21 潮騒人狼伝説
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…オマエノホウガ、ヨッポド狼臭いナァ。 デキソコナイの、あの二人ヨリ。
[そう呟きんがら、焦げ臭さにすん、と鼻を鳴らす 生肉しか口にしていなかったが、火に死体をくべて食べたらうまいだろうかと思いながら]
俺が壊すのはイイんだヨ。 アタリマエ。
(*7) 2010/07/26(Mon) 21時頃
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ムリすんなヨ。食いたきゃ食ってミタライイゼ? セッカク火をツケテクレタンダ。 リンダかイアンの死体焼イテミルカナァ。
アイツラのカラダ、マダアルカナ?
(*8) 2010/07/26(Mon) 21時頃
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――厨房→屋外――
[武器と、スケッチブックを入れた鞄だけ持つと、厨房に急ぐ。 火を付けたのがキャロライナなら、ボリスが作業していた場所を塞いでいるわけがない。 色鮮やかな炎に追われながらも、通用口へと急ぐ。 熱い空気が肌を舐め、煙が気管を苦しめるも、大して気にも留めない。 もっと熱くて激しいものが、彼の気配から伝わってきているから]
……まるで、君自身が火みたいじゃないか、
[く、と笑いながら、通用口の扉を開けて外に出た。 目指す場は、生き残りのふたりが待ち受けるであろう、あの始まりの場所]
(37) 2010/07/26(Mon) 21時半頃
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[黒い狼は、普通の狼の二回りの大きさはあった。 眼と口の赤さと毛並みの黒さの対比はとてもとても鮮やか。 瘴気と毒気と死気と。恨みつらみと悲しさがこの旅館に満ち満ちて。
一度、大きな声で鳴く。まるで、呪いを吐き出すように。
旅館から塚に行くまでに、どれくらいの時間がたっただろう? ボリスたちの眼の前に現れる頃、口に食むのは 焼け爛れた、誰か…イアンか、リンダの遺体の一部]
(38) 2010/07/26(Mon) 21時半頃
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……そう、
[狼臭い、と言われると声だけはそっけなく返す。嬉しそうな気配は、ほとんど隠せていないけど。 それでも食え、と言われるとやはり嫌悪を露わにして]
やだよ。 ひとを喰う趣味はない。焼いても、やっぱだめだ。 ……イアンとリンダのなら、まだ残ってたけど。 いらないよ、あんなの。
……ああ。ひとのには、興味ないけど。 君のは、……どうだろう、
[淡々と、しかし諧謔めいた口調で言った]
(*9) 2010/07/26(Mon) 21時半頃
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ヒトに興味モタナイところが、ネ。 ソンナトコロは俺も気に入っテルのサ。
ヒトをクワナクテモ、リッパなモンデ。
[いつのまにか、ぐちゃりと咀嚼音が聞こえる。レアに焼けた死体を食っているのだろう]
オレは肉食ダシ、マズイヨ。
(*10) 2010/07/26(Mon) 22時頃
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――人狼塚――
[雨の中、生ぬるい風が吹く。 傘は持たない。雨の冷たさなど、人狼の熱い気配にほとんど感じない。 黒煙が立ち上る旅館を背に、塚へと赴く。 ボリスやキャロライナの姿を認めれば、いつもと変わらぬ調子で会釈した]
こんにちは。 ……こんなところで待ち合わせなんて、冷えませんか、
[掛ける声も依然と変わらず。淡々とした視線を彼らに向ける。 裏切り者、偽物と罵られようがどこ吹く風。ただ、狂人、と言われればとても嫌そうな顔をしただろう。 ベネットの居場所を聞かれれば、肩をすくめた]
……別に。あいつの保護者じゃないし。 どうせ、すぐ来ますよ。……ほら、
[やがて大きな、狼の鳴き声が聞こえるとその方向へ視線を向けた。 とても、愉しそうな表情で]
(39) 2010/07/26(Mon) 22時頃
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何言ってるのさ。ひとだって肉食だろ、
[咀嚼音をBGMに、塚へと歩く。 少しその味を想像してみたけれど、途中で顔をしかめた]
人狼よりも、ずっと色んな生き物を食べてる雑食家。 ……その皮をかぶった人狼が、そんなこと言ってもね、
(*11) 2010/07/26(Mon) 22時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/07/26(Mon) 22時半頃
石工 ボリスは、メモを貼った。
2010/07/26(Mon) 22時半頃
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俺実ハ菜食主義ダッタんデ。
[さらりと過去形で話をする。 肉が苦手だったのは、多分歯止めが利かなくなるからと、 どこかでわかっていたからで]
…俺は、悪趣味ナンダヨ。 センスの良い悪趣味。イイダロ。
ゲイジュツは凡人ニハ理解サレナインダロウけどナ。 ついでに…思考回路モ、理解サレナイラシイぜ?
