197 獣ノ國
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――……ッ、
[息を飲む。椅子から立ち上がる。後退る。 剥き出しの犬歯には>>144怯える視線を。そうして与えられた恐怖には、引き攣った吐息を。
ジャニスが"Belle"ならば、目の前の青年は何だというのだろう。まさか、"Beast"ではないだろう。……ジャニスには到底、彼に"真実の愛"を教える事など、出来やしない。
演技を求められるのならば、答えねばならない。そうは分かっている。 けれど震える唇は、まともに動いてはくれない。観客は目の前に、確かに居るのに]
[好奇心は猫をも殺す。 人を殺すのは、退屈と無関心だ。
……ならば。ジャニスを殺すのは、果たして何だろうか。
――そうしてジャニスは走りだす。 目の前の青年から逃れる為に。自らを襲う恐怖から逃れる為に。 "刺激を与える事が一番危険"だとは、分かっていた。逃げるのはきっと得策ではないのだろう。だけれど、ジャニスは一縷の望みに縋ってみせる。 獣の耳と、立派な犬歯を持った青年が、自分を追いかけて来ない事に賭けて。ただ、ひたすら。走る、走る……、]
(164) 2014/10/03(Fri) 21時頃
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[店を抜ける事は、出来ただろうか。公園を抜ける事は? ――果たしてジャニスは、青年に捕まらずに、逃げきる事が出来ただろうか]
(165) 2014/10/03(Fri) 21時頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/03(Fri) 21時頃
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/* クッソ動きにくそうなロルを;;;;;;;;;;;;;;;;
(-91) 2014/10/03(Fri) 21時頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/03(Fri) 21時頃
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□集え獣人 20xx年10月2日 mm:ss 蜘蛛の糸
それにしても、人間はどうしているのだろうね。 私達の事を嗅ぎ回っていないといいのだが。
>>*27 シェパード 先に煽って来たのは君だろう?煽られたくないのなら、無闇に煽らない事だ。 飼い主、か。今迄に飼い主はいたのかい。
>>*28 鶴 成る程、成る程。鐘が一番近くに、か。 なら、私の家は鐘の音に近くも遠くも無い所、とでも言えばいいかな。
>>*29 カナリア だといいんだがな。 …それは難しい質問だ。しかし私は後者を選ぶよ。 いつか燃えるかもしれない屋根に怯えて暮らすのは御免だからな、それなら火の粉を消しに飛んだ方がずっとマシだ。
(*35) 2014/10/03(Fri) 21時頃
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「…!…す、みません」
ああやってしまった、自分の不便を一番にするばかりに、怯えるかもしれなかったその可能性の配慮が行き届かなかったと、僕は眉を下げ彼女に謝ったのでした>>154。 扉に頭をぶつけたこと、其れ自体に特に怒りは抱いていなかったけど。僕は尚更申し訳なさに困惑の色を滲ませました。彼女の表情がよく見えないのが、どうにも辛いとひとり心内に曇天以上の翳りを落としながら。
「行きたい所があって…ああ、別に怪しい勧誘じゃ無くて!…眼鏡を買いに行きたいんです。」
僕は慌てながら言葉を続けました。途中、誤魔化す言葉には傘と共に両手をゆうるり振ってみせただろうか。揺れる傘になお、慌ててその動きを押し留め、ちらりと彼女を見下ろします。 僕を訝しんでいるのだろうか。肌にあたる視線には、少し気まず気に視線を逸らしてしまいました。もしかしたら、それが彼女の不安を煽ってしまったかもしれない。僕は直ぐにへらりと曖昧な笑みを、苦笑を浮かべては、彼女のその疑心と感じる視線を和らげようと、できる限りに尽力します。
(166) 2014/10/03(Fri) 21時半頃
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「…ご多忙なら、良いんですけど。…よろしければ」
おそるおそると云うように、言葉は彼女へ届いただろうか。僕はもうひとつ、目を擦って彼女のぼやける輪郭を見つめました。「これじゃあ、生活もままなりません」文句にさえ似たそれは、口内に押し留めました。人に言うことでは、ないだろうから。…それでももし、彼女が獣人なら、言う価値くらいはあるだろうけど。
(167) 2014/10/03(Fri) 21時半頃
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オスカーは、ジャニスに話の続きを促した。
2014/10/03(Fri) 21時半頃
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―路地裏→商店街―
[踵を返しぱたぱたと、路地裏から商店街へ舞い戻る。
律儀返された挨拶の声>>158が、何故か頭に染み付いて離れない。
そのことに疑問を感じたけれど、それも全て警戒心からだと信じ込んで]
一度、家に戻ろう。
[翼を隠しながら生活することが。 人の目に気をつけることが。 こんなにも難しいとは思わなかった。と溜息一つ。
翼が覗いてしまったことも気がつかず。 ましてや、隠された尻尾の存在に気づくわけもなく。
とぼとぼと商店街を歩いて行った*]
(168) 2014/10/03(Fri) 21時半頃
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/* メモの最新が下に来る現象が、なんでだー…。
(-92) 2014/10/03(Fri) 21時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2014/10/03(Fri) 21時半頃
測量士 ティソは、メモを貼った。
2014/10/03(Fri) 21時半頃
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□集え獣人 20xx年10月2日 xx:ab 海に溺れるイルカ
>>*19かなりあ めまいかあ…僕、絶叫系苦手なんです。 酔ってしまうそうかも。泳ぐ感覚と、似たものであればまだマシなのかた。
>>*21つる 痛いってレベルじゃないよ! 高台?そうなゆだ、へえ。 見晴らしがいいのは。君の住処か、高台どちらかなあ。 海が見える場所ふ全部、良い所だと思う。鶴の居る場所からは見えるのかい?
