3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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−音楽室付近−
バーナバス、さん?
[扉の前に人影がいるのをみれば、バーナバスと思い、声をかけるだろう。 闇にとりまぎれて、すぐ側にいかねば誰かわからないだろうから。]
バーナバスさんと話がしたいの…、そこにいるの? [誰もいなければ、ノックをしてドア越しに声をかける。 バーナバスは、長期休暇中の水やりなど手伝ってもらったことがある。 お礼に畑でとれた野菜をおくったこともある。 がさつそうにみえて、水やりが丁寧で好感をもっていたのだ。]
(269) 2010/02/27(Sat) 15時半頃
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……待って、ミシェ。
[保健室へと向かおうとするミッシェルを止める。 俯くキャロライナがポケットから出した両手に 自然と双眸が吸い寄せられた。 そこに咲いた黒い花に、目を大きく見開く。]
それ……刺青、じゃないんだよね……?
[あまりに綺麗に咲いた花に、驚いたように顔を上げる。]
まさか学校が“こうなって”から――……なの?
[鳶色が揺れる。 何が起こってもおかしくない状況ではあったが、彼女の身体に現れたその異変に動揺が隠せなかった。]
(270) 2010/02/27(Sat) 15時半頃
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[そのあと、ヘクターには今度こそ包帯とってこいと命じた。 そして、大男を見送ったあと、そのまま音楽室の床に座り込んでいる……と。]
>>269 …………ん?
[一人、女生徒がやってくる。 ……ああ、とまた額に汗がにじむ。
今度は正気を保たないと…と。]
(271) 2010/02/27(Sat) 15時半頃
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――……うん。そうだよ
[メアリーの二つの問いに一言で答える] ……私も、化け物の仲間になっちゃったみたい。 だから、皆と一緒にいない方が良いと思うんだ。そうじゃないと……。
[きっと、皆を傷つけるから――ミッシェルの左手に視線を落としてから、二人に笑いかける]
もう、行くね。
(272) 2010/02/27(Sat) 15時半頃
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─ →保健室─
[保健室へと向かう途中、届いたのは叫び声]
あれって……ちょ、メアリー!?
……あー、もう。 て、お前は休んどけー、って! 元々、動き回るタイプでもないんだから。
あんまり戻ってこないようなら、その時はオレが様子見に行くよ。 だから、今の内は自分の事考えろ、な?
[条件反射か、追いかけようとするディーンを押し止め、保健室へ]
……ここ、静か……だな。
[揺れる緑の葉を見やって、小さく呟いた**]
(273) 2010/02/27(Sat) 15時半頃
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文芸部 ケイトは、用務員 バーナバスの背後に立ってクスクスと哂う、わらう
2010/02/27(Sat) 15時半頃
用務員 バーナバスは、背後に冷気を感じてぞくぅっとした。
2010/02/27(Sat) 15時半頃
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バーナバスさん…?
[人の気配がしたので、扉をそうっと扉を開けて覗き込む。 床に座り込んだバーナバス…そして、その背後には…。]
いやあぁぁぁーーーーっ!!
(274) 2010/02/27(Sat) 16時頃
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だめだよ、そういう考えよくないよ!
[キャロライナの笑みに、思わず語気を強めて言う。]
こういうときだから一緒にいたほうがいいんじゃない? ほら、キャロちゃんの手の原因とかわかるかもしれないしさ。
[上手く言えないけど、と口をぱくぱくさせる。 喉が、疼いた。]
……行こう。 キャロちゃんも……
[強制することは出来ない。 それでも一緒に来てほしいと視線だけで訴えた。]
(275) 2010/02/27(Sat) 16時頃
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>>274
[近寄ってくる娘の姿にそれが誰かはすぐわかった。スティーブンの従兄妹のお嬢さんだ。 校庭の花壇の手入れを一生懸命やって、休みの日も気にしているので、大丈夫だと手伝っていた。
だが、やっぱり目に付くのはその白い肌……。 ああ、と帽子を目深にかぶった時に、背後が冷えて……]
――…ッ
[その大声にはっとする。]
(276) 2010/02/27(Sat) 16時頃
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― 購買部 ―
[ どくり どくり と、鼓動に合わせて 紅 が流れ出る。啜られる。]
―――……っふ
[舐められた感覚にくすぐったさを覚え、吐息が漏れた。 正気に戻ったかのような薄紫が、見える。 抱いていた手を緩める。剃らされる、双眸。]
(277) 2010/02/27(Sat) 16時頃
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なんで、か。他の奴が襲われるよりいいかと思ってな。 俺、血の気多いだろうし?
