283 突然キャラソンを歌い出す村2
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― 墓地/首塚 ―
[ブレーキ音の先、集っていたのは伊吹とセイカたち。 ……そして、探していたナツミの姿。]
ナツミ!!
[焦燥感が少しだけ緩み、安堵するに小さなため息が出た …それも、すぐに気を引き締めることになる。 ナツミの横には、予想した通り『首無し』の姿があった。 肩に猫を乗せたまま、男はクラウザーへ眉根を寄せる。]
……、教師
前に言ってたナツミの力が必要って、 こういうことか? ナツミに何させようとしてる……!?
(267) 2018/09/21(Fri) 11時半頃
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[>>274 まるで駆け引きでも取引でもない言い方に 男は後ろで目を瞬かせる。
思わずため息をついた…が、それをばかだとか、 そういう言葉で詰ることもしなかった。]
教師、もしもってなんだ? 魔女はお前の仲間じゃないのか?
[魔女を探しているのらしいのは知っているが、その魔女がクラウザーにとってどういうものかは未だ知らない。 肩に抱くナツミの様子を横目で見てから、教師へ視線を戻す。]
(275) 2018/09/21(Fri) 12時頃
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[悪いことをした、というのには 少し不機嫌そうに目を細くするのみ。]
…つまり、お前を首無しにした 生みの親ってことか。
[怨嗟の篭った声に、小さく喉を鳴らす。怪異の身には、最高位の怪異、首無しの存在は恐怖そのものだ。]
(285) 2018/09/21(Fri) 13時頃
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[――男は今、不機嫌だった。 そう、面白くない。 何をこいつは、こんな暗い顔をしているのだ。
最高位の怪異だと。 自分は恵まれた美貌を持ったものだと。 子供のような無邪気な様子>>2:40でもなんでも、 さんざしていたように笑えばいい。
夕方、おもんに詰め寄ったように。 あんな切羽詰った姿など、見てもさして面白くなかった。
堕ちても満たされないくらいなら。 せめて成功者として笑っていたほうが、 結果丸く収まるのなら。
――敗北者は、いつか抱いた思いと同じく>>2:193
その輝かしい背を嫉妬と、 同じくらいの尊敬の心で眺めていよう。]
(287) 2018/09/21(Fri) 13時頃
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[ふう、と深いため息をつく。 少しぶっきらぼうな声で、下を向く。]
……… 僕はお前に借りがある。
お前に借りたまま寝るのは、 それはそれで夢見が悪そうだな。
お前の顔が夢の中に出るとうるさいし。
[顔が。とそう言って、視線をクラウザーへと戻した。 機嫌は変わらず悪そうではあったが、 そこに敵意は無かった。]
(288) 2018/09/21(Fri) 13時頃
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[木箱に剣を充てるクラウザーを見る。 魔女の痕跡だというあれを壊せば、解決するのだろうか。
クラウザーの顔をじっと見る。 ――その間に、聞いたことの無い声を聞いた>>303>304]
…ナツミ?
[ナツミが唐突に、口を開く。 「引越し完了」。嫌な予感がした。 そこから続くその内容に 思わず声を荒げた。 原理は違うものかもしれないが、今自分もやっているようなものだ。わからないはずが無い。]
(309) 2018/09/21(Fri) 14時半頃
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―――ナツミ!!!
[―――ナツミが、魔女に乗っ取られた。]
[思わず駆け寄ろうとする男の目の端に、 膝から崩れ落ちるクラウザーの姿が見える。]
い゛っ 、 !!
[周囲に金切りのような音が響く。>>307 耳を塞いだところで、怪異にとっては息が詰まるほどの騒音だ。ましてやこの近距離。思わずその場で耳を塞いで蹲った。]
(310) 2018/09/21(Fri) 14時半頃
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[途切れた金切り声。 耳がきーんと鳴り響いて音が遠いので、 全体的に声が怒鳴るようにでかくなるが、 他意がないもの、そこは諦めて欲しい。]
ああくそめっちゃ耳痛い!!
!? おい騒音教師!! 危ない、避けろ!!!! [駆け出すナツミは、クラウザーへと向かっていた。 拳を握っているのが見える。]
(318) 2018/09/21(Fri) 15時半頃
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[間奏の間、じりじりと睨み合う二人。>>323 唐突に向きを変え、ナツミが向かうのはおもんの方だ。 クラウザーへ追撃する訳でもない。見境無しなら、明らかに一般人なこころや真一を先に黙らすのも手だろうに。
それに、先ほどの感じたナツミからの視線からは一体――などと考えている間に、]
あっえ゛、ち゛ょっ!?!?
[盾に使った狐の頭。>>324 この数日さんざその首に翻弄されたというのにである。 男は思わず目を剥いた。]
ななななななにしてんだお前ぇ!!!? 大事なもんじゃないのかそれ!?!? 破裂したらどうすんだ相手は暴力女だぞ!!
