7 百合心中
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[グロリアが左手を取り薬指に約束を落とすのを、感じれば。今は彼女を信じよう、無事に戻ってくるのを祈ろうとの思いに包まれて。]
ええ、誰が来ても――。
[彼女の笑顔を瞳に焼付け、身を翻して喧騒の中へと向かう姿を見送った。]
(281) 2010/03/25(Thu) 03時半頃
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[リンダに手を掴まれて 駆け出した。]
ッ……ぅ……
[こわい、こわい、こわい 泣きそうになるのを堪える 連れ出して、 叱られるほど遠くへ]
は、ぁっ……リンダ、…リンダ……
[用事があるわけでもないのに 名前を呼ぶのは 存在を確かめたいからだろうか]
(282) 2010/03/25(Thu) 03時半頃
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[コリーンが唇を噛む様にして見送る様を]
コリーン、ニュースを聞きましょう。 この騒動の事――…
何か流しているかもしれない。
現場でしか、判らない事はグロリアが確かめに行ってくれたけど、それ以外の情報を手に入れるのも……大事。
[扉を施錠し、チェーンを掛ける。 コリーンを誘い、リビングへと戻れば。テレビをつけた]
(283) 2010/03/25(Thu) 03時半頃
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[イリスの手を引いて、路地裏へ。 人気があまり無い所へと走りこんだ。]
……っ、 は、ぁ
…………っ
[必死で呼吸を整える 日頃の運動のお陰か、イリスよりも先に 呼吸が整っていった]
イリス… 大丈夫、 絶対に。 絶対、はなれ―――
[そうして彼女を抱きしめる言葉は、 少し離れた位置からの、女性の悲鳴で掻き消える。]
(284) 2010/03/25(Thu) 03時半頃
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[裏路地。 ここなら人が死ぬ姿を見なくて済むかもしれないと。 荒い呼吸で、リンダを見上げ 潤んだ目をきゅっと瞑る。]
ッ―――
[また、まただ。 聞こえる、劈くような悲鳴。
せかいが、こわれていく。]
も……やだ……
[弱音が、こぼれる。]
(285) 2010/03/25(Thu) 03時半頃
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―住宅街・外―
[コリーンと散策に出た時とは、すっかり様変わりした街中を一人歩く。 濃密な花の香りと、何かが焼けるような匂いが強くたちこめ、女は顔を顰める。]
……ひどい有様だな。 景色だけは結構気に入っていたのに。
[ブツブツと呟きながら歩みを進めれば、 一際強い花の芳香を感じ、そちらに視線を巡らせる。]
……っ?
[その瞬間、小さな音を立てて崩れ落ちる、
人だった、もの――]
(286) 2010/03/25(Thu) 03時半頃
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>>283 …うん。
[マーゴに申し訳なさそうに告げる。]
今晩、君の家に戻れると良いんだが…こんな事になるとは思わなかった。
[ヨーランダに連れられてリビングに。 やがて、桜ケ丘のニュースを聞く事になるか]
(287) 2010/03/25(Thu) 03時半頃
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[テレビでは>>256 >>258 >>259のニュースを、キャスターが陰鬱な表情で、重苦しい声を絞るように告げている、どこのチャンネルにしても同じニュース。
キャスターの表情はコリーンには見えないけれど、その声で事の重大さに気が付くだろう。]
桜ヶ丘が――…、切捨てられた、の。 国は……私達を守ってくれないって……。
そんな……。
(288) 2010/03/25(Thu) 03時半頃
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[後はただ、ひらひらと。白い花弁が空を舞い、地へと降り積もった。]
(289) 2010/03/25(Thu) 03時半頃
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……っ
[イリスの弱音にすら 大丈夫、と慰める事も出来ない 只、ただ、恐怖に捉われ始めていたから。]
神様……
[祈るように、眸を閉じて イリスの両耳を、両手でそっと押さえた 向こう側からは女性の悲鳴。 『助けて』『離して』『誰か』 続くのは、男の罵声。 『五月蝿い』『静かにしろ』
何度も何度も、繰り返し。 やがて、女性の声は、小さく、消えていく。]
(290) 2010/03/25(Thu) 03時半頃
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/*
<○><○>
今こんな感じ。 白目むいてる。
しっかりしてわたしwwwwwwwwwww
(-117) 2010/03/25(Thu) 03時半頃
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あは…あはは、あはははははっ。
[女は嗤う。人だったものを、踏みつけて。 壊れたスピーカーのように、愉しげに笑う。]
まさか本当だったとはね。 事実は小説より奇なりとは、よく謂ったものだよ。
[くすくすと笑みを浮かべながら、街の惨状を見て回る。 軽く住宅街を一周する頃には状況も、ほぼ掴めて。 そろそろアパートへ戻ろうとした時、 ポケットの中の携帯が着信>>234を告げるように震えた。]
