291 Fate/Goddamned Omen
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2019/02/15(Fri) 19時半頃
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[ああ、其処に幼子の姿を見るならば>>79 正しく、神であるのだろう。 指先まで覆って尚余りある袖の、両手。 口許に添えた 無邪気な姿は くるり、くるり、空に踊る。
もう“ ひとり ” 、 雲に乗り込む襤褸姿が>>67 空仰いだとしたならば 見えるのは 真っ黒い靄じみたものだろう。
それ は ママの数だけ、違う姿を持つ怪物であれば。]
(103) 2019/02/15(Fri) 20時頃
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[ありもしない心を喰らえるはずもない。 たべてしまう存在なるこどもは たべられないね なんて 肩をすくめて だけども けらけら わらっていた。
白雲は いくつもでてくるから おいかけるのは いったん やめにした 追いかけなくったって良いのだ
どこからでも 生れられるのだから。]
(104) 2019/02/15(Fri) 20時頃
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[だから、雅を解さぬ眸で 女神に問うを、見下ろしていた。>>88
いいこ なので かんがえることも するのです おちてくるはっぱに てをのばしても にげられちゃうことも しっていました
だけども こころ は、安定を知らぬものであり。 それ は 定形を持たぬものであり ママ という 存在だけで成り立っているようなものだから。 湖面が容易く、波紋広げてしまうようにも。]
(105) 2019/02/15(Fri) 20時頃
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『 ──── ア 』
[子供姿は 容易く、歪む。>>88>>89]
(106) 2019/02/15(Fri) 20時頃
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[神々の遊戯に差す水などは 信仰なぞ抱かぬ不定形の身には 抱え込んでも余りある程には。]
『 わる い こ 』
[幼子の声が ざらりと崩れていく。]
(107) 2019/02/15(Fri) 20時頃
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[くずれて 波打って そうして 影が 霧を成し 広がろう、と……して。]
『 ア …… 』
[はたり と …… 萎んで行く]
(108) 2019/02/15(Fri) 20時頃
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[それ は あまりにも 扱いの難しい、悪魔だ。 ママが存在する限り ママの願い通りに わるいこを食べる あくまであり。
存在するに どこまでも ママに依存する、悪魔であれば。]
『 ──── マ マ ! 』
[一陣に、流されてしまうように>>98 影は 霧は 薄れ──── 消える。*]
(109) 2019/02/15(Fri) 20時頃
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[──よく、くちがすべってくれる。 初対面でないのなら、私の顔を知る者は、 神都の味方っていうことになるじゃないか。]
リジーさんだけど、 リジーさんではないので、 自己紹介したくないです、と?
[禅問答じみた鎌かけを。 けれど紡がれていく言葉は支離滅裂で。 ひとつひとつが闘争に収束していくような、狂った理詰め。]
(110) 2019/02/15(Fri) 20時頃
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なにもしていませんし、 しようともしていません ──
あなたがそこを通してくれるなら ──
[振れ切っていく理性、 ……気づけば眉間に小さく皺寄せる。 ──なんにも" 無辜である "その名は ──]
(111) 2019/02/15(Fri) 20時頃
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ッ !
[左手には斧、狂来る、とその姿は消えたように跳び───]
リジー・ボーデン……!! 斧を執るあなたは、マザーグースに唄われる姿 ── !!
[回避間に合わぬなら、受けるしかない ── ! 魔力充填十分な両脚で、相対すように跳躍し ── 、 斧の柄を振り上げた向う脛で受け止める。
速度を殺す鈍い音を立てて。 拮抗はしても、押し返せはしない。]
(112) 2019/02/15(Fri) 20時頃
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じゃあ、嘘を吐いたのは 誰ですか …… ッ? あなたは、私たちの世界の英霊のはず、 … なぜ 敵対を ── ッ !