(325) 2018/09/21(Fri) 16時半頃
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お前ほんと祟られても知らんぞ!! 僕だったら絶対祟るわ!!
[とんでもない首の扱いに問題ない、とか言い出すおもんへ>>331、男は死者の声の一人として突っ込みを返す。]
[割り込むように上がる、 ナツミの声をした魔女の悲鳴。>>329]
素材?
[男は眉根を寄せる。 …いや、むしろこれで合点がいった。向けられた視線。殴りかかられたクラウザーとおもん。破裂はしなかったが、ただのゴミと罵られた狐の首。**]
もしかしてこいつ、 怪異を狙ってるのか…!?
(332) 2018/09/21(Fri) 16時半頃
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アーサーは、おもんにアンコールした。
2018/09/21(Fri) 19時半頃
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[セイカの枠が魔女にとってどこに設定されているかは男の知る由も無い。 男にとって知ることは、彼女がただの一般人枠ではないのだけだ。一般人はあんな丈夫じゃないし、(取り憑いていたといえ)あんなパンチは出せないし、靴音からブレーキ音が出ないのである。
それはさておき、クラウザーの言葉にげ、と露骨に顔色を悪くした。]
このままじゃ 僕らはあいつの標本だっていうのか!? 冗談じゃないなそれ!!
[セイカが訴えるように訊いて来るが、>>344男は歯噛みする]
追い出すっていっても、 一番そういうのが出来そうな ナツミがああじゃ…!
[フシギなことを無力化できるナツミの拳だったなら、こういう事をできるのだろうが、そのナツミ自身が操られているのでは手詰まりだ。]
(347) 2018/09/21(Fri) 20時半頃
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!? おい、人の子が増えたぞ!?
[校庭で見た顔>>348だ。 何かを抱えているが、良くは見えなかった。 振りかぶる様、握りこぶしから 白い粉上のものが撒かれている。
おそいかかる既視感―――これは―――……!]
(349) 2018/09/21(Fri) 21時頃
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(スローモーション映像に流れ始めるBGM)
♪ ア~~~~アアア~~アアア~~アンアア
まわしいっぽん締めたなら (どすこい あ〜ヨイショ ホイ)
ア~~~~アアア~~アアア~~アンアア
四股をふめふめ ハ~~アハッケヨイッ!! (どすこい あ〜ヨイショ ホイ) (ポン!!)
(350) 2018/09/21(Fri) 21時頃
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[>>352 エニシごと振る事で、大胆に振りまかれるあら塩。墓場一体に白い粉が舞う。夜空に舞う白い粉雪が如くである。
男は顔色を青くして、ふりかかるあら塩から わたわたと逃げようとしている―――]
♪
まるでcomedy(comedy) 三文芝居と笑ってくれてもいい それはかつて誰かが感じた悲しみ (あら塩は幽霊に効く…)(コーラス:やめて) 連鎖する苦しみを (あら塩は幽霊に効く…)(コーラス:やめて) いまここで 繋ぐ…!
(356) 2018/09/21(Fri) 21時頃
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そそそそうだなささやかだけど!!
[ぜえぜえ息を荒げて、真っ青な顔で男は答える>>357]
退魔になるのかもしれないけど、 こんな量じゃ……!!
[おもんへナツミと八磨が卒塔婆を持って 駆けていく―――!!]
やばいぞ、おもん逃げろ!!!
(359) 2018/09/21(Fri) 21時半頃
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[おもんへと刺さる卒塔婆。ちっと舌打ちをして、 こころ達ののほうへ声を投げかけた。] そこのチア服だった人の子!! 君、僕らに詳しいんだろ!?
[屋台での出来事を思い出しながら、 わらにも縋る思いで訊く。]
なんかあの塩みたいな、 魔女を追い出すのにいい手はないのか!?
(364) 2018/09/21(Fri) 21時半頃
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アーサーは、おもんにアンコールした。
2018/09/21(Fri) 22時頃
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なんだそれ!?そんな飾りどうする気―――
[真一の声>>369に振り返り、これと呼ばれたお守りを見る。ただのブレスレットのように見えたそれに、つい声を荒げかけて止めた。 真一の持つブレスレットに、物怖じとするような忌避感…もしかしたら神々しさ、ともいえるかもしれない。そういうものを感じえたからだ。
怪異の身が本能的に、嫌だと告げている。]
―――いや、すごい嫌な感じがする、 それだ…!!!
いや投げるな、 確実な方にしよう、つけた方がいい!!
(374) 2018/09/21(Fri) 22時頃
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ば…………っ!?!?!?
[間抜けな名前を呼ばれて、セイカのほうへ振り返る。 またしてもとんでもない提言に男は目を剥いた。]
…!!! 本当に君、ばか以外の何者でもない、 大ばかだな……!!!
