくだ、と思ったから、やけに鮮明に覚えていた。]
はやく、世界平和をカミダノミして、 帰って鍋食おっか。餅入れよ、餅。
[カニ…カニ、あるのか?カニ。 そんなリッチな正月があるのか?! ――ケイイチのうきうきぶりに、思わずそわつく。 なんたって貧困学生だ。
未成年の飲酒ダメ、絶対。と注意するのも忘れて。]
(40) 2014/12/31(Wed) 23時半頃
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あったりまえだての。 つーか、今年も運ばれたりとかしないし。
でもそっかぁ。 来年はワットいねーんだよなぁ。
[しみじみと呟く>>26。 新歓で野菜踊りを踊っていたワットも来年にはいなくなる。 改めて思い、寂しくなるのは年の瀬だからか。
(41) 2015/01/01(Thu) 00時頃
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[雑談と笑みを交わしながらの夜の散歩。 目的地までは、もうすぐ。
ロビンが取り出したスマートフォンの明かりを見て、 そろそろか、と時間を意識したあたりで。 番号交換を持ちかけられて、応じたようと――]
あ。
[――コートのポケット、の中で握っていた手を解いて。 スマートフォンを忘れてきた事に気付いた。]
ゴメン、忘れてきた。 ……巫女さんと、LIMEのID交換できない。
[これは由々しき事態だと眉間に皺を寄せると、 某脳をさっさと祓えと言わんばかりに ひとつめの除夜の鐘が、ゴゥンと厳かに響いた。*]
(42) 2015/01/01(Thu) 00時頃
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あー、死なない程度にならな! 踊ってやるぜ。
[盛り上がるならいくらでも、とニコラス>>39にピースサインを向ける。 寮生活をしていなければ、言葉を交わす切欠があったかどうかもわからない。あの暑い夏を共に過ごした思い出もきっと、分かち合えなかった。]
ただニコラス、お前も一緒に踊れよ。 俺いなくなったら踊るヤツいなくなっちまうだろー?
[だからこそ、あえて、普段あの踊りとは対極にいそうな彼を巻き込みたいとも。]
(43) 2015/01/01(Thu) 00時頃
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[そろそろ屋台の灯りも見え始め、賑やかさはさらに増した。 身体も、心も温かい。 何気ない日常であるのに、どこか非日常の夜。]
お、もうすぐだなー。 ほらほら!鳥居くぐるぜ!
[ゴールはもうすぐ、——否、スタートか。 皆を追い立てるように声をかけて]
(44) 2015/01/01(Thu) 00時頃
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/* 除夜の鐘って、23時半くらいから撞き始めていた記憶があった(o・ω・o)
(-3) 2015/01/01(Thu) 00時頃
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/* あけおめー!
(-4) 2015/01/01(Thu) 00時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2015/01/01(Thu) 00時頃
百姓 ワットは、メモを貼った。
2015/01/01(Thu) 00時頃
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— → 雪代神社 —
[神社からカウントダウンの声も聞こえる最中、鳥居を目指し。 一歩一歩大きく踏み出す。 年越しの瞬間に、]
今年も、よろしくなー!
[鳥居に飛び込むようになだれ込む。 ふと思い出す、年越しの瞬間に飛んでいた幼い頃のこと。 はしゃぎたくなるのは、気心知れた皆がいるからだろうか。 年甲斐もなく、勢い良く大きく一歩踏み込んで、ジャンプした*]
(45) 2015/01/01(Thu) 00時頃
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―雪代神社―
[遠くから響く除夜の鐘の音を、数える。 百七を数えたところで丁度、一行は鳥居の手前。]
せ……ぇの、――
あけましておめでとう。 今年もよろしくお願いします。
[年を跨ぐ瞬間の一歩は、足並み揃っていると良い。
予想外に、跳んで踏み込むワットに驚いて 慌てて後に続いたせいで、 2015年最初に地面を踏み締めた片足は傾いて まるで格好悪い出だしになって、 我ながら笑ってしまった。
何はともあれ、新年だ。]
(46) 2015/01/01(Thu) 00時半頃
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/* あっれwww
12月31日0時〜1月1日24時 1d 神社へ向かう道中です。リアルタイムに年を跨ぎます。
1月2日0時〜1月3日24時 2d 神社につきました。描写は早い者勝ちですが、出店などもあるようです。お好きに過ごしてください。
展開が早くなってる! 実は間に合わなかった!って展開にしようと思ってたんです、すみません。
(-5) 2015/01/01(Thu) 00時半頃
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[遠くで聞こえる除夜の鐘。 歩いていけば、だんだん賑やかになる道。 時計を見るともうすぐ時計の真上で 長針と短針が出会ってしまう。
つまり、年が明けてしまう。 なんということだ。間に合いそうにない。]
うわぁ。いっそげー!
[神社はもうすぐ。 走れば何とかギリギリ鳥居をくぐれそうだ。]
(47) 2015/01/01(Thu) 01時半頃
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[急いで走る。 途中、曲がり角を間違えそうになっただとか、 無性にコンビニの肉まんが食べたくなっただとか、 そんな個人的な事件はあったが、無事に間に合った。
年越しの瞬間、鳥居をくぐることができた>>45。]
おーし! あけおめことよろー!
[ニコラスの挨拶>>46に続いてはしゃぎ。
参道に列を作っている人の数に、驚いていた。]
(48) 2015/01/01(Thu) 02時頃
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お前も悪徳金融始めるのか?商売敵め。 いや、金ならあるさ……。
[恋愛相談料1000円の話なのに、大金持ちみたいな台詞を吐く。
1000円で自分の心をそわつかせる女の子に出会えるなら安い、のだろうか。
近所に住んでいた初恋のハナちゃんは、高校卒業と同時に結婚し、今では母親になっていると聞いた。 引きずっている訳でもなく、ただ彼女の時のような気持ちを抱かせる女の子に出会っていないだけなのだと思うが、今のところ、大学でもバイト先でも見つかっていない。]
……俺って冷めてんのかな。
[次々に女の子へと切り込んでいくニコラスと、根本が違うのだろうかと首を捻った。]
(49) 2015/01/01(Thu) 02時半頃
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―― 言われてみれば、そうか。
曲調インパクトが強くて、 あんまり歌詞気にしたことなかったわ、吉幾二。
[そもそもあまりラブソングの類、いや、そうでなくとも音楽を聴く機会はあまりなくて疎い。バイト先の有線などでよく流れる曲は勝手に覚えるし、カラオケに行けば歌いもするが歌詞をじっくりと考察する習慣はなかった。
ニコラスに言われて初めて『雪ノ國』がそういう歌なのだと知る>>38。]
(50) 2015/01/01(Thu) 02時半頃
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