3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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『何でキミ、居るの。』 『ああ、C組が無いって そう言う事。』
(*53) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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−3年B組− [そもそも、過去の舞台で クラスが如何こう言う気は本当はないが。 同じクラスに居る 違和感。
同じクラスに居ない 違和感。 あの何時も、鹿爪らしい顔をした 眉間に皺を刻んでいた彼。
そして、 ここで最後に別れて 居なくなった、彼。
ちらりと視線だけ、黒板に向ける。 過去には流石に彼の絵は残って、無いか。]
(77) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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― 南棟二階 →3−Bへ ―
[そして、二階に上ると、こっちこっちと女子生徒に手招きされる。 向かうと、……]
あれ?教室一個足りなくないか?え?
[そう思いつつ、導かれるのは3−Bの教室。]
――……ほえ
[入れば、そこにはセシル、フィリップ、そしてグロリアの姿が見えるか。]
(78) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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[闇の縁からあちらをみる。 ケイトに声は届くだろうか。
けれど、かけてみる気にはなれなかった。
どろどろとした闇はとても、とても心地よく、教師だった男の精神を侵していく。
もう、戻れないところまで。
退化していくのは、心だろうか。 浮かんでくるのは、いつの頃の。
あの人と、初めてあった日]
(+37) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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おう [知り合いがいることに安堵した。]
(*54) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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/* 楽しそう、楽しそう。いーな、いーな。 生きてたら、絶対、きゃはははははって笑って外に駆け出したに違いない。そうだ、そうに違いない。
……今、やればよくね? 現実にやればよくね?
(-44) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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「持ってきていないのですか? では、購買で購入されたらどうですか。 ああ、いっそのこと、制服を買い換える羽目になりそうですね。 本当に、何をしたんですか、貴方は。」
[姿は似ていないが、その喋り方は誰かに似ていると思った。 お金がないならツケといてもらいなさい、そう言い置いて去っていく教師の背を見送る。]
制服、制服ねぇ……――――
[行き交う生徒の制服の袖には、白い一本のライン。 少し、頭痛がする――夢、だろうかこれは。
―――……ラインのない上着のポケットの裡で、携帯が鳴る。]
(79) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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飼育委員 フィリップは、奏者 セシルに顔半分 闇 に覆われた顔で 笑い掛けた。
2010/03/05(Fri) 12時半頃
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(抱きしめた手に無骨な手が重なるのを 目を瞑ったまま感じていた)
「ありがとう」
(手のひらを優しく撫でてくれる指を感じながら背中に耳あててじっとしている…鼓動は聞こえない)
「悪いと思う」
(あやまられると苦しそうに眉をひそめる…まわした手の力が少し弱まる)
(+38) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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―3-B―
…、…
…… おはよう
[窓際の後ろの席。 なんとも、複雑な表情をして フィリップを見上げた。]
…C組が 無いんだ。
[ケイトの席は何処か。バーナバスの姿を視界の端に捉え、また1つ、瞬いた。]
(80) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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え い え ん ?
[やっと口を開く]
(+39) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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セ シ ル
[>>68 27年より前であったなら、ないはずの携帯。 今ままでのことが夢なら、届くはずのない相手からのメール。 なによりも、蜜の染みこんだ、嗚呼、彼が強く握ったシャツの皺が、夢と言うにはあまりにもリアルで。
だから、直ぐには返事を打てずに。 一先ずはと、購買の方に向かう。
歩けば、制服に染みこんだ甘い香りが、風に靡いて*]
(81) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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…そういうこと。だ。
[困ったような顔。]
……、用務員は 用務員のままなのか…?
[同じようなことを考えていたとは知る由もない。]
(*55) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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奏者 セシルは、問題児 ドナルドに逢っても、どういう顔をしたらいいか、きっと、分からないが。
2010/03/05(Fri) 12時半頃
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[まだ、中学生だった。 叔父さんが帰郷して。
そこに、その人がいた。
なんて綺麗な人だろう。
叔父さんは良く自分の世話を見てくれた。 ピアノを弾く自分、音を褒めてくれた。
あの人が初めて自分のピアノを聞いた日、小さく拍手をしてくれた。
気恥ずかしくて。 ただ、弾き続けた。気付けば、ピアノを弾くことは、彼女のためになっていた。
「エミール」呼ぶ声。 呼ばれる響きも、好きだった。 穏やかな日々。それは、ずっと続くと思っていたのに。
あの子が、生まれた]
(+40) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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−3年B組− [顔の半分は 左眼の、消失した所から、さらに闇が拡大し 顔左半分、首にまで至っていた。もう隠そうとも、していない。 隠したところで両手とも闇に覆われ始め、右手は半分近く消失しているのだが。]
『誰かと思ったら。何、暇なの?』
[>>78バーナバスの姿を認め、右手首しかないそれを上げる。 >>80複雑な表情に、くすり、と笑う。]
『元のクラスとか関係なさそうだね。』 『僕ら居る事になってる みたい だし。』
[本来居る筈のない存在が。 改竄されて。]