[>>376何が完璧だ。ばか以外の何者でもないぞ!! ―――等と否定することも無く。 一番の大役を担う真一に、ひとつ頷いて。 男は肩にしがみつく猫の首輪に手をかける。]
(385) 2018/09/21(Fri) 22時半頃
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絶対、意識は踏ん張れよ。 じゃなきゃ、おまえの拳で あの人の子の顎が一生開きっぱなしになるぞ。
[セイカへはそう、念押ししておいた。……レンの時の勢いを思うに、もっとひどいことにならなきゃいいが。]
[こころの返答>>383に、セイカへ目を送る。 万が一盛りすぎて塩分過多で倒れられるより、 多少の温情があるかもしれない。 まあ辛いのは変わらないだろうが。]
[寄せられた大蛇の頭に、乗り込んだ]
(386) 2018/09/21(Fri) 22時半頃
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[降ろされた屋台の前、 見つけたにんにくの壷と塊のにんにくを 急ぎ乱暴に手に取る]
伊吹!!! これも持て!!
[そう言ってその二つを頬利投げると、 男は猫の首輪をかち、と外して、 手綱の繋がる首輪を手に持った。]
―――いくぞ!!
[再び、セイカの首にかちりと首輪をはめた―――!!]
(388) 2018/09/21(Fri) 22時半頃
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[伊吹と感覚を共有しているので 塩とにんにくを握りこんだ両手に焼けるような感覚を覚える。予想はしていたスリップダメージだ。>>372]
〜〜〜〜〜い゛った…!!!! 〜〜〜〜伊吹!!! 返事!!!
[余裕なんて一切無い。まるで吼えるように 本当に意識が飛んでいないか、セイカへ確認する。]
(396) 2018/09/21(Fri) 23時頃
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前奏/口笛:
ピーリリーーィ ビューピュピュー ピーピッピ ピピリピピーー ピヒュルヒョロヒューピヒョロヒュリー プヒューヒュルル ピヒョロロー ...
♪
(400) 2018/09/21(Fri) 23時頃
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[人に化けているだけの妖力を回すより、 少しでもこの焼ける痛みに耐える体力に回すよう。 男の身体はす、と消え、 セイカの背中、背負うように青い火が灯る―――!
魔法少女らしきそれ(任意)>>402に エフェクトの演出がかかる!]
(403) 2018/09/21(Fri) 23時頃
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♪
立ちはだかる脅威 平和を乱す警鐘に この胸騒ぐ
この世に灯る 七つの火 人を惑わす 罪の味 追った果てに 悪意を見たなら...
打ち砕くため 貫き壊すため 救うための 優しい力が欲しい 人と妖(あやかし) ――今重なり合う そ の 魂 を 解 放 す る 刻 は い ま
♪
(418) 2018/09/21(Fri) 23時半頃
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(男ボーカルによるハモリ)
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心に宿した七つの星が 愛をくれたから 真向一気 この拳で伝えたい正義がある 強く奏でた旋律が風となり 異なる世界 夜明けを告げる福音へと 惨めに負けた僕はもういない 怯え竦んだ昨日に別れを告げて...
♪
(427) 2018/09/22(Sat) 00時頃
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―――ナツミ!!
[塩を握り込んだ右手を振りかぶる。 彼女のその拳は悲劇の怪異の願いを乗せて光り輝く――>>407]
(431) 2018/09/22(Sat) 00時頃
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人妖一体 君と駆け抜けるよ この闇を―― 青い火となれ Blazing Flame !
♪
[塩をぶっ食らわせた。>>420 ダメージに怯み隙ができたナツミに、真一が見事 ブレスレットをはめる!!>>424]
出て行け 糞尼、 この子(ここ)は、僕の 家だ!!!
(432) 2018/09/22(Sat) 00時頃
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―――教師!!!
(433) 2018/09/22(Sat) 00時頃
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[皆の声に応えるように振るわれる剣。 振るわれるそれに、今度は迷いが無く見えた。
切り裂かれる魔女。 魔女は、小瓶に封印されていく………>>437]
―――やったか…!?やったよな!?
[その結末を見届るや否や、セイカが背負っていた青い炎から、男の姿が現れる。痛む手を伸ばして、セイカの首筋からまるで千切るみたいな勢いで首輪を取った。 痛みが酷くて手つきが乱暴になる。それでも一刻も早く、この感覚共有を切らなければ] 〜〜〜〜っっ! 伊吹、大丈夫か!?!?
(440) 2018/09/22(Sat) 00時半頃
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……はは、ほんとにばかだな、君は。
[憑かれただけ、など言ってのけるセイカに男は笑う。 同じく痛みで地に転がっていた男の下へ、猫が歩いてやってくる。 その首へ、手に持った首輪をかけてやる。]
[地べたに伏したまま視線を上げれば 意識を取り戻したようなナツミの姿が見えた]
[ふかく息を吐く。
―――厄介事も痛みも越えて、 地に伏せたまま見たその光景。
ああ、悪くはないなあ、
臆病な敗北者は、ただそう思っていた。**]
(450) 2018/09/22(Sat) 00時半頃
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