(291) 2010/03/25(Thu) 04時頃
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/* ケイトとかもう外に出れない悪寒。 モニカも大丈夫、かな。
タバサとも絡めてないし。
引き篭もりRP属性が><
(-118) 2010/03/25(Thu) 04時頃
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牧人 リンダは、きっ、と悲鳴が聞こえていた方角を睨んだ。
2010/03/25(Thu) 04時頃
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>>288 [蒼白な顔でニュースを聞いている。 傍にヨーランダが居るなら、そっと腕を掴んだ。]
……。
[掴んだ腕にきゅっと力を込める。]
(292) 2010/03/25(Thu) 04時頃
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…――
[リンダに両耳を塞がれる。 世界がリンダだけになる。 彼女の手、彼女の姿。
すん、と鼻を鳴らして そのまま彼女の胸元に凭れた。
それは香水の香りなのだけれど 今際の時の華の香を思い出させる様で、 ぞく、と寒気が背筋に走る。]
リンダ。
うちに来て。 ご飯はうちで食べよう。 汚いアパートだけど、 私の部屋なら誰にも邪魔されない。
(293) 2010/03/25(Thu) 04時頃
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/* こういう極限状態だと、男の暴徒に犯されちゃうよ!
男の暴徒に犯されなくても、タバサに頂かれちゃうかも。。。
グロリアー、戻ってー。
(-119) 2010/03/25(Thu) 04時頃
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…
[イリスの温もりが胸元に触れる 髪から香る彼女が、 華の香りと重なってしまい 彼女が消える想像が膨れ上がり そっと抱きしめる
けれど、女性の悲鳴が聞こえなくなり 居てもたっても居られず]
……必ず。 必ず、イリスの部屋に行くから。 御願い、先に行ってて?
止めて、来る。
[云って身体を離すと、立ち上がった]
(294) 2010/03/25(Thu) 04時頃
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メール? タバサからなんて、珍しいな。
[呟き、届いたメールを開く。 「今から逢えないか」との内容のそれを、見つめて。
『今は少し、厳しい。 此方から、もう一度メールするよ。』
と、返信。
その後、一度アパートへと戻るだろう。]
(295) 2010/03/25(Thu) 04時頃
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牧人 リンダは、受付 アイリスに背を向けて悲鳴のした方向へ歩き出した。
2010/03/25(Thu) 04時頃
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本当はさ。 ここで「タバサっ!」って走っていけたら恰好いいんだろうけど。
(-120) 2010/03/25(Thu) 04時頃
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……う、うん。 アパートの場所は住宅地の――
[場所を伝え、リンダが離れると 僅かに不安げに瞳を揺らすけれど。 こんなんじゃいけない。 強く在ると決めたのに。]
……待ってる。
[リンダの背にそう投げかけると、 踵を返し、暴動が各地で起こる町を駆け 住宅地へ向かった。]
(296) 2010/03/25(Thu) 04時頃
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[光を失ったコリーンには、悲愴なニュースにどれ程の不安を抱えているだろう。 蒼白な顔、不安そうに腕を掴む彼女の背を撫ぜる。 ぎゅっと力を込める彼女を宥めようとするように。]
コリーン……。
食料は今日買い込んで来たのでまだ大量にある。 キッチンには、保存が利く食べ物も。
グロリアが戻ったら、今後の事を考えよう……。 [もし、マルグリットが此処が居るのなら、これから如何するのか彼女に尋ねる。 アパートを出る決断をしても、彼女の決断に従う、つもり。 何かあっても、マルグリットとは連絡が取れるとの思いもあって**]
(297) 2010/03/25(Thu) 04時頃
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……解った。 また、ね。
何時までも一緒。 約束だから。
[顔だけを振り向かせ、笑みで告げる。 イリスを離したく、無い。 こんな状況下で一人なんて、絶対に出来ない。 そんな思いに従って居ても良かったのかもしれない。
けれど、二度とイリスへは振り返らなかった。 私は、悲鳴のした方へ目一杯に走りだす。]
(298) 2010/03/25(Thu) 04時頃
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良家の娘 グロリアは、しっかりと施錠されている事を確認すると、コツコツとドアをノック。
2010/03/25(Thu) 04時頃
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―― 住宅地・アパート ――
[しん、としていた。 不気味なほどに静まり返っていた。
二階建ての、六部屋しかないアパート。 他の住民と仲が良いわけではないが、 管理人のシビルには良くしてもらっていた。]
……、?