[刃が眼前に迫るのを、歯を食い縛って対抗する。 見詰める瞳は、退く気がない。けれど、力では敵わない。
克ちあった刀をずらすように腰を捻って、 華奢な肉体から斧通る軌道を僅かにでも逸らせようと、 止めた一閃を、ぶんっ、といなそうか。
身体回る勢いで、僅かに跳躍 ── 振り被って、 しなやかな脚線、鋭く尖る爪先を、 払うように、その頭蓋へ向けて横薙ぎに ── !*]
(113) 2019/02/15(Fri) 20時頃
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──── ガリィ
[荒野の 只中 猫の牽く車は 影と溶け 砂漠に似つかわしくない革靴が 砂を、踏んでいた。
無感動に。 蛇の半身を持つ女が 複合生物が
影に 喰われて行く を、見下ろして。]
(114) 2019/02/15(Fri) 20時頃
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[別になんてことない。 猫の牽く車のにおいにつられたか。 常ならざる気配に昂ってしまったか。 或いは嵐に追われたか。
悪魔がこちらに、迫っていただけの話だ。 たったのそれだけでも。 こども は わるいこ を やっつける ために ママのところへと かえって しまう。]
(115) 2019/02/15(Fri) 20時頃
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[食事を終えた影が また 黄衣のこどもの姿を 作り上げた。
無邪気に伸ばされた両の手を 屈めた身の中に 迎え入れる。]
ばっちぃ ばっちぃ だろう おうち かえったら おいしいおやつ たべよう ね
……その、まえに。 ああ、また わるいこ が いるみたいなんだ ガリィ ママを、ね。 わるいこ の ところに つれていって ほしい な。
(116) 2019/02/15(Fri) 20時頃
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[そう、告げれば早い。 こどもすがたは また 真っ黒い 不定形へと 変化して。
長躯を 容易く、呑み込んだ。
それ は わるいこ の ところへ どこへでも あらわれる。
ママ が こまること する>>19 わるいこ を かぎつけて>>102 ]
(117) 2019/02/15(Fri) 20時頃
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[ ぞる り ]
[神都正面。其処にいたはずのシュメール構成員は 外部の悪魔が 暴走していると その対応に追われてしまっているらしい。
だから わるいこ の 足元から 伸びる 影のなか>>102 蠢くあくまのけはい は……隠しようも、ない。]
(118) 2019/02/15(Fri) 20時頃
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[真っ黒い 細長い幾つもの手が 影の中より 生れ出て わるいこ を とっつかまえようと>>102 掌に裂けた 大穴より 並ぶ牙を剥きだしにし たべてしまおう と
伸ばされる。伸ばされて 迫る。]
[もう一つ。 砂漠に ある筈もない 扉が クローゼットが 滲み出るよう 砂へと落ちて。]
(119) 2019/02/15(Fri) 20時頃
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…… と、
[開かれた 扉。 長躯がにゅっと 吐き出される。
焦げていた 白衣の裾は 綺麗に綺麗に 整えられて。
氷眸を、 持ち上げた。 *]
(120) 2019/02/15(Fri) 20時頃
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銀行屋 ザーゴは、メモを貼った。
2019/02/15(Fri) 20時頃
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ん? 違うわよ。 貴方はリジーさんに用があるの。 リジーさんじゃないあたしに用はないでしょ?
[そうでしょ?そうよねと さも当然のことの様に返す。>>110 自分の認識が思考が方向がおかしいなんて ちっとも思っちゃいないし考えもしない。]
何もしないなら何故ここにいるの? 何故ここで生きて息をしているの? どうしてここに存在しているの? おかしいじゃない。おかしいわよ。
[あの子がおかしいのだから、 あたしはひとつもおかしくないのよ。]
(121) 2019/02/15(Fri) 20時半頃
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―― は ?
[ぎいん、と 斧と向う脛が鈍い音を立てる。 が、しかし、あたしが注目すべきはそっちじゃない。 その前に云った、一言。]
マザーグース、の、リジーさん ? ああ、ええ、そうね、そうね、 知っててもおかしくないのよね。 だってあちらの世界だもの。
でも違うわ。 あたしは斧を取ってないもの。 マザーグースが間違っているのよ。 ひどい話よね。そう思わない?
(122) 2019/02/15(Fri) 20時半頃
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ひどいわ、ひどい、酷い、酷い!! あたしがあんな残酷な事をしたなんて、 そんなわけは無いのに!!
[瞳に狂った光が灯る。 ギリ、と拮抗する様子を憎々しげに見やると、 更に力を込めようとする。]
あたしは嘘なんてついてないわ。 顰蹙の商人どもが、たかだかニュースペーパーの為に そんなもののために嘘をついたの。 あたしは嘘なんてついてない。 あたしは嘘なんてついてない!
