304 【飛び入り歓迎】学園の七不思議2
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『このアレンジ、僕は素敵だと思うなぁ〜!』
『この部分のボリュームは減らした方が良かったかもね〜?』
『とてもいいアイディアだね!』
シメオンはあちこち歩き回り、飛び回り。
ぱっと消えたかと思えば他の衣装を検分する。
技術同様、知識と鑑識眼も申し分のないシメオンだが
どうしても!の拘りは押し通すタイプだったために、
評価は万人に納得の行くものではないのかもしれない。
それでも、本人は満足げに頷いている。
(#11) 2020/05/24(Sun) 00時頃
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あー……。
[>>195 ヤニクのもの言いたげな視線を受けて、ふっと我に返った。少しバツが悪いようなそんな気持ちになるが、声音や口から出る言葉の変化とは裏腹、表情筋は氷のままで。 ぐっと親指を立てるヤニクに、まいったな、という風に被っている黒猫の被り物を深く被りなおしてみせた]
おー、女子2人か。 ピスティオの奴、コリーンも残ってたらハーレム?
[やがて結果が出そろったなら、そんな感想をポツリ。 ピスティオが羨ましいと思う反面、自分がその立場であったならコミュ障故にきっと精神的に死んでしまう……と結論がついて遠い目をしながら、束の間(になって欲しい)の別れを惜しむ人々の会話を聞いていたが]
2人とも気を付けて帰れよ。
[折りをみて、先の2人にもかけた言の葉だけは掛けたのだった*]
(211) 2020/05/24(Sun) 00時頃
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『うん、決めた。
今日のMVPはロイエちゃん!
斬新なアレンジ、なにより想いの込められた刺繍が――ね?
ひと針ひと針、想いを込めて作るというのが僕の心情だから、今回の君の丁寧な仕事に感銘を受けたってところかな』
シメオンは、不格好に一つウインクした。
『そして、第二位は、ヘザーちゃん!
その群青色のドレスは僕のミューズが初めて舞台に立った時に着てくれた衣装でね〜…なんて、思い入れ加算は差し引いても、とっても元気で活発で、躍動的な演技を得意としていた彼女にぴったりなアレンジだと思ったんだ〜!』
(#12) 2020/05/24(Sun) 00時頃
『みんな、僕の我儘に付き合ってくれてありがとう〜!
懐かしい衣装もあれば、いい思い出のある衣装、苦い思い出のある衣装もあった。
こんなのもあったな〜なんて、実物を見て思い出せた衣装もあった。
沢山探し出してきてくれたことで、何だかあの頃を思い出したよ』
そうして、シメオンは被服室の窓の前へ立つ。
桜の木々に目を向ければ、ざわ、と枝が応えるように揺れた。
『あとは明ちゃんに任せるとして…
それじゃ、僕はこの学校から離れるよ。
生まれ変わったなら……生まれ変わっても、
僕はまたあの人に衣装を作り続けたい』
じゃあね、と、声が遠ざかる。
彼のファン精神は山よりも高く海よりも深い。
たとえ何と呼ばれようと、どこまでもどこまでも、追いかける気満々なのだろう―――**
(#13) 2020/05/24(Sun) 00時頃
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─ 放送がかかる少し前 ─
[勇気を振り絞ったはずなのに、女の子の方から 大勢の前でストレートに告白するのはハードルが高かった>>204、>>208]
だから、必ず、必ずここから向こうへ…元の世界に戻ってきてね。 そしたら、一番に、私に逢いに来てね。
[やっとそれだけ言えた*]
(212) 2020/05/24(Sun) 00時半頃
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そうですね。私のアレンジで満足してくれたのなら、頑張ってチャイナドレスの歴史を調べた甲斐もありました。
[もう一度作品を観る。>>210 正直合わせただけの作品では申し訳なさもあったのだけれど、彼の言葉で少しだけ重荷が下りた気がした]
芸術の才能。どうでしょう?有ると嬉しいのですが……
[いつもなら否定してしまいそうな言葉も彼の言葉だと思うと少しだけ嬉しくて]
似合う……でしょうか。
[似合うかどうかは分からないけれど、なんとなくそれを来た自分の姿を想像してみて、似合っていればいいな。なんて思ったりしたのでした。]
(213) 2020/05/24(Sun) 00時半頃
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━二度目の別れ━
[不甲斐ない結果となってしまったが、他の生徒、特に女子二人>>#12が頑張ってくれた。 シメオンは機嫌良さげなので自分がしたことはともかく、衣装を見つけてあげたことには喜んでくれたのだと思いたい。
彼の背越しに窓の向こうの桜が見える。>>#13揺れた枝がまるで彼に応えたように見えた。 最期までその金髪の少年は彼らしいままで遠ざかる声と共に消えてゆく。
名残惜しい心地と、良かったと思う本心。
その中に苦いものがあり続けたのは、シメオン・アディンセルが自分には無いものを多く持っていたから。
もう誰もいない窓辺に深く頭を下げた。]*
(214) 2020/05/24(Sun) 00時半頃
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…わかった。 じゃあ、なるべく早く、行かないとね。