[管理人室の扉が、開いている。 部屋の中から物音は聞こえない。
また―――白く、堕ちている可能性は考えた。 けれどシビルの結末だけは見届けたいと思い、
部屋を覗いた先には、それ以上に残酷な光景が待っていた。]
(299) 2010/03/25(Thu) 04時頃
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墓守 ヨーランダは、ノックの音、のぞき窓からグロリアを確認すれば、注意深くドアを開けて**
2010/03/25(Thu) 04時頃
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[阻止出来る算段なんて無かった。
悲鳴の先、組み敷かれた女性と げたげた笑う数名の男性を見た。
震える声で、精一杯の言葉を紡いだけれど、 男の力に敵う筈も無い。
竹刀があれば或いは――。 本当に助ける事が、出来たかもしれないのに。
此方へ歩み寄ってきた男の右拳が 私へと向いたとき、空は何色だっただろう。
私の意識は一度、其処で途切れた――*]
(300) 2010/03/25(Thu) 04時頃
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[ ゆら ゆら ―――
まだ、そう、時間が経っていないのかも、しれない
彼女の身体は幽かに、揺れていた。
床には、転がった椅子。
高い壁に打ち付けた釘から、ぶら下がる
ロープと 女の、からだ。]
あ、―――――
(301) 2010/03/25(Thu) 04時頃
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牧人 リンダは、混濁する意識の中、幾度も身体を襲う痛みと恐怖から逃げる様にイリスの名を*呟いた*
2010/03/25(Thu) 04時頃
牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/03/25(Thu) 04時頃
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[グロリアの姿が室内へと入れば。安堵の表情を浮かべ、彼女を強く抱きしめ、その胸に顔を埋める。
彼女の存在を確かめるように。]
グロリア、聴いて……。
[やがて、女は震えるような声で。 グロリアに、ニュースの事を――桜ヶ丘が国から切り捨てられた報道を、沈痛な表情で語るだろう**]
(302) 2010/03/25(Thu) 04時頃
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―――…
[受け入れられる、はずも、ない。 病死ならまだわかる。 だけど――自害なんて。
目の前の光景は何かの悪夢なのではないか。 しかし何度瞬きをしたところで 見得るものは、変わらない。
かち、かち、と 星が点滅する。]
(303) 2010/03/25(Thu) 04時頃
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[それから少しの間夢中だったのだと思う。 どうやってあの忌まわしい光景から逃れて 二階にある自分の部屋まで戻ったか覚えていない。
気付けばベッドに座って、カチカチと爪を噛んでいた。]
……。
[爪が歯に当たってマニキュアを刻む。 感覚が麻痺している。 畏怖に呑まれて、おかしくなっているのだ。
嗚呼――]
リンダ……。
(304) 2010/03/25(Thu) 04時半頃
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[部屋にテレビは無い。 震える手でアンティークなラジオをつけた。
チューニングせずとも聞こえてくるLiliumの被害。 そしてそれが、自分に、
―――最悪の事態を知らせることになるなんて]
(305) 2010/03/25(Thu) 04時半頃
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先輩――。
先輩が、このアパートを出て一旦、自宅へ戻る決断をしても。私は先輩の決断を信じて見送るつもりです。
私はグロリアとコリーンのいるこの場で事態の推移を見ようと思いますが。
何かあったら、携帯で連絡を下さい。 使い方が難しいようでしたら、短縮設定だけはしておきますから。
[マルグリットに、そう語り。 許されるようなら、簡単に自分の携帯にメールや電話が繋がるように設定をするだろう**]
(=6) 2010/03/25(Thu) 04時半頃
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