(123) 2019/02/15(Fri) 20時半頃
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――ッ、
[いなされれば、少しばかりバランスが崩れる。 それは斧一本に力を入れていれば入れているほど。
よろけた体勢を無理矢理立て直し、振り返って こちらへと向かい来る鋭い爪先を避けること、は。]
あ、 痛い、いたいわ、痛いのよ、!
[ぐ、と自らの頭へ鋭い痛みが走った。 マトモに食らうのは避けたとはいえ、それでも 頭蓋だ、それなりにダメージは入る。]
(124) 2019/02/15(Fri) 20時半頃
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あた、 あたし、ああ あなたたちの世界の英霊よ、 ええ、ええ、知っているわ。 あたしはそうなのよね。そうなのよ。
だからこそあんたらを殺すのよ。 だからこそあんたらの世界を滅ぼすのよ。
[ぐわんと首を捻り、傾いた頭のままじいっと、 じいっとノッカの方を見やる。 左手をおもむろに振り上げて、リジーの周囲に5本ほどの 手斧が現れる。]
(125) 2019/02/15(Fri) 20時半頃
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――あんたは、何しに来たの?
[ノッカの居る方向へ、迷わず斧を振り落とす。 5本も操るとかやったことないし、 狙いとか、頭がぐわんぐわんしてて ちょっと定まってないんだけど。
まあ一本でも脳天にお返し出来れば良いわよね。]*
(126) 2019/02/15(Fri) 20時半頃
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喧騒を騒ぎ立てている神都正面。 岩陰から伺っていればそぞろにシュメールの 構成員が出払って行くのが見えた。
視線を流せば鬼めいた風貌の悪魔が 神都外郭に入った損傷でも目敏く見つけたのか 随分と暴れてくれているようで。
( ...これは、チャンス───── か? )
今の頼りは神よりも悪魔だなんて、 バチ当たりを思っても千載一遇なら見逃す手もない。 赤く血に触れて染まった部分が過剰に劣化が進んだような 襤褸外套の裾をはためかせて、 いざ、砂を蹴ろうとした時だった。
(127) 2019/02/15(Fri) 21時頃
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>>113 砂原に落ちた影から伸びる『悪魔』の気配に、 迫る危機を知らせるように首に絡むのを止めて解ける 二匹の蛇の、よっつの赤い目が下に落ちた。
「 ..........、 ッ、 と............. 」
(128) 2019/02/15(Fri) 21時頃
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数多の細長い黒い手が伸びる。 まるで悪魔ってよりは悪霊じみたそれに、 捕まる前に影ごと砂を蹴っていた。 それにさえ追いついて来ようとする影の下目に、 同時に、空に肢体を伸ばす蛇首が膨らむ。
「 腹減ってんなら ─────これでも、食っとけ ッ 」
よく見りゃ、掌に裂けた大穴がこちらを向いていた。 ぎらついた牙の燦きに向けて、 左右の蛇が─────黒い炎塊を吐き出した。
(129) 2019/02/15(Fri) 21時半頃
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それでも一呼吸分早く、 足首に追い縋った掌の一つに肉を削がれるような痛みが 鈍く伝わって、...多少は顔を顰めもしたもんだが。
空中じゃうまく蹴飛ばしてやれねえ代わりに、 布地ごと齧られた足から溢れた血が蛇の形を取って ” 逆に ” 食らい返そうとする。
─────人の肉体なら触れた部分が 腐るような毒血を以って、だ。
(130) 2019/02/15(Fri) 21時半頃
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この人の身に融かした、 その『アヒ(蛇)のばけもの』である悪魔は 毒を吐き、剣を刺してもそこから毒虫や爬虫類、 あらゆる邪悪な生き物が這い出してきたと言う。
(──────ところで、 捨てた半分の名の響を、 拾い続けてる理由なんてごく短絡的で単純で、 ” 音が同じだけでオレの名前じゃないから。 ”
...それだけだ。 )
(131) 2019/02/15(Fri) 21時半頃
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(砂地に足を滑らせようとしながら、 左肩の蛇に手を這わせて
「 ...アズダハーグ、 」
あの不毛の地に放り出された日に聞いた 『蛇』の名前を口の中だけで薄く転がして。
────息を吸い込むのに混ぜて、 願を掛けるように呼びもした。)
(132) 2019/02/15(Fri) 22時頃
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