[彼女の言葉と様子にもしかして、と思うことはあるが、深くは問わなかった>>208>>212 笑って送ろうと思うけれど、何故だか鼻の奥がツンとして、上手く笑えていたかは分からない]
…おめでとう。 また後でね。
[何とか絞り出すように、そう言った*]
(215) 2020/05/24(Sun) 00時半頃
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はい。一途に歌姫を想い続けた。とても綺麗なお話。 そうでしたか。 [シメオンに共感した。というロイエに小さく頷いて>>201 放送室で出会った後輩との行方を見守る]
(216) 2020/05/24(Sun) 00時半頃
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はい、よろしく伝えておきますね>>207 今戻れて良かったのかどうかは……
[少し俯いたが、また顔をあげて*]
ウィレム先輩には、とってもお世話になりました。
[再びお辞儀をするというせわしなさだった*]
(217) 2020/05/24(Sun) 00時半頃
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━ヘザーと━
そこまでしたんだ?ヘザーちゃんは優しいね
[謙遜から前向きな言葉に変わって>>213喜ばしいことだと思い、また一つ褒め言葉を重ねる。 そう、少し物静かなだけ。ヘザーだってジャーディンと同じで普通の高校生だ。
才能に関してはまだ、自信が無いのだろうか。 水泳部に専門的なことなんて分かる筈もないけど、今向き合っているのは自分だったから自分が思ったことを伝えればいいと考え、笑ったまま頷いておいた。 似合うかどうかについても、同じように。
ジャーディンに必要なのが素を出すことなら、彼女の場合は自信なのかもしれない。]
俺、あの衣装なんだか凄い好きだなって思う。海っぽいし だから見つけてくれて、いいアレンジをして見せてくれて良かった。ありがとう*
(218) 2020/05/24(Sun) 00時半頃
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[刻々と陽は暮れていく。
さすがに次の一手を考えるべきかと思案していた頃合いに彼は現れた()。
覚えているかと問われたなら首を傾げて。]
すんません、ジェントルマン属性はちょっと存じあげないです。
…トルネード投法のピスティオならばっちり記憶にあるんやけどね?
[そう言ってにっかりと笑った。
たったこれだけのことで、何もかもを覚えていることがピスティオにも伝わっただろう。]
コリーン・テイラー。
わたしも2年やから、コリーンでええよ。
[よろしく、右手を伸ばして握手を求めて、それから]
ピスティオ、見つけてくれてありがとう。
[感謝の気持ちを言葉にした*]
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はい、ありがとうございます。 『氷の貴公子』先輩もお元気で>>211
[彼の場合は、あまりにも二つ名の方が有名すぎて、咄嗟に名前が出ずに──皆が噂しているから本名は記憶していたはずなのだが*]
(219) 2020/05/24(Sun) 00時半頃
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[忙しなく別れを惜しむ面々と言葉を交わす彼女>>217にも 全く話したことは無いながら、ちょっと遠くから手を振ってみた。
良かったね、って言いたげに笑いつつ。]*
(220) 2020/05/24(Sun) 00時半頃
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はい。ジャーディンさんもお気を付けて。
……あの、その黒猫の。とても、可愛らしいとおもいます。
[ジャーディンの別れの挨拶に答えつつ>>211、今更のように被り物のことに触れると、小さく笑みを零した]
(221) 2020/05/24(Sun) 00時半頃
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[それから、近くにレティーシャはいただろうか。
いたのならば、校庭で再会した時よりも、 もっと強くぎゅっと抱きしめたかもしれない]
(222) 2020/05/24(Sun) 00時半頃
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[俯く様子>>217にちょっと首を傾げたけれど、そこを突っ込む事はしない。 多分そこは、つついちゃいけない所だと思うから]
ん、頼むね。
やー、ぼくの方こそ。 あの状況で一人だったら、頭、回らなかったかも知れないからねぇ。 ありがとうは、こちらこそだよ。
[指摘の代わりに向けるのは、感謝の言葉。*]
(223) 2020/05/24(Sun) 00時半頃
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― お知らせ ―
少々システム面で考慮しなければならない点がありますため、
次の更新後、天声を落とすタイミングを少し遅らせることをお許しください!
RPは続けてくださって構いません。
ロイエさんとヘザーさんのお二人は、
先日のお二人と同じように姿を消してゆきます。
朝までには出揃うように頑張りますね。
ご迷惑をおかけします。
ロイエさん、ヘザーさん、先のお二人同様元の世界をよろしくお願いいたします!