>>*24蜘蛛 海がね、僕の足を引っ張るんだ。 君はずっと暗いところに居るのはイヤ、じゃない? 少なくとも僕はいやだらなあ…
(*36) 2014/10/03(Fri) 21時半頃
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/* メモ連打かましてしまった。そしてどうしよう。むーむー。
(-93) 2014/10/03(Fri) 21時半頃
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□集え獣人 20xx年10月2日 xx:ab 海に溺れるイルカ
ごむんなさい如何せん目が悪くt 文字が荒れているかもしれなう
>>*26シェパード わあ爪、大丈夫?われていたらすぐ整えた方が良いよ。 子供、ね。僕たちも子供に含まれるのかな…こんな、る獣が混ざってるけど
(*37) 2014/10/03(Fri) 21時半頃
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―ルーカスの家―
[ 笑われている。 震える肩と口元に充てがわれた手>>159>>160>>161で、それだけは理解出来た。どうして笑っているのかは当然分からない。しかし、見えた表情がそれほど嫌味には見えなかったので肩の力が抜けた。
手をすいっと撫でられれば、そこから感じた事のないゾワゾワしたものが背筋まで這ったけれど。 それは、そう。ふと見上げた天井に蜘蛛を見つけた時と同じ感覚。 思わず悲鳴を上げて菓子折りを落としそうになる。相手が受け取ってくれなかったら落としていただろう。]
え、あのチラシ……まだ捨ててなかったの?
[その後の言葉にはキョトンとした顔をしたけれど。 窓際のサボテンに折り紙が寄り添っているのを想像する。満更でもないような顔をして、撫でられた手をさすった。]
(169) 2014/10/03(Fri) 22時頃
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……そう、捨ててくれても良かったのに…
あ!それよ、その本! やっぱり貴方に渡していたのね…恥ずかしくて…もう…
[本を受け取る。 相手の手に触れないように。 なんだか、何とも、言い表せない気持ちが、何ともね。
食事。の言葉には、謝罪に来た身であることも忘れて目を輝かせた。]
お食事?だったら行きたい所があるわ! 一度、大学の食堂に入ってみたかったのだけれど、一人じゃなかなか入れなくて…商店街の近くにある、大きな大学なんだけれど。 そこに一緒に行って貰えないかしら…? 温かくなった財布のお世話にはならないから…!
[その大学の講師は相手だろうか。そんなことは考えなかった。
もし承諾が得られたのなら、徒歩で行くかバイクで行くか尋ねただろう。 そして、しばらくして気がつき、身悶えるのだ。男性と食事に行くのは始めてであると。]
(170) 2014/10/03(Fri) 22時頃
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/* ほう(真顔) よしきた蜘蛛出していいのね??????
(-94) 2014/10/03(Fri) 22時頃
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/* お返事に悩んだ結果がこれだ…!ルーカスさん素敵なのに、ルーカスさん…!(ジダンダ)
(-95) 2014/10/03(Fri) 22時頃
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――さあ。先輩、猫みたいな人に会ったの?
[ 問われるのには>>152 お伽噺に疎い頭を素直に揺らす。眠りネズミ、帽子屋。おおよそ人を喩えるそれに思えずに、ただ並ぶ瞳に映る、自身の姿を確認しようとしながら。 自然に前後へと振られる片手に、さきほどより悦びの色を滲ませた声を聞いていれば。……深い満足とも、ただ諦観ともとれる感覚に視線を逸らした。
――今朝方に知った噂を問いに思い出せば、軽く尋ね返すのを相手はどう思ったか。]
別國。――……マカロン?
