84 戀文村
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最後の夜だろ。 ゆっくり……自分の言葉で伝えればいい。
[薬を一緒に飲むと言えば、ヨーランダは死ぬと判っていても 飲むだろうか。 だがそれをセレストに伝える事はない。 嘘偽りない自分を受け入れてくれた相手を最後に騙すような 形になる事を、セレストは望まないだろうと思ったから]
(*45) 2012/03/27(Tue) 22時半頃
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ダーラ……。
(*49) 2012/03/27(Tue) 23時頃
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(……明日俺がお前を2人の元へ送ってやろうか?)
(*51) 2012/03/27(Tue) 23時頃
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[……と口に出来れば良かったのだろうか。 ただの機械の筈の通信機から何かが溢れて来る。 その想いに衝動的に口を付き掛けるが。 だが結局それを言葉には出来ず]
すまない。
[口に出来たのは何に対してか。謝罪のみ]
(*52) 2012/03/27(Tue) 23時頃
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ああ、あんた達が安らげるなら手伝ってやるよ。
[その場にはいないが、無機質な鉄の塊の向こうの張り詰めた、 痛い程純粋な想いが伝わって来る。 この想いを戦火で散らせるくらいなら、と改めて決意を固め。
ただ、それに自分を含めなかったのは。 この村の人々には安らいで欲しいと思ったから。 自分は戦場で散るべきだと判っていた。 地獄に落ちて、馬鹿な上官達を引き摺り込むのが役目だと。 だからこの村で眠る事は出来ないと…決めていた]
(*54) 2012/03/27(Tue) 23時頃
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ダーラが行きそうなとこ…って言っても…俺が行ける場所じゃねえな。
[妹の様に大切にしていたセレスト、 そして同じように大切にしていたヨーランダ。 多分、きっと3人は寄り添っているだろうと想像がつく。
そんな中に自分がずかずかとどんな顔をして入れと言うのか。
行く宛を無くし、彷徨う様に]
(324) 2012/03/27(Tue) 23時半頃
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……感謝する。
[ダーラの言葉に目を閉じて数秒の沈黙の後、静かに礼を。 本当なら抱きついて大人気もなく大声で泣き喚いてやりたかった。 共犯者として、村人として、家族として……。 だがそれだけは出来なかった。 2人に嘆きを背負わせたのは戦争で、結局は自分達のせいなのだから]
セレスト……ヨーランダ…良い夢を……。
[絞り出した言葉がヨーランダには届かないとは知っていても。 酒を呑もうと言った彼女を思い出しながら、呟かずにはいられなかった]
(*59) 2012/03/27(Tue) 23時半頃
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それだけ……あんた達の絆が深いんだ。大切なんだよ。
もう賽は投げられた。
(*62) 2012/03/28(Wed) 00時頃
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[結局何処に行く事も出来ず。 一度宿舎へと戻る。
そして深夜……見届ける為にこっそりと抜け出すだろう]
(337) 2012/03/28(Wed) 00時頃
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ほんと、仲良いよな。お前ら。
[通信機は小さな呟きも拾うのか]
(*65) 2012/03/28(Wed) 00時頃
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次は、戦争の無い時代に平和な世界で姉妹で生まれて来いよ。
(*66) 2012/03/28(Wed) 00時頃
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