[嘘ではない言葉。只、全てではない言葉。 一度睨まれる。指先で吸血痕を確かめながら笑ってみせる。 痕から滲んだ自身の血と、指先についたセシルの血が微か混じった。
―――……吸血衝動は、特に覚えなかった。が。]
(278) 2010/02/27(Sat) 16時頃
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行かねぇ。ちとねみぃ……―――
[ケイトの声は、自分にもセシルにも聴こえただろうか。 耳を穿つ叫び声。痛むのは 左眼。 閉じるのは 右眼。視界が黒に染まり、息をつく。 眠いと嘘を吐いて、壁際に凭れかかった。
痛みが引くまでは、いま少し*]
(279) 2010/02/27(Sat) 16時頃
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/* 誰に弟子ろうかなー どきどきしますな
(-112) 2010/02/27(Sat) 16時頃
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―南棟階段1階→2階―
[普段であれば、なんてことのない距離。延々と続くように思われる階段を昇る。 気にかかるのは、残してきた二人。保健室に、とはいったが素直に聞きはしないだろう。
上の声は、今はもう聞こえない。ただ、この世のものとは思えない声や音が、耳元に響くだけ]
……ほかの生徒が、ばらばらになってなければよいのですが。
[気にかかる。 思考は、どんどんと落ちていく。 けれど、それを破ったのは、よく知る声の悲鳴だった>>274]
マーゴ!?
[上から。確か職員室にいったのではなかったか、そう思って階段を急ぎ昇る。2階にその姿は見えない。何より、もっと上からのように聞こえた。
3階へと、2段飛ばしで駆け上がる]
(280) 2010/02/27(Sat) 16時頃
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―南棟一階―
[>>270>>267 彼女が自分の手を見せるのであれば、 その場に留まって刺青模様を目撃する事になって。]
……これ、何時から。 いや、そんなんより痛くはない?
[大輪の花が覆う手を痛ましげに見る。]
……待ちなよ。
[化け物の仲間、などと聞き逃せるはずも無く。]
本当にキャロがあいつらみたいな奴だったら、 人に見られるのを嫌がってたのにここまで来る訳無いよ。
[手の事だって黙秘を通しただろう]
(281) 2010/02/27(Sat) 16時頃
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日誌は、ちゃんと
…読んでね?
(@35) 2010/02/27(Sat) 16時頃
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[此方の手を見るなら苦笑して]
だいたい、コレは私の自業自得。 あんな物騒なの持ち出さなきゃ、 鬱血程度で済んでたはずなんだからさ。
[今は誰も居ない空間を振り返り]
悪いのは全部あいつらだよ。
[対峙した相手と、その”お友達”を思う。]
どんな背景があったって、さ。
[殺された、という一言がまだ、何所か引っ掛かってはいたが]
(282) 2010/02/27(Sat) 16時頃
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…わかった。 こんなことしてる場合じゃないのにな。心配かけてすまん。 [結局隅のベッドへ押し込まれ、ネクタイを外して衣服を緩めた。 目を閉じて眠りに落ちる瞬間、何かの声を聞いたような気がする…*]
(283) 2010/02/27(Sat) 16時頃
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[体が震える。 また逃げ出したくなったが、どこへ行っても同じだろう。 それならば、と。 ]
バーナバスさん!こっちへ。
[せめて、目の前の人がもう傷つかないようにと、 駆け寄って手をのばした。
無駄かもしれない、けど、また間に合わないかもしれないけど。]
(284) 2010/02/27(Sat) 16時頃
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日誌…?