[ 料理メニューの記憶に関してもネジが飛んでいれば、ただ知らないと首を振る。聞いた事があったかどうかすら疑問ではあったが。 指先で丸く輪を作ってみせるのには、細めた暗灰色をただ傾けた。遠い異国の食べ物。曖昧に、ただ思うままに進ませる足取りに、どちらともなく引く手に。 耳元で流れる>>153 お伽語りのような口調には、短く緩く相づちを打つ。]
(171) 2014/10/03(Fri) 22時半頃
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ドレスね、それはどこの貴族?
[ 静かに問いかけるそれには、どういった答えが返ってきたのか。どんなものであれ受け取りながら、思うままに地面を踏みつける。2つ落ちる影は普段よりも濃く、辺りの色とじんわりと滲んではぼやけていた。
――やがて公園へと辿り着けば、噴水の端へと促されるままに座り込む。陽の光も見えない曇天であれば、時間がいくら経ったかすら知れなかった。制服姿の相手が縁を渡るさまは、軽やかなものだっただろうか。 少なくともふらつきはするだろうそこに、思わず口を開きかけたところで。
――はたと視線が>>68 カフェに向かうのに気付けば静かに立ち上がった。手招く様に片手を差し伸べ先>>144へと進めば、相手はそれに従うのを待った。]
(172) 2014/10/03(Fri) 22時半頃
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―回想・カフェ―
[此方の視線の意味を感じ取ったのか、文字通り全身全霊>>166>>167で無実を伝えようとする。 忙しない動きに少女のような笑みを浮かべる。押し殺した声が肩を震わせた。]
大丈夫よ。そんなことする人に見えない事は、貴方の体臭から滲み出てるから、ふふ。
眼鏡屋さんの前までなら送っていけるわ。そんなに必死なのに置いくなんて出来る訳ないじゃない。
[曖昧な笑みには苦笑いで返した。 果たして相手はどの程度視力が悪いのだろうか。喫茶店の前の石段を先陣切って降りる。 一段降りれば「掴まる?」と言って手を差し出しただろう。 ひんやり冷たそうな白亜の手に向かって。]
(173) 2014/10/03(Fri) 22時半頃
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貴方、とても…色が薄いのねぇ。 日差しが照っていたら溶けちゃいそう。その傘は日に焼けたくないから差しているの?
[そして下まで降りる事が叶ったのなら、座席の収納場所からヘルメットを取り出して相手に押し付けるだろう。 「あ、傘は適当に引っ掛けておいて」と言いながら。]
(174) 2014/10/03(Fri) 22時半頃
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[手に触れた彼女の形の良い唇から上がった、小さな小さな悲鳴>>169。男はそれを聞いたなら、彼女には解らぬ程度にす、と目を細める。 ――チキ。下げた方の手の指の爪を、ほんの、ほんの小さく鳴らし。その音は、エンジン音に紛れてきっと彼女の耳には届かない。 …嗚呼だけれど、"別に何をするわけでもないのだよ"。 男は、自分の事を話す事を好まない。
"自分を知られる事を好まない"。]
…君が折角くれた"お友達"だからね。 そのお陰かどうか、今日のサボテンは些か元気がいいように見えたよ。
[そんな言葉と共に差し出した本は、どうやら受け取って頂けたようだ。手に触れないように本を引くその細い指を見送りながら、男僅かに僅かに細めた目は、彼女には気付かれはしなかっただろうか。 そうして、次いで投げられた誘い>>170に、男はふむ、と思案する。 お礼が大学の食堂と言うのは、些か考える所ではあったけれど。しかし彼女を見るに、遠慮している風でも無い。 ならば此方の希望を通すより、彼女の希望を聞き入れるのが得策だろう、と結論付ける。]
(175) 2014/10/03(Fri) 22時半頃
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あぁ、構わないよ。 私も丁度、大学に…と言うより、そこに勤める友人に用があったんだ。
[玄関に置かれたもう一冊の本。恐らくは友人が手違いで渡したのであろうそれを思い浮かべながら、男は機嫌良く頷いて見せる。 彼女がバイクか徒歩か、と尋ねたのなら、暫くの間目を伏せた後に、男は口を開いただろう。]
そのバイクは二人乗りなのか? あぁ、どちらにしてもバイクは少し苦手でね。 徒歩で行くのなら、私が車を出そう…それで如何かな?
