54 CERが降り続く戦場
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ねぇ、パパ?
[問いかけるのは、父に似た声の主。 久しぶりに話しかけた気がした。]
なんでかわからないけど、悲しい気分がする。 こんな風に悲しい思いをしながら、私は世界を守らないといけないんだね。
[なんとなく、なんとなく理由が分かっていた。 自分の大好きな誰かの命が尽きた。そう感じたから。]
天狼族の遺跡を見つけたの。 たくさんの文献、そして、私が手に入れなければいけない、『創世≪ハジマリ≫の杖』もここにあるわ。
[覚悟は出来ている。 皆を敵にまわして、それでも使命を果たすと。]
次に生まれる世界にヒトはいらないもの。 だから、審判を下す、私達天狼族もいらないわ。 そうしてうまれるの。本当に優しい、平穏と秩序の守られる世界が…。
(*0) 2011/06/08(Wed) 08時半頃
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でも…
[少しだけ思う。一度くらいはチャンスを与えても良いのではないかと。 しかし、その迷いも、最後のチャンスを与えた歴史の文献を見るまでの事。]
(*1) 2011/06/08(Wed) 08時半頃
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− 鼓動を止めた刻《テンプス》の中 −
[バサリッ…。
動かぬ世界を面白そうに上空から眺めていると、心優しい天狼の声が届いた>>*0]
お前は止まっていないのだな。 当然だな、お前は強い。
[どうやら動く者もいるのだと確認出来ただけで十分だった。 少し寂しげな声には、直接話してはいないのに眉を顰めて気遣った]
哀しいのはお前が心優しいからだ。
[そう言えば先程屠った若者は、天狼を最初に抱えて来た子だったと今更思い出す。 その後も色々拘わったのかもしれない。
そう言えば以前大切な者を傷付けるなら戦うと言われた気もするな、と獣は思い出す。
だがヒトを滅ぼす決意をした彼女に敢えて伝える事はしない]
(*2) 2011/06/08(Wed) 11時半頃
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お前の理想《ネガイ》が叶うといいな。
[殊更優しく獣は呼び掛ける。 違う世界《終焉》が再生《繰り返》されるのも面白い。
生まれれば終わらせるだけ。
玩具が増える事は良い事だ、と思いながら]
ただ簡単にはいかんぞ。 刻が歩みを止めた。 勿論崩壊も再生も今は出来ない。
そのうち刻は動き出すだろうが…。
それまでに、極力愚か者を減らした方がやりやすい。 自分達の益しか考えず、周囲を省みなかったヒトの味方…。
[天狼が動いている。 恐らく他の力を持った者は動き続けているだろう。
(*3) 2011/06/08(Wed) 12時頃
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破滅の従者は多い筈がない。 天狼が行おうとしている事の敵になる者がほとんどだ。 だからこそわざと煽る様に声を掛けた。
ただ…面白いから…それだけの理由]
(*4) 2011/06/08(Wed) 12時頃
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ガアアアアアアッッッ!!!
[一度大きく吼えて闇が揺らぐかどうか、その動きの予測を楽しみながら]
《契約》外の連中がまだいるようだ。 何処まで堕ちるかは知らんが…。
迎えに行くか? それとも狭間で苦しむ様を見物するか?
[いたぶる様な残酷な問いは誰に向けてか。 だがどの答えでも、獣は哂って]
終焉まで、オモチャは多い方が良い。
[そう返すだろう]
(*5) 2011/06/08(Wed) 13時頃
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私は…優しくなんかないよ…。
[心優しいと言う彼の声に、静かに否定する。]
だって、大切な友達の命も、存在さえも消してしまうのだから。
[見つけてしまった一冊の手記。 自分と同じ、天狼族、それも、自分と同じ審判者だったものの手記。 その、最後の一文を見つけてしまったのが、その原因。]
(*6) 2011/06/09(Thu) 00時頃
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-審判を下す者の手記-
我は最後に彼らに問う。
『人の子よ、過ちを繰り返し、星を、世界を滅ぼすもの達よ。 審判は下された。繰り返される罪に、災いあれと。 救いを求めるならば、誓いを立てよ。 最後の機会を与えよう。』
人の子は答えた。
『決して過ちを繰り返さぬ。 謙虚に、与えられる恩恵を大切に。 何より決して驕らぬ誓いをたてる。』
我は彼らに、最後の機会を与える。 我が手によって、汝らに救いあれと。
しかし…決して二度は与えぬ。 最後の機会。
(*7) 2011/06/09(Thu) 00時頃
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二度目はないわ。
[その約束が、何万年以上も過去の事だとしても。 交わした約束は、破られてはならない。 もう充分すぎるほど、機会は与えたのだから。]
叶えるわ。 私の理想≪ねがい≫は、世界の理想≪ねがい≫だもの。 世界がヒトを否定したのだから。
だから…幾重に邪魔をされても、無駄なの。
(*8) 2011/06/09(Thu) 00時頃
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そうか…そこまで言うのだからどうしようもないようだな、ヒトとは。
遠慮はするな。 躊躇わずに滅ぼすが良い…。
[酒場のマスター気分が抜けぬせいか、天狼が目の前にいれば頭をぽんぽんと撫でそうな口調で声に応えた。
激励する内容は危険極まりないものだったが]
(*9) 2011/06/09(Thu) 00時頃
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[>>*5]
……迎えに行くのも悪くないと思っていたが どうやら向こうから来てくれたようだ。
半神半魔というが、 果たして、《契約》してこちら側に堕ちる者なのか。
[震える銃口を見つめながら、呟く]
/* 昨晩は即健康してしまってすいません。お疲れ様でした。 ネル→半狼 ドナムパ→魔術師 でしょうか、ね。展開次第かもですが今日はネル襲撃かなあと思いつつ
(*10) 2011/06/09(Thu) 00時半頃
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ほう。 それは結構な事だ。
[飛んで火にいる?と思いながら声>>*10に口角をあげた]
その後はお前さんの腕次第だな。
[からかう様な、だがやれるだろう?との確認の意味のある含みのある言葉]
/* お疲れ様です。 昨日はセシル噛みと言う…orz ネルかドナ、どうなるか判りませんが、ネル噛みが早いかもしれませんね。 襲撃パスにしておきます。
(*11) 2011/06/09(Thu) 01時頃
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半神半魔…? 味方なんですか??