[少女の囁きに眉をひそめた。]
(285) 2010/02/27(Sat) 16時頃
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>>@35
え?
日誌?
[背中が冷たいけど、振り返れない……。]
>>284 ―……ッ
[ただ、前にいるマーゴの顔が闇のせいだけじゃなく、青白くて……。 伸びた手はとろうとするが……。]
>>280 [すごい勢いで駆けてくる足音も聞こえる。]
(286) 2010/02/27(Sat) 16時頃
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( クスクス )
あなたも 好かれちゃった ね。
( クスクス )
(@36) 2010/02/27(Sat) 16時頃
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―→音楽室― [普段運動とは無縁だからか、3階まで上がったところで息が切れた。 ただ、それも一瞬に思える。息は切れている。けれど、体は疲れていない。
その違和感に気づくのはもう少し後。声の聞こえた音楽室へと向かった]
…はぁ、はぁ、。 [息を切らしたまま、音楽室の扉を開く。見れば、マーゴとバーナバスの姿。
そして、その背後に――]
マーゴ、無事ですか、……バーナバスに、その、後ろにいるのは。
[見たことのない生徒。だった]
(287) 2010/02/27(Sat) 16時頃
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[メアリーの言葉の思わぬ語気の強さに、びくりと身を竦ませる。だが、その言葉は拒絶ではなくて]
だって、私、皆と違うんだよ……。 ……化け物かもしれないよ。
[ついさっき、黒幕と対峙したばかりのミッシェルの言葉は優しくて]
……気持ち悪くないの? ……怖くないの?
[思い出すのは昔のこと。あのときは、誰もいなかった。 でも、今は――]
――……私がいても、いいの?
[いつの間にか右目からも涙が零れていた]
(288) 2010/02/27(Sat) 16時頃
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[>>@36 こ、こえがした……間違いない、あのずうっと聴こえてきてる声だ……。]
――……ま、マーゴ…、いいから逃げ……。
[好かれちゃった…の言葉に、思いつくのは、この渇きの衝動で………。
そういわれた途端、また、その衝動が激しくなる。
違う意味で、またマーゴに手が伸びそうになって……必死にその手を止めた。
血はぽたぽた落ちて……。]
(289) 2010/02/27(Sat) 16時頃
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>>287
[スティーブンの姿が視界に入ると、必死に目線だけで、マーゴを連れて逃げるようにと訴えかける。
そう、後ろの冷気がすさまじくて、身体は動かない……。]
(290) 2010/02/27(Sat) 16時頃
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ああ
ああ
ああ
ああ
寒い けど
渇く……。
(*71) 2010/02/27(Sat) 16時頃
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[少女の呟き>>@36に、「ああ、やっぱり」と呟いて、 躊躇うバーナバスの手を無理矢理引っ張ろうとした。]
あ、あなたなんかの好きにはさせないんだから!
(291) 2010/02/27(Sat) 16時半頃
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思うままに
…動いちゃえばいいのに。
[誘惑するように]
[ 少女は冷たく 哂いながら ]
あなたも、
[緋色の瞳は マーゴにも向けて] [ 眼鏡の奥で細く ]
きっと… 愉しいよ?
(@37) 2010/02/27(Sat) 16時半頃
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[不意にきこえた従兄>>287の声に、一瞬意識がそれたー。]
(292) 2010/02/27(Sat) 16時半頃
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― 購買部 ―
[ドナルドは笑った。 一瞬目を丸くした後、戸惑い滲む表情を浮かべた。]
……、
ばかだろう …おまえ…
……また、…あんな風になったらどうする…
[もっと、と血を求めるだろう。 咽喉笛を噛み千切らないとも限らない。 それなのに、ドナルドは隣で目を閉じてしまった。 常にとる距離よりも詰った距離。
俯いて、動けずにそのまま。 無意識に手に、ビー玉を持って視線を落とし――]
(293) 2010/02/27(Sat) 16時半頃
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