人狼議事


297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」

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【人】 懐刀 朧

謝んのも、違うやろ。
……香り……?

[礼を言うな謝るなとは何とも勝手な物言いだが、つまるところ吉治が気にするなということだ。言葉足らずでつっけんどんな態度なので、伝わるとは思い難いが。
 ただ、香りがする>>2:127と言われれば、雨の気配がするくらいでまるで自覚がなく、いくつか瞬いた。
 実際、その香りは白子吉治の周りをくるりとした程度で、害は成しそうにない様子に、ふいに興味を失うように霧散してしまっていた。]

ああ、少しは冷静に――――

(1) 2019/07/09(Tue) 01時半頃

【人】 懐刀 朧

[藤の匂い。そう言えば雷門もそんな事を言っていた。
 もしやそれこそが、消えてしまう前兆なのではないかと思い当たるが、確証など持てようはずもない。
 藤屋の名にかけて、そうではないと思いたかった。
 そのためにも日向の話は詳しく聞かなければ、と日向の側を向けば]

日向……?

[それは、どこか驚いたような調子を含む吉治の声>>3と奇しくも重なるようだったろう。
 今さっきまで、そう、たった今までそこにいた日向が、忽然と姿を消していた。]

(4) 2019/07/09(Tue) 02時頃

【人】 懐刀 朧

なあ、芙蓉。

日向は……

[問うが、答えは返ってくるだろうか。
 何が起きたか、正確に把握しているものなど、この場には居なさそうだった。]

――皮肉やな。

[ごく、小さく、独り言つ。
 少女日向は、自身が同じ目に合うことで、彼女が一連の騒ぎの主犯でないことを、証明してしまったようなものだった**]

(5) 2019/07/09(Tue) 02時半頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2019/07/09(Tue) 03時頃


【人】 懐刀 朧

……それが分かっとったら、もう動いとる。

[近寄ってくる吉治>>14を一瞥。
 どこに行った、と、今日はずっと頭の中で巡らせ続けている。
 それでも、嘲笑われるかのように一向に答えは知れず、人ばかりがいなくなっていく。
 吉治の震える声に、ひとつ小さく息をついて。]

沼さんは、どこ行った?

[もしも、もしも万が一人の手によることでないと仮定するなら、そういった類に詳しそうなのはあの人だろうと当たりをつける。
 沼太郎はつい先程まで吉治の近くにいたはずだ。
 行方を尋ねながら立ち上がれば、会いに行こうとしているのは知れるか。]

(19) 2019/07/09(Tue) 20時頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2019/07/09(Tue) 20時頃


【人】 懐刀 朧

謝らんでええ言うとるやろ。

[気持ちは分かる。こちらもどこに行ったと言いたい思いはあるのだ。
 だが、どうしても棘めいたものが混ざるのは癖のようなものだった。]

山……あのお社か。
信心深い爺さんやからな。

[信心行き過ぎるのはどうかと思わないでもないが、山の神自然の神、そういった八百万の神々の存在自体は幼い頃から説かれて育ってきた。]

山の神の祟りだ紫陽花に神が宿ってる言うてこの事態を受け止めとる。
どういうことなのか、話くらい聞いてもよかろ。

(23) 2019/07/09(Tue) 22時半頃

【人】 懐刀 朧

[出ていこうとしている、外を見やる。
 先程定吉が合羽を借りていくと言っていたが、確かに空模様は暗く沈んでいた。
 まるで、己の心を映しているんじゃないかとすら思うほど。]

……?

[ふと、その見上げた空の"明るさ"に気づく。
 否、無論雲が落ちている分暗くはあるのだが、体感夕暮れ頃のような気がしていた。
 焦燥の分時間が長く感じているのか――今は、まだその程度の感覚。]

(29) 2019/07/09(Tue) 23時頃

【人】 懐刀 朧

……お前も。
動けん言うて読んどる本の中から、こないな話の原因だのやり口だの、心当たりあったりせんのか。
あとは、この村の神さんの話とか。

[村の神の祟りだと言うが、祟られるような神なのか。
 そんな話、朧自身にはついぞ心当たりがない。
 だが、三人寄れば何とやらというものだ。

 言うだけ言って、話が続いたり止められたりしないようなら、そのまま雷門宅を出ようと*]

(33) 2019/07/09(Tue) 23時半頃

【人】 懐刀 朧

あ?

[あと数秒遅ければ声の届かない距離になっていたが、すんでのところで足を止めた。
 何か気づいたことがあるなら知りたい、と思っていたためかもしれない。]

何や。

[雷門宅の土間から声をかけると、何かを思い出したらしい吉治が少しずつ話しだした>>38。]

(39) 2019/07/10(Wed) 02時頃

【人】 懐刀 朧

昔はいたけど、忘れた、か……

[忘れたものを今どうしろと、という気持ちにもなったが、例えば日向が訴えたように、孤独を苦しむやもしれない。
 幸運なことに、両親にも友人にも恵まれ孤独を知らずに今日迄を生きてしまったせいで、心の底から寄り添ってやることはできないが、原因がわかれば何かできるだろうか。]

わかった。
お前の婆様にはもう会えんが、沼さんにその話聞いてみるわ。

[そう言い残して、そのまま山の方へ**]

(40) 2019/07/10(Wed) 02時半頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2019/07/10(Wed) 23時頃


【人】 懐刀 朧

――雷門宅を出る頃――

言われんでも。

[>>50吉治の声を背に、山の方へと再び戻る。
 沼太郎は健脚と言えど老爺だ。追いつけるだろうと踏んで、大股で急ぎ足にゆく。

 空は暗くなる気配がないが、急く気持ちの中ではそれも気づかない。]

(70) 2019/07/10(Wed) 23時半頃

【人】 懐刀 朧

[外に出れば、否が応でも目につくほど、紫陽花が増えていた。
 透明な手鞠のようだ。雷門宅にも、隣家にも、それから山の方にも、導くように、伝えるように、紫陽花の花が咲いている。]

けったいな……

[この光景を見れば、人の手によるものではないと思わされる。
 見覚えのない花。昨日まで蕾もなかったのに、満開の紫陽花。
 唐突に、誰も気づかないうちに村に現れるなど、人智を超えている。]

(72) 2019/07/11(Thu) 00時頃

【人】 懐刀 朧

[そして、山の社のそば、中腹の高台で沼太郎の姿を見かけて足を止めた。
 手のひらを見つめるような仕草に、何をしているのかと一瞬怪訝な顔をしつつも、一息吐いて緩め、数歩近づいた。]

沼さん。
良ければ、いくつか話を聞かせてくれんか。

[高台にあるお誂え向きの平岩に腰を下ろす。
 対話の姿勢をとっただけで、沼太郎自身を座らせようという意図まではないが、中央ではなくやや左手前に座りはした。]

今、何が起きとんのやろうか。
それと――

(78) 2019/07/11(Thu) 00時頃

【人】 懐刀 朧

皆忘れてしもうた神さんがいるって話、聞いたことあるやろか?

[吉治から聞いた話の断片でも知れないかと、問いかける。

 瞬間、その言葉に反応したかのよう、ざわありと風が吹き木々が揺れた。
 藤の花の香りも、それに紛れるように沼太郎の方へと流れていった*]

(80) 2019/07/11(Thu) 00時頃

懐刀 朧は、メモを貼った。

2019/07/11(Thu) 00時半頃


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