[そうこう話している間に、半焼けの遺体を引きずる狼は、塚に至る]
(*12) 2010/07/26(Mon) 22時半頃
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―― 人狼塚 ――
[まるで沼の中へ足を踏み入れたように、一歩が重い。 塚の方角からは、霊感等と無縁だったボリスにすら判るほどの、禍々しい気配が流れてくる。 告げた場所に近づけば、既にサイモンの姿があった。 平素と変わらぬサイモンの声>>39に。]
……ああ。
[『逃げずによく来たな』などと、月並みな台詞を吐こうとしたが、舌が上手く回らない。]
副部長は、どうした?
[それ以上、問うまでもなく、響く鳴き声。 強ばった顔を無理矢理に動かし、そちらを見遣る。]
(40) 2010/07/26(Mon) 22時半頃
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理解される必要が、どこにあるの、
[不思議そうに言った]
僕はひとの肉は嫌いだけど、君は好き。 それでいいじゃないか。
……まあ。 ……ひとに関すること以外、僕は君のセンス、好きだけど、
[ぽつりと告げる]
(*13) 2010/07/26(Mon) 22時半頃
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石工 ボリスは、メモを貼った。
2010/07/26(Mon) 22時半頃
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ボリス、オヒサシブリ?
[ボリス達の視線の先から現れたのは、焼け爛れた全裸の死体を引きずった、「ベネット」と呼ばれた青年の姿。 ぐちゃぐちゃと、何かを咀嚼しながら、舐めつけるような眼で彼らを見つめる]
何か、俺に御用ダッタカナ? …と、君はオレを殺しにキタんだっけ?
この姿でゴメンナ。狼だと上手く喋れないんだヨ。
[口の形が違うからネ、と]
(41) 2010/07/26(Mon) 23時頃
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理解サレナイから疎ましがられるンジャナイノかネ? マァドウセコロス連中に理解も何もナイカ。
俺がスキ、ネェ… この悪趣味。
[くっく、と嗤う声はしかし見下す色は含まない]
ヒトに関シテ?何かお気に召しませナンダカ? ……マァ居るヤツ殺しテカラユックリキキマスかな、 非常食殿。
(*14) 2010/07/26(Mon) 23時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/07/26(Mon) 23時頃
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ひとの肉に関して、ね。君の悪食は理解出来ない。 それ以外は、別に。
[笑う声に、ぷいと首をそらすような気配が漏れた。 非常食、と言われると、く、と笑みをこぼし] そうだね。 ……画材殿。
[最初は信仰に近いものもあった気がする。全力でかばう気でいた気もする。それが、現在は。 ――友人でも主人でも、敵でも味方でもない、奇妙な関係の、今の呼び方は。 多分、これが一番合っていた。]
(*15) 2010/07/26(Mon) 23時頃
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[キャロライナを背に庇うように、前へ一歩、踏み出す。]
……よぉ、副部長。 今さらだが、悪い夢を見てるようだ。
[引きずられている『誰か』には目を向けられないまま。]
……そうだな。狼の姿の方が、打ち殺しやすかったかもな。 いや、変わらないか。今のあんたは、人間には見えないや。
[携えた手斧を右手後方へ構え、姿勢を低くした。]
そこでじっとしていてくれると、助かるんだが。
[震える足を摺るように、少しずつ前へ。]
(42) 2010/07/26(Mon) 23時頃
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一つキカセテクレルなら、動かないデイルヨ?
[ぐちゅり。遺体から内臓を掴み取って口にする。 遺体の形からして、それはきっとリンダのもの]
「ドウシテオマエは俺を殺ス?」 「ドウシテ、ヒトをころしちゃイケナイ?」
俺がオマエを殺サナイトいったラ、お前に俺を殺す理由はナクナル訳かナ?
……ま、コロスけどネ。
[ひゅ、っとボリスの視界に、遺体を投げつける。 それが合図のように、一瞬青年の姿は消えていた]
(43) 2010/07/26(Mon) 23時頃
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ていうか。 君の「センスが」だろ。 勝手に縮めないでよ。
(*16) 2010/07/26(Mon) 23時頃
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……喋りながら食べたら、失礼だろ、
[淡々と注意しつつも、目は笑っている。 赤い眼と黒い毛並みのコントラストは、とても美しく見えた。やはり人狼は、人狼のままが一番いい]
……僕のこと、忘れてない、
[少し不満げにボリスに言う。 ベネットの姿が消えるのを見ると、キャロライナを庇う彼に、一歩近づいた]
(44) 2010/07/26(Mon) 23時頃
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[ベネットからの予期せぬ問い>>43に、一瞬思考を取られ。]
ぬあっ!
[投げつけられたものを避けようと、横に転がる。 身を起こしながら辺りを見回し、ベネットの姿を探すが。]
(45) 2010/07/26(Mon) 23時頃
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[近づく気配を見せたサイモン>>44に向き直りつつ。]
……忘れて、ねえよ。
[背後にキャロライナがいるのを感じる。 サイモンが向かってくれば、彼女が手持ちの武器で応戦してくれるだろう、と期待しつつ。]
くそっ、どこ消えた!?