(82) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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[それから。 ピアノが弾けなくなった。叔父さんの家に行くことも、少なくなった。 高校に入って忙しくなったからだといいわけをして。 あの人に会うことを、避けた]
「マーゴの誕生会をしたいんだ」
[叔父さんからの電話。行きたくない。言いたくはなかった。 初めから、あきらめていたのに。 手が届くことのない人だったのに。
何がそんなにショックなのかわからなくて。
ピアノを弾くことをやめてしまった。 弾くのが、とてもいやになったから。 元々、才能などなかったのだから]
(+41) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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[多分 他の人よりも違和感が薄いのは。 大分闇に溶け始めて、順応しているからか。]
『バーナバスは、ばかのままだよ ね。』
[憎まれ口の後。]
『せんせ ?』
『用具室じゃ、無くて。そっちも、見つけるの。』
(*56) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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/* さんねん びーぐみ …***先生
なんでもない
(-45) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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永遠…
[ジェレミーの背中に擦り寄ったまま考える]
あたし…難しい事はわからない
[クスリと笑う]
今 あなたといたいだけ あたしの事を感じてて欲しいだけ…
あたしにはそれで調度良い 永遠の愛情なんて必要ない
愛情なんて知らない 恋の方が…楽だから
(+42) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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/* 先生挟んでゴメン ><
(+43) 2010/03/05(Fri) 12時半頃
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[お兄ちゃん、とよばれたのはいつだっただろう。 面倒を頼まれた日。 まだ、あの子は小さかった。
あの子が悪い訳じゃない。 そう思っても、何故だかすなおになれずに。
荒んだ心がすぐ元に戻るはずもなく、適当に相手をしながら過ごした。
それでも、伸ばしてくれた手。 それは、とても温かかったのに]
「お兄ちゃんのお嫁さんになりたかった」
[来る前に、どこかで聞いた言葉。 ありがとう。そう返した気がする]
(+44) 2010/03/05(Fri) 13時頃
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―3-B―
…――
[フィリップの、闇。侵蝕する。 或いは、誰よりも深い、かもしれない。 ――彼がああなら。 ――自分は鉱石になってしまうのだろうか。]
そうみたいだ、な… そして…、今日は…2月25日で。 ……――…
事件の日、だ。
(83) 2010/03/05(Fri) 13時頃
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/* ああ。いや、書きためてるわけではないから構いませんよ。
(+45) 2010/03/05(Fri) 13時頃
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――学食――
[ミッシェルからのメール>>48に画面を見つめたまましばらく考えるうちに、再び携帯が振動する。 送信者の名を見れば眉が曇り、その内容>>69を見れば顔が泣きそうに歪む]
――……大丈夫なわけ、ない。
[視界が涙で霞む] ……私がどうなったって、あんたには関係ないでしょ! 心配なんかするな、ばか!!
[叫び、携帯を壁に叩きつけようとして――堪え]
(84) 2010/03/05(Fri) 13時頃
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― 3−B ―
いや、窓が開かねぇって言われたんだ。
[フィリップの暇なの?の言葉に、そう返して、とりあえず、は開かないらしい窓に向かう。 窓枠は見たことのあるものだったけど、ずうっと新しかった。
そして、ごそごそと作業をはじめる。
まるで、本来いる用務員のように。]
(85) 2010/03/05(Fri) 13時頃
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『to ドナルド title 無題 用務員さんは "赤" 、アトラナート先生は大丈夫。 必ずミッシェルに会って、これからのことを相談してね。 スティーブンス先生のことは了解』
[震える指でドナルドに、そしてミッシェルにメールを打った]
『to ミッシェル title Re:了解と連絡
ドナルドには私の力のことだけ話した。 ミッシェルと話すようにメールしたから大丈夫だと思う』
[膝を抱え込み、何度目になるか分からない涙をこぼした]
(86) 2010/03/05(Fri) 13時頃
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…
ばかだな
[同意した。 せんせ。「せんせ」――ケイトが呼んだ、]
――……どんなやつか ……すこし。気になっただけだ。
それに、用具室何処か 聞けるかも、しれない。
(*57) 2010/03/05(Fri) 13時頃
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ばかっていうなぁ [でもいそいそ……]
(*58) 2010/03/05(Fri) 13時頃
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[緩やかに流れる時間。 大学を出て、教師となって。
いつの間にか、自分は心を知っていた。 荒んだものは、元に戻っていた。
あのひとのことも。 思い出に。
ただ、いまでも、綺麗だと、美しいと思う。 あの子も、同じように美しくなるのだろう。
それを、この目で見られないことが、少しだけ、寂しい]
「エミール兄さん」
[呼んでくれた名前。それも、同じ響きで。 自分があの子に、妹以上の愛情を抱かなかったのは、同じだったからなのだろう。
あの人はあの人で、あの子はあの子だから。 あの人から手を離したのは自分で、あの子の手を握ったのも自分だけれど]
(+46) 2010/03/05(Fri) 13時頃
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――学食 厨房――
[鐘が鳴った]
何……?
[昏い瞳をぼんやりとスピーカーの方に目を遣れば、厨房の扉が開き、恰幅の良い女性が入ってきて声を掛けてきた]
『どうしたの、あんた。勝手に厨房に入っちゃだめじゃないか』
[――この人は誰? ――異形? ――でもそうは見えない――他にも人が残ってた――黒い花――こんな身体見られたら――そう言えば、コンタクトもしてない。
頭のなかがぐるぐるまわる]
(87) 2010/03/05(Fri) 13時頃
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[さようなら。
告げた言葉。どこで。
もう、今はない想い。
幸せに。
なってほしいのは、教えた生徒の数だけ。
彼に、言いたかった言葉は言えなかった。 それをやはり、少しだけ、悲しいと思う。
彼は誰のことだろう。
古い校舎の様子を見て、教師だった*魂は思った*]
(+47) 2010/03/05(Fri) 13時頃
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