[何故だか複雑な様子の彼女に向かって、此方の希望を伝え。彼女がバイクで行くことを選んだのなら、渋々ながらに現地で落ち合う事を提案しただろうか。]
(176) 2014/10/03(Fri) 22時半頃
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/* 一時間かかっただと…!ティソくん可愛いのに拾いきれてなくて泣きたい
(-96) 2014/10/03(Fri) 22時半頃
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/* うん、物の見事にどうなってるか分からない。 時系列どこに挟んで平気ですか…。
(-97) 2014/10/03(Fri) 22時半頃
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/* びっくりした、発言ptあと301しかないワァァァ(塵になる)
(-98) 2014/10/03(Fri) 22時半頃
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[幕は唐突に降りる。
テーブルに奏でられるは豪華なオーケストラではない。不規則で決まられた音階も何もない、か細い音>>163
注意深く目の前に腰掛ける人を見る。 零れる吐息は自慢げに自身を誇っていた時の彼とは異なり、酷く頼りない。
眉が上がった。けれど相手の唇から台詞は紡がれない。 一輪の薔薇の代わりに売られた美女は、もういない。]
[瞳を見開かせる。まだ飲みかけのアイスティーが小さく揺れる。前のめりに見上げる。
浮かべられた表情。 あの場所での約束は、果たされることは無い。
怖いから遠ざける。そう彼は言った。 そして、獣より遙かに遅く脆いであろう足で逃げようとする。]
(177) 2014/10/03(Fri) 23時頃
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――これも演技なのかな?
[急ぎ足で男から離れようと駆ける足を眺める。方角は公園の方か。]
確かに僕は熊じゃあない。 追いかけたところで負う傷も、ない。 ――何故なら僕がその狼なのだから。
[立ち上がった男はグラスをそのままに、テラスに置き去りにする。 そして鼻を鳴らす。そして両手のひらをパンパンと軽く数度叩いた。]
結構、結構。 素晴らしい演技じゃあないか。
こんなにも身体を張って再現してくれるんだから、役者は大したものだね!
[パチパチパチ。観客は役者のいない舞台にて拍手を。 けれどやがては飽きたのか男はため息。ゆっくりと背筋を這う衝動に身震いを起こす。]
(178) 2014/10/03(Fri) 23時頃
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[さて、臨時アルバイトの返答はどうだったか。
どちらにせよ、本の半分以上は己が持つつもりではあるが。 必要なものが揃った所で、床に置かれた本の段を 幾らか持ち上げて、教え子を見遣り。]
よーく働いてくれたな。
ところで腹減ってねぇ? 学食なら奢ってやらんでもない。
[飯付きで軽い運動、一回五万は些か破格も過ぎる。
この若さで教授、本で印税も得ている男の年収は 喩え普通のおっちゃんに見えても、それなりにそれなりだ。
学食は不味くは無いし、時給交渉は兎も角 ゴチ飯には乗っただろうか。 家まで運搬を手伝って貰う前に、空腹を満たしたい。*]
(179) 2014/10/03(Fri) 23時頃
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――…狼でも殺されそうだ!
[好奇心。そのままに悪戯を仕掛けたつもりが思わず本気にさせてしまった。 役者の裏側をそっと覗いてみたいと、そんな魂胆からからかったつもりが、これでは自分の首を絞めただけだ。
このままでは本気で自分の命も危ういかもしれない。]
――ッ、
[急いで足を、つま先を、差し出す。 美女と野獣を演じるつもりなど男には毛頭なかった。 獣が美女を追いかけた理由は、きっとこんな性根の腐ったものではなかった筈。
そう思えど無意識に足は駆け出す。 向かう先は公園側。 その後ろ姿を追ってどうするのだ。
浮かび上がった言葉を掻き消すように足を赴かせた先で透けるような長髪>>168を視界に収めたような気がした。 その勢いで足が縺れて無様に男はつんのめる。 転ばなかったのはきっと不幸中の幸いだろう。]
(180) 2014/10/03(Fri) 23時頃
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――…君、獣?
[立ち止まった勢いで男はそのまま少女に問いかける。
もし、男の声に彼女が足を止めることがあったのならば男はきっと、昨日本屋で知り合った少女と同一人物であることに気付くのだろう。
そして再度公園側へと視線を向けた頃にはきっと女役の姿を肉眼では収めきれず、こちらに向かおうとする少年少女>>153>>172の存在を見咎めればフードを被り直す。
そして男は笑みを浮かべるのだ。]
(181) 2014/10/03(Fri) 23時頃
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/* ルーカスさんのそれは…ルーカスさんを漁れっていう振り?振りでいいのね?
ヤニクさんがくずい(素敵) この人ひとののほっぺつねりながら痛い?ねぇ痛い?って聞くタイプの人だ!
(-99) 2014/10/03(Fri) 23時頃
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