[四方八方を警戒するが、狼の足取りは掴めない。]
(46) 2010/07/26(Mon) 23時頃
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石工 ボリスは、メモを貼った。
2010/07/26(Mon) 23時頃
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ココダヨ バァカ!
[次にボリスが視界ど真ん中に捉えるだろう姿は大きな狼の姿
そして、その喉笛目掛けて、素早く牙を閃かせた]
(47) 2010/07/26(Mon) 23時半頃
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[キャロライナがこちらに向かえば、人狼塚を背後に身構える]
……さっきはどうも。
[冷めた声で言う。油断はしない。 こちらに憎悪を持っているであろう人間は、何をしでかすか分からない。 先刻のように左手にナイフを構える。 雨と潮の空気を吸い込み、息を止めると踏み込んだ]
(48) 2010/07/26(Mon) 23時半頃
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[何が起こったかも判らずに、ただ、目の前から来るもの>>47に対して、本能的に、真後ろへと転がった。 喉を抉られることは裂けたが、胸元に、感じたことのない熱さ。次いで激痛。]
ぐ、うっ。
[転がった際に斧も取り落とし、かろうじて起きあがるも、息を吐くだけで痛みが走る。出血が止まらない。 咄嗟に、ポケットへ忍ばせていたマイナスドライバーを取り出すが、眼前の獣の巨躯に対し、あまりにも貧相な武器。]
(49) 2010/07/26(Mon) 23時半頃
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[それでも。]
畜生っ!
[掠れる声を絞り出し、ドライバーを腰だめに構え、狼に向かって、突進する。]
(50) 2010/07/26(Mon) 23時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/07/26(Mon) 23時半頃
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[牙は恐らく致命傷は避けられてしまうだろう。 そのように狙ったんだから。タダで殺してはツマラナイ。 「殺してはいけない」というくせに、理由も答えられないツマラナイ生き物 なら、せめて悲鳴と苦しさで楽しませてみろと]
……コロシテヤルヨ、チャントネ。
[爛々と光るケモノの眼はピジョンブラッド。 塚の近くにいるせいか、えらく酔ったものだ。 大きな狼は、舌なめずりしてキャロとボリスを見下ろした。
ボリスとの間に僅かに隙間が出きた瞬間、彼のドライバーがこちらに向かって伸ばされる>>50]
…チッ
(51) 2010/07/27(Tue) 00時頃
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石工 ボリスは、メモを貼った。
2010/07/27(Tue) 00時頃
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[流石に距離が短すぎた。 ボリスのドライバーは狼の肩辺りにざくりと突き刺さり]
……ッ!テメェ……
[また再びボリスの、今度こそ心臓目掛けて飛び掛る。 彼が何か攻撃を繰り出すのなら、影はそれと交わるように。
吹き出した血はどちらのものか、それは──*]
(52) 2010/07/27(Tue) 00時頃
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[確かな手応えを感じたが、まだ終われない。]
届いたぁ!
[落ちていた斧を拾い上げ、そのまま弧を描くように、振り下ろした、が――*]
(53) 2010/07/27(Tue) 00時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/07/27(Tue) 00時頃
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−人狼塚−
>>43 ああ、ベネット。 始める前にそこだけ教えといてやるよ。
[ベネットの問いに、酷く乾いた声でキャロが答える。 そこに人間らしい感情は見当たらず、 まるで壊れた人形のような印象すら受ける]
人を殺しちゃいけなかったのは、手段として二流だからさ。 その方法しか選べなったあんたらは、人として無能だ。
[ボリスの陰で挑発するように手を振る]
そしてお前らを殺すのは…
(54) 2010/07/27(Tue) 00時頃
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石工 ボリスは、メモを貼った。
2010/07/27(Tue) 00時頃
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それ自体が目的だからだよっ!
[両手に火炎瓶。 だが、早々に中身を悟られるのは愚策だ。 まだ火は付けず、ガソリンを浴びせた時点で オイルライターを投げつけるつもりで両手に構える]
>>48 こちらこそ。今度は、逃がさないからね。
[場違いなほどにこやかに、サイモンに答える。 それでも炯炯と光る目だけは笑うことなく、 サイモンの所作を余すことなく追っていた]
(55) 2010/07/27(Tue) 00時頃
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うおおおおおおっ!
[>>48 踏みこんでくるサイモンの獲物を確認し、 急所に刺さらなければたいした問題じゃないと腹を括る。 右手の火炎瓶をナイフに当てるように下から振りあげ、 サイモンの動きが止まれば左手の火炎瓶を叩きつける。 瞬間的に作戦を決め、吠え声とともに左足を力強く踏み出した*]
(56) 2010/07/27(Tue) 00時半頃
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