(#14) 2020/05/24(Sun) 00時半頃
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[シメオンからの結果発表>>#12が耳に届く。]
[続く言葉は>>#13、何だか可哀想だなと。
公演は、死してなお、観に行く事ができただろうか。 公演のために作った衣装は、死後に彼女に届いただろうか。 今、その人はどうしているのだろう。]
……お疲れ様。 今度は、死なない程度に頑張れよ。 あと、相手が嫌がったらストーカーだからな。
[などと冗談めかして付け加えて笑い、見送った。]
(224) 2020/05/24(Sun) 00時半頃
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あの、握手だけ。 今、握手だけしてもらってもいい?>>215
[そう、今生の別れというわけでは、ないはずだ。 でも、どれくらいかの間……離れている間。 少しでも、初めて好きになった男の子の温もりを覚えていたい*]
(225) 2020/05/24(Sun) 00時半頃
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― 少し前 ―
えっと、うん、ドンマイです……
[被服室は悲喜こもごもの様子でうなだれたヤニク先輩と包帯の君にはかける言葉が見つからず、そう声だけかける。 そういう自分はと言えばよくもなく悪くもなく、という無難な点数だ。……ほぼデザイン点ですけど。
ウィレムの白衣に目が行けば追加されたレース飾りとスカイブルーのハンカチは品よく大人の女性を想起させたか。 ウィレムは実家が獣医さんだと在りし日に聞いた時はあぁ、だから。と彼の生物好きに納得したことを覚えている。>>148 誰か思い描いたモデルでもいたのかな、とウィレムの言を思い出しながら勘繰ってみたり。*]
(226) 2020/05/24(Sun) 00時半頃
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[そしてヘザーへ視線を向ける。 みんなとの話が終わった頃に。]
お疲れ様。 凄いな。あんな発想、俺にはない。
[あったらあったで怖い気がするが。]
また、学校でな。
[ひらり、小さく手を振る。]
(227) 2020/05/24(Sun) 00時半頃
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[そして、被服室の窓を見る>>#13]
…お疲れ様でした。
[色々と――それはもう色々と、思うことはあったけれども。 きっと悪い奴ではなかったのであろうシメオンには、穏やかに声を向けた]
(228) 2020/05/24(Sun) 01時頃
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― 現在 ―
また戻ったらお喋りましょ。 オシャレのことならなんでも相談に乗っちゃうわ。
[会った時より少し成長したような気がする彼女へ一つウインクを返す。 その成長した理由はフェルゼとの雰囲気でなんとなく察することが出来ただろうか。 きっとこの子の想いはこれからもっと彼女を成長させるのだろう。 少しだけ羨ましそうに、その手を離した。*]
(229) 2020/05/24(Sun) 01時頃
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あー、あのトルネード投法、見られてたんだ。
初手で格好悪い所を見せてしまったか…あはは。
[オーバーリアクションで頭に手をあて
天を仰ぐ振りをしてみた。]
了解。それじゃコリーン。
どのクラスなのかは先生から聞けなかったけど
同級生としてよろしくな!
[差し出された手を握り返し、握手をしてから
左手で親指を立てるポーズ。]
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[ぎゅっと握られた手と、ネイルと、名前で呼んでくれたこと>>209に驚きを隠せない顔をしたあとは嬉しそうに微笑んで]
似合いそうなの一生懸命考えておきますね。 シズリー先輩。
[蝶々は高嶺の花に少しだけでも、触れることが出来たのだろうか*]
(230) 2020/05/24(Sun) 01時頃
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どういたしまして。
わかりやすい場所に居てくれてよかった。
ようこそ八起学園へ!
普段はこんな妙な事起こらない学校だから安心してくれ。
多分。
[笑顔で新しい同級生を歓迎しながら、
学校へのフォローも一応入れておいた。
起こった事件が濃すぎたので。*]
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え、…うん。
[握手を求められて>>225右手を差し出し、相手の手を握った。 少しだけ震えていたかもしれない]
(231) 2020/05/24(Sun) 01時頃
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[ロイエというのは、たしかレティーシャと一緒に居た女の子。 彼女もまた、みんなとの暫しの別れの言葉を交わしているから、邪魔をする事はないけれど。 偶然視線が合えば、お疲れ様、という様にひらりと手は振ったかもしれない。]
[レティーシャが言っていた、友達が心配>>2:262というのは、ロイエの事だろうか? それなら、ロイエが帰る事になって安心しているのか、それとも寂しさも感じているか。 ふ、と視線を向けてみたり。]
(232) 2020/05/24(Sun) 01時頃
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――やっぱり、かわいいな。
[そして近くで彼女の顔を見たなら、いつものようにそう思って。 今度は意識的に、言葉にするのだった*]
(233) 2020/05/24(Sun) 01時頃
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