[何時の間にか聞こえるようになったもう一つの声。 不思議そうに首を傾げながらも]
そっか。仲良くしてても、殺さなきゃいけないんだよなぁ。 でも、皆仲良く死ぬなら、さみしくないもの。
/* お疲れ様です。 もし、ドナが半狼だと、狼の数が激増しますねw 私はどこでも対応可能ですよ! こっちのメンツで噛みたい人がいれば行きますよ!
(*12) 2011/06/09(Thu) 01時頃
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さて。どうだろうな。 あまり人を口説くのは得意ではないが。
[>>*11 からかう声に、眉間の皺が深くなる。 それだけは、本気で困っているようだった。]
尤も――誘いに応じなければ、殺すだけのこと。 それに、俺ごときに殺されるようならば貴殿のオモチャにもならないでしょうし。
(*13) 2011/06/09(Thu) 01時頃
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[>>*12 冥王との契約が果たされたせいか、聞こえる声は二つに増えていた。]
半神半魔が味方かは…わからないな。 ただ、あの嘆きと憎悪は…セカイにより濃い《混沌》を呼ぶ事ができるだろうな。
/* どんまい。セシル噛みは仕方ない。 とりあえず、ネルにセットしておきました。 ホリー周辺は主人公がたくさんだから難しいですね…www
(*14) 2011/06/09(Thu) 01時頃
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任せる。
[店主の姿に偽装した獣は、困っている事に気付こうともせず、一言そう言い放つ。
仮にも冥王と契約した程の男。 出来ないとは思っていなかった]
(*15) 2011/06/09(Thu) 01時頃
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世界を混沌にしてくれても、世界中のヒトを滅ぼしても、なんでもいいわ。 私は私の使命を果たすだけだもの。
/* 本当にそう思うわ。 殺しにくすぎるの。本当にww 私は一応パスにしておきますね。
(*16) 2011/06/09(Thu) 01時半頃
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[とにかく、その光を受け取ろうとしたが、それには手が触れられなかった。]
…拒絶、されちゃったか。 ま、仕方ないわよね。
[諦めてはいたので、小さくため息を漏らした。]
(*17) 2011/06/09(Thu) 22時半頃
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思ったより…退屈だな。
[ドナルドをからかうのは店主のマスターとしては楽しかったが、《獣》を満たすにはとても足りない]
どうだ?
楽しんでいるか?
[ふあっと混沌の気配を見せる2人を遠目で見ながら戯れに呼び掛けた]
(*18) 2011/06/09(Thu) 23時半頃
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世界を再生させるアイテム…。 そんなもの必要ないのに…。 パパ、神の霊峰パイロンに、栄光の花弁とか言うのがあるんだって。 やっぱり、そろそろ邪魔した方がいいかな?
[狼の姿のままだが、創世≪ハジマリ≫の杖は持ってきている。 湯を出せば、問題なく人型に戻れるが…。]
お兄ちゃんを殺して奪うのは、気が引けちゃうなぁ。
(*19) 2011/06/09(Thu) 23時半頃
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[耳に届いたのは『栄光《グロリア》の『花弁《ティアーズ》』
その単語に、思わず感心の声をあげる]
ほお、栄光《グロリア》 余程この世界が、ヒトが大切だったらしいな。
[躊躇いが聞こえれば、また声は緩み]
殺したくないなら、花弁だけ奪えばいい。 もしくは花弁を破壊するか。
(*20) 2011/06/09(Thu) 23時半頃
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[獣の声に反応して、少しだけ考えてみせて]
使命がなければ、そこそこに楽しかったかもしれないけど。 でも、使命の事を考えると少しね…。
[なんとも言えない。そんな感情だったが]
しょうがないわ。それが世界の選択。 私は世界の選択を実行するだけだもん。
(*21) 2011/06/09(Thu) 23時半頃
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奪う…かぁ。どうやろうかなぁ。
[そう考えていると、不意に渡されるそれに、一瞬だけ目を丸くした。]
パパ、なんの労力もなく奪えちゃった。
(*22) 2011/06/10(Fri) 00時頃
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[何の緊張感もなく、あっけに取られた声>>*22が届く。
その内容に思わず声を出して笑いかけて押さえるのに必死だった]
そうか。 それは良かったな。
つまりそう言う事だ。 お前が《裁く》事を許されたんだ。
[開いた眼に宿るモノは破滅の闇の色]
(*23) 2011/06/10(Fri) 00時頃
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花弁がお前に渡った。
つまり世界はお前を選んだ。
それが世界が望んだ結論だ。
(*24) 2011/06/10(Fri) 00時頃
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[獣の声に、へらっと笑いながら。]
うん。 これが運命なんだね。確信しちゃった。
世界が早くヒトを滅ぼせって言ってることに、気が付いちゃった。
[そうして、自分自身が審判者であり、世界の意思であり、そして、世界そのものだと錯覚した。]
(*25) 2011/06/10(Fri) 00時頃
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